「風が吹いて」で始まる、4つの全く違う短編を用意しました。
【1話目】のこちらは、長閑な南国の島国が舞台。
海の中には、色取りどりの美しい生き物に混じって、沢山の沈没船が。
今日、いつもと違う風が吹いたことにより、島々に不穏な空気が漂い
始めます……
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-31 21:11:45
8734文字
会話率:42%
私立海西世田谷高校へと入学した春先聖(はるさき あきら)は高校二年生に上がる春休みの前、ある出来事が鮮明に彼の脳内で再生されるのだった。実は、海世田(略称)では古くから伝えられてきた言い伝えがあったのだ。それは、「夢見る過去回想(パストリア
リティ)」という能力だった。過去の後ろめたい出来事が夢になって鮮明に蘇ってくると共にそれと似た出来事が現実に起こるというなんともデタラメじみた事だった。
しかし、そんなデタラメじみた出来事に遭遇することになってしまった聖はトリガーであろうと思われるある少女と懐かしの区民会館で出会ってしまうのだった。何処と無く懐かしく、音楽が大好きだった「彼女」に似ていた。それから春休みの間、二人は出会うことは一度も無かった。春休みが明け、聖が学校に登校すると少女の姿が。そして、再び再開を果した二人。そんな中、少女は突然こんな事を言った。「あなたの世界の音色は何ですか?」と。
昔、「彼女」が初めて聖に放った言葉と完全に一致していた。そんな彼女と少女が放った懐かしい言葉をきっかけに、過去に未練を置き去りにしてきた春先聖は昔とは違った形でも良い。もう後悔をしたくはないとそんな気持ちを抱きながら彼女と周りの人を巻き込みながら違った形(アニメの世界)の頂点を目指す。
自分の世界の音色を知りたい天才電波少女と自分の世界の音色を探している少年。自分のコンプレックスに抗い続ける少年少女達の笑いあり?涙あり?恋愛あり?ハプニングあり?超常現象あり?そんな物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-30 15:31:59
7668文字
会話率:36%
そう、僕は終わりを選んだつもりだ。愛しい人と共に醜悪な世界から別れを告げる、甘美な死…
だが、裏切られてしまう。罠によって睡眠薬で朦朧とさせられ一人残された僕の車は崖から落ちてしまったのだ
しかい、海に落ちて全てが終わったと思っていたら、無
人島に着いていた。
そこで始まる美少女ミナとの甘く切ない一時…
まるで天国のような充実した生活に、僕は世の中に感じていた苦痛を忘れそうになる
その裏に隠れていた真実が、恐ろしい物だったとも知らずに―――――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-07-30 00:18:41
22630文字
会話率:27%
かつて滄海の楽園と讃えられた常夏の島<蜃邑>は、現在では伝統様式の建物が軒を並べる旧市街と、高層ビルの聳え立つ新市街の双方を擁する観光都市となっている。
黄家に伝わる希書の研究のためにこの街を訪れたエンは、金花と銀花という二人の少女に引
き合わせられた。
『龍とは、人の夢から出でて、其処に還るもの。』
―――古の契約、奇妙な百科事典、そして双子の秘密。
祝祭直前の島を舞台としたファンタジー(全7話+1)。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-09-26 07:00:00
30289文字
会話率:33%