夏には50度を超える灼熱の世界。
主人公の青年、翔は、酷暑が始まったばかりの6年前、博物館に「13星座のタペストリー」を車で運ぶ途中、少女、光流(ひかる)を引いてしまう。
自転車ごと飛ばされた少女は、幸い植え込みに落ち、かすり傷程度だった
が、何故か意識は戻らず、眠ったままの日々が続いていた。
一方、翔は、事故の直後、もうろうとする意識の中で、光流の霊魂を確かに見たと感じていた。
事故のせいで、危うく名なき者(魔)に、黄泉の国へ連れていかれそうになった翔を、確かに光流の魂が助けてくれたのだ。
だが、光流の霊魂は、その後、肉体に戻ることなく、車に積んでいた「13星座のタペストリー」へと吸い込まれてしまった。
翔はその日から、「13星座のタペストリー」が展示されている博物館に掃除夫として潜入。少女の魂を探し出し、肉体へと戻すため、夜ごと13星座の神話の世界へ旅を続けていた。
そんなある日、博物館の館内で、光流によく似た少女、千冬と出会うが…。
プロの西洋占星術家でもあるJupiterが描くスピリチュアルファンタジー。
*本作品は、Jupiterが自費出版した『モッくまくんの星のレッスン』(8000部発行)の続編です。オンライン上での読みやすさを優先し、段落を細かく分けています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-04 18:59:20
74438文字
会話率:15%
卒業パーティ―の日、幼馴染のアデライード・ド・アングラードが夢にまで見た婚約破棄シーンに遭遇した。
どうやらここ一年、悪役令嬢っぽいというだけでつけまわしていたカトリーヌ・マルグリット・カルマが関わっている様子。
アデライードは悪役ら
しき人物を見つけると観察するという趣味を持っているのだ。
勿論騒動に参加表明。
第二王子から婚約破棄されたご令嬢。それにまつわる第三王子の婚約者である令嬢について。第三王子の護衛の婚約者である令嬢について。財務大臣の息子の姉であるの令嬢について。聖女と言われていた令嬢について。
時に変装し、時に植え込みに隠れ、時に病に苦しむ私を伴って、カトリーヌを観察し続けたアデライードはそれぞれの出来事も目撃しているのだ。
この物語は、最高に楽しそうに語るアデライードに、振り回された私の物語である。
うん? ひょっとしたら私が見る主人公アデライードの物語かもしれない……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-09 23:00:00
94926文字
会話率:29%
「たのむよぉ~ん! お願いだよぅー!」
夜、駅前でそう声を上げる男がいた。
「お願いしまっす! このとーりぃ!」
手を合わせたり土下座したり、遠目に見ても情けない顔をしていると分かる。
中年男性、髪はもっさり、眼鏡をかけている。
対する女性は服装とスタイルからして美人っぽいけど
壁に寄りかかりスマホの画面に向いているので顔はよく見えない。
つまり、完全無視。どちらも見事と言っていいほど一貫した態度。
そしてまあまあ見ごたえもある。
なので、友達と待ち合わせ中で暇をしていた僕は植え込みの縁石に座り
向かい側のそのやり取りを、いや、一方通行を眺めることにした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-02 11:00:00
1257文字
会話率:36%
その時僕は植え込みの下に落ちているブラジャーに気が付いた。
いつもは端折られてしまいがちな、異世界に転生するその前の話。
(この作品はカクヨムにも掲載しています)
最終更新:2022-12-10 18:31:00
3768文字
会話率:13%
ひとりの男の長くて短い精神世界の話です。全21話。
自分の中にいる“もうひとりの僕”とともに、かつて傷つけた“彼女”を探し続ける僕。
<僕はやまない雨のなか、夜更けの公園を歩いている。池に架かる橋の上、紫陽花の植え込み、植物園の看板、
古びた民家のような茶屋、池に浮かぶ神社の鳥居……どの場所にいても彼女の影が亡霊のようにつきまとう…>折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-27 14:00:00
24693文字
会話率:59%
大学に入って一ヶ月、俺は友人を作ることは諦めた。そんなある日、大学に向かう途中で土砂降りに遭った俺は、自転車の前に飛び出してきた子猫を避けようとして、植え込みに突っ込んだ。新しいシャツは泥だらけになって破れ、気に入っていた自転車も壊れたけれ
ど、涙は出てこなかった。けれど、全身に響く痛みと、チェーンの外れた自転車を引きずりながら歩いていたとき、俺に傘を差しかけてくれた人がいた……。
★アルファポリス★https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/105585352
★カクヨム★https://kakuyomu.jp/users/bokuto_u
★エブリスタ★https://estar.jp/users/472049770
上記サイトでも掲載中!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-27 00:00:00
132089文字
会話率:52%
召喚士あるいは最強のドルイドであり、俺は召喚術のほかに自分の身体を編成させてクマや狼に変身できる。
