私は異世界に来た途端、樽で海を漂い、魔王様に拾われてお菓子作りをさせられている女子高生、九石(さざらし )史帆(しほ )です。
『お菓子』という概念のない世界で材料や器具の違いに困惑しつつ、魔王様の庇護の下、日々お菓子作りに没頭中。
……当
然自分も食うけどな!
イエス安穏、ノー波瀾でまったり生活満喫させて頂きますよ。
※題材は洋菓子ですが、スナック菓子のような軽いノリの1話完結コメディです折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-28 01:10:00
517481文字
会話率:33%
異世界に来た途端、樽で海を漂い、魔王様に拾われてお菓子作りをさせられている女子高生、九石(さざらし )史帆(しほ )の話、『魔王様とパティシエール』番外編です。本編に載せられないイベントネタなどを載せる予定です。
最終更新:2017-12-31 23:00:00
17268文字
会話率:40%
悪役令嬢と言われてどんな人間を思い浮かべるだろうか?
穴が掘れそうなドリルを付けた髪、鼻を切り取りたくなるほどな匂いの香水の量と強さ、インターネットではポリゴン数が高くなりすぎるため現すのは不可能にすら思えるほどゴテゴテでフリフリの付い
たオシャレとか分かってなさそうな豪華すぎるドレス、ねずみが穴を通り抜けられるのではないかと思うほどの高さのハイヒール。それに加えて実家が公爵家という高い身分に、次期国王候補である王子との婚約者という立場。
そんなどこをどう切り取ってもざまぁされそうな特徴を持つ公爵令嬢アクヤ・クレージョは、まさに悪役令嬢。転生者である本人もそうなのだろうという自覚を持つくらいには悪役令嬢であった。原作知識はないが、それが余計に自分の考えを加速させていく。
しかし、彼女も自分が疑いようのない悪役令嬢の立場だからと言って諦めるようなことはしない。
将来処刑されたり追放されたり幽閉されたり暗殺されたりするなんていうことになるのは絶対に嫌なのだ。ハッピーエンドにはならなくても、人なりの幸せをつかみ取りたい。そのためにも彼女は自分の不幸の元凶となるだろう婚約者樽王子との距離を詰めようとするが、それは余計に彼女を精神的に追い詰める事実を突きつける結果にしかならなかった。
王子からは婚約して時点で嫌われており取りつく島もなく、学園に入ってみればそんな婚約者に近づくいかにも主人公っぽい平民の虫が出てくる始末。どう考えても彼女には未来がない。
彼女の耳には死の足音が聞こえてきていた。
それでも、決してあきらめることはない。
婚約者がダメならばと周囲に手を広げ、婚約者を平民に奪われそうになっている同じような境遇にある悪役令嬢仲間たちと手を取り合い、この絶望的なシナリオからの逸脱を狙う。
彼女の、いや、彼女たちの努力により婚約者は平民との別れを決断しなければならない状況まで追い詰めることに成功するのだが……………。
※感想・誤字報告等お気軽にお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-27 21:06:52
11223文字
会話率:32%
「……眠い」
それが魔王タナトスから受けた呪い。昼であろうと夜であろうと常に眠たくなる呪いをヘレン・ワーグナーは受けた。最早、魔王討伐は無理であろうという至極まっとうな理由により、パーティから外された彼女は、傭兵として細々と獣やモンスター
を狩っていたのだが、ある依頼を受けに行く最中、うっかり依頼人の屋敷にあった樽の中で居眠りを始めてしまい――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-27 00:25:16
185232文字
会話率:41%
彼の名は樽酒 麦生。
毎日のように出会いを求め、何人も代わるがわる交わる。
それは日常でもあり、人生相談でもあり…。
そして喜びでもある。
素敵な出会いと交わり。それはハーモニー。
彼は今日、誰と出会い、ハーモニーを奏でるのだろうか?
最終更新:2024-12-22 21:38:15
1775文字
会話率:34%
その男の名は樽酒 麦生。クールでドライな男。
エクストラでスーパーな彼は、普段通りの勤務へ向かうが、世界は一転する。
そして契約書にサインし、新しい職場へと繰り出す。
職場の女の子達にスキルや魔法を習い、いざクエストへ。
呪文の詠唱には、絶
対の自信があった麦生だが…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-20 22:30:10
2139文字
会話率:32%
無職になって時間ができたからということで始まった清風と爽香の北海道自転車旅行。
二人の冒険は、札幌の街並みから始まり、小樽の歴史ある街道、美瑛の絶景、余市のウイスキー蒸溜所、登別の地獄谷、そして函館の夜景まで、北海道の魅力を余すことなく体
験していく。そして次はいよいよ本州縦断へ……!
