壮絶なるベレリアンド戦争終結直後、エルフィンドの小さな街ハルセンで起きた怪事件。
禁令違反の魔術通信、その内容は『助けて』。
終戦後に、一体誰に向けて、誰が放った『助けて』なのか。
その解決を任されたオルクセン王国内務省外事保全局
エーリヒ・ベーケ中尉相当官が垣間見た真相とは?
※本小説は「オルクセン王国史 ~野蛮なオークの国は、如何にして平和なエルフの国を焼き払うに至ったか~」の二次創作です。
執筆にあたり、樽見氏からの許可を取得しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 09:45:27
5695文字
会話率:30%
1995年、夏、小樽。
少年『柳介』は歩道橋の階段から落ち、女『夏那』と出会う。
柳介は大切なモノを無くしていた。そのことに気が付いた夏那は告げる。
「貴方そのままだと、──消えてしまうわ」
最終更新:2025-07-21 08:37:23
7503文字
会話率:16%
僕と同級生のルリは、同じ学校に通う生徒が行方不明になったという噂を耳にして、彼女を捜しに夜の街へと出かける。時を同じくして、二人には身体が半透明になるという奇妙な現象が起こり始めていた。
事の詳細を探るべく、二つの人型は移動を始める。
最終更新:2025-07-20 08:00:00
71899文字
会話率:39%
追放された若き醸造家リオンは、前世ソムリエの知識と“神の舌”で未知の酒を夢見る青年。失敗作と罵られた夜、彼は霊脈を味わい尽くす《霊脈味覚》と樽の時を加速させる《時酵》を覚醒させる。
一滴の奇跡を手に放浪の旅へ――相棒は豪腕ドワーフの女戦士
アストリッド。北の氷海から南の聖森まで、禁断の鉄線花、星屑草、魔獣グリフォンの心臓酒。味を求めれば闘いは避けられず、彼の一杯が街を、王国を、やがて世界を揺らす。
“最高の酒は人の魂を震わせる”。自由都市リューンで始まる美食冒険譚、ここに開栓!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-18 18:29:56
29603文字
会話率:34%
「……眠い」
それが魔王タナトスから受けた呪い。昼であろうと夜であろうと常に眠たくなる呪いをヘレン・ワーグナーは受けた。最早、魔王討伐は無理であろうという至極まっとうな理由により、パーティから外された彼女は、傭兵として細々と獣やモンスター
を狩っていたのだが、ある依頼を受けに行く最中、うっかり依頼人の屋敷にあった樽の中で居眠りを始めてしまい――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 00:55:54
321679文字
会話率:40%
"食人"と呼ばれ、蔑まれる竜頭の冒険者ソロ。
彼は生きるため、パーティも組めない中、たった一人で冒険者として活動していた。
そんな中での、猪突猛進な若い僧侶フローリアとの出会いは、彼の冒険譚を大きく変える──!
過酷な
世界を生き抜き、やがて世界を変える冒険譚。
本作はカクヨム様にも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 12:20:00
154087文字
会話率:38%
雨の出る月夜は魔女が出る──。
そんな教えを受けてきた、人よりも情の薄い高校生、近江聡介。
彼は自らが好意を寄せる少女、小早川奏に連れられたその先で見たのは──雨に当たり、魔女と呼ばれる怪物に変貌する占い師の姿、そしてそれと戦う小早川
奏であった。
少女は少年に問いかける。
──私を殺してくれないか、と。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 18:20:00
100182文字
会話率:33%
別世界線の自分の体に転生した主人公が、最強のメイドを目指す物語。
最終更新:2025-06-30 05:58:53
3904文字
会話率:33%
主人公、津田朱音(ツダアカネ)は学校帰りにコケて、異世界へ勇者として召喚された。そこで国王に魔王討伐の依頼を頼まれたが、朱音は逃げることを決意。
しかし外には盗賊、魔物……
次々に襲いかかる敵に朱音は逃げて逃げて逃げまくる。
死
にものぐるいで走り続けた朱音を真っ白な光が包むーー。
魔界に迷い込み、魔王の配下に捕まってしまった朱音。
そして魔王との出会い。そこで朱音がとった行動とは……
