小さなエルフの魔女っ子が、神様からもらった知識と自前の力でさらわれた母を探して大陸を彷徨います。
最終更新:2024-12-27 00:00:00
378800文字
会話率:30%
「ここじゃないどこかに行けますように」
毎日のように家の近所にある高神神社でそう願い事をする少女、ひなはわずか9歳にして不遇な人生を送っていた。
彼女が生まれてすぐに行方を眩ませた母と、その母を探して世界中を飛び回る父。
両親はただの一度も
、ひなに連絡を寄こしたことが無かった。
そしてそのひなを預かることになった父の両親は、ひなが5歳になる頃から彼女を疎ましく思うようになっていた。
ひなには人には見えない物が視える、不思議な能力があった。それもただの幽霊と言う類ではなくいわば妖怪と呼ばれるものだった。
成長するにしたがってハッキリとその存在を視れるようになったことで、次第に友人や祖父母から気味悪がられるようになり、やがて孤立してしまう。
家に帰っても学校に行っても、誰も自分の傍にいてくれる人がいない事で、ひなは「ここじゃないどこかに行けますように」と神社で願うようになった。
「ここじゃない場所って言っても、施設には行きたくない。だって……どうせ施設に行ったってひなが色んなものが視えるって分かったら、結局みんな気味悪がって離れてっちゃうんだもん。だったら、一人の方がいい……」
だが、今の生活をしていればいずれ行政の人間が情報を聞きつけ、施設に入れるために連れに来るに違いない。
それが今のひなには一番怖い事だった。
そんなある日の夜、通い続けていた神社に不思議な光が下りた事を見かけた。そしてその夜に突如訪ねてきた警察に恐怖を覚えた。
施設に連れて行かれちゃう。
ひなは暗い夜道を危険だと分かっていながら、家から飛び出して神社への道を急いだ。
神社に辿り着いたひなの目に映ったのは、頭から二つの角を生やし、金色とも黄緑ともつかない肩までの髪と、尻尾のように長い朱色に染まった髪を持った一人の男性だった。
「お願い、ここじゃないどこかに連れてって」
彼は自分をどこかへ連れて行ってくれると確信したひなはそう願い出た。
神獣でもある麒麟と彼の神使でもある八咫烏、そしてひなの物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-15 16:10:51
138621文字
会話率:43%
シャルロッテは獣人と動物を忌み嫌う人間の国――ニカーナ帝国で、もふもふをこよなく愛する伯爵令嬢。
『屋敷で犬や猫を飼いたい!』という条件ゆえ、お見合いでお断りの手紙を貰うこと通算二十回の婚活難民でもあった。
ある日、そんなシャルロッテに皇
弟カタルから求婚状が届いた。カタルは妻から生まれたばかりの息子を奪って追い出した『冷酷悪魔』と名高い極悪人。そんな悪魔のような男が息子の継母を探しているらしい。
シャルロッテは『屋敷で犬や猫を飼ってもいい』という条件を出され、カタルの求婚を受ける。
屋敷で待っていたのは、ふわふわもふもふ子犬!? ではなく、狼!?
シャルロッテはニカーナ帝国にはいないはずの狼獣人の継母になってしまった。しかも、カタルは何か訳アリの様子。
狼皇子をもふもふたっぷり可愛がるためにも、幸せな家族計画をはじめようと思います!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-01 07:20:00
90639文字
会話率:40%
大寒波により、豪雪にみまわれた或る地方都市で、「引きこもり状態の50代男性が痴呆症の母を探して街を彷徨い、見つけた直後に殺害する」という悲惨な事件が起きた。
被疑者・飛江田輝夫の取り調べを担当する刑事・小杉亮一は、母を殺した後、捕まるまで
馴染みのパチンコ屋へ入り浸っていた輝夫に得体の知れぬ異常性を感じるが……
アルファポリス、エブリスタ、ノベルアップ+、にも投稿しております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-16 08:01:47
7387文字
会話率:43%
【あらすじ】
生き別れになった母を探して旅をしていた「女エルフ」モーラは、盗賊に襲われていた所を男戦士『ティト』に助けられた。
ティトの冒険稼業に同行して母捜しを続けることにしたモーラだったが――冒険の中で「母親」が「魔神に仕える巫女として
、この世に騒乱をもたらそうとしている」という事実にたどり着く。
母の凶行を止めるためティトと共に魔神達の勢力と戦うことを決意したモーラ。はたして彼女は、人類を滅ぼそうとする魔神とその走狗達を止めることができるのか。
※ カクヨムで「どエルフさん ~知力1の男戦士に拾われた女エルフ、なぜか周りにエロキャラと誤解されつつ無双する~」として先行連載している作品です。
※ 改稿の上でなろうに投稿しようと思って居ましたが、ボリュームが流石に膨大になってきたためもうそのまま転載することにします。
※ 筆者が未熟な頃にはじめたため初期は一話完結ギャグとなっています。
※ 第二部あたりから連作短編のストーリーものになっておりますので、ご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-09 22:20:28
1689698文字
会話率:37%
ある日、聖都アキバに発生した"リアルの裂け目"!
異次元人、時空海賊、科学ギャングの侵略が始まる!
