1998年1月28日のことだった。
とあるデパートの一角に悲鳴が響き渡った。
その悲鳴を合図に、人々の視線が向かった先では、一人の男が子供を抱きかかえ、手に持ったナイフを突きつけていた。
男の名前は浮世一平。
近くにいた小学生、新谷瑞樹
を人質に取って、迫る人々から逃れようとしていた。
その浮世に近づこうとしている人物が二人いた。
一人は後にノーライフキングと名乗る男で、もう一人はアンタッチャブルと名乗る少女だ。
二人は浮世に声をかけながら、慎重に近づいていた。
この時、周囲を囲う野次馬の多くは浮世のナイフから滴る血を目撃していた。
新谷に怪我をない様子を見るに、そこに至るまでに何者かを傷つけてきたのだろう。
一歩でも間違えれば、新谷も傷つけられるかもしれない。
その緊張感の中で、ノーライフキングは説得を重ねた。
「分かった。君の願いを聞こう」
そして、ノーライフキングがそう言った瞬間、浮世は目に見えて警戒を解いた。
その瞬間、アンタッチャブルが浮世との距離を詰めて、一気に手を振るったかと思えば、浮世の握っていたナイフが宙を舞った。
見れば、アンタッチャブルの腕は刃物のように変化し、浮世のナイフを薙ぎ払ったらしかった。
その変化に人々が驚いている中、アンタッチャブルは更に腕を振るい、浮世の手足を吹き飛ばしてから、その場に浮世を拘束した。
その隙にノーライフキングが新谷を保護し、人々は目の前で起きた凄惨な光景に絶句する。
こうして事件自体は収束するが、この事件は様々な批判を生むことになった。
しかし、それらの声も政府による一つの発表と、それに関連する類似の事件が発生したことから、次第に収束を迎えることになる。
その時の発表というのが〝怪人〟という人ならざる存在と、それを倒すために生まれた〝超人〟という一種の超能力者の存在だった。
やがて、浮世一平の起こしたこの事件は〝最初の怪人事件〟と呼ばれるようになる。
あれから25年が経過した2023年の2月の末。
現在、超人も、怪人も、世間の常識となっている。
※「ノベルアップ+」に投稿している同名作品と同じ内容です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-19 21:00:00
712343文字
会話率:42%
相棒に告白した主人公ジーラは振られてしまう。その晩、副業の酒場で働いていると、振った相手である相棒が現れて、変装した主人公(源氏名フィリア)に告白をした。
何故? え、もしかして、酒場でメイクして源氏名を名乗っているから気づいていないの
?
正体をばらせば付き合えるかもと心弾ませるも、同僚に、いや、あんたが嫌いで振られた可能性もあるでしょ、と言われ、様子を見ることに。
登場人物が二人の三角関係、壮絶な独り相撲が今始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-04 20:00:00
346027文字
会話率:41%
少年ユレンは、ネフリート王国の田舎町で、しゃべるねずみのカシューとともに暮らしている。王国が異例の不作に陥った春、彼は王都から来た少女と二人の護衛に出会った。
この国の第二王女だという少女は、不作の原因が、国に実りをもたらす〈翡翠竜〉の加
護が弱まったことであると語る。
竜の様子を見るために、町の近くの森に行きたいという彼女たちに、ユレンは自分が案内すると申し出た。森の案内人を務めるユレンだが、協力する理由は仕事だけではなくて……。
わけありな四人(と一匹)が聖なる森の深部を目指す、冒険ファンタジー。
※『カクヨム』でも公開しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-27 17:00:00
162411文字
会話率:51%
我が娘からある宣言を聞いた後、私は黙々と娘と彼の関係を考えていた。
どこの馬の骨かも分からない優男に渡すより、あくどくも見知った輩に差し出す方が余っ程いい。
『お前、彼奴の事どう思うよ』
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に
思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
彼、気質的には彼女の母みたいな感じ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-05 18:09:31
968文字
会話率:27%
私はレイラ。
聖女じゃないけど、なんか最近「聖女扱い」されることが増えている。
魔法が少しだけ使えるだけの田舎の平民なのに、なんでだろうね?
今度は山でドラゴンの子どもが泣いてるらしい!