注)誤字脱字が目立ちます。只今色々と修正中です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-22 00:00:00
415939文字
会話率:49%
西と東の境に広がる〈ラステロの荒野〉。
そこには、かつて王都を焼いたとされる事件「鐘の火災」の名残だけが残っていた。
ある夜、寂れた酒場《樽ノ口》に、一人の魔族が静かに座っていた。
彼女の名はシンシアベル。
かつて王国の研究機関に囚われ、
魔力を暴発させる実験体とされたインキュバスの生き残り。
記憶の一部と、心を閉ざしたまま逃げるように生きていた。
そこへ現れたのが、二丁の魔銃を携えた男、ジョニーK。
彼もまた、「鐘の火災」で全てを失った者の一人だった。
彼が持つ魔銃《ノクタ》と《ラメント》には、かつて助けられなかった誰かの「想い」が宿っている。
言葉も交わさぬまま交差するふたりの運命。
そこに現れる王国騎士団の追跡者たち。
沈黙の再会から始まる旅。
誰もが忘れようとした“火災の真実”と、“感情が魔法を暴発させる”という危うい世界の理。
その中心には、シンシアベルが過去に「撃たれなかった弾丸」が存在していた。
やがて迫る新たな戦争と、消された記憶の欠片たち。
すべての真実が明らかになるとき――
鳴り響く鐘の音の下で、ひとつの弾丸が「悲しみを放ち」、その想いが誰かの胸を撃ち抜く。
これは、感情を武器にしてはいけないとされた世界で、
それでもなお“心で撃つ者たち”の旅の記録である。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-06-25 18:15:17
1534文字
会話率:11%
酒場の娘であるフレアは、みんなに愛される自分であるために日々も努力を重ねていた。しかし、それを誰かに見せることはない。
「みんなが求めているのは、"完璧"な私だから」
彼女の物語は、いつも通りの一日から始まる。
誰も
がそうであるように。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-28 07:14:45
7093文字
会話率:43%
広い緑の大地に聳え立つ古月山に住むのは、異形の者「鬼」。
彼は冬と春の境の日に大豆を一樽もらうため、麓の村に訪れる。
その村の姫巫女「福」という名の少女との出会いが、二人の過去と未来を巻き込んで、ゆっくりと一つの大きな運命を咲かせていく。
鬼はそと、福はうち。
誰しもが一度は口にしたことがあるだろうその言葉は、はたして
あなたの願いそのものだろうか?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-18 17:32:20
105537文字
会話率:38%
三大陸に挟まれた小大陸。その中の熊獅国は隣国、宇關に侵攻されていた。宇關の呪術者が作った水のゴーレム軍。その巨体の中に戦士が入り槍を構えている。熊獅の剣士の刀も魔法団の火炎魔法も、ゴーレム表面に阻まれ中の戦士まで届かない。味方の死体が増え
ていく。額から血を流す黒髭の男こそ熊獅の君主、螺鈿。魔法団長が鼻髭を振るわせ馬を駆った。呪文を詠唱し火炎の大弓と二本の火矢を作る。水のゴーレムの拳を掻い潜り、中の戦士に火矢を放つ。穴が開くと突き出てきた槍を胸に受けながら二本目の火矢を放つ! 敵の喉に命中しゴーレムは水たまりとなった! 螺鈿王は困惑する。なぜ中の戦士を倒して、魔法が解除されるのか!? 団長は操作魔法の素材が敵の呪術者の魔力ではなく、戦士の生命力に由るものだと推理したのだ。魔力を持たない戦士に魔法戦をやらせるという驚くべき画期的な戦法。これこそ宇關の国が戦を仕掛けてくる動機となった事が明らかになった。熊獅の魔法団は団長の戦法を真似て犠牲となっていく。螺鈿王も愛馬に跨り剣を掲げて敵軍に駆けて行った。熊獅の勝利。
夜の盛大な酒盛り。螺鈿王も酒を飲み干している。そこへ黒髪の中年男が引きずられて来た。宇關国の国王、波多王である。彼の前に大樽が引き倒された。首の無い少年の死体が飛び出す。そこへ螺鈿が頭部を投げ寄こした。それは彼の息子、宇關の皇子、孔勳であった。咆哮し血涙を流す波多王。「熊獅を滅ぼす! 子孫を祟ってやる!」螺鈿が大剣を抜き、生々しい音と共に首を斬り落とした。
