2XXX年、第三次世界大戦が勃発し、世界は混乱に満ちた。世界各国が禁忌とされる生物兵器と核兵器を使用されたことで、世界は悲惨な最後を遂げると誰もがそう思った。
だが、結果は違った。
戦争終結後、確かに世界は汚染された。しかし、汚染
したのは生物兵器でもなく、核物質でもない。
全く別の新しいものであった。
それらは瞬く間に広がると、自然は膨張し都市を再度自然に戻すかのように飲み込み、世界各地で地殻変動が相次いだ。
動物たちはその環境に適応するように、ある種は巨大に、ある種は数を増やし、ある種は原型を留めながらも新たな種へと進化していった。
人々は自然から追いやられるように数を減らしていったが、その進化の波は、また人にも働いていた。ある者は体の内から炎を燃やし、またある者は剛腕を、そしてある者はその身に生きる物の力を宿す。
Z oetic-生命の
O dd -奇妙な
N eos-新しい
E volution-進化
世界を覆ったその進化の名は通称:ZONE(ゾーン)
ZONEによって世界は自然界と人間界へと別れ、今も尚自然と人間の熾烈な生存競争が行われていた!
そして、この物語は自然界から人間界を守る仕事「ハンター」を目指す一人の少年の冒険譚である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-28 21:02:00
82897文字
会話率:65%
卒業論文に取り組む此花姫香。担当教師は頼りない歴史の准教授。彼は謎の遺跡の発掘に携わっていた。そうして発掘されたのは石室ではなく、放射線を発する謎の巨大遺物だった。それは考古学者の手に余る先端技術で造られた〝何物か〟だ。
考古学者の調査チ
ームはそれを〝天鳥船〟と名付けて公式発表に及ぶ。すると、彼らの前に現れたのは、国家安全保障局と自衛隊だった。
日本政府の管理下に置かれた天鳥船。科学技術庁の名のもとに、陸上自衛隊の特殊部隊員によって調査隊が編成された。
天鳥船が現代科学を越えた未知の文明の乗り物だろうと推測される中、調査隊は全裸の美女を発見する。意識を取り戻した彼女は、自分は神功皇后だと名乗り、自衛隊を翻弄して天鳥船から姿を消した。
彼女は自衛隊駐屯地を襲い、武器を奪取。と思えば、熱田神宮に忍び込み、草薙剣を盗んだ。……彼女は不満を持つ国民に蜂起を促す。
未知の文明の科学技術接種をもくろむ日本政府、彼らが対応に困惑する中、神宮皇后の作戦を見透かす青年がいた。姫香が属するボランティアサークルの後輩、住吉比呂彦だ。彼の経歴もまた謎に満ちていた。彼は神功皇后が人間ではないという。
当初、彼をいぶかっていた日本政府も、彼に神宮皇后確保を託す。
天鳥船の核物質を取り出して安全確保をはかる日本政府、一方、それを取り戻そうという神宮皇后。そうした中で比呂彦と神宮皇后の駆け引きは続き、直接対決が始まる。
対決は北陸から奈良に移り、両者ともに傷を負っていた。
比呂彦は捨て身の作戦で勝利したものの、神宮皇后を崇拝する自衛隊員の銃弾に倒れる。彼もまた、人間ではなかった。
彼を助けるべく現れたのは、アインシュタイン酷似の人物だった。彼は比呂彦の傷を治すと、神宮皇后を抱いて天鳥船の中に消える。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-10 17:00:00
160416文字
会話率:52%
人間に含まれる原子核を核分裂可能な性質を持つ原子核に構成し直すと、およそ4.8ktほどの原子爆弾相当の核物質になる。変換が可能で、もし外部からなんらかの圧力を加える要素があれば人為的に核爆発を起こすことが可能である。
そして地球人類が生
み出した神の火は、他の神が支配する世界でも通用するのか、そういうような話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-22 14:42:03
9674文字
会話率:16%
200X年8月6日に地球全土にある核物質が突然爆発した。地球上の生き物の半数は消え、人は飢え秩序を保つルールも社会も消え去った。
そして化学物質に当てられ続けた生物たちは変化を遂げた…がしかしその種族は二つに分けられた。化学物質(アトミック
体)に耐え切りその力を我がものにした新生人、化学物質に耐えきれず飲み込まれ体格も知能も人間とはかけ離れた化け物…この化け物の事を我らはこう呼ぶ
【イビルウィング】と…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-20 00:19:13
3113文字
会話率:90%
ある朝、いつものように仕事へ出かけた僕のポケットの中にあった「それ」。何だろうと思っていると、謎の紳士から誘われて意外な場所へ連れていかれる。「それ」の正体とは‥
実はそれは、地球以外の星で語られる「地球破壊?」の計画会議だったとすれば、果
たして地球の運命はどうなってしまうにだろう?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-30 10:52:19
11461文字
会話率:71%
時は、2312年。
地球は荒廃の一途を辿っていた。生き物たちの気配はまるで無く。そこには、降下性放射物と呼ばれる核物質の灰だけがある種幻想的な雰囲気を漂わせる。生き物が生きられる空間ではなかった。かつて緑と海によって美しく映えていたこの惑星
は汚染され、灰色に染まってしまった。マスクと防護服を着なければ死の灰の餌食になり、有毒物質と大量の汚染物質により瞬く間に命を落とす。
そんな世界で、人々は暮らしている…。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-19 15:01:09
20085文字
会話率:38%
今からおよそ1000年後の未来。世界各国で全面核戦争が起こったのち、荒れ果てた地球となってしまった。人々は絶望の中で、中には異能力を覚醒する者もいた。これは原因としては、大気に散った核物質である、と唱える者もいるが、真相は依然謎のままである
。また、異能力を持った者が、持たぬ者を迫害したり、圧政を敷いている事態も多発している。
かくして、そういう惨い状態の地球であるが、この惨い状態の地球でのあらゆる紛争の一番の争点は、「資源」や「食糧」の問題である。国家というものは存続しているものの、政治家や国民の自浄能力がなく、国内で暴動や殺人ばかり起こるケースが多く、法やそれを管理する国家も形骸化しているのが現状だ。そのような状況では、互いに協力しあって「資源」や「食糧」を発見や生産することもなく、個人の私物化、略奪のし合いが益々続くばかりである。そんながんじがらめの状況の「地球」なのである。
そんながんじがらめの「地球」の中で、ただ明日を信じて生きるとある異能持ちの少年と少女の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-08 02:59:53
20620文字
会話率:70%
2013/12/2 多少の設定変更をしました。<br>
2033年9月、アヒナビ共和国が隣国へと宣戦布告、さらにアメリカやロシアなどの核兵器を持つ軍事大国に対して、核兵器で脅しをかけてきた。<br>内部から破壊する
しかない。そう判断した国連は、唯一内部情報を入手していたアメリカに事態の解決を依頼した。<br>メタルギアに影響されて書き始めましたが、グダる可能性は大ですw<br>元は、RPGツクールでゲームにする予定だったものを再度手直ししたものです。<br>
核物質の管理を怠り、抑止バランスが狂うとこうなるのでは、と思いストーリー構成をしています。<br>反戦反核、というのもテーマに入れています。設定はかなり緻密にしていきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-11-28 21:53:32
4586文字
会話率:44%