道中、彼らは様々な困難に直面する。険しい山道、突然の雨、予期せぬトラブル。しかし、それらを乗り越えるたびに、二人の絆は深まっていく。
美しい風景、温かい地元の人々との触れ合い、そして何より、お互いの存在。この旅で彼らが得たものは、想像以上に大きかった。
果たして彼らの人生は、この旅でどう変わっていくのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-05 08:00:00
91606文字
会話率:43%
2023年の夏に巡った北海道ー札幌、小樽&余市、白老、洞爺湖、函館ーの
グルメを主にまとめた5泊6日の旅行記です。
最終更新:2024-11-02 03:10:09
19598文字
会話率:4%
ある男子高校生の異世界転移、、、
これ以上なにを書けばいいんだ?
これ以上書いたらネタバレやん
最終更新:2024-09-14 22:08:19
2640文字
会話率:31%
オタクカップルによる。ちょっと変わったラブコメです。
キーワード:
最終更新:2024-09-04 20:59:50
2401文字
会話率:54%
無職のバカ樽谷安太郎(だるたにあんたろう)はひょんなことから中世ヨーロッパ風の異世界へ転移してしまう。転移した先で、何故か勇者として祭り上げられた安太郎には様々な無理難題が降りかかってくることに。
全てをバカの屁理屈と力技で乗り切る、
異色異世界ファンタジーここに開幕です!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-07 15:58:33
16910文字
会話率:54%
「野郎共、名乗りをあげろ」
明治45年(1912年)の北海道小樽にて、新聞記者の八重樫眞平と加藤眠柳は、
元・新撰組隊士と出会う。祖父がかつて新撰組隊士だった八重樫には、どうしても気になる新撰組の謎が三つあった。
一つ、芹沢鴨の死の真相、二
つ、山南敬助の不可解な脱走の理由、
三つ、新選組が破り捨てた“切れ端”の意味。
“切れ端”は、鉄の掟・局中法度の幻の禁止事項であった。
そこに記されていた一文とは。
人斬り集団・新選組のなかで生きた男たちの語られることのなかった物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-02 07:10:00
5349文字
会話率:48%
東京で会社勤めをしている鶴岡一馬は、北海道へのUターンを考えている。暑さ対策としてフィットネスクラブで泳いでいるが、そこで出会ったのが大学で英語を教えている桜木あゆみだった。
やがて二人は恋に落ちる。一馬にとって何一つ不足のない恋人だった
。だがあゆみは秀才だ。二人が付き合うようになって一年ほど過ぎたころ、彼女は関西の大学へ准教授として招かれることになった。
一馬は悩みに悩んだ末、別れを決断する。そして、かねてから考えていた北海道へのUターンを実行した。
小樽へ移住して三年が過ぎていた。一馬は知人から北原雪子を紹介される。
名前の如く雪のような透明感と、コスモスのような可憐さに包まれた雪子を目の前にして、一馬の胸は鼓動した。
「彼女なら、まだ心に残っているあゆみを忘れさあせてくれる」
三度目に会ったときのことだった。雪子に元気がない。顔も心なしか青ざめて見える。
「どうしました、どこか具合でも悪い?」一馬が聞く。
返ってきた答えが「私、妊娠しているんです」。
「まだ、手も握ったことがないのに」
一馬は戸惑った。
雪子の口から次々と語られる真実に、一馬はただただ驚くばかりだ。そして不思議だった。
これほど清潔感を失わないことが。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-01 12:02:15
38730文字
会話率:14%
さあっ、ついにあたしびらきのときがきたよっ!
