カトレアは名門貴族の夫人でありながら、将軍の息子リオンと危険な逢瀬を重ねていた。
二人はそれぞれに別の相手と結婚しており、公には決して許されぬ関係である。
だが、その燃え上がる思いを抑えられず、誰も近づかない極悪ダンジョンの最下層に密会の場
を求める。
高レベルの冒険者すら尻込みする凶暴な魔獣や呪術師の亡霊、巧妙な罠がひしめく極限の空間。
それでも二人は、それぞれ別の入り口から危険を冒して中層を突破し、幾多の試練を乗り越えて合流する。
交わす言葉は少なく、ただ先へ進むしかない。
それは命を落としかねない恐怖と隣り合わせの禁断の愛の冒険。
周囲をはばかる立場を忘れ、深い闇に包まれる最下層で、束の間の安息を求め合う。
激戦の末に見つけたその小さな休息だけが、偽れない愛を許す唯一の場所だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-24 07:05:39
2772文字
会話率:19%
登場人物/
夜勤:主人公。テラーキャッスルと呼ばれるダンジョンの魔物。もと人間でかつて勇者パーティーに在籍していた。勇者との約束で彼女の子孫を見守っている。
アリシア・ウォーカー:ロンド皇国の公爵家令嬢で勇者の子孫。ヒロイン。
十八歳
。謀略によりテラーキャッスルへと追放された。
A氏:夜勤の友達。ほぼカピバラ。
ルナマリア・ウォーカー:アリシアの妹。五歳。
バルガス・アッシュ:金髪の貴公子。敵。ロンド皇国騎士団の団長。きっちり死ぬ。
〜冒頭紹介〜
ビート大陸にあるロンド皇国。そこで公爵令嬢として幸せな日々を送っていたアリシア・ウォーカー。
だが彼女は皇位継承の争いに巻き込まれ追放刑となってしまう。
追放先は【テラーキャッスル】と呼ばれる、悪名高きダンジョン。
そして地下一階に入った途端、|オーガ《鬼》が現れ襲われてしまう。
いきなり、死に直面することになる、アリシア。だがオーガの拳が体へ届く直前、彼女は訪れたことも見たこともない部屋へと転移。
驚愕するアリシアの目の前に現れたのはスケルトンの魔物だった。
「よう。俺の名前は【夜勤】。訳あってお前を助けた」
夜勤はアリシアの味方だという。
そして、復讐を望むアリシアに、夜勤から提示される、とんでもレベルアップ計画。
果たしてアリシアはこれからどうなってしまうのか。
スケルトンの魔物【夜勤】とアリシアのコンビが世界を駆け抜ける、痛快ハイファンタジー。
※四話からお話し動きます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-03 15:10:00
115800文字
会話率:35%
主人公、音無川凜は山で捨てられていて師匠に拾われて育てられた。師匠は伝説の暗殺拳、破邪弾頭流の使い手で凜は幼い頃から破邪弾頭流を習得する訓練を受けてついに師匠を倒し奥義継承訓練に合格する。
そして、夢のJK(女子高生)になるため破邪弾頭流を
駆使し極悪ダンジョンの洞窟を抜けて、JKの聖地青嵐女子高等学校を目指す折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-23 12:21:04
12383文字
会話率:48%