ドラゴンが暴れれば村は壊滅だ。様子を見るだけなら大丈
夫だろう――多分。
「分かりました。行きますけど、見てくるだけですからね!」........折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-26 18:04:15
1817文字
会話率:52%
第四王女ながら母の暮らす領地で自由奔放に生きてきたイレーネ。
馬好きが高じて軍馬を育成する厩舎に入り浸るイレーネの先行きを心配した両親は、デビュタントと共に隣国アルタスの辺境伯と婚約させることにする。
もちろん彼女は大反対! 淑女教
育を抜け出し向かった厩舎で出会ったのは、偶然にも軍馬を見にきたアルタスの辺境伯ラインハルトだった。
王女の身分を隠して平民として接するイレーネに、ラインハルトもアルタスの騎士として誘う。
「調教の為にアルタスに来ないか? ここの馬が慣れるまででいいんだ」
慣れ親しんだ馬の為、まだ見ぬ婚約者の様子を見る為、イレーネは大きくうなずく。
「祖父と母に頼んでみる。でもダメだっていわれたら、こっそりついていくね!」
見習い調教師として隣国にいくじゃじゃ馬イレーネの手綱を面白そうに握るラインハルトの恋物語、始まります!
本作は肥前文俊先生主催「第十八回書き出し祭り」に参加作品です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-10 07:35:03
60754文字
会話率:59%
ボクは電気オーブン。レンジ機能はない。
そんなボクは、学校の家庭科室に来たものの、すぐに電子レンジのヤツにとって代わられ、長い間ただ教室の様子を見るだけだった。
このままろくに使われないのかなあ・・・と思っていたある日
「使わないなら持
って行っていいっすか?」
「別にいいですよー」
「よし、それなら今日からお前はウチの子だ!」
こうしてボクは家庭科室を後にした。向かった先は──────
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-28 20:50:02
15322文字
会話率:47%
ついにタイムマシンの開発に成功した博士は、喜びを抑えきれずに飛び跳ね、自らの成果を自画自賛した。そして、「タイムマシン? ははっ、不可能だよ」と自分を侮蔑した人々を思い浮かべては、口汚い言葉を吐き、さらに世間という無形の相手を罵った。この
ように人間嫌いを深めていた博士だったが、その憎しみを原動力にしたおかげでこの偉業を成し遂げたので、結果的には、めでたしめでたし。終わりよければすべてよしということである。
「いっひっひっひ、人間どもの終わりを見てやるぞぉ」
……と、めでたしには程遠い、邪悪な笑みを浮かべて独りごちる博士。『人間ども』などと敵意剥き出しに言うその博士ももちろん正真正銘人間であるが、これまで人々から受けた冷たい仕打ちと、タイムマシンを開発したという確かに人並外れた偉業を成し遂げたことにより、自分以外の人間は凡、猿、愚民。そして私は神だ、という風にこの時、博士の自己肯定感は極限まで高まっていたのである。
その博士がタイムマシンを使い、まず初めに見ようと考えたのは、恐竜時代でもなく、未来ではあるが、人類の滅亡の時代、つまり荒廃した世界だった。科学者でありながら、車が空を飛ぶような科学技術が発展した未来を見たいとは思わない。そんな未来に行けば、せっかくタイムマシンを開発したばかりなのに劣等感を抱くかもしれないからだ。
「さてと、私の見立てでは、もう千年くらいは今の人類の歴史は続くだろう。気候変動、疫病、人口の増加、カウントダウンはすでに始まっているがな……これでよし。千年後にセット完了だ。二千年後でもよかったかもしれないが、まあ、これで様子を見るとしよう」
タイムマシンに乗り込み、行き先を設定した博士は狙い通り、遥か未来へと飛んだのであった。
「ほほう、これが未来の世界か……」折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-07-17 11:00:00
4261文字
会話率:48%
どうもどうも、えー、騙し騙されっていうのは世の常、人の常でありますが、おっとっと。専売特許とまでは申しませんがねぇ元祖、騙す動物と言えばそう、タヌキとキツネですねぇ。
この二匹、昔から競い合ってきたもんでね。そりゃもう人間なんて手首を捻
るようなもんですよっとね、へっへっへ。
そう、昔々のこと。とある少年がおつかい帰りに山道を歩いていました。
片手にはお母さんにお土産に、と叔母に持たされた蜜柑を包んだ風呂敷。もう片方の手は道中で拾った長い木の棒。
おっと今、棒を捨てて、また新たに木の棒を拾いました。先程のよりも長いかなと地面に置いて見比べ、むむむっとまあ退屈しのぎですな。道のりはまだまだ長いですのでね。
さて、そんな彼に朗報。何やら先のほうで物音がしました。はてさて猪だろうかそれともイタチ?
