伯爵令嬢クローディアは婚約者のアレクサンダーを熱愛していたが、彼は王女殿下に夢中でクローディアを毛嫌いしており、「お前を見ていると虫唾が走る。結婚しても生涯お前を愛することはない」とクローディアに言い放つ。
絶望したクローディアは「アレク様
を殺して私も死ぬわ!」と絶叫するが、その瞬間に前世の記憶が蘇り、ここが前世で好きだった少女漫画の世界であること、自分がヤンデレ系悪役令嬢クローディアであることに気が付いた。「私ったら、なんであんな屑が好きだったのかしら」
アレクサンダーへの恋心をすっかり失ったクローディアは、自らの幸せのために動き出す。(他サイトにも投稿しています)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 20:00:00
153388文字
会話率:48%
獣はね、殺さなきゃいけないの。
雪が振り続ける街。
そこは、山に囲まれた街だった。街には大人と子どもが暮らしており、子どもは大人になるために勉強をする。
10歳の女の子・アラギは周りの子どもたちと馴染めず、いじめられながら暮らしていた。
ある日、アラギは街に飼われていた”獣”に食事を持っていく。その”獣”は、人間だった。
アラギは”獣”と仲良くなろうとするが、毛嫌いされてしまう。それでも諦めずに接触を繰り返すうちに、”獣”はこの雪の町に隠された”真実”を語りだした――。
雪が止まない街、少女の冒険。
※供養小説です
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-01 00:35:15
23077文字
会話率:34%
『この世界はいつなんどきでも美しい。私たち人類が生き続けるかぎり。』
この世は人類の大半が、「オーラ」と呼ばれる光を纏い、煌びやかな世界となっていた。
しかし"大半"であり、全ての人間がオーラを纏っているわけではない。
主人公である少年『レイ』はその大半からあぶれたうちの1人。レイは生まれたその時からオーラは無く、赤子の時にとある孤児院の前に捨てられたものの、その後の孤児院での生活にはそれなりに満足していた。それもそのはず、孤児院で生活している幼子はみな、オーラの存在を知らないからだ。
しかし、ひょんなことからレイが9歳の頃に「オーラ」の存在を知ることとなる。そしてレイは幼いながらに、何故自分がこの孤児院で暮らしているのかを察した。それは"自分はオーラがないことで肉親に捨てられた"ということを理解したことを意味する。
実際、オーラのあるこの世界では、オーラの無い者を見下し差別するものは多かった。時代とともに"オーラの有無で差別をすることはいけない"という風潮に変わりつつあるものの、心のどこかでは毛嫌いしているものは少なくないのである。
そんな中、レイは一大決心をし孤児院を抜け出すことに成功するが…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-18 22:14:15
11722文字
会話率:45%
北部と中央部の境目、岩石の外壁とマダラ模様に彩られた道が自慢の街。領主として君臨するは、侯爵家の一つ【スノーフレーク家】。早いうちに両親を亡くし、軍に在籍する叔母夫婦の後ろ盾を受けた年若き女侯爵がいた。自公軍の所持を許され、王家を毛嫌いし
つつも自由を謳歌していた。
ある問題を起こし、王城を追われ、晴れて身軽となった女侯爵は自らと同じ黒曜石の瞳を宿した一卵性双生児を産み落とす。
かくして、双子の男児は政争の渦に揉まれていくのであったーー。
これはロジェリアを一途に愛し続けたアルジェランと、その子ら双子の兄、ジャスパーと弟のジェットを取り巻く物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-18 22:04:17
2628文字
会話率:54%
【執着攻め美形×苦労性受け男前=吸血鬼BL】
「吸血種」と「普通種」が共存する世界。
「吸血種」の伊吹生(29歳/司法書士)は、知り合いの少年(普通種)がナイトクラブの生き餌バイトに手を出そうとしていると知り、危険な仕事をさせないよう、後を
追うのだが……。
「本性を取り繕って善人の皮を被ろうと、血への渇望からは逃れられない」
ナイトクラブで出会った、忽那凌貴という、若く美しい「吸血種」。
伊吹生は彼に目をつけられてしまう。
「貴方の激情を一滴零さず一人占めしたい」
その執着ぶりは度を越えていた。
疎んじていた過去を暴かれ、貪欲に求められて、嫌悪感すら抱いた伊吹生だが……。
「僕以外の誰かが貴方に痕を残すのは許さない。これは恋ですか……?」
凌貴を毛嫌いしていたはずが、執着深い彼にゆっくりと囚われていく――。
■こちらは【なろう版】になります。性描写あり完全版はムーンライトノベルズにあります■折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-11 09:00:00
60097文字
会話率:48%
冒険の果てに勇者パーティは全滅しかけた。
それを救ったのが聖女エルミーユ。彼女は自分の命を引きかえに魔界につづく門を封印したのだ。
しかし数年後、彼女は仲間たちが自分を利用していただけという真実を知ってしまう。
信頼していた仲間の裏切りに
彼女は絶望するが、さらに信じられないものを見る。彼女を「ばかな女」と言って毛嫌いしていたはずの黒魔導士のエリックがエルミーユを救うためにひとりで過酷な旅をしているところを。
やがてエリックは彼女のもとにたどりつくが……
※短編集としてあげていたものをコンテスト用に再投稿したものになります。よろしくお願いします折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-07 12:02:13
8544文字
会話率:44%
「今日も朝まで付き合ってくださいね、俺の奥さん」
悪妻に転生したはずなのに、どうして愛おしげな目で見つめてくるの──!?
