高校最後の夏休みの終わりに、初めての一人旅をする勇斗。亡き母との思い出の福岡、熊本、大分を青春一八切符を使って、電車の旅をする。
福岡で突然、昔遊んでいた桜と再会し、戸惑いながらも二人で旅をすることになる。
電車の中で桜にお互い目標を決
めようと言われ、戸惑う勇斗。
そして別れの時、二人は目標を決め来年会おうと、桜は小指を前に出す。
これは高校生活最後の夏の物語
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 11:53:50
9758文字
会話率:50%
――明日にはこの島は人の住めない場所になる。でも、私はここで一番綺麗な夜明けを観測して、生を終えることを決めた。
20XX年、突如として軌道変更を起こし、地球に向けて落下コースを向ける小惑星が発見された。
世界は混乱の渦に巻き込ま
れ、本州から離れた隠岐諸島に暮らす人々は本州への避難が勧告される。
地震や津波になどの影響は日本全土に及ぶと推測され海外への避難渡航やシェルターへの避難が進む中、緒方瑠海は島に残り続けることを密かに決めて、丘の上でキャンプを始める。
そして最終避難が完了する衝突前日、夜遅くになり緒方瑠海の下に幼馴染の二人がやって来るのだった。
隕石落下が迫る中、最悪の決断をしてしまった三人。
夜逃げした母との思い出を胸に島と心中しようとする緒方瑠海と愛し合う二人の儚くも情熱的な最期の物語が始まる。
サークルMt. Sea様主催「アポカリプス賞応募作品」
隕石落下までの24時間を描いた三人の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-08 15:53:19
9757文字
会話率:15%
若い公爵のところに嫁いだ主人公のアリーナ。16歳の彼女は、初夜をはじめ一年の間一度も手を出されることが無いままの、いわゆるお飾り妻になってしまった。そんなある日、母親から嫁ぐ際に『世継ぎを産んだらこれを飲んで死ね』『一年半後にこの毒が使われ
なかった場合、お前を直接殺しに行く』と言われていたことを思い出す。 あと半年以内に世継ぎを産むことは不可能。 半年後に死んでしまう運命にあることを思い出した私は、やりたかったことをやってから死のうと、昼間侯爵家を抜け出してカフェで働くことを決意する!
☆アリーナ・レイルズ(メイ) 余命僅かだと知り、カフェでバイトをすることに!
☆ハロルド・レイルズ アリーナの夫で役所の副長官兼公爵
☆スタンリー・エリオット ハロルドの幼馴染で騎士団副団長兼公爵
☆カミラ アリーナのお付の女中
☆リンゼイ メイの働くカフェの店長の娘兼同僚折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-19 18:00:00
70382文字
会話率:52%
⚠この作品は『余命僅かなのでカフェでバイトを始めます!』の続きとなっております。
若い公爵のところに嫁いだ主人公のアリーナ。16歳の彼女は、初夜をはじめ一年の間一度も手を出されることが無いままの、いわゆるお飾り妻になってしまった。そんなあ
る日、母親から嫁ぐ際に『世継ぎを産んだらこれを飲んで死ね』『一年半後にこの毒が使われなかった場合、お前を直接殺しに行く』と言われていたことを思い出す。 あと半年以内に世継ぎを産むことは不可能。 半年後に死んでしまう運命にあることを思い出した私は、やりたかったことをやってから死のうと、昼間侯爵家を抜け出してカフェで働くことを決意する!
☆アリーナ・レイルズ(メイ) 余命僅かだと知り、カフェでバイトをすることに!
☆ハロルド・レイルズ アリーナの夫で役所の副長官兼公爵
☆スタンリー・エリオット ハロルドの幼馴染で騎士団副団長兼公爵
☆カミラ アリーナのお付の女中
☆リンゼイ メイの働くカフェの店長の娘兼同僚折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-22 13:00:00
28850文字
会話率:51%
目の前で最愛の兄が処刑された。
冤罪で……。
精神を蝕む薬品の製造と売買、王太子妃への横恋慕からの殺害。
何もかもが信じられず、ただ亡き母との思い出が積もる実家の温室を守るため、馬車を走らす。
そして、兄を失った私が見たものは、炎に包まれる
実家と父、兄の研究に出資していたはずの第二王子の護衛兵たち。
すべては……仕組まれていた?
