―――お前が神だと自称するなら、僕の要求はただ一つ。
ドラゴンが住まう理想郷へと生まれ変わらせてくれ!!!
ドラゴンという幻想体に人生を捧げた1人の科学者、竜永 夜澄(たつなが よすみ)
狂気じみた崇拝レベルのドラゴンに対する強い
想いが講じて、長い年月の末、ついに自らの夢を叶えるに至った。
魔法のない現実世界で、ドラゴンを生み出すという偉業を成した夜澄は、誰も知らない孤島を買い取り、そこに移住して生まれたばかりのドラゴンの幼体を育てていた。一匹、また一匹と新たなドラゴンを生み出し、いつしかその島は、龍の巣《エル・ドラド》と呼ばれるようになった。
そして、その名前は夜澄以外の人間にとっても魅惑の存在となった。
龍の巣は各国に襲撃され、夜澄はその身をもってドラゴンたちを守るため瀕死の重傷を負ってしまった。
夜澄は消えゆく意識の中、自らを慕うドラゴンたちに見守られ、静かに命を落とす。
次に目を覚ますと、目の前に自称神を名乗る怪しい人物が立っていた。
―――人の子よ。人の身でありながら、汝の成した偉業を称え、望みを一つ叶えよう。さあ、言うてみるがよい。
「僕の望み…。こういう状況は妻がよく見ていた小説の展開で見たことがある。よくある異世界転生物の定番だったな。なら、僕の望みはたった一つだ。
僕を、ドラゴンが住まう理想郷へと生まれ変わらせてくれ!!」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-08 21:00:00
1194103文字
会話率:45%
この世界にはトーラという魔女がいる。その魔女は記憶と過去を司る魔女として、世界を揺るがす恐ろしい魔女とされていた。
リディアスはその魔女を狩る。
そして、リディアスの傭兵として働いていたキラとトーラを持つ魔女とされるワカバが出会い、再び世界
が動き出すのだ。
これは、とても儚く消えゆく運命の『人の記憶』の物語。
彼らが何を望み、何を覚えておきたいと思うのか、それだけが正義。
☆ハッピーエンドとは言えないかもしれませんが、バッドエンドとも言えません。
☆十年前に書いたものを一からすべて書き直しています。
本筋は変わらないので完結は保障できますが、書きながら更新しますので不定期更新です。
☆『あの薔薇が咲き乱れる頃には』をお読みの方へ
『あの薔薇』の時代よりも昔、百年前のお話になります。一部にラルーは登場しますが、その他の登場人物は出てきません。ラルーがかつて仕えた『ワカバ』の物語となります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-07 18:25:01
153709文字
会話率:16%
とある大学の占いサークル。
部員が毎月一人ずつ姿を消していく。
次は誰がいなくなるのか。
いなくなった人は無事なのか、無事なら無事でどこで何をしているのか。
サークル一丸となって調査を進める中、また一人……。
果たして真相を究明することはで
きるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-03 21:40:49
8472文字
会話率:35%
アネスタ王国には"死神"がいると言われている。
善悪関係なく依頼されたら確実に暗殺を成功させると言われる最凶の暗殺者リード・リヴァイル。
残忍非道で誰からも恐れられ、他の国からも最重要危険人物として警戒されるほどだった。
そんな彼は転生者であり前の世界でも暗殺者としてやっていた為にこの世界でも同じ道を歩むことにしたのだが、この世界では何度何度も同じ人生を繰り返していた。それは暗殺者であるがゆえ敵も多く20歳になる前に何度何度も殺されてしまう。刺殺・毒殺・絞殺・圧殺などなど……そして9回目の転生ではボロ家で他の暗殺者複数から再び刺されて殺されそうになっていた。
そしてやっと気づいた。人を殺すだけの人生は自分が殺され殺すことになる。それが自分の魂を傷つけボロボロになっていたことにやっと気づいたのだ。