最低最悪なことに、小説の悪妻キャラ・イルゼに転生してしまった。
なんと元のイルゼは主人公であり夫のギルバートが
大大大好きで、いつでもどこでも迫るとんでもない痴女だった。
「用がないのなら、俺に話しかけないでください」
もちろんギルバートはイルゼを毛嫌いしており、取り付く島もない。
絶望しつつも娼館落ちの未来を回避するべく、いずれ現れるヒロインとの邪魔をせず、ギルバートとの円満離婚を目指すイルゼ。
悲惨な結末さえ回避すれば、異世界ライフを楽しめるかも! なんて考えていた矢先、ギルバートが寝室に現れて──!?
「その泣き顔は悪くない」
「せいぜいそのまま嫌がるフリをしていてください」
(元のイルゼがかけた「呪い」のせいで、身体を重ねないといけないなんて話、小説にはなかったんですけど……!?)
踏んだり蹴ったり抱かれたりで散々なイルゼはクールなドS公爵と無事に離婚できるのか!? なラブコメディです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-30 00:54:02
113467文字
会話率:40%
ベルティーナは伯爵家の娘だが、家族に見放され、ずっとひとりきりで過ごしてきた。やがて年頃になった彼女は、政略結婚の手駒として見ず知らずの男性のもとに嫁ぐことになった。
しかし夫となったシルヴィオは彼女のことを毛嫌いし、目を合わせようとも
しない。嫁ぐ前と同じ孤独な日々を、彼女はただ過ごすのだった。
そんなベルティーナは、ある事件をきっかけに決意する。ここを出て、子供の頃からの夢をかなえにいこう。はるか南の海にあるという、緑色の海を見にいこう、と。
彼女がいなくなって初めて、シルヴィオは彼女が隠してきた思いを、秘密を知る。そうして彼もまた、屋敷を飛び出したのだった。彼女を見つけ、今度こそ夫婦としてやり直したい、そんな願いを胸に。
(全28話のお話です)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-02 12:07:00
91229文字
会話率:36%
『んふふ!よろしくね!!監視役!』
昭和106年の首都『東京』には『化け物』と呼ばれる者たちが存在しており、軍が監視下に置いているらしい。
突然、その『化け物』たちの監視役に任命された若き軍人の主人公 佐藤 類(さとう るい)。
国民にバ
レてしまえば混乱の種になり、世に放たれてしまえば、戦争の種になると聞かさせる。
注意深く監視する事が重要な化け物たちといざ、対面するれば普通の人間に見えるのだが……あまりこちらを歓迎していない様子……
そして類は痛感した。この仕事は決して楽ではないと言うことを。
化け物たちと日常は死と隣り合わせであると。
毎日脅され、友好的な態度をとる化け物は逆に怖さが勝る。
だが、類が知らない間に裏で徐々に明かされ始める真実。
そして……類にもその真実が伝えられる。
何故『特殊部隊』が存在しているのか。
何故『監視役』が必要なのか。
何故『化け物たち』は監視役側を毛嫌いしているのか。
その真実が全て明かされた時、類はどんな決断をするのか。
彼は現実を受け止める?受け止めずに逃げる?
嘘つきを信じる?正直者を信じる?