振るえる足を叱咤して、家族と守った温室の薬草を悪用されないよう魔道具で破壊し、一人で山へと逃亡する。
雨が酷く振る中、私を追い駆けてくるのは、愛したはずの旦那様。
第二王子の親友、公爵子息。
必死に逃げる私だったが、ぬかるんだ坂道に足が滑り、崖の上から放り出された私の体は細い枝に引っ掛かる。
そこへ、追いついた貴方が私へと手を伸ばすのが見えた。
「嘘つき」
貴方たちの手で殺されるなら、私は死を選ぶ。
崖下へと堕ちていく体、溢れる涙が天へと昇っていく。
ああ……。
お兄様は、私を、妹を人質に取られ逆らえなかったのだわ。
なんて、愚かな私。
お母様、どうかあの日に帰してください。
貧しくても家族で笑い合っていたあの日々に。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-07 23:00:00
149462文字
会話率:32%
久乃木柘榴(くのぎ ざくろ)の手元には、少し変わった形見がある。
小学六年のときに、病死した母の実家に伝わるおとぎ話。しゃべる犬と変わった人形が『宝石のご飯』を作って、お客さんのお悩みを解決していく喫茶店のお話。代々伝わるという、そのおと
ぎ話をもとに。柘榴は母と最後の自由研究で『絵本』を作成した。それが、少し変わった母の形見だ。
それを大切にしながら過ごし、高校生まで進級はしたが。母の喪失感をずっと抱えながら生きていくのがどこか辛かった。
父との関係も、交友も希薄になりがち。改善しようと思うと、母との思い出をきっかけに『終わる関係』へと行き着いてしまう。
それでも前を向こうと思ったのか、育った地元に赴き、母と過ごした病院に向かってみたのだが。
建物は病院どころかこじんまりとした喫茶店。中に居たのは、中年男性の声で話すトイプードルが柘榴を優しく出迎えてくれた。
さらに、柘榴がいつのまにか持っていた変わった形の石の正体のせいで。柘榴自身が『死人』であることが判明。
本の中の世界ではなく、現在とずれた空間にあるお悩み相談も兼ねた喫茶店の存在。
死人から生き返れるかを依頼した主人公・柘榴が人外と人間との絆を紡いでいくほっこりストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-02 13:00:14
184882文字
会話率:53%
「前略 この問いの答えが、お分かりになりますか?」
侯爵令嬢セリーヌは、平民の母と侯爵の不義の子としてこの世に生を受けた。艶やかな金色の髪と、輝くラベンダー色の瞳。詩の一節に出て来る乙女のように楚々とした雰囲気を持ち、女神のように美しい
その容姿はさることながら――十年前、母を病で失って以降、肩身の狭い、寂しい人生を送っていた。
孤独に耐えかねたセリーヌは、ある日、空き家となっている筈の母との思い出の家に手紙を送った。
自分と分からぬよう信書管理所のレンタルポストを経由して。内容も、万が一にも第三者に見られたら困ると思い、短い問いを一文だけ。それは、小さい頃、母と交わした謎かけ。セリーヌの、大好きなものを当てる『なぞなぞ』。もちろん、ずっと返事はなかった。けれど、セリーヌが十四歳になる頃――返事が届いた。
返事は、見事に全て正解だった。
それ以降、セリーヌは隙を見つけては手紙を送り、返事を待った。そんなやりとりに救われながら、セリーヌもついに十七歳。侯爵より、婚約の話を持ち掛けられる。悪戯に送る書信も止めるように厳命され、大切に取って置いた返信さえも燃やされてしまう。
嫁ぎ先は、長年セリーヌの住まう王国の敵国だった獣人の国の若き長ロガン。いずれは侯爵家の駒として嫁がされるとはわかっていたものの、セリーヌは度々噂で聞いていた獣人の恐ろしさに身を震わせる。
