ある夜、凛太朗は夢を見た。何時も見る夢は取るに足らない。だから殆どは朝起きると忘れてしまうのだが、その夢は違った。宇宙戦士になり何処かの惑星を奪還するために宇宙揚陸艦に乗船していた。そこで新しく部下になった降下兵と短い会話をした。
「ねえ、
小隊長、私は生きて帰る事が出来るかしら・・・」「ああ、大丈夫だ。この作戦から帰ったら飯でも奢るから俺に付いてこい」と俺自身が不安だったが、心にもない事彼女に言って励ました。
その時の小刻みに震えている降下兵の少女の顔が、どうしても頭から離れなかった。
少女は俺に続いて降下したが、運悪く頭上で降下している彼女に敵のサイコビームにあたり燃えるのが見えた。その夢は、これから起こる出来事を暗示しているかの様だった。
人間の欲望や憎悪・怒り嫉みなど負の感情は再び魔族を生み出した。
結城凛太朗は成長する最強の幻想銃と強運を武器に人類存亡を賭けて人知れず異次元抗魔執行官として魔族と戦う。だが、宇宙のダークエネルギーの増大は暗黒神の力を強め異形の者達が棲む異次元と交わるXデーが近づいていた。それは人類滅亡の危機を孕んでいたが、その事を知る者は誰もいない。
前世から一途に思い続ける創造主になった円城寺五月、ちっぱいにコンプレックスがある最強の死神娘の抱く淡い恋がある。やがて、亜神の力を得た凛太朗と前世からの魔族に対する恨みの深さから五月達と溝が出来る事になる。五月の思い人、凛太朗との時空を越えた愛は成就するのか?
それを知りながら彼を思う死神娘、恋に行方は如何になるのか?
前作品では竜馬は銀河艦隊と共に魔界に攻め込み、自らの命と引き換えに宿敵、創造主や魔王を倒したところで終わりました。
本篇は、「伝説の強戦士、異世界を駆ける」の続編になります。
時は過ぎ、現世に再び凛太朗として生まれ変わった竜馬は警視庁の刑事になり平凡な日々を送っていた。
前世の記憶も宇宙最強の戦士と言われた能力は無い。
ある日、刑事として、猟奇殺人事件を捜査中、迷い込んだ異空間で、魔族と戦うことになった。そこで、ゴスロリファッションを着た死神娘と虎の獣人に助けられ九死に一生を得るが、この事件を、きっかけに思いもよらない運命が彼に待ち受けていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-01 20:25:19
179878文字
会話率:17%
「あなたの命は後1年」。高校2年生の神津葵は、ある日突然死神見習いの少女から死の宣告を受ける。「何をバカな」と真に受けなかった葵であったが、監視の名目の元、同居することになった少女と過ごす内に心を通わせるようになる。さらに葵の周りには幼なじ
みや疎遠だった先輩、数年ぶりに会う後輩、明るくざっくばらんな少女などが集うようになり、葵は葛藤の日々を送ることになる。果たして葵が1年後にとる選択は。そして、その行動によりもたらさせる結末は――。
※この作品は自サイト「ごちゃまぜ小説館」及びpixivにも掲載しています。
※作品の時系列はプロローグ→4月/5月……/3月→エピローグですが、作品をアップロードする順は時系列に関係なくアップロードさせていただきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-09 01:00:00
150122文字
会話率:53%
友達のいない高校2年生。鬼冴三 燈火(きざみ とうか)は公園で瀕死の大きな喋る赤い鳥を見つける。介抱しようと抱き上げた時、燈火は通り魔に襲われてその場に倒れて意識を失う――――
次に目覚めた時、燈火は不死鳥の力を持つ男になっていた!?
突
如手に入れた不死の力。そんな燈火の周りに、次々と怪事件が――
そして友達のいないはずの彼のまわりに少女達が集まって来て!?
燈火に憑いた不死鳥―ウィンド・ファイアーハート
学園最強の不良オレっ娘―須藤雷花(すとう らいか)
新人死神娘―メイ・デスサイズ
妹の友達―魚住人美(うおずみ ひとみ)
燈火の妹-鬼冴三以津花(きざみ いつか)
燈火の姉-鬼冴三羽津花 (きざみ はつか)
いじめられっ娘-井口幸子(いぐち さちこ)
そんな少女たちに囲まれながら、燈火は不死鳥として生きていくのだった――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-01-27 19:00:00
143847文字
会話率:37%