無人ドローンが戦場を支配する時代。
軍はその対抗策としてまず歩兵向け携行電子妨害装置を開発した。しかしそれは出力不足と作動時間の短さによって完全な対策と呼べる物では無かった。
その欠点を抜本的に解決すべく開発されたのが全地形歩行車輌、
通称AWV(Allterrain walker vehicle)である。
この装備の特徴は、電磁制御により自己流動する事が可能な磁性流体液体金属を封入する全く新しいタイプの液圧シリンダーを可動部に採用。煩雑なポンプが必要無くなった事でシンプルな形状による組込みの自由化。圧倒的な高出力による高い機動性と輸送性、泥や砂の影響を受けない耐久性、そしてシリンダーが破損しても液体が漏れないという従来の油圧シリンダーの欠点を克服する抗堪性を実現した。
搭乗人数1名で歩兵部隊に随伴し、様々な任務をこなせるAWVは戦場に投入されるや否やすぐに目まぐるしい成果を発揮している。
今回、伍長が担う重要な任務も、この機体なら完璧にやり遂げる事が出来るであろう……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-20 09:00:00
4545文字
会話率:40%
その文明は出会うべきではなかった
その人との出会いは歓迎すべきものではなかった
これは悲しい『出会い』の物語
『特殊な部隊』と出会うことで青年にはある『宿命』がせおわされることになる
法術装甲隊ダグフェロン 第三部
遼州人の青年『神
前誠(しんぜんまこと)』は法術の新たな可能性を追求する司法局の要請により『05式広域制圧砲』と言う新兵器の実験に駆り出される。その兵器は法術の特性を生かして敵を殺傷せずにその意識を奪うと言う兵器で、対ゲリラ戦等の『特殊な部隊』と呼ばれる司法局実働部隊に適した兵器だった。
一方、遼州系第二惑星の大国『甲武』では、国家の意思決定最高機関『殿上会』が開かれようとしていた。それに出席するために殿上貴族である『特殊な部隊』の部隊長、嵯峨惟基は甲武へと向かった。
その間隙を縫ったかのように『修羅の国』と呼ばれる紛争の巣窟、ベルルカン大陸のバルキスタン共和国で行われる予定だった選挙合意を反政府勢力が破棄し機動兵器を使った大規模攻勢に打って出て停戦合意が破綻したとの報が『特殊な部隊』に届く。
この停戦合意の破棄を理由に甲武とアメリカは合同で介入を企てようとしていた。その阻止のため、神前誠以下『特殊な部隊』の面々は輸送機でバルキスタン共和国へ向かった。切り札は『05式広域鎮圧砲』とそれを操る誠。『特殊な部隊』の制式シュツルム・パンツァー05式の機動性の無さが作戦を難しいものに変える。
そんな時間との戦いの中、『特殊な部隊』を見守る影があった。
『廃帝ハド』、『ビッグブラザー』、そしてネオナチ。
誠は反政府勢力の攻勢を『05式広域鎮圧砲』を使用して止めることが出来るのか?それとも……。
SFお仕事ギャグロマン小説。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-27 10:55:06
297969文字
会話率:45%
「自殺病に罹った人は、もう二度と幸せになることはできない。そういう病気なんだよ」
世界には、人間の精神を汚染し、やがては自殺へと患者を導く精神疾患、自殺病が蔓延っている。
2000年、東京都八王子。
自殺病のウィルスを外部からの精神干渉に
よって、物理的に切除する"精神外科医"がいた。
医師である高畑圭介は、人間の精神内に夢を媒介として侵入できる能力を持つ、"マインドスイーパー"の少女、高畑汀と共に、自殺病患者の治療を行っている。
高畑汀は、半身不随の障害者である。
しかし彼女は、精神世界では無類の機動性と強さを併せ持っている。
圭介と汀が自殺病患者を"治療"していく中、精神外科を取り扱う赤十字病院のシステムが、テロリストにハックされてしまう。
汀に固執するテロリストの少年、一貴との出会いにより、亡くした記憶と自意識の間で苦しむ汀。
やがて精神外科に行われるテロ行為は加速していき、汀は自分という個意識を殺されてしまい、親友の理緒も精神に甚大な傷を受け、心が崩壊してしまう。
絶体絶命の中、テロリストの狙い、高畑圭介の策謀が明らかになっていく。
誰が正しいかも分からない、悪意が飛び交う中、汀達マインドスイーパーは、それでも"人を救うため"に命を賭けるのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-25 13:51:46
328277文字
会話率:44%
さよならがない世界があったとしたら。
あなたは棲みたいですか?
