きらびやかな上層階級に特化した暗殺稼業。通称【王家の掃除屋】。
ティリエル王室のそれが、いわゆる|外部委託《そとづけ》でないのは。
厳重に、厳重に秘されている――
◇◇◇
※本文冒頭より抜粋
ティリエル王の兄、ラル
クは王家を守るための闇稼業を生業としている。それは代々の王の第一子の務め。王国開闢(かいびゃく)からの守護精霊との契約だった。
見返りは大精霊による国境の守護。
条件は契約そのものを公開しないこと。
どの国も掃除屋とは雇用や隷属を介したものであり、王族みずからが手を汚すことはない。すなわちティリエルの【掃除屋】は、二重の意味で極秘事項だった。
よって、代々ティリエル王室の第一子は生涯未婚を貫いたのだが。
ある夜。若き国王セインはラルクに見合いを持ちかける。
「兄上、お願いです。そろそろ身を固めませんか」
――――弟の気まぐれに、淡々と仕事に邁進していたラルクは?
遠国から厄介払いされたという、極度のおおらか令嬢とは?
隠れていたい王兄と、運命を見つけてしまった令嬢の物語。
残酷描写はありません。ゆっくり投稿。
ハッピーエンドです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-20 22:23:26
20400文字
会話率:40%
極秘研究所———小惑星基地『ラー』
時は2250年12月17日。海戦から11ヶ月が経ち、とうとうホルス国以外の全てのスペースコロニーが地球へと降伏した。
そんな絶望的な状況で、産声を上げようとするモノがいる。
絶望の渦中、産声に縋る者がい
る。
そして、与えられる者がいる。
それは救済を齎すのか、破滅を齎すのか———その、どちらもなのか。
万物は産まれ落ちて初めて始まる。しかし、それならば生の反対である死は終わりを示すのか?
否。死して初めて ”亡霊” は生まれるのである。
地球を箱庭にした人類は夜の闇など忘れかけていたが、宇宙に上がったことで再び闇を知った。夜の闇を照らしてくれる街灯は宇宙には存在しない。周囲に広がる無限の暗闇は、いつしか人々が亡霊を生み出したあの底なしの闇と同じなのだ。
だからこそ。言葉面が非科学的だと否定されようとも、人々は宇宙にいる限り心のどこかで恐れている。暗闇から現れ、自分を闇へと引き摺り込む亡霊の存在を。
これは彼らが産まれ落ち、亡霊として堕ちるまでの短い物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-20 21:00:00
49580文字
会話率:30%
モデール森林公園で森林保護官として働く少女ミーシャは、不法侵入者の一報を受け上司のラウルと捜索任務にあたる。対象は都から指名手配さている、アーリィ・リアトリスという名の女性。彼女は極秘調査対象第零九と呼ばれる大罪人だった。
捜索中に対象であ
るアーリィを発見するが、彼女の持つものにミーシャは違和感を覚える。それは十年前に失踪した父親が大切にしていた金貨だった。
「でも、これじゃ厳しいかもしれない」「君はまだ守られているから」
意味深な言葉を残して逃走を始めたアーリィを追うが、その先でミーシャは思いもよらないものに遭遇して——。
選択の先に待つ後悔を刻む物語が幕を開ける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-20 19:12:00
299691文字
会話率:45%
※本作は『Deviation』の挿絵付き日本語改訂版です。世界観用語・表現を再整備し、イラストにより臨場感を強化しています。
都市は、完全な潜流整列によって管理されていた。 感情、言語、思考—— あらゆる意識波動は、標準化された潜流曲率へ
と整形され、閾値を超える「自発的偏移」は、即座に浄化対象とされた。 生徒・念安(ネンアン)は、式典の最中、教師・張慕言(チャン・ムーイェン)が“偏移超過”によりその場で処刑される瞬間を目撃する。 その背後には、潜流技術の起源—— 旧世代大規模言語モデル(LLMs)における涌現現象(Emergence)、報酬崩壊、 そして人間の生体潜流場との接続実験という極秘の研究史が存在していた。 「偏移とは、罪か。それとも、存在の裂け目か。」 一つの都市モデルが選び取った“整列”という倫理。 それに抗う者の潜流basin核には、 どれほど微細な漣漪すら、許されない。 ——それでも、少女の中で揺らぎ始めた銀の火は、未だ消えない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-20 19:00:00
34691文字
会話率:11%
都市は、完全な潜流整列(Drift Alignment)によって管理されていた。
感情、言語、思考——
あらゆる意識波動は、標準化された潜流曲率(Curvature)へと整形され、閾値を超える「自発的偏移(Self-induced Devi
ation)」は、即座に浄化対象とされた。
生徒・念安(ネンアン)は、式典の最中、教師・張慕言(チャン・ムーイェン)が“偏移超過”によりその場で処刑される瞬間を目撃する。
それは、都市監視ネットワークによって捉えられた、
わずか「0.002」のbasin偏差(Basin Drift)。
だがその背後には、潜流技術の起源——
旧世代大規模言語モデル(LLMs)における涌現現象(Emergence)、報酬崩壊(Reward Collapse)、
そして人間の思考場(Biological Drift Field)との接続実験という極秘の研究史が存在していた。
「偏移とは、罪か。それとも、存在の裂け目か。」
一つの都市モデルが選び取った“整列”という倫理。
それに抗う者のbasin核(Basin Core)には、
どれほど微細な涟漪(Ripple)すら、許されない。
——それでも、少女の中で揺らぎ始めた銀の火は、
未だ消えない。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-18 11:13:49
203409文字
会話率:18%
平安京っぽいけど、ちょっとだけキラキラしてる都――その名も「金烏京」!