さて、ある時の俺はギルドのクエストに失敗したばかりか大怪我まで負い、死を間近に感じながら公園の植え込みに身を隠していた。
そんな俺の目
の前に現れたのは、ギルドでは大魔女と絶賛されているリガティア・エレメンタインである。
俺は彼女から食事を貰い、手当もされ、なんと彼女の隠れ家に連れ込まれて飼い犬として一か月ほど過ごしたのである。
五百歳と聞いていたリガティアは実際は十六歳の少女であり、彼女は物凄く可愛らしく、俺の心を虜にするには十分すぎる程だった。
彼女と一緒にお風呂に入って洗われるという天国も体験していたのだ。
それなのに俺達は恋に発展しなかった。
それは俺がやるべきことを捜しに彼女の元を去らねばならなかったからであり、何よりも、俺は野良犬として彼女に匿われていただけであったからだ。
俺は今でも彼女を愛しているが、真実を告げたら彼女を思い続ける事さえも難しい事になるだろう。
そこで、彼女に手紙を書いた。
彼女に自分の真心と真実を打ち明けてみるのだ。
できるだろう。
俺は最高の召喚士でドルイドのルーパート・グリフォンではないか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-07 00:37:29
17415文字
会話率:24%
彼女のお家・・
お庭もチョ~広い
最終更新:2019-11-18 23:09:42
658文字
会話率:10%
私たちは、おもらししたミニスカ美女を尾行。
最終更新:2019-08-04 21:26:54
621文字
会話率:0%
2018年12月制作。
寒くなり、キジバトの声を聞けなくなりました。
しかし、鳴かないからと言って彼らがいなくなってしまったわけではない。
マンションの植え込みの木立でじっと動かないでいるキジバトを見つけて思いついたものです。
最終更新:2018-12-04 04:35:48
325文字
会話率:50%
現実を諦めた者、新たな世界を求めた者、夢でしか生きていけない者、それらを救うため、人と人の夢を繋ぎ、新たな世界を形成することで夢の中で生存することを可能とした。
それに伴い、国の法律も大幅に変更。
一つ、18歳になるまでは脳にチップを植え
込み夢と現実を12時間ずつ生きること。原則として朝9時から夜9時までを活動時間とする。
一つ、定期的に検診を行い、最終的にはより幸せだと感じる世界で一生を終えること。
一つ、18歳で夢を選択された者は内閣府直属の機関にてヘッドギアDRCを装着しそこで一生を終える。
一つ、成績優秀かつ現実世界が夢の世界より幸せだと感じる者の早期勤務を特例として認める。
ヘッドギア、通称DRC。その生産を一手に引き受ける打墨社で勤務する主人公浮世鈴悠(うきよすずはる)。17歳ながら優秀者として勤務を続ける彼には死んだ親友、打墨憬(うつつみけい)の夢を叶えるという目標があった。
憬の夢に縛られていた彼は様々なバグと直面し、疑問を持ち始める。彼が出した結論とは一体・・・。
現実世界と夢の世界、二つの世界を舞台としてSF作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-07 03:44:00
13596文字
会話率:43%
私の故郷は、あまり雪が降りません。
植え込みのむき出しの土に、ひっそりと残雪を見つけた時、思わず触れてしまいたくなりました。
最終更新:2017-01-15 15:00:56
639文字
会話率:0%
花の名前がついた町に住んでいます。
その名の通りで、街路樹、植え込み、公園、遊歩道、一軒家の庭、いろいろなところに花があふれています。
花は毎年同じところに同じように咲くのですけれど、それを見る私は、その時々で思い浮かべることも感
じる美しさも違っています。花を見て感じたことをエッセイにして残してみます。
花の写真は自分で撮影しました。
※更新は不定期です
※せっかく『歳時記』なんて大それたタイトルをつけたので、へたくそな俳句モドキも詠んでいます
※七話からは、短歌モドキにも挑戦しています。ヘタクソですが、いつか美しい一首が詠めるように勉強します折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-13 20:57:45
8677文字
会話率:0%
深雪(みゆき)と心愛(ここあ)は、高校の休みに京都旅行に出かけようとしていた。ふたりが待ち合わせをしていた駅前公園の植え込みで不思議な絵本を見付けた。全て日本語で書かれているのに、何故か読むことが出来ない絵本だった。絵本は京都のホテルでふた
りに話しかけた。深雪と心愛と絵本が織りなす恋愛譚です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-11 12:06:51
8131文字
会話率:66%
よく晴れた夜のこと、街路の植え込みにビニール傘があった。
最終更新:2015-02-28 02:08:53
1360文字
会話率:81%
空から人間が落ちてきた。
背の高いビルしか並んでないような都会で。
降ってきたその人間は、“運よく”軌道がそれたのか、街路樹がクッションとなった上で植え込みに落ち、膝を擦りむいただけだった。
運悪く、幸運な自殺願望者に出会ってしま
った女の子のお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-08-16 08:54:33
12387文字
会話率:55%