秋葉原の危機に立ち上がる美アラサーのスーパーヒロイン。
ヲタクの聖地、秋葉原を逝くスーパーヒロイン達の叙事詩。
ヲトナのジュブナイル第1
12話"母を探して秋葉原"。さて、今回は天才女詐欺師が合計10億円の詐欺を働きます。
しかし、詐欺の大半は追手による冤罪と判明、詐欺師は捕まりますが、真の狙いの生みの親との再会を果たすのでした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-18 16:15:21
18921文字
会話率:72%
これは、フランソワとミシェルという、幼い姉妹の物語。
姉妹は母を探すために、生まれ育った王宮を飛び出しました。
大魔法に満ちるという『ジャーンの国』にたどり着いたものの、姉妹はまだ母マリアと巡り会う事が出来ていませんでした。
果たして、広
いジャーンの国で姉妹は母と再会することは出来るのでしょうか?
☆冬童話2020から続く、フランソワとミシェル姉妹の海を越えた大冒険がいよいよクライマックス!(かも?)どうぞ応援してあげてください。
※本作は冬童話2020から続く短編三部作の最終話(の見込み)です。このお話だけでも姉妹の可愛らしさは充分に味わえますが、通して読んでいただくとよりいっそう楽しめる仕様です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-16 09:23:53
5323文字
会話率:49%
「微分ってなんですか!?」
「漢文とか読めば分かるだろ読めば!」
「地球には一年中暑い地域がある...!?」
古代中国の魔法使い、リナが誘拐された母を探してやってきたのは現代でした!?母を探すまでは家には帰れない!やってみせます完璧なJ
K...には程遠い。母探しのこの旅、一筋縄では行かなさそうです...
シリアスありギャグありのタイムスリップ小説です!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-21 10:56:36
706文字
会話率:28%
森を一人で歩いていたアスは、迷子になって泣いている不思議な生き物スゥと出会います。
アスはスゥのお母さんを見つけるために、あっちこっちと探し歩きますが……。
※冬の童話祭2021への参加作品です。テーマは「さがしもの」
最終更新:2020-12-19 11:29:54
5450文字
会話率:35%
欲望に負け夫を裏切り、最愛の息子まで取り上げられ離婚された女。好きだった母を奪った父と継母から逃れてきた少年。母を探して家出した少年と出会った女は750CCのオートバイに少年を乗せ、一緒に母親探しの旅をする。女は母性愛にも似た少年への思い
を、次第に異性への愛に変えてゆく。少年は、大人の女に心惹かれて大人の男への階段を登り、逞しい青年へと成長してゆく。
本作は、本年9月から11月にかけて ムーンライトノベルズに投稿、完結済みの小説をR18関係抵触部分を修正し再構成したものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-06 16:00:00
234854文字
会話率:44%
ここは東京。
核による世界大戦の後、平和を手放してしまった東京。
十二歳の時から世話になっている士郎という青年と供に、牡丹はある日忽然と消えてしまった母を探している。
二人は母の失踪の鍵になると思われる廃ビルを発見し、潜入する。
廃ビル
の中は驚く程綺麗で、大戦後日本が失ってしまった科学技術が駆使されていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-14 01:25:30
21228文字
会話率:33%
【第24回電撃小説大賞 3次選考通過作品】
瀬戸内海の島で、叔父と祖母に育てられてきた凪(なぎ)は、ある日、凛(りん)さんという女の人と出会う。凛さんは、女だけで歌劇を披露する桜水(さくらみず)歌劇団の元トップスターで、今は音楽学校の講師を
しており、凪の母を探していた。凛さんから話を聞いた凪は、自分の母親が桜水歌劇団トップスターだったことを知る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-02 11:30:31
94983文字
会話率:53%
『自ら価値あるモノを収集し、自ら維持と拡張を行い、自らの価値を高め続ける宝物庫』が召喚された。都市一つを生け贄にして。
百を超える魔女たちの異能を組み合わせて作られた巨大な魔法は、都市を喰らいながら宝物庫に作り替え、納めるべき価値を求めて使
い魔を放ち続ける。
都市に暮らす調薬魔女の娘マロヤは、幸運にも難を逃れたが、行方の知れない母を探して危険なダンジョンと化した宝物庫都市への挑戦を決意。
そんな彼女に力を貸したのもまた、おぞましくも美しい異能の魔女たちだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-05 18:00:00
10214文字
会話率:4%
あの日のこと。ゼユネコの母親は『蛹』になることを決意した。純白の糸に身を包み美しく立ち回る彼の母親は、王妃の地位と名誉に目をくらませて、その欲にまみれた腕を使い、我が子の人生を薄汚れた古紙に詰め入れて川に投げ捨てたという。
18才にして、
母のいない故郷を飛び出したゼユネコは、唯一の肉親であった母を探して、蛹の糸を紡ぐ街、『蛹の街』へと足を踏み入れた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-06-17 22:16:51
426文字
会話率:0%
事故で父を失った幼い姉弟が、離れて暮らす母を探して旅に出る、ロードムービー的な小説です。
最終更新:2009-09-15 00:15:04
73000文字
会話率:39%