別件でウィキペディアを検索していたら、源博雅の悪口が書いてあるのを見つけました。それも原典は平安後期に成立した作者不詳の『大鏡』という古典。大鏡とは、「歴史を明らかに映し出す優れた鏡」の意味、らしい。大鏡が悪口言ってるのかウィキにミスがある
のか、ちょっくら探ってみました。タイトルは今昔物語っぽく。エッセイというより歴史分野にどんどん近づいてしまいましたが、こんな毛色の違うものがあってもいいかな、とこのまま、ひだまりのねこさまの「集まれエッセイ企画」に参加させていただきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-27 11:06:47
3164文字
会話率:7%
斎宮女御が重明親王の娘だとつい最近まで知りませんでした。びっくりです。斎宮女御は三十六歌仙のおひとりで、伊勢の斎宮から戻られて女御として村上天皇に寵愛された方。父親の重明親王は、源博雅の叔父さんです。勝手にひょうきんな極楽とんぼ認定してまし
た。ごめんなさい!ということで、重明親王に主人公になっていただき、娘大好きパパな姿をさらけ出していただきました。もちろん、博雅も晴明も出演してもらってます。
公式企画テーマ「食事」は食材として日本古来のチーズに登場してもらっています。ただ、形状がどのようなものであったか、文献資料がない様子。ということで、カッテージチーズが蘇として、それを熟成させたのが醍醐なのだから、カマンベールやブリーみたいだろうと、勝手に決めました。どうかご了承ください。日本酒と結構合うんですよ~
舞台設定は938年9月の京都。重明32歳、博雅20歳、晴明17歳。
この3人が出てくる作品を過去に書いているのですが、本作とは切り離してください。こちらのほうが史実に添っています。
* 斎宮女御のように才能に溢れていなくても、親不孝でも孫を産めなくても、オバチャンになっても変わらず愛してくれている実父に感謝の気持ちを込めて。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-12 22:00:00
8634文字
会話率:34%
鎌倉幕府が設立する間、政治の中心とされた場所を『平安京(現:京都府)』と呼ぶ。
そしてその『平安京』が政治の中心とされていた時代を≪平安時代≫と称されていた。
平安京は東西南北を“東に青龍”“西に白虎”“南に朱雀”“北に玄武”の
《四神相
応(しじんそうおう)》により京の人々は悪しきもの達から守られていた。
しかし、ある時を境にその力が衰え始めると京の都は悪霊が徘徊する魔の都と変貌した。
それは人の心の憎しみ・恨みが悪霊と化した憎悪の塊でもあった。
そんな中、京の都を守る為に内裏に建てられた場所があった。
その場を“陰陽寮(おんみょうりょう)”
邪悪なる悪霊を除霊し京の人々を守るべく様々な方術・占い・天文・時・暦等を学ぶ場所である。
その場所の中には多くの役職があるがその一つとして“陰陽師”があった。
そしてこの陰陽師の中でもとりわけ強い霊力を持ち、主上からも厚い信頼をもたれた者がいた。
その名を
《安倍晴明》
この物語は安倍晴明と晴明が操りし十二の式神、そして親友である源博雅と共に京の都に
蔓延る悪霊との激しい攻防を描いた作品である。
と...カッコよく書けばそうなるであろう。
しかし、この安倍晴明は真面目で妖艶という従来の安倍晴明の枠からかなり外れている。
とにかくめんどくさがり屋の上に口調は悪いは、自分より上の者には外面良く、やりたくない事
にはとことん手を出す事はしない。お陰で本来自分をサポートし助けてくれる式神たちからも
非難の嵐。
それでも自分の性格を改めようとしない晴明。
「一体、おれが何をした!!」
と式神たちとのケンカも日常茶飯事。
ド派手な狩衣を好み、髪色も黒髪に白メッシュという奇抜さ。
それでも晴明の元には、除霊相談が後を絶たない。それは安倍晴明という男が陰陽師界の最高峰
として君臨し続けているからなのである。
これはそんな安倍晴明と個性豊かな式神たちと晴明を慕う源博雅の一風変わった物語なのである。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-05 11:16:15
36001文字
会話率:32%
舞台は平安時代。
静かな森で穏やかに暮らす白銀。
それを脅かす黒の男と、生きる糧を与える白の男。
彼らの日常のような非日常を綴った物語。
最終更新:2017-07-31 10:10:41
7215文字
会話率:28%
時代設定としては、平安京に遷都してから百年とちょっと、つまり、源博雅、安倍晴明が生きた時代のつもりです。怪異、妖異、妖とも鬼とも呼ばれる、魑魅魍魎が跋扈する時代。そんな妖の中にも、時としては心を持つものが、心を失わないものがいた。だからこ
そ、哀しい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-07-28 23:32:55
5000文字
会話率:13%
時は平安。源博雅が出会った謎の美女は鬼を一刀の元に斬り伏せ、月凪と名乗った。博雅は月凪との再会を確信し、月凪はもう博雅と出会うことが無いだろうと思うが……
最終更新:2011-05-31 15:32:22
22951文字
会話率:38%
たまきは霊力を持たぬ太一を護るために神将召喚を試みる。旅行先の京都で神像に出会ったために…?「上野魔法陣異聞」続編です。
最終更新:2008-01-05 21:13:39
72996文字
会話率:44%
源博雅の生まれ変わりである<たまき>は、強大な霊力を持って生まれ、安倍晴明の生まれ変わりである<太一>は霊力を持たなかった。ある夜、たまきは夢で慈眼と名乗る老僧に上野の結界を封じてほしいと頼まれた。
最終更新:2007-05-01 17:00:21
16368文字
会話率:39%