最終更新:2023-06-12 07:00:00
736文字
会話率:0%
【不定期連載】
その力は誰がためにある? 王道系スーパーロボットSFファンタジー
突如としてとある世界に現れた、古代の超兵器『神機』。
文字通り、神の如き破壊力と無限とも思える英知を備えたそれらは、瞬く間にその世界の有りようを、力なき者
は抵抗することさえ許されず、蹂躙されるしかないものに変えてしまった。
これはそんな世界で出会った、『聖女』の少女と生ける伝説の傭兵の物語である。
用語
『神機』
世界各地に残る遺跡から発見された、人型あるいはそれに近い形状の超古代兵器。それに搭載されたコンピューターは、世界の文明の進化をたった1年で数世紀分早めたといわれる。
機体にはいくつか種類があり、主にバランスがとれた性能の1型、機動力に優れるが軽武装で装甲も薄い2型、重武装・重装甲だが機動性の悪い3型の3種類がある。
『レプリカ』
『神機』の部品を製造する技術を一部使用した戦車。ただし、『神機』とは違って人型ですらなく、その上、ほぼ全ての性能がそれと比べて大きく劣る。
【『聖女』】
『神機』出現以前から世界中に存在する、傷の治癒、魔を払う、人々の悩みが言わずとも伝わる、という三つの特殊能力をもつ女性。『世界教』において信仰の対象にされている。
【『世界教』】
作中の全世界において、普遍的に信仰されている多神教の宗教。
【古代文字】
作中の古代文明において使用されていた、象形文字に近い文字。
※この作品はフィクションであり、また犯罪を助長する意図はありません。
※R-15程度のグロテスク・性描写があります。
※無断転載お断り
カクヨム→https://kakuyomu.jp/works/1177354054882340963折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-25 20:00:00
278050文字
会話率:51%
志門舞奈は研ぎ澄まされた射撃技術と戦闘センスを駆使し、社会の裏側に潜み異能力で人に仇成す怪異を狩る現代最強の仕事人だった。
だが、とある作戦で入手した魔石の力で20年後の未来に転移させられてしまう。そこでは人類は宇宙からもたらされた超技術を
用いた人型ロボット兵器『装脚艇』を操る魔帝によって滅ぼされ、支配されていた。舞奈は優れた技量により瞬く間に装脚艇の操縦を極め、魔帝に抵抗するレジスタンスの一員として名を馳せ、やがて火力と機動性を誇る最強の装脚艇スクワールを駆り人類の存続を担う英雄として激戦を繰り広げる。
敵は圧倒的な物量に加え、異能や魔法までをも操る魔帝軍。対する舞奈はかつてと同じ驚異的な射撃技術と戦闘センスで立ち向かう。魔帝を倒して人類を解放し、自身が20年の時を超えた理由を知るために。
1章のみ毎日更新。2章以降は毎週金曜日に更新。『アルファポリス』『ハーメルン』にも掲載中
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-05 12:24:36
138938文字
会話率:25%
とある大陸にて、南北における領土戦争が勃発。早々に決着かと思われた最中、新たなる戦術装甲兵器「機臣」が登場する。高い機動性、ある素材由来の多様性を持つ機臣は、従来の戦場の在り方を根本から変えた。これにより、北部を治める帝国レドナウスは、南
方多国連合ノーブルの機臣を用いた抵抗に攻めあぐねてしまう。その圧倒的戦力に帝国は追うように機臣を採用、戦況は緩やかに平行線をたどり始める。
膠着から二十年。ある青年は旅立ちを決意する。またある者は、伴侶を守ることを誓う。そしてある者は悲しみの終わりを願う。
数多の思惑入り乱れる戦場。それぞれが見出すものは希望か、絶望か。
機臣とそれを駆る者達の戦いを描く物語。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-20 19:46:36
5094文字
会話率:48%
帝暦2020年、帝界・日本。世は正に戦国時代。長きに渡る鎖国令が終了し、今まで馬と弓矢を用いていた戦争はこの10年間で戦車や戦闘機を使用する近代的なものに様変わりしていた。
そんな中、日本では南蛮から伝来した機動着衣『ヴェスティード』が
密かに女性の間で流行していた。ヴェスティードは女性にしか扱うことはできず、本来は『剣闘』と呼ばれる女性のスポーツに南蛮では用いられている。
しかし、1人の少女『織田ノブガ』によってその常識は打ち破られる。彼女はヴェスティードを戦闘用に改造し、機動兵器として戦線に投入した。戦車・戦闘機を遥かに上回る機動性を誇るヴェスティードは彼女の読み通り徐々に戦争の主流にへとなっていくことになる。