そっと近づき様子を見ると、はい、お待ちかね。ここで登場でございます。タヌキとキツネであります。
おや、喧嘩かな? と少年は思いました。両者睨み合い、何かを喋っているようでしたが人間には獣の言葉はわかりません。ええ、ええ聞かせようとしなければね。
でも、想像がつきますよね? そう、どっちが上手く化けられるかって話だと。
と、その二匹、動きをピタリと止め、次いで耳だけをピクピク動かし始めました。
少年は自分のことがバレたのかなと思いビクリとしましたが、そのまま見ているとどうも違ったようです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-02 11:10:00
6498文字
会話率:30%
とある小さな会社の社長。彼は社屋の裏にて、火をつけようとしたタバコを指に挟んだまま、頭痛の者がそうするように手を頭にやり唸っていた。
だが、頭痛ではない。いや、なくはないが、どちらかと言えば痛むのは胃のほうか。呑み込んだ悩みの種は根を張
り彼を苦しめていた。
その様子を見るに見かねた社員が彼に駆け寄る。
「あの、社長。大丈夫ですか……?」
「ん、ああ……だいじょう……いや、すまん、少し愚痴らせてくれるか?」
「ええ、もちろん。あの、もしかしてですけど彼のことですか?」
「ああ、そうだとも……彼だ。彼だよ!」
「うおっ、大きな声……」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-15 16:00:00
1950文字
会話率:76%
レーガの側に寄り添う令嬢リーニはティニーとギンスの稽古の様子を見ると、レーガという婚約者がいるのに仲が良すぎる!と言ってレーガの不安をあおる。レーガはそんなリーニをたしなめるが内心、不安でいた。
そんな折、ティニーとギンスが上着の貸し借り
や夜空の下で密会している現場を見てしまう。心穏やかではないレーガはティニーとギンスの間に割り込む……。
こちらは≪ギンスルート≫の結末を迎える展開です(◦ˉ ˘ ˉ◦)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-17 15:30:00
7286文字
会話率:70%
レーガの側に寄り添う令嬢リーニはティニーとギンスの稽古の様子を見ると、レーガという婚約者がいるのに仲が良すぎる!と言ってレーガの不安をあおる。レーガはそんなリーニをたしなめるが内心、不安でいた。
そんな折、ティニーとギンスが上着の貸し借り
や夜空の下で密会している現場を見てしまう。心穏やかではないレーガはティニーとギンスの間に割り込む……。
こちらは≪レーガルート≫の結末を迎える展開です(◦ˉ ˘ ˉ◦)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-16 14:40:00
4772文字
会話率:66%
「リイン、よく聞きなさい。これは試験ですが、ただの試験ではありません」
神様のたまごが、一人前の神様になるための試験。それを受けることになった神様のたまごの僕。
内容は、小さな世界を与えられ、立派に育ててみせるというもの。
僕は小さ
な地球を回し、人類を成長させていった。そして様子を見るために降り立ったイリスゲート王国という国で、レアという一人の少年と友達になる。
不幸な境遇にあったレア。彼を幸せにするべく、僕は神様の権限で彼の人生の障害を取り除いていくが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-04 21:54:50
7470文字
会話率:41%
アルビエン・グロッサム伯爵──通称ドクロ伯爵は読書が好きだ。
だが大好きな読書ができない夜がたまにある。それはドクロになっている間。
彼は満月の夜になると、呪いでドクロになってしまうのだ。ちなみに体はどこかへ消える。
そんなドクロ伯爵の楽し
みは、ドクロの時だけできる行為、領地内の人々の様子を見ること。
「ああ、彼女は今夜もまた来ない彼氏を待っているのだな」
「幼い子供が夜更かししてるぞ」
「あそこはまた夫婦喧嘩か、やれやれ」
それをけして覗きと言うなかれ。ドクロ伯爵はそれを高尚な趣味と信じて疑わないのだから。
そして今夜も彼は目にする。ドクロ伯爵はそれを目撃するのだ。
「……また人が死んでいる」