最終更新:2024-06-26 07:00:00
261文字
会話率:0%
◆からあげに何かける? 命運はもうすでに。
●あらすじ
理不尽な先輩との飲み会。南判樽太は運ばれてきたからあげに何もかけずにいたところ、先輩に「気が利かない」と怒鳴られ暴力を振るわれる。樽太は特殊能力により時を戻すと今度は調味料をかけよう
とするが、どれが先輩の好みなのかわからず……。何度も時を戻しては調味料を選ぶが、そのたびに酷い目に遭う。因果がエスカレートするブラックユーモア小説。
●備考
本作は他サイトにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-23 14:15:38
7536文字
会話率:34%
弥生下旬早朝。古隅田川に隅田村の世話人弥助の斬殺死体があがった。検視の結果、下手人は二人で一人は左利きだ。
天下普請で江戸に職人が増え、野菜が大量生産され下肥が値上がりした。下肥を買う百姓を気遣う肥問屋の大番頭仁吉は、弥助と石田浪人に、
吉田屋を通さず直に下肥を買いつけさせが、その際、弥助が、肥問屋の主の廻船問屋吉田屋吉次郎の奉公人に顔を見られていた。特使探索方は、下肥商いの縄張り争いで吉次郎が弥助に刺客を放ったと推察した。
弥助の葬儀の日、肥問屋の仁吉が、吉田屋吉次郎のさし向けた浪人三人を伴って弥助の葬儀に現れた。浪人が特使探索方の藤兵衛に因縁をつけて斬ろうとしたが三人は唐十郎と石田に捕えられた。吉次郎は甥と偽って、亡き香具師の元締の藤五郎の跡目を継いでいたが、実際の相続権は藤五郎の養女のお藤が持っていた。この事もあり、吉次郎が、下肥商いの縄張りを荒した肥問屋の仁吉とお藤に、五人の刺客を差しむけるが、刺客はお藤が仕込んだ眠り薬入りの酒を飲んでたやすく唐十郎と石田たちに捕えられ肥樽に入れられた。
唐十郎は与力藤堂八郎と肥問屋に、翌早朝、浪人たちを舟で茅場町の大番屋へ移送すると告げると、肥問屋の裏から、奉公人が吉次郎に事の成り行きを知らせに走った。
ただちに唐十郎と藤堂八郎は捕縛した刺客たちを舟で茅場町の大番屋へ移送し、翌朝の吉次郎が放つ刺客の襲撃に備えた。
その夜、吉田屋の奥座敷で吉次郎が鎌鼬に殺害された。
翌早朝、刺客七人が新大坂町の吉田屋の蔵を出て舟で大川を溯った。刺客たちの舟を囲んだ十艘の部切船から、船頭と人足たちに扮した特使探索方と町方が肥柄杓で刺客に下肥を浴びせ浪人たちは下肥まみれになって捕縛された。
朝五ツ半(午前九時)。検視方の日野徳三郎と町医者竹原松月は吉田屋吉次郎を検視し、鎌鼬の仕業と判断した。検視の場で与力藤堂八郎は刺客に下肥を浴びせて捕縛した唐十郎の奇策を話し、こたびの下肥騒動に下るであろう沙汰を説明した。廻船問屋吉田屋は取り潰し。家族は島流し。奉公人は所払い。刺客は打ち首を免れない。
お藤は亀甲屋の奉公人を守るため香具師の元締藤五郎の養女であることを隠していたが、こたびの下肥騒動解決に夫仁吉とともに協力したこともあり、御上は肥問屋吉田屋を存続させてお藤に香具師の元締め、藤五郎の跡目を継がせる策を講ずるらしかった。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-06-21 08:35:22
40275文字
会話率:37%
ミレノアルの将軍セレンは失意の日々を送っていた。
何処とも知れない異世界に飛ばされ早1年半。故郷は一体どうなってしまったのか。
女王デルフィラの放つ魔獣ネメアは彼の持つ聖剣でしか対抗し得ない。それなのに自分は元の世界に帰る方法さえわからない
のだ。
そんなある日、彼の前にその魔獣ネメアが姿を現した。
pixivにも掲載しています。
投稿のタイミングは前後することあり。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-16 15:00:00
1366630文字
会話率:49%
とある名門校の寮で、1人の少女が殺害された。
被害者の名前は相良 凛(さがら りん)といい、頭に2箇所の傷、身体には複数の打撲痕があった。
誰が彼女を殺害したのかは分からない。凶器や物的な証拠は見つからず、もちろん犯人の殺害動機も
不明である。
そのような状況の中、殺害された少女の幼馴染である結城 綾麿(ゆうき あやまろ)の元に、差出人不明の赤い封筒……通称『赤紙』が届く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-14 03:13:53
4951文字
会話率:40%
<重要>続きません。
別でデカい風呂敷をたたむ……どころか広げている最中なので、気晴らしにさっと書きました。もろもろの意味で、ぎゅっとまとめたVerゼロ。
はい、左様でございます。タイ〇ンフォールと、アー〇ードコアと……
自家アセットの流用です。本当はこの具材でスペースオペラをきっちりやりたい。しかし時間が、うごご……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-25 20:33:01
