人生に期待しない――それがムサシロの哲学だった。
低身長、腹ぽっこり、腕ヒョロヒョロ。職もなく、モテる要素ゼロの引きこもり。
ある朝、頭に落ちたカモメのフンで人生が変わるまでは――。
そのカモメは、アメリカの極秘実験「プロジェクト・パペッ
トマスター」で犠牲になった男のDNAを摂取していた。
偶然か、運命か――ムサシロは人の心を“支配する力”を得る。
最初の犠牲者(?)は、憧れのセクシー女優、ヴァレリー・カースサンク。
「あなたに会いたくて日本に来たの♥」――それは夢か、妄想か、洗脳か。
やがて、彼は調子に乗る。
2人目、3人目、4人目……次々と“理想の彼女”を作っていくムサシロ。
しかし彼の能力には決定的な弱点があった。
「集中していないと、支配は解ける」。
新たな女に気を取られた瞬間、前の彼女は正気に戻り、こう思う。
「……なんで、こんな奴と付き合ってたの?」
やがて、洗脳が解けた5人の元カノたちは全員、アメリカ政府に捕らえられる。
目的はただ一つ――ムサシロの力の解明と、その奪取。
彼女たちが拷問されると知ったムサシロは、迷った末に決意する。
「別に正義の味方じゃないけど、そこまでクズじゃねぇよ」
――そして、彼は世界最強の国家にたった一人でケンカを売る。
恋、支配、後悔、贖罪、そして救済。
何も持たなかった彼が、奪われたすべてを取り返すために立ち上がる。
ニート×洗脳能力×国際陰謀
世界を揺るがす非常識なラブ・サイキック・アクション、ここに爆誕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-02 11:03:55
966文字
会話率:19%
人を守り人を助ける者達《守護者ギルド》。その一員であるライル・シュナイザーに与えられたのは、漁師を襲う魔獣被害の解決。
さらには新人教育まで押し付けられ、文句の1つも言いたいが、上司には逆らえない日々。
だが、魔獣被害の裏にはトルクエニド
王国を揺るがしかねない脅威が隠れていたのだった。
「守護者は決して正義の味方じゃない。それを履き違えるな」
「ーーごめんなさい。……護るには私はこうするしかないんです」
「顔を上げろ。本気ならな」
渦巻く脅威から、人々を守りゆけーー
本作は「エブリスタ」様や「カクヨム」様でも連載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-12 06:10:00
105789文字
会話率:63%
学院ではお嬢様育ちのリラの横暴に手を焼いていた。そこで白羽の矢が立ったのが理事長の娘の私である。
私が学院に転校すると、今まさに目の前でリラがイジメをおこなっている。
正義の味方じゃないけれど、私がなんとかしなければ!
そして、衝撃の結末へ
••••••!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-10 07:03:15
3276文字
会話率:43%
暴走族【唯我独尊】の初代総長である森田勇次(18歳)は、地元で知らぬものは居ない程の札付きのワルだ。今日も仲間と深夜の暴走行為を繰り返していると、敵対するチームに待ち伏せされてその場で大喧嘩に発展した。だが、直ぐに駆けつけた警察に追われる事
になる。ここまでは日常茶飯事の光景で、今日も決まったルートをいつもの様に逃げようと単車を走らせた。そして、逃げ切ったのだが……そこから先の記憶がなく目が覚めると見知らぬ小屋に閉じ込められていたのだ……。【2018年5月19日より不定期で更新させていただきます。ヤンキー森田勇次のきままな異世界生活を書ければと思ってますので、皆様どうぞ宜しく御願い致します。】【2020年7月より2年ぶりに連載を再開しました!週5話ぐらいを目処に更新していきますので宜しくお願い致します。】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-23 18:19:01
181670文字
会話率:43%
美貌の伯爵令嬢ヴィヴィアン・バートリーは齢8歳の時に、愛する母の死の瞬間を目撃した。それは父の裏切りに精神を病んだ母の壮絶な服毒自殺だった。それ以来、ヴィヴィアンは父に復讐することだけを胸に生きて来た。彼女がその復讐のための結婚相手に選んだ
のは、彼女よりも4歳も年少の天使のような容姿と素直な性格を持つ少年クリストファー・クロイツだった。ヴィヴィアンの思惑を知らず、純粋な愛情をヴィヴィアンに捧げるクリストファー少年。ヴィヴィアンに影のように付き従う、口数の少ない侍女シェルナ。欲望と計略が渦巻く愛憎劇。最後に笑うのは誰か?登場人物全員悪人、究極の状況に置かれた時、人は己の本性を知る―――。
※かなりドロドロの重たいストーリーです。ヒーロー、ヒロインは清廉潔白な、正義の味方じゃないと嫌、という方はご注意下さい。
※進行の都合上、話の途中に女主人公、男主人公の視点両方入ることがあります。読みづらい表現になるかもしれませんが、ご容赦下さい。
※一部、ストーリーの都合上、性的な表現や残酷な流血の表現が登場する場面があります。苦手な方はご注意下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-01 13:23:11
180870文字
会話率:34%
呪受者と呼ばれる者達が居た。呪受者とは訳有りな異能の力を得た者の総称なのだが、その異能が、不幸の連鎖を呼ぶ。
「俺達は正義の味方じゃない。社会からは弾圧されるべき存在であり、否定され、拒絶されるような化け物――つまり俺達は悪だ」
「私は多
分、もう二度と行けないわ。復讐のほうが優先なの。私は復讐者だから」
「見てんだろ、神様。そのまま見てやがれ。目にものを見せてやる」
「私達は、闇だもの。光には触れられない。触れちゃいけない。その光まで闇にしてしまう」
「初めから出会ってなかったんだよ、俺達は」
「だから求めるんだよ。絶対的な力。呪いを。呪受者を。――化け物を」
「……やり遂げたよ、鶴技」
「――人間らしい理由で泣けるのだから、君は立派な、人間だよ」
高校生の少年と少女達を中心に回る、とある悲劇の物語。
※上記は『神童編』に限定したあらすじです。次編である魔女編は短編集となっているため、初見の方は魔女編から読むのも良いかもしれません。
※ハッピーエンド以外は認めない、という方はご遠慮下さい。完膚なきまでのバッドエンドにはしませんが、後味は不思議なものになるでしょう。
※三人称ですが、主役が変わると雰囲気が変わるかもしれません。極力変わらないようにはしたいと思っているのですが、多分変わります。ご了承下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-01-21 22:38:10
115474文字
会話率:23%