2020年の晩秋にこの地上を去った親父へ向けた短歌集です。
そんな「親父」の死に際し、そしてその後も続く私の人生の中での「彼」の影響を歌にしていく予定です。
心の底から憎んでいても、私の人生の中で長い期間、彼は「自分によく似ていた親父」でし
た。その事実があまりに絶対的だから。
親父と私は外見的にはかなり似通っていましたが、内面は大違いでした。
親父と似ていることは長い間、私にとって「誇らしいこと」でしたが、中年に差し掛かった時点で、彼が私の全てを支配していたことに気が付きました。
それから彼とは交渉を絶っていましたが、携帯電話への一本の救急搬送を知らせる電話で彼の最期に立ち会うこととなりました。
「父」とは言わず、「親父」とTwitterなどでも読んでいるのは、家族の独裁者で支配者だったにも関わらず、彼を「憎みきれない」心があるからです。それは、彼と私との肉体的な「相似」によるもので、いかにも人間臭い理由です。だからこそ、この表現を使い続けると思います。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-15 03:56:43
1306文字
会話率:0%
空から落ちてきた女の子に敷かれて死亡した主人公。
明らかに悪である神から転生の機会を得るが...
最終更新:2016-08-12 11:20:21
6367文字
会話率:52%
アメリカ南西部、メキシコ国境沿いの町「シルバー・レイク・タウン」で日本人観光客で写真家の後藤朗が、事件を起こし自殺した。
その半年後、朗の元婚約者・宮田洋子が町を訪れる。
洋子が宿泊する町に一軒しかないホテルの管理人ルークは、無愛想で態度も
悪いネイティブ・アメリカンの青年。
町の警察は、事件の詳細を聞きに来た洋子を冷たくあしらう。
ルークは謎の男と連絡を取り、洋子の行動を監視する。
洋子とルークは喧嘩と和解を繰り返しながら次第に距離を縮めていくが、事件がまた起こる。
洋子がこの町に来た本当の目的とは。
ルークの正体と、事件の真相は。
大切な者の死を乗り越えるということとは。
心に大きな喪失感を抱えた孤独な女性が、新たな人生と自分の居場所を見つけるまで。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-11-07 21:32:47
166183文字
会話率:50%