【テーマ:海と猫】江ノ島のカフェを手伝う女の子と、店の看板猫クロの、夏の日のお話。
最終更新:2025-06-08 10:25:02
799文字
会話率:30%
プロローグ前半
もうすぐ夏がやってくるような暑さ。
ギラギラとした太陽の光が顔に強く焼きつけている。じんわりと額に脂が浮かんだ。
とは言ってもまだ5月という異常な現実に絶望感を抱く。きっともう夏が隣に来ている。
神奈川県の下の海側
にある少しさびれた街に住んでいる。この街は都会でもなく田舎でもない所で非常に住みやすい。家から10分を歩けば海に着く。
右を見れば江ノ島が佇んでいて、逆方向を見れば神奈川県の左足が見え、前を向けば大島がみえる。そんなこの海はどこか他の場所とは違うフィルターがかかっていて神秘的な要素があるように思える。
国道134号線の信号はやけに空が近く非現実を感じる。海沿い特有の防砂林の向こうから波の音と木々の隙間から隙間風が吹き、そこに巣を構えるカラスや野鳥などの鳴き声が互いに混ざってかすかに聞こえる。
海というものは身近にあるものの中で一番不思議なものである。何が不思議かも分からない不思議。たとえば、海の色は空の色という。赤色や黄色は弾かれて青色になるらしい。
それにしてもどうしてこんなに惹かれてしまう色なのか、ただ青が好きなだけかもしれないけれど、海の色は青では無いから本当にできすぎている色だと思う。
浜に出ると海がギラギラと光っていた。青とはいえない緑が混ざった色で。まだ少し冷たい風が吹き付ける。
いい天気だった。
今日はただ、一人でぼんやり歩きたかった。何も気にせず、考えず、なにもかも忘れてしまいたかった。
ゆっくり、ゆっくりと、足を濡らしたくはないから潮痕を踏まないように下を向いて歩く。ビーサンを履いているから太陽で温められた砂に足が歩くたびに埋もれて心地いい。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-19 20:44:17
1987文字
会話率:0%
不慮の事故によって、聴覚を失った少女、翡翠(ひすい)───
彼女の恋人である苅原(かりはら) 禊(みそぎ)は、彼女の為に何が出来るのか。何をしてやれるかを考えて接する。
対する翡翠は、そんな自分に嫌気がさし、だが禊の事を一番に思っている自分
と葛藤する。
2人の想いのすれ違いが生む純愛らぶストーリー。
エピローグ込みで、全11話構成。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-04 22:05:17
20159文字
会話率:16%
疲れ果てた日々の果て、都会を離れ、潮風の吹く街へ――。
何かを探すように辿り着いた江の島の路地裏。
ふと足を止めたのは、小さなカフェだった。
「Café Myrte(カフェ ミルテ)」 。
控えめな看板と、コーヒーの香りに誘われるよう
に扉を開く。
そこで出会ったのは、静かにカウンターに立つ店長・高宮琴音。
クールに見えるが、どこか繊細で、丁寧な所作でコーヒーを淹れる彼女。
「エスプレッソは、苦いだけじゃないんです」
ほんの少しの違いで、味が変わるもの。
それはまるで、人の心のように――。
カフェ ミルテでの一杯のコーヒーが、止まっていた時間を静かに動かし始める。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-10 21:26:35
119327文字
会話率:29%
曲亭馬琴『南総里見八犬伝』の二次創作です。
伝奇と道学の要素を少し薄めてみました。
以下、改変予定として
里見義実につき、「結城合戦の落武者説」を「幼児期足利成氏の近習だった説」(創作)に
安房入国を1444年に
「江の島合戦」編、「享徳
の乱(前半)」編を創作
八犬士の一部が伏姫より先に登場
山下氏討伐を1440年頃から1460年頃に
予定は未定折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-30 12:00:00
27315文字
会話率:37%
育児放棄の末に家を追い出され、江ノ島にあるいとこの家で暮らすことになった傷付いた少女・羽香奈(はかな)。
人の感情を人形に変え癒すことの出来る不思議な力を持った少年・葉織(はおり)。
心に傷を負い、それぞれに生き辛さを抱えた少年少女が江
ノ島で出会い、家族になります。
ふたりは徐々に「恋愛をも超えた深く強い愛情と絆」で結ばれて、生涯を共に支え合って生きていこうと決意します。
小学生から中学生の青春、大人になってからの静かな愛の繋がり。この話を読めば江ノ島の全てが味わえる! を目指して書いた作品です。
7月31日から8月30日まで、夏休みいっぱいの連載で投稿します。
本作を読んで、久しぶりに「小学生の夏休み」を味わってみてはいかがでしょうか?