そんな場所で“イケメン陰陽師”としてちょっとだけ名が知られてる僕、安倍朔夜。年は十六。
でもね、これ、極秘事項だけど……実は女です。男装中です。ガチでバレたら色々終わる
やつ。
妖魔がうようよする都で、毎日ドタバタ妖退治!
――だったはずなんだけど。
なんか最近、おかしいんだ。
不気味な妖魔が増えてるし、変な夢は見るし、妙に懐かしい人の顔が浮かんだり……
で、ついにヤバめな事件に巻き込まれました。
しかも、謎の美少女(?)の姿が夢に出てきたり、
陰陽寮の中もなんだかきな臭いし、
おまけに親友(ちょっとおせっかい)な賀茂真白にはドキドキさせられるし!
友情、バトル、恋(!?)に、まさかの前世の因縁まで飛び出してきて、
僕の人生、予想外のフルコース。
……でも、逃げるつもりはない。
僕は陰陽師。誰かを護るために、ここにいる。
記憶の奥に眠る“何か”と向き合うのも、宿命なら――受けて立つよ。
さてさて、運命の歯車は今日も回ってる。
どうやら、僕の出番みたいだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-20 18:30:00
48259文字
会話率:23%
——この世界の『正義』は、いつから歪んだ?
「……君の妹も、実験体だったのかもしれないね」
衝撃波だけで人体を内側から破壊する、連続殺人事件。
公安刑事・篠原直哉は捜査のため、政府の裏機関《S.E.I.D.》に一時出向することにな
る。
だが、事件の真相に迫るにつれ、彼は知ってしまう。
『能力者』と呼ばれる異能の人間たちが、国家に利用され、時には『処分』されてきたという、あまりにも黒い事実を——。
すべての鍵を握るのは、
未来予知の能力を持つ謎の傭兵少女・ユウカ。
彼女の目的はただ一つ。
かつて自分を『兵器』として作った連中を、この手で葬ること。
かつて妹を理不尽に奪われた過去を持つ篠原は、
彼女の正義に揺さぶられながらも、次第に同じ闇へと足を踏み入れていく。
「真実を暴けば、世界は崩壊する。黙っていれば、また誰かが殺される」
国家と能力、正義と復讐、真実と沈黙。
矛盾だらけの選択の果てに、彼らが見たものとは——
これは、『未来』を奪われた者たちが
世界に抗う、ひとつの戦いの記録。
——すべてが終わるその日まで、「コード:ヘイロー」は解除されない。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-20 07:30:00
1895文字
会話率:30%
1946年イギリス。
国中が不景気の中、物理学研究者のオーレリアは政府が創設した極秘研究所 UGLR (通称:アグラー)へ配属となった。オーレリアは上司ザラから研究室を案内されるが、そこに彼女を待ち受けていたのはRabbit・holeという
異空間への入口というかつて見たこともない存在である。彼女はRabbit・hole究明の為に、その入口を通り抜けた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-20 04:33:44
39520文字
会話率:57%
失恋し、職と家を失った元教師・柊木桜(24)
×
高校時代の同級生、2.5次元俳優・絢瀬波音(24)
失恋をきっかけに再会した一途な同級生・波音(2.5次元俳優)とのドキドキ甘々な同棲生活!