それは連続殺人。殺人鬼による無差別殺人。
全てを見通せるドクロ伯爵の目からすら逃れるその者を……犯人を捜すべく、ドクロ伯爵は今日も目を光らせる。
──目、無いんですけどね
===
※筆者より注意書き※
本作品はホラーや推理物っぽいですが、気楽に読めるラノベです。(難しい推理物とか書けないので…)
特別深い話はございません、淡々と話は進みます。
あらかじめご理解いただきました上でお読みいただきますようお願い致します。
※注2※
舞台・年代は近世ヨーロッパ(イギリス)風な感じ(1800年~1900年くらい)、でもオリジナルで実在しない世界となります。パラレルワールド的な。
あまり時代考証とか考えずに気楽に読んでいただければと思います。
(つまり、筆者が細かいあれこれ考えるのが面倒、と)
※他サイトにも掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-27 21:10:00
89804文字
会話率:42%
悪役令息との婚約。
それは、とある事情から。
彼が悪役令息とは思えないアメリアは、ちょっと様子を見ることに――――。
妙に権力を持っている商会の娘とツンデレ悪役令息の恋物語。
******
ブクマや評価などしていただけ
ますと、笛路が小躍りしますヽ(=´▽`=)ノ♪わはーい!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-06 08:09:47
3327文字
会話率:44%
江戸の町で昨今流行りの裏稼業。
モノでもヒトでも依頼されれば何でも贋物を用意するというハッタリカタりの騙しの商売〈贋物屋〉。
その贋物屋の正体は同じく昨今流行りの芝居の一座、深山一座の看板女形の雪之丞と立役者の助三。彼らは卓越した演技
と幅広い人脈で困り事を抱えた依頼人を助けていく。
第三話「贋花嫁」
今回の依頼人は伊勢屋の娘のおみよ。
大店の娘が政略結婚を嫌って贋花嫁を依頼してきた。偽花嫁が婚礼を挙げて親達を油断させている間に自分は好きな男と駆け落ちをするつもりだとのこと。
政略結婚の相手は父親の同業者の中年男で、おみよは後添えとして迎えられるのである。だが、おみよには好きな男がいた。何年か前に町でちんぴらに絡まれているところを助けてくれた男である。その男・駒吉はまともな職にも就かずふらふらとしているような、箸にも棒にもかからぬ男であったが、おみよには優しいのである。おみよに泣きつかれ、贋物屋の人々は依頼を承諾する。仕掛人、つまり贋花嫁として雪之丞が任務を果たす。江戸一番の名女形の腕の見せ所であった。花嫁姿になった雪之丞は妹の菊弥が見ても惚れ惚れするような美しさであった。もったいなくもその美貌を綿帽子で隠し、おみよではないと悟られないようにして雪之丞は婚礼の席へと出向いていった。贋花嫁が婚礼をつつがなく済ましている間に、おみよは家を抜け出しは深山一座へと逃げ込む。そこで男と待ち合わせていたのである。
ところが、駒吉はいつまで経っても姿を現さなかった。
おみよは涙をふき固く決心した様子で、家には戻らぬと言い出した。雪之丞達は仕方なく二・三日、おみよの気の済むまで様子を見ることにしたのである。
ところが、その間におみよの父親の元に身の代金を要求する脅迫状が届いていたのであった。勿論、雪之丞達が出したわけではなく―――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-03 20:47:44
80337文字
会話率:37%
「捨て猫を拾ったら飼い主に捨てられた化け猫だったお話。」
女の子二人の不器用で、でもまっすぐな感情のお話。
バイト帰りにあいにくの雨。椿は高架の下でタバコを吸い土砂降りの雨の様子を見る。
豪雨の中猫の鳴き声が聞こえ外を見ると、段ボール
に入った捨て猫がいた。その日だけ家につれて帰り、朝になれば逃がすことを決心して家に帰る。
拾ってみたその子は化け猫のもみじ。不器用な優しさの椿と、真っ直ぐなもみじの感情が混じり合う。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-17 23:44:04
4282文字
会話率:43%