一年後。熊獅の王宮から産声が響き渡った。しかし赤ん坊を抱く助産師の悲鳴が。「これは悪魔の呪い!?」赤子の右腕は太く普通の四本分はある。戦士の様に褐色で傷だらけ。左腕は右腕の半分。しかし色白でしなやかだった。ただその顔は美しく姫の様な皇太子である。螺鈿王は一週間後、赤子を王宮から追放した。たった一人の世話係をつけて。
皇子は二十年間、苦労と愛情に包まれて成長する。そして三大陸の世界戦争の気運の高まりによって人生の大きな岐路に立たされる。デジタル科学力をもった新たなる敵の侵略。友好国だったはずの隣国からの宣戦布告。そして憎み続けた父、国王との死別。巨腕に憑りつきし呪いの力は果たして主人公・峻怜に何をもたらすのか。幼馴染み、年上の美女との恋や人工的に生まれた幻獣、更に地獄界をも巻き込む長編冒険譚が幕を開ける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-12 08:00:00
2157文字
会話率:11%
cが同級生の女ヤンキー、かつ喧嘩の師匠であるpと海辺を散歩していたら、p曰くcと同じサイズの樽を見つけたけど、特に何ともならなかったお話。
最終更新:2025-05-04 15:45:29
1557文字
会話率:77%
「魔法使い」とは「アスリート」と同じような意図で使われる言葉である。
「魔法が上手く使える」は「足が速い」とほぼ同じ意味で捉えられ、別に魔法が使えなくたって生きるのに何の支障もないような、そんな世界になった現代。
楠ゆかり は飛行魔法が使
えるだけのただの一カフェ店員だ。その力を店の電球を替えるのに使っている。
そんな楠の元にある日ギルドのリーダーが訪れ、楠を勧誘する。
「魔獣に対処する組織、ギルド。どうか我々にお力をお貸ししていただきたい」
「お断りします」
一度は断ったものの、臨時隊員としてギルドに協力することにした楠。
彼女が配属されたのは陽動飛行隊。
そこは、飛行バイクで空を飛びながら最前線に出る、とんでもない部隊だった。
さらに癖の強いバディと組むことになり、楠の日常は一変していく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-21 20:10:00
94618文字
会話率:50%
夢を見た。
夢の中の私は貴族になって、誰かを殺そうとしたらしい。その罰で兄さんともども殺されてしまう。おかしいね、私は貴族じゃないのに。
でもきっとこれは予知夢だ。
いつかの未来、私はどういうことか貴族になって、結果的に兄さんと死ぬ。
そん
な未来にしてたまるか!
ゴールを変えるにはスタートから。そういうわけで、貴族になる前に使用人になっちゃおう。ね、兄さん。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-06 13:25:02
36314文字
会話率:53%
王女リリア・ヴァルハラは、かつて王国の王女として、優雅に育てられたが、彼女の継母である現王妃ベアトリスの陰謀によって、無惨に命を奪われた。暗殺されたはずのリリアだが、死の直前、樽原莉愛という現代の大学生の魂がその体に転生する。
転生したリ
リアは、王国の宮殿で目を覚まし、自分が王女であること、そして継母の陰謀によって命を奪われたことを知る。生前の記憶と転生後の感覚が入り混じりながらも、彼女はその世界で生き抜く力を振り絞り、辺境の地に追放される。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-13 15:29:31
8931文字
会話率:28%
町娘のメリッサが恋愛スポットを巡り、恋人をゲットするお話。
メリッサは意外とおバカ。
駆け出し者につき、ご容赦を。
最終更新:2025-02-18 19:17:57
2514文字
会話率:25%
彼の名は樽酒 麦生。
毎日のように出会いを求め、何人も代わるがわる交わる。
それは日常でもあり、人生相談でもあり…。
そして喜びでもある。
素敵な出会いと交わり。それはハーモニー。
彼は今日、誰と出会い、ハーモニーを奏でるのだろうか?
最終更新:2025-01-31 17:30:00
2035文字
会話率:32%
彼の名は樽酒 麦生。
毎日のように出会いを求め、何人も代わるがわる交わる。
それは日常でもあり、人生相談でもあり…。
そして喜びでもある。
素敵な出会いと交わり。それはハーモニー。
彼は今日、誰と出会い、ハーモニーを奏でるのだろうか?