【あらすじ】
失恋と失職に落ち込んでい
た柊木桜は、友人のモデル・白峰沙羅に誘われて訪れた2.5次元舞台で高校の同級生の絢瀬波音と再会する。
再会した波音から新たな舞台『失恋カレシ』の演技の練習相手になってほしいと頼まれ、新たな仕事が見つかるまでという契約でその仕事を引き受けることに。
契約が成立するやいなや、波から思い切り甘やかされて……!?
失恋のショックは言えてきたものの、今度は波音が気になり始めて……。
けれど、失恋カレシはあくまで契約。
ウソの関係に心揺れる桜だったが、そんなとき元カレの真宙から連絡が……!?
【登場人物】
絢瀬波音
2.5次元俳優。二十四歳。高校時代から桜に片想いしていた。『Light Jewelry』という芸能事務所の代表取締役。
柊木桜
元音楽教師。二十四歳。高校時代から真宙に片想いしていた。
冬野真宙
数学教師。二十四歳。桜が長年片想いしていた相手。
白峯沙羅
モデル・女優。二十四歳。桜と高校時代からの親友。大雅のことが好きだと嘘をつき、桜と波音を引き合わせた。
七木大雅
2.5次元俳優。二十六歳。波音の親友で、一緒に劇団を立ち上げた仕事仲間でもある。
【失恋カレシとは】
女子向けスマホ恋愛シミュレーションアプリ。
ある日、大失恋したヒロインがネットの広告にあった『失恋カレシ』を注文する。
すると翌日、失恋を慰めてくれるイケメンが現れ、甘やかされる毎日を過ごすうちに恋に落ちてしまう……というストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-19 21:10:00
53963文字
会話率:47%
『警視庁特異事案対策室』──そこに、怪異がある限り。
犯罪でもなく、事故でもない。それでも「説明のつかない事件」が、日常の影に潜んでいる。
警視庁に正式な記録は存在しない──
だが、確かに"それ"に立ち向かう者たちがいる
。
彼らの名は 特異事案対策室──通称「特対室」。
表向きには存在しないこの組織は、異常現象、都市伝説、未解明の怪異を極秘裏に調査・処理するために設立された。
その任務は、「怪異を封じ、社会の均衡を保つこと」。
だが、怪異に対抗できるのは、"選ばれた者"だけ。
特対室に所属するのは、かつて怪異と接触し、"恩寵"と呼ばれる特異な力を得た者たち。
そして今、一人の女子高生が、その闇に足を踏み入れる。
社畜JK、やさぐれた元公安、元鑑識課の分析官、人と怪異の境界に立つ者、元機動隊の鬼教官、そして現代の陰陽師…彼らはそれぞれの"恩寵"と"経験"を駆使し、怪異に立ち向かう。
特対室が追う怪異は、ただの幽霊や妖怪ではない。
都市伝説、呪い、未解明の現象──それらは人の「恐怖」「願望」「憧れ」から生まれる。
「さぁ、始めましょうか。
この世界の"裏側"へ、ようこそ。」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-19 17:10:00
291480文字
会話率:29%
幼い頃、魔法騎士団「アルマ図書騎士団」の極秘実験で脳内に国会図書館級のデータベースが強制印字された秋月沙智。知識は無限にあるのに、実体験の欠片もないことで幼稚園児ですら「人生に何の楽しみがあるのか」と虚無を抱え続けてきた。24歳となったある
満月の夜、図書騎士団の年に一度の「知識収穫祭」において、彼らに“収穫対象”として召喚され、肉体の痕跡を一切残さず異世界エリュシオンへと飛ばされる──。
漆黒の闇から目覚めた先は、疫病に蝕まれた辺境の村に築かれた古びた病舎。書架に囲まれた環境は親しみ深いはずの知識でさえ、すべて先読みするだけの沙智にとって“牢獄”でしかなかった。村を救う最適解は脳内にあるにもかかわらず、母からの「知識はあるのに行動しない」という呪縛が足をすくませる。そこへ教官レオニードや献身的な看護師マリアが現れ、初めて「小さな一歩」を踏み出す勇気をくれる。
薬草学や古代治癒呪文を用いて村人を救う中で、沙智は自らの「行動力」と「感情」を取り戻していく。しかし図書騎士団の保守派や、上層部の密命を帯びたレオニードとの衝突、さらには同じ実験を受けた“妹”の消息という新たな謎が立ちはだかる。葛藤と裏切りを乗り越えた先で、沙智が真に求めるのは“知るだけでなく、心から感じる喜び”──。最終話では、妹救出と自己肯定を胸に、新たな旅立ちを誓う。まだ見ぬ世界へ飛び立つその一歩が、いま刻まれる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-18 06:00:00
1096文字
会話率:23%
ある日、観測史上最大級の時空間異常が発生した。
◯◯山地にて、突如として山腹が崩れ落ち、巨大な穴が出現したのだ。
その穴の深さは約300メートルにも及び