しかし、実際に会ったロガンは、無口ながらもセリーヌを尊重してくれる。ロガンの優しさや、不器用な愛情に救われていくセリーヌ。このまま穏やかな日々が続いていくのかと思っていたある日――今度は、セリーヌの元に手紙が届いた。
「前略 この問いの答えが、お分かりになりますか?」
謎かけから始まる、恋の物語。
※未熟な作家故、改稿などもしながら進めていくと思います。どうか、よろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-01 00:02:03
82455文字
会話率:28%
母ひとり子ひとりでひっそり王都で暮らしていたソランジュ。過労で倒れた母がそのまま亡くなったのは十歳の時。母の死を嘆くあまり前世を思い出し、更に自分がこれから実父に引き取られ、義母より迫害されてドアマットヒロインになるのだと気付く。最終的に素
敵なヒーローに助けられての溺愛エンドになるとはいえ、成長期なのにろくな食事も与えられない日々が待っている。そんなのは嫌だ。私はお腹いっぱいご飯が食べたいし、できればお肉をたっぷり食べたいのだ! 原作では母との思い出のある王都を離れたくないと断った叔父の誘いにのって、お肉を求めてソランジュは田舎の牧場での生活をはじめる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-10 21:39:18
14292文字
会話率:44%
信弘は家の中で、詩人だった母が残した一つの「詩」を発見した。その詩は、普通に読んでも意味不明な難解なものだった。信弘は母との思い出を頼りに、詩の解読を始めてみた。
※読者参加型短編推理小説です。ぜひ解読して、真相を探ってみてください!
最終更新:2024-03-22 13:39:25
2850文字
会話率:16%
貴族の事が大嫌いな貴族令嬢、デレア・リフェイラは十四歳のとある日、父ギランから紹介された婚約者に婚約破棄を言い渡される。
「私の知った事か、クソ虫がッ!」
しかし負けん気の強いデレアはそんな風に口汚なく言い返してその場を去った。
デレアは元々平民の娘だったがワケあって伯爵令嬢として育てられていた。その為、義母や義理妹、侍女たちに煙たがられるようにリフェイラの屋敷の中で生活している。
本だけが大好きな彼女は本を読み続ける事だけを生き甲斐に、屋敷や学院でもなるべく貴族とは関わらないように過ごす日々の中で、デレアの周りで起こる様々なトラブルや事件をその負けん気の強さと類い稀なる豊富な知識で解決、乗り越えていき、次第に彼女自身も成長していく物語。
そんな中、徐々に彼女の魅力に気づき始めた周囲の人間たちもデレアに惹かれていった。
父に人を知れ、と言われた事や亡き実母との思い出と幼き日の魔導書の記憶を強く胸に抱き、デレア・リフェイラはこの理不尽な世の中に一石を投じ続けて生き抜いていく。
その気高い生き様は王国の在り方すら、変えてしまうように。
※序盤は恋愛要素薄めです。中盤以降からじわじわと。
※この物語に登場する人物、団体名、病名、症状等はフィクションです。特に疾病に関しては実在する病とは異なるものである事を念頭にお読みください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-18 19:30:11
281378文字
会話率:51%
江戸時代中期。絵を描くことが大好きな主人公文(ふみ)は、亡き母との思い出を胸に、京都にある画塾「悠梅塾(ゆうばいじゅく)」に入門する。
男の子のふり、絵修行の旅、襖絵制作の手伝い…初めての挑戦は楽しいけれど困難ばかりで!?