もう、死にたくない。殺したくない。普通に生きたい。
命が消えゆく中で必死に手を伸ばし、そんな希望を掴もうと、藁を掴む思いのなかで、リードは再び死んでしまった。
そして10回目の転生を向かえたリードは決意した。
この人生は真っ当に生きて真っ当に死ぬと。
そんな中、転生したリードの手には何故か藁が握られており……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-01 12:00:00
2521文字
会話率:32%
燃ゆるは理想郷、消えゆくは幻想郷、崩れゆくは桃源郷
命は脆く想いは拙い…
指先一つで全ては瓦解した。
夢の果て…
旅の終わり…
ガラルの英雄の語られることないもうひとつのif
最終更新:2024-12-31 18:46:53
5712文字
会話率:48%
「敵、魔導士中隊規模。急速接近中!」
「何をボーっとしている! しっかり付いて来ないと、私が撃ち落とすぞ!」――小隊長殿の叱責
俺は……小さなころから医者になるのが夢で、必死に勉強して、ようやく第一志望の医大に合格したのだ。そして、待ちに待
った入学式の当日、入学式の会場に向かうため乗ったバスが交通事故に巻き込まれた。
消えゆく意識の中で、俺は医者になりたいと強く願いながら……
気が付くと俺はバスケットの中に寝かされ、赤ん坊のとして孤児院の玄関先に捨てられていた。これは、いわゆる転生者ってことだろう。おや? そういえば転生者特典とか貰ってないぞ? まさか! ……あれは、都市伝説のような物だったのか!?
そうだ俺は、医師なるんだ。一度死んだぐらいでは諦めないぞ!
しかし、明日は、パンが食べれるかどうかの俺が、医師の勉強など出来る状態では無い。そんな環境を得るには帝国軍に入隊するしか道はない。治癒属性の適性があった!! これは入隊し治癒魔導士という異世界版の医師になる千載一遇のチャンス。
おや? 入隊したと思ったら何故か小隊の副官をする羽目になり、女性士官の小隊長殿を護衛することになったが! 俺の有り余る魔力を使って彼女に魔力供給するタンカー兼、シールドとして頑張ります!
徐々に芽生えて来る恋愛感情あり。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-30 15:34:20
35301文字
会話率:34%
何処にでもある幸せそうな一家に、突如襲う悲劇。
この悲劇は繰り返される悲劇だった。
始まりの悲劇から、繰り返される輪廻転生。
一家はこの悲劇を終わらせる為に、輪廻の旅に出る。
果たして、一家は悲劇の輪廻を終わらす事が出来るのだろうか…。
最終更新:2024-12-28 00:00:02
509855文字
会話率:37%
今日も現代社会の片隅で消えゆく小さな生命。それを見送る役目を背負わされた”男”と魂達の物語。
彼は天使か死神かー。
そして、小さな生命達が選ぶ”最後の選択”とはー?
最終更新:2024-12-25 10:00:00
31513文字
会話率:33%
<シンギュラリティの発生後、妖精や妖怪の実在がバレてしまった世界!?>
21世紀前半にシンギュラリティを迎えてから一世紀余りが過ぎ、人類文明に本格的な宇宙時代が到来して、太陽系中に人々が移り住んでいた。
しかし同時に、昔は妖怪や精霊や妖
精などと呼ばれていた存在が科学の発展と共に消えゆくどころか、現在では「スプライト」と総称されて公的にその実在が証明されていた。
しかも彼らは宇宙植民地などにまでその棲息域を広げながら、人類と共存していた。
木星の植民地で暮らしている主人公の少年は、ある時にひょんな事から隕石に憑いた不思議なスプライトと出会う。
そのスプライトには奇妙な謎があった。主人公はそのスプライトの要望で彼の仲間を探していくうちに、やがてこの太陽系中に広がった人類の宇宙文明についての秘密と陰謀を知りはじめる。
スプライトと人類が迎える運命とは何か? そして少年はその運命に逆らい、何を決断するのか?
