「水竜へ捧げる『海の乙女』に選ばれた。これは大変名誉なことである」
たった今、俺は大切な妹を権力によって奪われた。
俺が住む海域には水竜がいた。
ある時代の王と王妃が「私たちの娘は海の女神よりも美しい」と王女を自慢した。
それを
聞いた海の女神の夫、海の男神の怒りを買ってしまった。
海の男神は水竜を生み出し「国を滅ばされたくなければ王女を捧げよ」と告げた。
王と王妃は泣く泣く、王女を縛り海岸へ立たせ、水竜の生贄へと差し出した。
しかし、その生贄は王女ではなく王女に似た娘だった。
それが海の男神のさらなる怒りを買い、「水竜が現れるとき、必ず王女を捧げよ。再度裏切れば水
竜によって滅びるだろう」と告げられた。
よって俺の国では、海の男神の怒りを鎮めるために水竜への生贄として代々王女が選ばれる。
例にもれず、今回も王女が選ばれたのだが、妹も生贄に選ばれた。
納得できない俺は妹を助けるため、水竜を倒す決意をして屋敷をでる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-07 12:00:00
182359文字
会話率:33%
両親と私は親と海水浴に来ていた。
親に頼まれ海の家にかき氷とフランクフルトを買いに行った私にアクシデントが発生!
思わず頬を朱に染める私。
十七歳の淡い初恋。
乙女の夏はくすりと笑えるものだった。
最終更新:2021-09-16 18:59:03
606文字
会話率:25%
この外伝は、身分差を紆余曲折を超えてプロポーズする、一人の騎士(ライダー)の物語です。
最終更新:2016-09-08 18:39:06
10175文字
会話率:24%
絶海の孤島クレスタ。ここで海神に仕える巫女リュイーシャは、家族と共に慎ましくも穏やかな生活を送っていた。
あの長い夜が始まるまでは。
「お前が守れるものなど、もう何もないんだよ」
リュイーシャの身には突然の別離、数々の試練がふりかかる。その
度に自問する。巫女としての存在理由。与えられた『力』の本当の意味を。
囚われの身となった彼女は、とある決断に迫られる。運命の風が運んで来たのは傀儡としての未来か、空を羽ばたく為の自由か――。
※自サイト掲載作品【海神の娘】のタイトル変更(一部内容も改稿作品です)
※2018/6/26追記 この話は「ロワールハイネス号の船鐘」より22年前の話になります。
そちらを読んでいなくても、単独で読めると思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-11-07 00:09:16
162075文字
会話率:31%
前世で不遇の最後を迎えた主人公は、剣と魔法の世界で新たな人生を歩み出す。ダンジョン最深部のラスボス、ドラゴンが姿を変えた美少女をパートナーに、神速の剣技で異世界の闇を切り開け!
ドワーフの長老が『浸炭焼き入れ』で精錬し、エルフのエルシャナ
が『魔力』を通した愛刀『同田貫』を手に、世界樹を閉ざすという『虚無の狼の迷宮』へと向かう。共に旅するのは、元ドラゴンのソフィアと、風の魔法を操るハーフエルフのシャーリー。そして『深海の乙女』エレインと、サラマンダーのアリシア。
エレインは言う。「この世界を飾る花々は、みな大地の精霊の僕なのだそうどす。『大地の母は、華の竜』吟遊詩人たちの詩に、そう謳われとるわ・・・」
今、新たな運命が紡がれる。142章、更新しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-08-25 12:00:00
322481文字
会話率:24%
中心に太陽の輝く雲海が広がる世界。
大戦後の混沌とした世界の海を、船長・ラキッズ率いる「雲海の乙女号」が
雲海の遺跡を巡り、軍を相手に雲海を駆ける。
単独で軍を相手にする「雲海の乙女号」の目的とは?
最終更新:2010-12-27 04:24:55
93930文字
会話率:42%