(1985年前後の江ノ島をイメージして書いています。現在の江ノ島ではありません。
調べられる範囲で調べて書いていますがわからなかったことも多く、間違いもあるかもしれません。ご了承のうえお読みください)
最初はほのぼのしています(そうか?)が、羽香奈ちゃんはだんだんヤンデレっぽく愛が重くなっていきます。ヤンデレ書いてみたかったのです。
※本作品はエブリスタ、アルファポリス、ノベルデイズにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-30 23:00:00
116482文字
会話率:46%
桜悠真は日常の散歩中、江ノ島の海岸でひょんなことから洞窟を発見する。その深部には古代の石碑があり、「この地に眠る力を目覚めさせよ」という謎めいた文字が刻まれていた。彼はその意味を解明しようと洞窟を探索し、初めてのモンスターを召喚する能力を手
に入れる。海からのモンスターとの戦いを経て、彼の使命感と成長が始まる。
桜はダンジョンマスターとしての自覚を深め、江ノ島のダンジョンを発展させて地元社会に影響を与える。月例のDP収入ランキングで競争が激化し、他のマスターと連携しつつ競い合う中で、彼の戦略と駆け引きが描かれる。
しかし、桜はダンジョンコアの危険性と他のマスターとの衝突に直面し、新たな戦略を模索する。最終的に、彼は江ノ島を拠点にして日本全土での影響力を広げるための決戦に挑む準備を進める。各章では、彼の成長やダンジョンの進化が描かれ、物語は統一を目指す戦いの幕開けに向けて盛り上がっていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-23 19:00:00
7282文字
会話率:27%
それは明るい昼の光が差し込む浴室の窓から顔だけを出して言った
私は無視し、日常の決まりごとを果たした
つまり、顔を洗い、髭を剃り、タオルで拭き、清潔な服を身につけた
※この作品は内容は微妙に違いますが、「カクヨム」にも掲載しています。
最終更新:2024-04-20 23:12:32
222769文字
会話率:56%
海での戦いを描いています。
舞台は江の島(江ノ島)付近です。
最終更新:2023-12-31 09:28:19
811文字
会話率:23%
45周年やら何やら最近盛り上がっている神奈川県の海辺に位置する街、茅ヶ崎。
江ノ島がある藤沢の西隣だけど知られていない茅ヶ崎、実は昭和から令和に至る現在まで国民的有名人を輩出し続けているパワースポット。
そんな街に暮らす4人の女子
がリレー形式でお送りする、ふるさと茅ヶ崎の日常をレポートするお話。
イラスト:源まめちち
※キャラクターは連載中の『私たちは青春に飢えている ~茅ヶ崎ハッピーデイズ!~』『名もなき創作家たちの恋』から出張です。
※カクヨムにも掲載。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-02 21:00:00
7989文字
会話率:28%
バイオ戦争によって荒廃し、ゾンビが溢れ返るようになった日本だったのも――随分前。
人間の力をはるかに凌駕した存在であるゾンビたちを、その人間たちが統率する時代になっていた。
ゾンビの「オーナー」の力を持つ江ノ島ありすは、自らのゾンビ勢力の保
持のために日々周囲のゾンビ勢力との小競り合いやり過ごしていたが、ある日、一人の野良ゾンビとの出会いを機に、統率されたゾンビらが野良化してしまう現象に巻き込まれる。
そこで明かされる、過去のバイオ戦争と、ゾンビを避けて生活する「居住区」のアンドロイドとの関係。
一体、だれが死んだ羊の夢を見たのか?