『正直者は誰か?』『嘘つきは誰か?』
それは彼自身が決めること……
全ての真実が明かされた時、日常と言う名の物語はどのような結末に至るのか……
どちらを信じようが類に待ち受ける結末は全て同じモノ。
彼がどうなるかは、ご自身の目で確かめてくださいな。
勿論、この事を他の人に言わないと約束できたら……
あぁ、言っても別に構わないですよ。でも、どうなるかは自己責任で。
では、彼らが紡ぐ日常を覗いてみることにしましょう。
怒りと悲しみと憂い、そして葛藤に満ち溢れた美しくも哀れで孤独の小さな物語を。
これは監視役に任命された若き軍人と化け物たちの日常である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-03 18:54:55
13567文字
会話率:45%
日常生活を楽しむ高校生、風間 蒼が転校生の神原 天使のある大切な物を壊してしまい、変わらない日常が少し変わった日常になる。
だが蒼やその友達は神原を毛嫌いすること無く、普通の友達として接するが神原天使は普通の人では無かった。
王道恋愛物語!
青春時代を駆け上がる高校生の物語!恋愛を始めとする、友情やコメディも!クスッと笑える瞬間も?
個性豊かな高校生達も登場!
平和の日常と少し変わった非日常、あなたはどっちを選ぶ?
ブルーイヤホンとホワイトヘッドフォンのセルフリメイクした作品になります!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-28 21:05:17
10189文字
会話率:14%
日常生活を楽しむ高校生、風間 蒼が転校生の神原 天使のある大切な物を壊してしまい、変わらない日常が少し変わった日常になる。
だが蒼やその友達は神原を毛嫌いすること無く、普通の友達として接するが神原天使は普通の人では無かった。
王道恋愛物語!
青春時代を駆け上がる高校生の物語!恋愛を始めとする、友情やコメディも!クスッと笑える瞬間も?
個性豊かな高校生達も登場!
平和の日常と少し変わった非日常、あなたはどっちを選ぶ?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-02 18:00:42
438292文字
会話率:44%
王家の血を引く伯爵令嬢シャーロットは、我が儘な義妹とシャーロットを毛嫌いし、瞬間湯沸かし器のごとく怒鳴りつける婚約者に困り果てていた。
それでも、大好きな親友に囲まれ王太子妃付き女官に任命され幸せだと思っていたら、いつの間にか黒髪の公子に
溺愛され、気づけば結婚話が持ち上がり
母を亡くし気落ちしていた令嬢が誇りを取り戻し、策士ヒーロー、親友とざまぁしていくお話折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-20 11:16:39
88434文字
会話率:43%
今から数十年後での話。世界とテロリストによる大規模戦争が巻き起こった。その戦争が起きたことにより、財政は壊れ、何億人もの人間が命を失った。
だが、そこで悲劇は終わらない。その戦争の最中にテロリスト側がとある禁忌を犯してしまった。それが、「生
物兵器」の使用である。しかし、ウイルスなどの生物兵器ではない。人間に動物の力を宿わせるという研究の元、創られた生物兵器だった。その生物兵器達は一体だけで何百人もの命を失わせるほどの力を秘めていた。初めはそんな頭のおかしい研究に誰しもが怒りを覚えたが、いつしか世界の方もそんなテロリストの非人道的な行動を模倣してしまった。
仕方がなかった、このままだとテロリスト集団に負けてしまうのだ。そうして、両者とも無害な人々を次々と誘拐し、生物兵器を作るために必要な研究の材料にしていったのだ。すると、そんなことを続けていたある日、世界の研究者が戦闘型AIを創りだすことに成功した。その勢いは物凄く、ものの一年でテロリスト達を退ける事に成功し、無事に戦争は終わりを迎えたのだ。だが、その戦争が終わった後でも悲劇な生物兵器達が秘密裏に生みだされ、その生物兵器達を毛嫌いした世界中の人々は、いつしか生物兵器達を差別するようになってしまったのだ。そのせいもあってか、差別を受けるようになった生物兵器達は、自身の素性を隠したり、この世界に対する恨みから裏世界で暗躍したりするようになっていった。この世界は、AIや最先端の技術により進化していったが、戦争の悲劇から色々と変わってしまった。犯罪確率は今までの歴史の中で一番多いという最悪な結果となった。
だが、その大きく変わってしまった世界の中で日本の過疎地域に一つの裏組織が設立された。その組織は裏で事件を起こしている輩、警察でも手に負えないような組織などを殲滅してくれるという。まるで市民の味方にも思えるが、その組織の目的は「世界を破壊すること」なのだ。