※第12回ハヤカワSFコンテスト・一次選考通過作品(一部加筆改修)
※カクヨムにも同時掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-22 17:43:09
101687文字
会話率:52%
人々の「存在感」が光によって可視化される世界。普段の生活の中での存在感によって光の色が変化し、自分でも他人からも確認できてしまう。
主人公の宵月灯音(よいつきあかね)は高校卒業を控えたごく普通の少女。
ある日突然彼女の光が消えてしまい、周囲
の人たちから見えなくなってしまう。焦りと絶望で元に戻る方法を考えることさえ諦めかけていた。そんなとき、1人の少年に出会う。彼もまた、光が消えていた。
自分たちの存在感を取り戻すため。はたまた、誰がどのような目的で存在感を光で可視化できる世界へと変えていったのかを知るため、2人で互いに支え合いながら「存在」の意味を問い直していく。現代のSNS社会を風刺した、ミステリー要素も含んだラブストーリー。
―――果たして、2人の結末は…
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-19 22:52:41
851文字
会話率:7%
「神話とは何だと思います?
伝統として受け継がれてきた単なるおとぎ話でしょうか?
貴重な道徳的教訓を教える英雄譚なのか?
それとも、世界の真実を隠す信じがたい物語なのか?
どれも一定の妥当性はあるかもしれない...すべてをまとめて考慮した場
合でも。
しかし、私に言わせれば、それは単なる物語に過ぎない......
そう、それは物語としてしか存在し得ない、決して崇めることのできない......
それでは、私の物語をお話ししよう。まだ五歳にも満たない子供だった私が、世界の未知なる片隅で迷子となり、消えゆく記憶の中で、もう一度だけ家の温かなぬくもりを感じたいと願った物語を。
それはシンプルな願いだったが、世界の残酷さや、そんな小さくて脆い存在に待ち受ける数多の試練を何も知らないもの。
では、この試練、あるいは自然の要素が消え、道徳の境界線が溶ける神話はどこから始めましょうか?
星が照らす夜ではなく、冥界そのものに通じているかのような深い炎の穴が照らす夜?
あるいは、かつて屹立する波で轟音を立てていた激しい海が、その表面を不気味に炎が舞うにつれて飼いならされ、その騒動が静まったとき?
死そのものが意味を失った日、いや、逆境の掌の中で踊った日はどうだろう?
いっそのこと、空が砕け散り......一人の魔王が恥をかかされた、その最初から始めよう」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-13 12:10:00
100191文字
会話率:36%
病気で死んでしまった宮下恵理。
彼女は異世界ノーズイルドに転生する。
転生先は史上最強の魔王。
チート全開の彼女は成り行きで神を瞬殺してしまう。
そのせいで消えゆく運命を刻まれた星ノーズイルド。
それを防ぐためアホ神の定めた摂理に従い
彼女は夫を公募する。
幾人もの結婚相手候補。
経験のない彼女はやがて打ちひしがれる。
そしてたどり着く真実の愛。
チート魔王は大好きだったライトなBLを目指し、今日も全快で無双していく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-09 16:09:03
9765文字
会話率:37%
2024年春。人の本意を読み解く探偵・藤堂茉莉花と、他者の記憶を書き起こす不思議なネコ・ジョシュは、白桜町の商店街に小さな探偵事務所を営んでいた。
ある日、失踪した婚約者を追う清宮涼介が事務所を訪れる。涼介の婚約者・はるりは結婚式の1ヶ月
前に姿を消し、彼女を知る人々は皆、彼女の存在を記憶から失っていた。依頼の解決には至らなかったが、涼介は彼女の手がかりを得るため探偵アシスタントとして働き始める。
商店街の様々な依頼を解決する中で、はるりが『うたかた』という特殊な能力を持ち、他者の記憶から消えゆく運命を背負っていることが判明する。
はるりが残した記憶を結び、彼らは真相に迫っていく。
存在の意味を問いかけ、儚い記憶を追い求める。これは、"つながり"の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-02 16:52:42
164369文字
会話率:31%
女神に一目惚れした男神が世界を滅ぼしながら世界を救う日常ローファンタジー。
人々の願いを叶えるごとに存在が消えゆく女神が誓う。
「必ず貴様を殺してやる」
最終更新:2024-11-27 21:03:59
27512文字
会話率:61%
信仰の失われた現代、人々の想いは、科学へと移ろっていった。
世界に忘れられた存在、世界に必要とされなくなった存在。
ゆっくりと消えゆく者達と、それでも抗う者達と。
そして、別の世界に求められる者。
これは、古い書物に記された、世界の
記録。
世界は、そこに生きる者達の意識の外で、静かに滅びへの運命を辿っていた。
滅びるべきであった世界、滅びる運命にある世界。
それでも生きようと、それでも助けようと。
偉大なる龍の御子が、世界を渡り、その使命を。
生まれた意味を求める物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-12 00:21:15
21936文字
会話率:18%
消えゆくものよ、どこへ行く?