川上晶(かわかみあきら)は平凡な大学生だった。いつものように大学後にバイトに向かっていると黒い空間に飲み込まれようとしている男性に遭遇する。助けようとして自らが飲み込まれてしまい、気が付いたら言葉の通じない世界に放り出されていた。周りは明ら
かに外国人と思われる人達。服装も中世ヨーロッパのような見た目で、甲冑を身に纏った騎士もいる。召喚の儀式で異世界から晶を神子(みこ)として呼んだと説明されるが、自分には特別な力などないと訴え混乱する晶。そもそも神子は初めから言葉が通じ、その身に宿る力で国を守護するとされている。国王含め、召喚した者たちからも晶が本当の神子かという疑念が浮かぶ。もしも本当の神子でなければ、神子と偽った物は極刑を免れないのだ。神子としての力が覚醒するまで様子を見ることとなり、護衛騎士として晶についたヘルマンは、晶を献身的に支えた。晶もヘルマンを心の拠り所としていった。ヘルマンの誠意に応えるために、必死に言葉を覚えこの国の歴史を学ぶことにした。ただ、晶は一つの事実に気づいていた。それはとても恐ろしい事実だった。
平凡な大学生(19歳)と護衛騎士(32歳)の年の差、体格差、異世界ファンタジーものです。書き溜めができていないため、更新頻度はかなりゆっくりとなります。主人公視点で基本的に物語は進んでいきます。冒頭は主人公のセリフを「」異世界語を『』表記としていますが、主軸が異世界でのお話に切り替わると異世界語を「」主人公の世界の言葉を『』で表していますのでご了承ください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-10 12:22:57
38639文字
会話率:36%
「『どこまでも追うことが愛である』!!!!!!!!!!これはヒトの心理を解明した私の言葉です。愛に対する答えの1つで、直近の出来事を共有できている者こそ"愛する心"が強いという考え方です。愛するものがある場合、あなたの愛
するものは新しい出来事に関心を抱きやすいと言えます。あなたの愛するものが人であれ、それ以外であれ、社会に関わるものである以上は、直近の出来事の影響を受けているはずです。影響次第では、あなたの愛するものは、あなたの望んだ姿とは違うものになってしまう。直近の出来事に関わる人間の"意思"があなたの愛するものを変えてしまうのです。知ったつもりになって何もしない。追うことを辞めてしまう。このような姿勢であなたがいる限り、愛するものを失うリスクを負うのです。あなたが関わったからと言って、愛するものを繋ぎ止めておけるとは限りません。しかし愛するものを追わなければ、あなたの望む愛するものは他人の手によって失われてしまうのです。他人の意思を反映して、あなたの望まない形になってしまう。だから愛するものを追い続けましょう。毎日様子を見るだけでいいのです。あなたが追い続ける限り、あなたは"真の愛"によって、愛するものの異変を知ることができる。あなたの愛するものに異変があったとき、あなたが道を正してあげればいいのです。愛するあなたには"資格"があります。愛するものを追い続けましょう。愛するものをあなたの手で守りましょう。『どこまでも追うことが愛である』と胸に刻み、あなたの最も大切なものを守り続けましょう」令嬢は愛について学んでいた。愛を理解した令嬢は、王宮の王子に会うために王宮へと向かった。王宮についた令嬢だったが、王宮に入る前に超能力者と遭遇してしまう。超能力者は王子のことを愛しており、また王子に対する令嬢の心もお見通しであった。……王宮に入ることのできた令嬢。しかし令嬢の前にメイドが現れる。自らを王宮の管理者だと称するメイドは、令嬢の動きを止めてみせた!王宮の防衛システムにより令嬢の動きを止めたとメイドは自白する。……令嬢はメイドの理解を得ることに成功し、王子の居場所を教えてもらう。愛する王子と会うために、令嬢は王子のいる部屋の扉を開けるのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-22 13:30:23
2635文字
会話率:16%
※つべに載せている動画の説明欄より引用→https://www.youtube.com/watch?v=CR4uFIt_paI
宝石職人である父親の様子を見るため、夜に工房を訪れる事を習慣にしている女子高生、宮葉燐‐ミヤバ リン‐。しかし