最終更新:2024-12-22 21:38:15
1775文字
会話率:34%
その男の名は樽酒 麦生。クールでドライな男。
エクストラでスーパーな彼は、普段通りの勤務へ向かうが、世界は一転する。
そして契約書にサインし、新しい職場へと繰り出す。
職場の女の子達にスキルや魔法を習い、いざクエストへ。
呪文の詠唱には、絶
対の自信があった麦生だが…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-20 22:30:10
2139文字
会話率:32%
ただの些末な思い出。
キーワード:
最終更新:2025-01-31 16:27:06
232文字
会話率:0%
意味もない些末な思い出
キーワード:
最終更新:2025-01-31 12:06:49
408文字
会話率:0%
ただの些末な思い出です。
キーワード:
最終更新:2025-01-31 11:55:29
200文字
会話率:0%
ドラゴンを倒した英雄のジョンソンさんは、怪我をしたから王に追い出されたに違いないと考えた僕。
あることがきっかけで、王様に文句を言ってやると決意し、さらに幸運にも城に行く手段が見つかり、こっそり空の樽にはいったのだが……
冬童話2025参加
作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-12 19:43:56
2663文字
会話率:26%
私は異世界に来た途端、樽で海を漂い、魔王様に拾われてお菓子作りをさせられている女子高生、九石(さざらし )史帆(しほ )です。
『お菓子』という概念のない世界で材料や器具の違いに困惑しつつ、魔王様の庇護の下、日々お菓子作りに没頭中。
……当
然自分も食うけどな!
イエス安穏、ノー波瀾でまったり生活満喫させて頂きますよ。
※題材は洋菓子ですが、スナック菓子のような軽いノリの1話完結コメディです折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-01 01:10:00
530552文字
会話率:33%
異世界に来た途端、樽で海を漂い、魔王様に拾われてお菓子作りをさせられている女子高生、九石(さざらし )史帆(しほ )の話、『魔王様とパティシエール』番外編です。本編に載せられないイベントネタなどを載せる予定です。
最終更新:2017-12-31 23:00:00
17268文字
会話率:40%
悪役令嬢と言われてどんな人間を思い浮かべるだろうか?
穴が掘れそうなドリルを付けた髪、鼻を切り取りたくなるほどな匂いの香水の量と強さ、インターネットではポリゴン数が高くなりすぎるため現すのは不可能にすら思えるほどゴテゴテでフリフリの付い
たオシャレとか分かってなさそうな豪華すぎるドレス、ねずみが穴を通り抜けられるのではないかと思うほどの高さのハイヒール。それに加えて実家が公爵家という高い身分に、次期国王候補である王子との婚約者という立場。
そんなどこをどう切り取ってもざまぁされそうな特徴を持つ公爵令嬢アクヤ・クレージョは、まさに悪役令嬢。転生者である本人もそうなのだろうという自覚を持つくらいには悪役令嬢であった。原作知識はないが、それが余計に自分の考えを加速させていく。
しかし、彼女も自分が疑いようのない悪役令嬢の立場だからと言って諦めるようなことはしない。
将来処刑されたり追放されたり幽閉されたり暗殺されたりするなんていうことになるのは絶対に嫌なのだ。ハッピーエンドにはならなくても、人なりの幸せをつかみ取りたい。そのためにも彼女は自分の不幸の元凶となるだろう婚約者樽王子との距離を詰めようとするが、それは余計に彼女を精神的に追い詰める事実を突きつける結果にしかならなかった。
王子からは婚約して時点で嫌われており取りつく島もなく、学園に入ってみればそんな婚約者に近づくいかにも主人公っぽい平民の虫が出てくる始末。どう考えても彼女には未来がない。
彼女の耳には死の足音が聞こえてきていた。
それでも、決してあきらめることはない。
婚約者がダメならばと周囲に手を広げ、婚約者を平民に奪われそうになっている同じような境遇にある悪役令嬢仲間たちと手を取り合い、この絶望的なシナリオからの逸脱を狙う。
彼女の、いや、彼女たちの努力により婚約者は平民との別れを決断しなければならない状況まで追い詰めることに成功するのだが……………。
※感想・誤字報告等お気軽にお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-27 21:06:52
11223文字
会話率:32%