そんなまるで敵なのか、仲間なのか分からない組織の面々とその友人達が巻き起こすどんちゃん騒ぎ。そして、ゆっくりと暴かれ始める世界の真実。
そんな彼女等の御伽話をとくとご覧あれ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-06 18:17:18
68079文字
会話率:24%
主人公の岡平八郎は同じクラスのチャイナ娘、リー・ランランに恋している。
しかし彼女は強い男にしか興味がなく、いじめられっ子の平八郎を毛嫌いしている。
なんとか彼女を振り向かせたい平八郎は、筋トレに励んだり格闘技を習ってみたりするが、う
まくいかない。
落胆しているおり、ひょんなことから彼女の弱点を発見し……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-14 16:51:42
46945文字
会話率:34%
コアコセリフ国――。
人間以外を毛嫌いする周辺国の中で人間主体でありながら、亜人たちの受け入れを始めている大国。
そんな国に仕えている一人の狼系の血が濃く残っている狼系亜人"フラン"。
男でありながらも可愛い外見
と確かな力を持つと陛下に評価され、騎士という身分を与えられた彼は、とある事情から面倒な仕事頼まれ、隣国で仕事をすることに。
仕事は仕事と割り切って仕事を続ける中、仕事先で出会った厄介ごとに思わず首を突っ込んでしまい……。
狼系亜人の男の娘と、魔族の双子美少女が出会い、関係がほんのちょっとずつ進む。とある亜人騎士を描いたラトゥムという亜人や魔物などが住む世界の小さな物語折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-13 19:00:00
111361文字
会話率:44%
ヨー侯爵家三男のクラボンは、美男子だった。
しかし彼は軽薄な性格で、親の決めた婚約者、マリーゼ・ボニー伯爵令嬢が気に入らない。
彼女は掛け値無しの優秀な美女なのだが、反りが合わないと毛嫌いしていた。
そして、彼は理想の女性に出会う。
彼女
がどんな境遇で、何を背負っているかも知らずに近寄るのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-05 21:43:11
6764文字
会話率:44%
浪費や聖女への侮辱で断罪されたロベリアは、冷酷辺境伯へ嫁げと命じられる。
辺境伯ファウストのほうも、悪辣姫の噂に冷たい態度をとるが――。
「一生……最推しのファウスト様と……むり、しんどい……」
「……一応聞いてやる。お前はこの城で、どの
ような暮らしを望む?」
「ファウスト様がおいしいご飯を食べてふかふかのベッドで寝てくだされば、私は壁になりたいと思います」
実際に会ったロベリアはファウストを毛嫌いすることもなく、むしろなぜか拝んでくる。
悲劇の政略結婚のはずがなぜか楽しく推し活するヒロインに困惑しつつも惹かれていくヒーローのお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-24 15:24:04
7208文字
会話率:36%
高校一年生、朝比奈航は、市立船戸高校、剣道部に所属している。
航は入学した初日、剣道歴十年の少年剣士、小笠原浬と出会う。部活動での剣道は初めてだという浬と意気投合する航。しかし、浬の幼馴染であり、同剣道部員の北条楓は、ライバル心から航をチ
ームメイトとして認めようとしなかった。
また一方で起きる剣道と小笠原家の人間を毛嫌いする父親との衝突。航は悩み、迷いながらも浬をはじめとしたチームメイト、また、剣道部の顧問に支えられ、数々の困難を乗り越えていく。
航に憧れる小笠原浬。頼れる兄貴分、羽柴洋輝。犬猿の仲、北条楓。航の幼馴染、島津大地。
それぞれが目標と夢を持ち、勝利を目指し、戦い抜く――。
市立船戸高校剣道部に所属する剣道男子たちが送る、熱き青春の日々。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-13 19:23:51
400483文字
会話率:52%
古来より世界各地で「妖魔」と呼ばれる魔物が存在し、人々の生活を脅かしていた。
妖魔を討伐するべく立ち上げられた世界魔物対策討伐機関、「N.D.C.S.O」に所属していた笹瀬スバルは、退魔師としての育成学校、大阪府立退魔師養成高校に通いな
がら、A級妖魔として認定されている「雪女」とある“取引”をしていた。
スバルは幼少期の頃に彼女と知り合ったことで、社会的に禁忌とされてきた人と妖魔との関わりについてを疑問に思ってきた。
というのも、雪女である氷咲タマキは、人を襲うことを毛嫌いしており、妖魔としての生き方に疑問を抱き続けてきたからだ。