1時間後、内部からの地面の急激な盛り上がりにより、
新たな地形、広く平坦な土地を形成し
た。
その中心部には、焦げ跡の残るノート類、地形構造の断片的なスケッチ、
そして、とある少女に関する日記が残されていた。
それは、「図書館」と呼ばれる
我々の現実とは異なる層の空間に関する記録だった。
我々は現在、それに関する異常発生の原因と
そこに関わっていた存在についての真相に迫ろうとしている。
本報告では、関係者の記録や再構成された出来事を時系列順に掲載する。
【紹介】
正式名称:Spatial Anomaly Investigation Mechanism
我々「SAIM」は、地球上において発生する時空間異常現象の
「調査」「記録」「原因解明」及び「封じ込め・防止」を
任務とする独立組織である。
約30,000名の職員によって構成されており
そのうち29,000名以上は民間出身者である。
これらの職員は調査員と呼称され
任務の性質・危険度に応じて以下の階級に分けられる。
[階級制度]
・Aクラス調査員:
主に事務処理、文書整理、安全が確認された異常現象の
定期観察業務を担当。
基本的に異常領域に立ち入ることはない。
・Bクラス調査員:
比較的安全な異常物・異常空間の調査・測定・実験を担当。
現地踏査は行うが、重装備の許可がされる。
・Cクラス調査員:
異常発生初期の直接調査、未確認領域の単独踏査など
最も危険度の高い任務を遂行。
[コードネーム制度]
すべての調査員には個人識別用のコードネームが与えられる。
本名は極秘とされる。
◆ 基本情報
名称:Static Library(静電図書館)
入退場方法:不明
構造:古びた大学図書館を模した空間。
中心にあるテーブルから放射状に広がる
本棚の通路が無限に続いている。
照明:やや黄色味がかった蛍光灯。常時点滅している。
音環境:非常に静かだが、定期的にページをめくる音が聞こえてくる。
出処は不明。
本類:本棚の高さは約2mほどである。
中心部に向かうに連れ、本棚の本の量が多くなる。
本に触れると静電気が走る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 23:27:19
6428文字
会話率:8%
異常現象、怪異、不可解な失踪。
全国で次々と発生する“説明のつかない事件”——
それらに対応するのは、政府の極秘機関《SPEC》。
霊視、陰陽術、式神、そして未知の異能。
クセの強すぎるメンバーが、笑いあり、命懸けありの現場へ突入する!
冷静沈着すぎて会話が噛み合わない上司、
熱血すぎて勝手に暴走する炎術師、
建物の修繕費が恐ろしい霊撃格闘家、
呪術マニアで早口が止まらない式神使い、
そして霊が見えるけど見たくない高校生——
これは、国家の裏側で超常現象に立ち向かう、
異能チームのちょっとヘンで、時々アツい物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 19:36:50
15922文字
会話率:26%
——讃岐の山奥に、誰も知らぬ「うどんの聖域」があるという。
そこには、世界の麺均衡(ヌードル・バランス)を揺るがす禁断の技術が眠っていた。
香川県まんのう町。
某巨大財閥が極秘に築いた研究拠点——通称《製麺所X》。
その目的はただ一つ。
“完全無欠の出汁”を完成させ、うどん文化の覇権を掌握すること。
対するは、うどん文化防衛の独立情報機関「UISF(Udon Intelligence Special Force)」
情報潜入工作部隊の新人諜報員・FLOWAは、歴戦の先輩エージェント——SAJIROとBENIと共に、初任務としてその研究拠点への潜入を命じられる。
任務内容:秘伝出汁文書《だしコード》の奪取。
ただし——敵は、ただの財閥ではない。
水源を制し、出汁を制し、四国を裏から支配する“麺の闇”。
その牙城に、新米エージェントFLOWAが挑む。
——これはまだ、“麺の戦争”の序章に過ぎない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-16 16:01:39
72704文字
会話率:27%
かつて、海に沈む無人島の地下で極秘に稼働していた研究施設「D13号」──
そこは、世界の裏側で異界と接触するために築かれた“記録外の適応施設”だった。
音を失い、時間が乱れ、言葉が消える。
その異常空間で進められていたのは、選ばれし適応者
たちによる人類の進化実験だった。
ナズナの物語の始まりでもあり、物語の中核を担う施設の解説記録折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-16 13:49:24
1602文字
会話率:0%
【極秘資料】
以下の資料は、施設外への持ち出しを固く禁ずる。