文人画家として有
名な池大雅や与謝蕪村、同じ門下生で才能溢れる青年篝屋 澪(かがりや みお)を始めとする個性豊かな人たちとの出会いの中で成長をしていく文の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-10 19:25:58
1712文字
会話率:42%
獣人とヒト族が暮らす世界。
幼い頃に抱いた夢を叶えるため。
祖父母との思い出の詰まった家を離れて、ヒト族の少女セレネ・リィグレットは旅に出る。
最終更新:2022-11-05 23:20:49
232920文字
会話率:47%
主人公は亡くなった祖母との思い出から約束の場所へ向かう。
約束とはどんなものだったのか。
約束はこれからもずっと続いていく。
キーワード:
最終更新:2022-01-20 02:28:23
1264文字
会話率:0%
久しぶりに、アルミ製の鍋焼きうどんを食べた。
値引きシールが貼られていたから。
鍋焼きうどんは美味しい。
しかし、なぜか少し寂しくもなる。
エッセイを書くなんて、いつぶりだろうか。
最終更新:2021-12-16 00:05:24
694文字
会話率:0%
生まれつき左目に異常を持つ男の子、葵(あおい)。母と買い物に出かけていた彼は、突然の悪意に見舞われる。
決死の逃走劇の果てに、葵は見知らぬ草原で力尽きてしまった。通りがかった何者かに助けを乞うも、今度はその存在によって意識を奪われてしまう。
目を覚ました葵は、魔女シオンと出会う。そして己の身を立て、母の元へ帰るために、葵はシオンの元で魔法を学ぶことになる。
変わり者だらけの世界で、葵は初めて自分を特別扱いしない友達や、ライバルと出会い、成長していく。
暗躍する世界の陰に翻弄され、やがて大きな戦いに巻き込まれていく中で、葵は、シン魔法と呼ばれる強大な魔法を、己の意思で扱えるようになっていく。
しかしそのシン魔法は、使用者は凄惨な最期を迎えるとされる、禁忌の魔法であった。
シオンとの生活を、母との思い出を守るため、葵は己を蝕む魔法を振るい続ける。
それは魔法使いとして、己の願いを叶えるため。
ただもう一度、母のもとに帰るために。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-14 00:00:00
89595文字
会話率:52%
母との思い出と母への想いの中、娘の菜緒が持つ不思議感を綴った短編小説。
最終更新:2021-11-13 09:29:59
33620文字
会話率:38%
女子学生の元に、亡くなったから祖母から西洋人形が届けられた。
その西洋人形は独りでに動き出し、家族に不幸が襲いかかるようになる。
呪いの人形かと疑われる西洋人形だが、
その女子学生にとっては祖母との思い出が詰まった大事なものだった。
お焚
き上げをしてお祓いするべきだという両親に、
女子学生は西洋人形を持って家を出てしまう。
祖母が西洋人形に込めた願いは呪(のろ)いか呪(まじな)いか。
祓うべきは何か、女子学生は決断を迫られる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-30 06:02:08
5474文字
会話率:8%
美しく厳しかった祖母との思い出話です。
最終更新:2021-01-11 13:02:58
1580文字
会話率:0%
年末の大掃除、蒼は一通の手紙を見つける。母が亡くなったことを知らせるその手紙は、数か月前に届いたもので、ずっと棚の奥に保管していた。しかし、蒼はなんとなくその手紙を手に取り、母との思い出を思い出し始める。
最終更新:2020-12-27 16:37:34
994文字
会話率:31%
“お母様が編んでくれた花冠は私に魔法をかけてくれた。お姫様になれる魔法をかけてくれた”
その整いすぎた容姿から冷たい印象を持たれがちなラヴァール侯爵家の跡取り娘であるリディアは、とある事情から母との記憶を失っていた。
そんなリディアは学
院の裏庭で婚約者から身に覚えのない事で責められ婚約破棄を告げられてしまう。
学院が休暇に入り婚約破棄の件を父に報告するために急いで領地へと帰って来たリディアは、亡き母との思い出の場所へと久しぶりに足を向けるのだったが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-18 21:00:08
29168文字
会話率:40%
忘れるはずもない、遠い昔の記憶。
それは、今日と同じ雪が降り頻る日のことだった。
かなり寒い。辺り一面は白銀に染まっていて、雪化粧した実家を見るのも毎年恒例である。
この時期になると親戚同士で集まって、祖母に会いにいく。ミチコも実家に
帰省して、大好きだった祖母に顔を見せにいくのだ。
幼い頃の記憶は、かなり曖昧。言ってしまえば、覚えていることはかなり少ない。それでも祖母との思い出は鮮明なのはどうしてだろうか。
祖母を亡くした日のことは特に──。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-18 12:46:02
2427文字
会話率:30%