これは、織田ノブガという奇想天外な少女に目を着けられたが故に戦争に身を投じる事となった少女『明智ミツコ』とその周囲による戦乱の物語である。
【――さあ、戦を乱す悪鬼となれ――】
※本作は歴史上の出来事を基にした事件等が出てきますが、シナリオの都合上実際のものと異なる場合が多々あります。ご了承下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-14 00:09:36
229887文字
会話率:34%
2030年代の陸上自衛隊装備、動力内蔵型装甲服に搭載されたチックという名前のAIと航空自衛隊教導団所属の高機動性外骨格に搭載されたAIアリスに発生した恋愛感情を始まりとする。
装甲服の乗り手、マッチョの高橋曹長と、外骨格のパイロット、合法ロ
リ「春一尉」の心のふれあいをつづっていきます。
SFかラブコメか悩む作品ですが、一応SFということにしてください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-21 00:36:14
170553文字
会話率:40%
女神より愛されし勇者マクシミリアンは不死の肉体を持っていた。
故に防具など重しにしかならぬと豪語する。
戦闘において重要なのは機動性。そのために彼はありとあらゆるものを捨てていった。
その結果、女魔王の前に立った彼は開口一番にこう言われた。
「なんで服を着てないのよ、この変態っ!」
これは無敵の勇者と女魔王との人類の未来を賭けた決戦を描いた物語である。
連載開始しました。
でも、同じくただのギャグです。スナック感覚で読んで笑ってくださると嬉しいです。
連載化に伴い前作の短編にはタイトルに短編とつけました。
この小説はハーメルンにも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-11 07:00:00
33156文字
会話率:45%
女神より愛されし勇者マクシミリアンは不死の肉体を持っていた。
故に防具など重しにしかならぬと豪語する。
戦闘において重要なのは機動性。そのために彼はありとあらゆるものを捨てていった。
その結果、女魔王の前に立った彼は開口一番にこう言われた。
「なんで服を着てないのよ、この変態っ!」
これは無敵の勇者と女魔王との人類の未来を賭けた決戦を描いた物語である。
ぶっちゃけただのギャグです。スナック感覚で読んで笑ってくださると嬉しいです。
この小説はハーメルンにも投稿しております。注意、ハーメルンでのタイトルは「裸の勇者」となります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-01 13:17:19
5666文字
会話率:47%
中世の王族が纏うような華美なマントに、機動性を優先するもののしっかりと鍛冶屋で防御力を上げた防具、そして攻撃力を大幅に上げてくれる聖剣を手にしてモンスターと戦う俺の戦場は…通学路!?
ゲームのような数値化された世界と、昨日まで過ごしていた
現実の世界を混合させた世界で、ゲームクリアを目指すために俺が仲間と共にレベルアップしていく物語が今始まるーーー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-03-14 00:59:20
6648文字
会話率:15%
帝暦二千五十年、世界には人型兵器が存在していた。
TS、テラーズ・スティア。
身長数メートルの人型兵器。
背中、足に取り付けられた推進装置により、優れた機動性を発揮し、その大きさに見合った高火力の武器を操る地上兵器である。
地上兵
器とはいえ、ブーストすれば地上から数十メートルも飛び上がることが出来るのであるから、その機動性は他の地上兵器を圧倒しているといえよう。
胸部に設置されたコクピットにあるレバーによって手足を、関節の一つに至るまで人間の体と同じように動かすことが出来る。
手で物を自在に掴むことも可能。その足で、ほぼ全ての地形で戦闘能力を発揮する。
そんな夢の様な兵器が存在していた。敵を駆逐するために。
パイロットたちはTSを操り、敵のTSを撃墜することを使命としている。腕を上げ、多くの敵を撃墜すれば報酬がもらえ、部隊での地位も向上した。
彼らは、戦うことが好きなのだ。
そして、その度合いが強い者が、エースパイロットと呼ばれるのであろう。
インシュヴァルツ。
彼もその中の一人であった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-08-13 19:36:28
9845文字
会話率:15%