「あ、アレクシア・バートレット公爵令嬢! きっ君との婚約は、破棄しゅるっ……!」
僕――エドワード王子の婚約者である「悪役令嬢」ことアレクシアは、僕より五つ年上の二十二歳。王国の汚れ仕事を一身に請け負ってきた公爵家の一人娘であり、様々な
体術や暗殺術、諜報術に長けるアレクシアと僕の婚約は、王家と公爵家との結びつきを危惧する他の貴族から常に危険視され、攻撃され続けていた。そのたびにアレクシアはそれに倍する暴力と恫喝で答えているのだけれど、僕は彼女が公爵家の汚れ仕事にまみれていくのを見るのが嫌だった。
彼女を他の貴族の攻撃から守るため、僕は何度も彼女と婚約破棄しようとするのだけれど、この妖艶で冷酷な公爵令嬢・アレクシアは何故か頑なに僕との婚約を破棄を拒み続け、それどころかその原因となった貴族の令息令嬢を非合法な手段で次々と潰してゆき――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-21 12:05:56
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会話率:38%
第二王子は眉目秀麗、性格良しの一見パーフェクト王子だったが、実は色々と問題を抱えていた。そんな彼を支えていたのは婚約者の侯爵令嬢だった。しかし、近頃彼女は王子に本当に愛されているのか疑心暗鬼になっていた。普段から王子に付き纏う男爵令嬢から「
悪役令嬢」と罵ららたのに庇ってもくれなかった。ある日彼女は王子の愛を確認しようとするが、突然、「この残酷令嬢め!」と言われてしまった。「えっ! 自分は悪役令嬢どころか残酷令嬢だったんですか!」と侯爵令嬢は心の中で叫んだ!
ラブコメディーのつもりで書いてみましたが、初めてなので、もし違っていても大目にみて下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-11 13:00:00
18612文字
会話率:30%