最終更新:2024-10-19 23:00:00
3086文字
会話率:0%
消えゆくものを、どのようにとどめ置くのか。
方法がいろいろにあるのも、我々の社会での話。そうでない者ならば…
最終更新:2023-11-22 18:00:00
2768文字
会話率:0%
消えゆく星に、消えゆく願いを託す。
それが流れ星を見られた者の特権。
なら、その星が消えなければ。
最終更新:2021-12-22 12:24:14
1284文字
会話率:16%
世界は、神の見た夢だった。
やがて神は目覚め、世界は終わりへと向かい始めた。消えゆく世界を守るため、人々は神に代わって夢を見続ける贄を捧げることにした。
贄として生まれた少女アリシアは、自分が守ろうとしている世界の姿をその目で見るた
め、神殿を飛び出し、旅に出ることを決意する……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-16 22:42:14
46400文字
会話率:54%
近未来の世界では、漢字が急速に消えつつあった。政府の「簡素化」政策により、漢字は簡略化された記号に置き換えられ、人々は次第に漢字を読めなくなっていく。古代漢字研究者の玲奈と主人公は、漢字がただの言語改革ではなく、古代の呪いによるものであるこ
とを知る。彼らは、残された最後の漢字を守る秘密結社「守字会」と協力し、消えゆく漢字を救うため、古代の寺院に封じられた「禁忌の文字」を解放するために...折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-08-14 18:23:28
769文字
会話率:34%
17歳の少女、矢辻 由美(やつじ ゆみ)は、新月の夜に現れる怪物を狩る使命を与えられていた。由美は5年前、目の前で家族を喰われた過去がある。
はっきりとその記憶を残しているのは、それと戦う力を持っているからだ。
これ以上被害者を増やさないた
め、そして復讐のため彼女は夜の中を駆けていた。
怪物の名は荒魂(あらだま)。
荒魂に襲われた者は命だけでなく、人々の記憶から記録からも消えてしまう。
消えた人を覚えていられるのは、荒魂を認識できる一部の者たちだけだった。
ある時由美は、戦いの中でひとりの少年を救う。
由美と同じように、眼前で家族を失った少年の名は霧崎 哉太(きりさき かなた)。
天涯孤独となったことを自覚できる彼もまた、由美と同じく戦う力を持っていた。
戦うことを決意する哉太は、由美と同じ家に引き取られることとなる。
同時に、由美の通う高校への転校生ともなった。
奇妙な共同生活と激しい戦いの中で、2人は互いに信頼関係を築いていった。
相棒としての感情は、やがて男女のそれに変わっていく。
そして、2人は荒魂の真実と逃れられない運命を知ることとなる。
由美は消えゆく哉太へ向かって叫ぶ。
「運命なんて知らない。私を救った責任は必ず取ってもらうから」
「私は1人でも戦う。私は意地でも忘れない。だって、君に救われたから」
作者:日諸 畔
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-07 16:48:53
120387文字
会話率:53%
夢とは朧げなもの。記憶からいずれ泡沫のように消えゆくもの。
しかし。
夢が朧げでなく、消えゆかず記憶に残るのならば。そしてそれがもし他者と共有されているのであれば。
夢と現実の差はあるのだろうか。
最終更新:2024-06-19 15:50:48
951文字
会話率:0%