6568文字
会話率:42%
海へ遊びに出来かけた、一人の少年がいる。
彼の名はサース。今年で、九歳になった。
サースは、家に帰る途中でお腹が空いたので、空腹を満たそうとして食べ物が売っている露店街へ立ち寄る。
美味しそうな果実を見つけたので買おうとして、お金を
払おうとした。
だけど、サースはお金を持っていないことに気が付く。
サースは慌てる。
そのことが分かると、店主はサースに果実を返して欲しいと伝えるが、返事をしないし返そうともしない。そこで、店主は彼が持っている果実に手を伸ばす。
その瞬間。
サースは果実を握りしめたまま、その場から走り去ってしまう。
店主は大声で、「窃盗犯だ!」と叫ぶ。
露店街を巡回していた王国兵は店主から事情を聞くと、直ぐに少年を追いかける。
だけど、王国兵は少年の姿を見失い、捕まえることは出来なかった。
木樽の陰に身を潜めている最中、自分がやった行為は悪い事だと自覚している。
だけど、言わなければバレることはないと思い、果実を食べてしまう。その後、何事も無かったように帰宅する。
しかし、王国兵の犯人捜しは、夜になっても続いてる。
その時サースは、両親と晩ご飯を食べていた。その最中、玄関の戸を叩く音が聞こえて来る。
訪ねて来たのは、窃盗犯を探している王国兵だった。王国兵は家族に、窃盗事件が起こったことを伝えた。
だけど、サースは自分が窃盗をしてしまったことを言わない。
両親も同様に、息子が窃盗をしたとは思ってない。
サースは、王国兵と家族に嘘をついて、盗んでないことを主張する。王国兵は、彼の言葉を聞くと駐屯地へ戻っていく。
言わなければ、バレないと思ってしまったサース。
彼は、この事がきっかけとなり、度々窃盗を繰り返していくようになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-20 20:16:10
14147文字
会話率:31%
海へ遊びに出来かけた、一人の少年がいる。
彼は、家に帰る途中でお腹が空いた。空腹を満たそうとして、食べ物が売っている露店街へ立ち寄る。
木箱に入っている果実を見るたびに、店の前で立ち止まる。
少年は、とある店の前で立ち止まり、木箱に
入っている果実を手に取ると握りしめた。
だけど、この少年はお金を持っていない。
そのことが分かった店主は、少年が持っている果実に手を伸ばす。
だが、少年は果実を握りしめたまま、その場から走り去ってしまう。
店主は大声で、「窃盗犯だ!」と叫ぶ。
人々は騒ぎ、窃盗犯の少年を探す。
露店街を巡回していた王国兵は店主から事情を聞くと、直ぐに少年を追いかける。
だけど、王国兵は少年の姿を見失い、捕まえることは出来なかった。
その時、少年は露店街を通り抜けた場所にいた。
木樽の陰に身を潜めている最中、自分がやった行為は悪い事だと自覚している。
だけど、言わなければバレることはないと思い、果実を食べてしまう。
王国兵は兵を増やして、犯人を捕まえるべく探し続ける。
例え、日が暮れて夜になったとしても、国民が住む家に聞き込み調査を行い、犯人を捜し続ける。
しかし、少年の姿をはっきり見たのは、被害に遭った店主ただ一人だけ。
王国兵の犯人捜しは、夜になっても続いてる。
しかし、その少年はとうに帰宅をしていて、家族三人と晩ご飯を食べていた。その最中、玄関の戸を叩く音が聞こえて来る。
訪ねて来たのは、窃盗犯を探している王国兵だった。王国兵は家族に、窃盗事件が起こったことを伝えた。
だけど、少年は自分が窃盗をしてしまったことを言わない。
両親も同様に、息子が窃盗をしたとは思ってない。
少年は、王国兵と家族に嘘をついて、盗んでないことを言う。王国兵は、少年の言葉を聞くと駐屯地へ戻っていく。
言わなければ、バレないと思ってしまった少年。
この事がきっかけとなり、彼は度々窃盗を繰り返していくようになる。
カクヨム様にも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-12 21:34:03
4771文字
会話率:51%
「ちょっと、これ見てよ!」
映研の脚本書き 水口舞が、知恵袋の生物部員 片山修一に振りかざしたのは一枚の原稿用紙。
そこには一見意味不明なカナ文字が羅列してあった。
どうも演劇部所属の新人脚本担当 花鶴友加からの挑戦状らしい。
片山は相棒の岸峰純子、居合わせた同じく生物部員の倉科亮平とともに簡単に暗号を解読。
百人一首にも採られている小式部内侍作の和歌『大江山 いく野の道の 遠ければ まだふみもみず 天橋立』であると読み解く。
ただし片山は、あまりにも暗号として稚拙であることから
「挑戦状としては簡単過ぎる。これは暗号を解読することに意味が有るのではなく、なぜ単純な暗号での挑戦状を送って来たのかを考えなければならない」
と判断し、暗号文で挑戦状を送りつけるホワイ。ダニットについての推理を進めてゆく。
小式部内侍と藤原定頼との対決の意味は?