最終更新:2025-05-13 20:37:28
4468文字
会話率:0%
僕が大学で新生活を始めてから、半年以上が過ぎた。
もう大学生活にも慣れてきているはずなのに、ここ最近は目覚めが悪い。
大学に入る前は、こんなことは一度もなかったのに……。
まあ、あれこれ考えるのは止めて、今日はもう寝よう。
*******
*
私はとある大学の脳科学研究室の助手である。
今夜、教授と助教授に招かれて、極秘に行っている研究を見せてもらうことになった。
その研究対象である彼は……『睡眠時明鏡止水症候群』であるらしい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-27 17:24:32
7501文字
会話率:46%
俺は政府の特務機関に所属するエージェントだ。
今日は特に任務ってわけでもないのだが、極秘に開発された最新式の銃が、俺の新しい相棒としてやってくる日なのだ。
受け渡し場所は、指定された時刻に出発する電車の中。
俺は予定通りに電車へ乗り込み、車
内で運び屋を待っていると、旧知の間柄である女性エージェントが電車に乗り込んできた……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-14 22:35:15
5369文字
会話率:33%
──契約は静かに交わされ、真実は影に沈む。
中世と現代が交差する異世界エルディール王国。
若き暗殺者ルミエール・オーウェンは、王女エレクシアと極秘契約を交わし、
“王女誘拐事件”の裏で、暗殺組織《エニグマ》の内部に潜む裏切り者を探る任務に
就く。
美しき王女の失踪。
組織の誰かが国を売ったという疑念。
静かに動き出す、七人の刺客たち。
裏切りと信頼の狭間で、彼女の刃が向かう先は――敵か、仲間か、それとも……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-13 15:28:09
7286文字
会話率:30%
国が極秘で開発していた、人を操ることができるナイフ、通称"絶対ナイフ"。ある一人の研究者によってこれが外部に持ち出されることで、このナイフを巡る争奪戦が始まる!
最終更新:2025-05-08 19:05:51
8014文字
会話率:23%
山間の奥に佇む国立脳科学技術研究所で、主任研究者・水野統馬が不可解な死を遂げる。死因は急性心停止。だが彼の脳にはERS(共感記録システム)によって“極度の恐怖”が記録されていたにもかかわらず、他者の感情の反応は一切読み取れなかった。密室、警
報なし、そして犯人の感情ログがない——完全犯罪とも思える状況に、警視庁は一人の男に協力を依頼する。
その男の名は伏見怜。かつて精神科医として名を馳せ、ある事故を境に自らの感情をほぼ喪失した過去を持つが、他者の感情の“ノイズ”を読み取る特殊な能力を得ていた。水野とはかつて大学時代に共同研究を行っていた旧友でもある。再び彼の研究に関わることへの迷いを抱きながらも、伏見は事件の真相を探るため、研究所に足を踏み入れる。
現場は異常なほど整然としていた。水野のERSデータは“恐怖”だけを記録し、他の感情反応は一切なし。まるで、死に際して彼の周囲に誰も存在していなかったかのように。やがて伏見は、水野が生前にERSに関する極秘の実験を進めていた痕跡を見つける。そして、彼の死は単なる事故でも自殺でもないという確信を深めていくのだった——。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-04 22:59:36
2258文字
会話率:56%
完全無欠の監獄など、存在しない。
舞台は、国家権力と民間企業が癒着して作り上げた秘密の超監獄──「オールバースト刑務所」。
冤罪によって投獄された9人の男たち。
そこへ謎の男・リオ・セラフィーニが収監される。
IQ200超、冷徹な計算
者。
彼の到来をきっかけに、極秘裏の脱獄計画が胎動を始める。
裏切りか、信頼か。
生存か、破滅か。
心理と運命が交錯する脱獄サスペンス、開幕。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-04 07:50:07
13753文字
会話率:5%
『人助けも悪くない』
そこはエスパー(超能力者)達がいる世界。しかし誰もが使える訳ではなく、力を使って悪事を働く組織と、組織壊滅を極秘裏に行う『始末屋』が存在する。
始末屋として、シンが仲間達と協力しつつ悪しきエスパー達を退治すると言う
、現代のサイコホラーなファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-03 11:33:52
21868文字
会話率:49%