腐敗と仲間と、愉快な羊の群れは丘を登る――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-30 17:56:04
112409文字
会話率:41%
『小説 江ノ島ものがたり』は、ノンフィクション版をプロローグとして作成した続編です。
物語は、飯坂健一三十四歳に起きた出来事から始まる生まれ変わりの物語です。
最終更新:2023-08-30 06:15:26
1911文字
会話率:2%
江ノ島への旅をテーマにしたノンフィクションです。
最終更新:2023-08-25 10:46:39
6608文字
会話率:0%
毎日を生きることにうんざりしていたリョウタは、まるで引き寄せられるかのように鎌倉に放浪する。そして江ノ島を訪れた際、どこか阿呆で、しかし神秘的な黒猫と出会う。黒猫は絶世の美女に変身する、いわゆる「化け猫」であった。そんな猫とリョウタ、一人と
一匹による、一日限りの、しかし一生ものの江ノ島での儚い思い出を、ここに綴る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-06 13:27:11
11494文字
会話率:62%
就寝中の俺――藤沢は、アリスというオカルト好きの美人の先輩から送られた、「江ノ島に捕まった」という謎のメッセージの着信音で叩き起こされてしまう。
アリス先輩は大学内でも屈指の美女であるが、それがかすむほどのヘンテコ迷惑女である。
どうせ江
ノ島の警察のご厄介にでもなったのだろうと思い、アリス先輩のSOSメッセージを無視して二度寝した。
その翌日も、アリス先輩は大学に来ていないらしく、さすがに心配になった俺は、アリス先輩を探しに「江ノ島」に向かったのだが。
アリス先輩を追ってたどり着いた「江ノ島」は、現実世界の「江ノ島」とは似ても似つかない、不思議な「江ノ島」だったのだ……。
◇◇◇
はじめまして! イラストレーターのぷきゅのすけです。
こちらは私が大学の時に初めて書いた小説です。ちょっとアレンジして投稿してみました。
読み返してみると、何でこんなわけわからん話を書いてしまったんだと疑問になりますが、
多分就活が失敗して気がおかしかったのかなと思います。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-21 20:00:00
17871文字
会話率:31%
大手菓子メーカー赤松製菓に勤める咲良は、常務の命令で夏の海で行う一大プロモーションに任命された。咲良は、冬にプロモーションの地となる海岸に視察に訪れた際、降りしきる雪が海に溶けていく印象的な様に釘付けとなる。その後、相棒の汐田や松山と共に悪
戦苦闘しながらも暑い夏の海で失敗を重ねながら成長していく。一夏の青春成長記録物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-16 11:54:57
57309文字
会話率:57%
江ノ島ロッキが思いついたアイデアや短編を書き留める場所。ジャンルは様々だが怪奇、ローファンタジー物や随想などが多い。
最終更新:2022-08-11 23:48:30
2362文字
会話率:55%
片思いしている男の子の想いを少女が受け入れる小説です。
最終更新:2021-10-31 07:56:14
1686文字
会話率:33%
ひょんなことから、主人公「三好悟」は江ノ島エリア唯一の音楽スタジオ「ホワイトビーチ音楽スタジオ江ノ島店」で働くことになる。
最終更新:2021-09-18 22:52:32
880文字
会話率:22%
人間界で修行中の魔女見習い・アンジュ。魔力がない彼女は祖国で虐げられ、十年間薄暗い倉庫に閉じ込められていた。厄介払いのように修行に出された彼女が暮らすのは、神奈川県・江の島。将来に希望を見出せず、日々諦めた気持ちで過ごす彼女が、かけがえのな
い三年間を過ごすお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-07 01:02:37
122797文字
会話率:44%
僕は長門響(ながとひびき)江ノ島近くの学校に通ってる至って普通の高校生だ。自宅は横浜の真ん中の地区あたりで1人暮らし。なぜ江ノ島まで学校に通いにきてるかと言うと単に海を見るのが好きだからだ。あとはその学校にやりたかった弓道部があったからだ。
そんな僕だがある日不可解なことに巻き込まれた。その名も異世界転移。なぜこんなことに巻き込まれたのかは別としてなってしまったのだからしょうがない。今後どうなることやら。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-31 22:56:51
10569文字
会話率:50%