あらゆる妖魔は「人の心」から生み出されていると、近年の研究によって明らかになっており、その生物学的な由来は「人間」に共通するという点から、必ずしも人に害をなすとは限らないことが、ある研究者の論文によっても示唆されてきた。
氷咲アヤメはスバルに出会って以降、彼の家に棲みついており、退魔師からの目から逃れるための生活を送ってきた。
いつか、妖魔が自由に暮らせる場所を見つける。
その「夢」を胸に、穏やかな日々を送っていたが…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-24 15:21:47
4352文字
会話率:14%
『ソウルシーカー』と呼ばれるDEA(Devil Enforcement Administratio アメリカ連邦悪魔取締局)の職員、ナナ・キャットは、悪魔狩りの精鋭部隊「LAタイムズ」の一員として、“ヴィランズ”という悪魔を討伐する仕事を
担っていた。
ナナは人間ではなく、鬼の一族として古くから悪魔狩りの活動を続けており、“悪魔化”と呼ばれる謎の現象を収束するべく、数百年もの間戦い続けていた。
“悪魔化”とは、悪意を持つ人間が罪を犯した時に起きる現象であり、罪の大きさの度合いによって多少の差異はあるものの、一定の確率で人間が「悪魔」へと変貌する時に用いられる指標である。
地上には元々人間ではなく、『鬼の一族』が繁栄を極めていた。
鬼は人間を毛嫌い、奴隷のように扱い続けてきたが、『黙示録の戦争』と呼ばれる出来事を機に、衰退の一途を辿ることになる。
その背景には、人間を愛した赤鬼のグループと、人間を嫌う青鬼のグループの対立があった。
赤鬼は人間と共存することを選び、青鬼は人間を駆逐することを望んでいた。
鬼は永遠に生きれる強い生命力がある反面、生殖器がなく、人間のように増え続けることができない生物学上の問題を抱えていた。
鬼を増やすには、自らの血を人間に与える必要があった。
“鬼化”と呼ばれる現象は、鬼が一族としての地位を確立するためには欠かせない儀式であり、また、プロセスでもあった。
つまり人間は鬼の一族にとっての“贄”であり、「血の器」として道具のように扱われてきていた。
今から約三千年も前のことである。
人間には人間の生活があり、生き方がある。
人間は鬼が繁栄するための道具ではなく、自由に生きるための権利がある。
人間と共存することを選んだ赤鬼は、人間と対等に生きることを望み、例え一族が滅びることになったとしても構わないとして、人間に血を分け与える行為そのものを禁止しようとした。
戦争によって多くのものを失ったが、代わりに得たものは平和であり、人間と鬼が互いに笑い合える日々であった。
しかし——
鬼と人間と、——悪魔。
星を巡る命の戦いが、今、幕を開ける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-07 00:07:35
2948文字
会話率:6%
変人でボッチの高校二年生である谷上遊馬は、風紀委員長こと花野井美澄に思いを寄せていた。
しかし、付き合えるなどとは当然思っていない。
なんたって彼女は教員も引くほど厳格な風紀委員長。
愛だの恋だのとは最もかけ離れた存在だ。
谷上
は交際することを諦め、遠くから想い人を眺めるだけの生活を送っていた。
しかし、偶然。
放課後の街中で、花野井が年上の小太りおじさんと腕を組んで歩いているのを見かけてしまう。
パパ活をしていたことを知り、動揺するのと同時。「いや、待てよ…?」とある考えが思い浮かぶ。
谷上が今まで花野井に対しアタックしてこなかったのは、彼女が男女間の仲を毛嫌いしていると考えていたからだ。
だが、今ならどうか。なんの障害もないではないか。
パパ活をやめさせるため。想い人と交際するため。
谷上は今日も奮闘する___。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-16 00:00:00
47768文字
会話率:31%
ある日、夢で前世の記憶を取り戻したソフィア。
鏡で自分を見ると、何と前世で毛嫌いしていた首が揺れる系女子になっていた。
「冗談じゃない!」と、ソフィアは前世の日本人「渡良瀬菜穂」の記憶を元に、自分がゲームの中のヒロイン「ソフィア」に転生した
事を知り、首を揺らすのを止めて、強く強かに生きてやる!と誓ったのだが……。
自分を嫌っていた悪役令嬢に慕われ、彼女の兄に溺愛されてしまう。
首を揺らすのを止めたらソフィアが、悪役令嬢と一緒に首を揺らす系女子との奮闘劇を繰り広げる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-09 07:00:00
11540文字
会話率:27%