清少納言が藤原行成に送った『夜をこめて 鳥の空音は 謀るとも よに逢坂の 関は許さじ』の裏には何が有った?
そして、暗号解読で得られる財宝とは?
「この尻をもって千尻なり」~樽に詰められた999個の尻の謎」
「シン・イソラ」
に続く、謎と論理のアクロバット第三段。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-04 06:25:44
46942文字
会話率:53%
国道495号線の垂水峠には、中を読んではいけない手紙と999個の尻が詰まった荷物を、河童から託されたという怪奇伝説が伝わっている。
全国に分布する「河童の手紙」系伝説の一つだ。
映研の脚本書きである水口舞は、クレイ(粘土)アニメー
ションを作るにあたり、この伝説に「どうしても納得できない点」を感じ、知恵袋の片山修一に相談を持ち掛けた。
「どうやったら、12t弱もの重さになる999個の尻を、観客に疑問を抱かせないように一つの樽に詰め込んだ映像を作れる?」
対する修一の答えは「北部九州限定だとしたら、江戸時代に実際にあった事件だと仮定しても、合理的・物理的に実現可能だよ」というものだった。
安楽椅子探偵が導き出した、河童と999個の尻の謎の真相とは?
なお微グロ描写を含みますので、念のためにR-15指定とさせて頂きます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-28 11:04:09
6532文字
会話率:52%
ハルノトキ 前編の続きです。
最終更新:2024-04-23 13:14:57
51923文字
会話率:52%
大学二年生の双葉桜都(ふたばおと)は、何かと緊張しいで不安を感じやすい性格だ。
舞い降りた雪の結晶を手袋に乗せて眺める事が好きな彼女の最近の頭の中は、焦がれるような物語が始まるのではないかということ。
きっかけは、バ
イト先からの帰り道。バスの車内から、男性に腕を引っ張られ、外に連れ出された事だ。その直後、バスは爆発しオレンジ色の炎を出し燃え盛る。なぜ、見ず知らずの私を助け出してくれたのか疑問に思う。その彼は、同じ大学の学生だと知るが、その後も何かと助けてくれたお陰で、緊張や不安から解放されるようになるのだが・・・。
一方、祖父の時計店を改築して小樽にペンションをオープンさせた誠実な青年、春野悠斗(はるのゆうと)は、妻と二人違う恐怖に苛まれながらも幸せに暮らしていた。そんな生活は半年で終わりを告げるのだ。残酷な終わり方で。
秘密を握るのは、悠斗の親友、月城岳(つきしろがく)。コミュニケーション能力が高く英語も堪能。ただ欠点は、遊んでいる人と思われている事。彼が握るのは、愛し合っている二人のための作戦。
物語は、互いを深く想い合うが故に、悪化の一途をたどり続ける。やり直せるのは、一度だけなのに。
舞台は、北海道の小樽と海を越えたカナダのバンクーバー。二つの土地に存在する蒸気時計と関係深く、明らかになる事実の数々と時間に抗う日々。胸が詰まるような事実と相反して、惹きこまれる愛情表現の数々に涙が止まらない壮大なラブストーリーです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-23 13:12:41
65774文字
会話率:48%