最近、何処からか視線を感じるといった小さなストーカー被害に悩まされていた。せめて付き添ってくれるボディーガードがいてくれれば…そう願った宮葉は町中のとある交番に助けを求める。そこで出会った若い警官、笹木尚也-ササキ ナオヤ‐は彼女に対し唐突に『頼れる知り合いを紹介する』と言ってきて―――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-07 21:01:17
2125367文字
会話率:45%
いつの間にか現れたフルダイブVRゲーム。
医療用として開発されたそれが一般向けにリリースされてから一年。
多くの人が興味を持ちながらも未だ実験を繰り返し、認可を受けつつ少しづつ広がる世界。
しかし、一周年イベントを期に広くプレ
イヤーを募集。
一般に公開された宣伝は一周年記念イベント、集団戦の様子。
フルダイブの名の通り完全にプレイヤー視点、プレイヤーの意思通り操作可能なキャラクター。
ゲーム内にもかかわらず五感を刺激するのだと言う話。
明らかにコレまでとは一線を画したゲームの中で、一周年イベントを制した謎の一般人。
そして、不思議とその人物に惹かれ、学生が手を出すには高価すぎるゲームに手を出してしまった少年。
ソタロー
それがゲーム内での彼の名前。
幼い頃から欲しい物や、やりたい事、我侭を言わず、将来の夢もよく分からないまま、
日に日に夢を追いかけていく周囲の友人達に置いてかれているような焦燥感。
珍しいゲームに手を出すのは逃避なのか?それとも本当に自分のやりたい事を見出す為なのか?
本人もよく分からぬままプレイする。
完全に新たな体験である事は言うに及ばないが、ゲームの世界は妙に地味。
荒れ狂う巨大な魔物を斬り倒す!
どころか、まずは完全自視点で道に迷わないように拠点となる都を何度も歩く【巡回】クエストから。
今時どこにでもいそうな少年は何処に向かうのか?
このストーリーは作者前作『MONOローグ~ブラック企業勤めのおっさんがVRMMOにはまった場合~』の別主人公視点の話になります。
時間軸としては前作主人公の隊長が、一周年イベントを制した後、宝樹の様子を見るべく旅に出てからの話になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-02 19:00:00
787920文字
会話率:42%
海辺に住んでいる、恋に恋する女性はこの国の王太子が好き。
姿絵を見つめてはきゅんきゅんしたり、切ないため息をついたり。
ある日海に見慣れぬ船があるのが見えた。
何やら胸騒ぎがしたので様子を見る。
誰かが海に落ちたのが見え、その直後に
船から火が立ち上がった。
レナンは母に使用を禁じられていた魔法を使って、落ちた人物を助けに行った。
見殺しにしたら後味が悪い。
海中に漂う人物を見て、驚いた。
憧れの人だ。
気を失った彼を助けたが、きっと覚えていない。
仕方ない事だと思っていたが、伝え聞いた話に悲しいやら腹立たしいやらで、涙が出る。
王太子殿下が命の恩人という令嬢との婚約をするらしい。
「助けたのはわたくしなのに!」
身分違いの恋だとはわかっている。
昔魔女と呼ばれていた母に頼みこみ、小鳥に姿を変えてもらって、恋心だけを伝えに行く。
気持ちをしたためた手紙を彼に渡した。
これで気持ちの整理もついたしと帰ろうとしたのだが。
「この手紙の主はどこの誰だ? わかるまで君を拘束させてもらうよ」
予想外の展開だった。
放鳥してもらえず、始まった鳥かご生活。
誰か助けて!
同名キャラクターで様々な作品を書いています。
作品により、立場や性格が若干異なりますので、ご了承ください。
一万字目指して書きました!
他サイトにも掲載してます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-24 06:31:58
9628文字
会話率:39%
現役ギャルJK・輝龍亜利沙(きりゅうありさ)は、学校でかなり人気である。そんなある日、彼女の家の庭に雷が落ちた。しばらく経ち様子を見るとそこには大剣が刺さっていた!?剣を抜き出会ったのは異世界からやって来た騎士・アオレオール=グランツと出会
う。これは、ひょんなことから世界を救う騎士となったギャルと異世界から来た騎士の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-24 12:00:00
1511文字
会話率:73%