魔法の時代の黄昏。
文明の基軸に科学が取って代わった時代。
世の覇者たらんとする『ヒト』族がまねいた戦乱は、おなじく『世界』に住まいしている他種族すべてを巻き込む惨禍と化した。
陸で、海で、空で――平和を乞い願いながら、兵士たちは今
日も戦い続ける。
これは、家族、恋人、友人、故郷――護るべきものを背後にかばう兵士たちの戦いの記録である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-03 12:00:00
65487文字
会話率:21%
かん子の後ろに立っていた染矢が「亮治」と薄寒い声で止めに入るや、スルリとする視線を染矢に向けた赤松は「染、亮治やないぞ、赤松や」と被せる。なおの赤松が「俺がお前を拾ってきた。それでもお前は俺の側じゃなく、今は代行とやらの側近や」とかん子目
掛けて顎をしゃくり、切れ目なく「今頃なんや、お前が俺になんか言えた義理か!」ギラギラと黒光する赤松の言葉に、染矢の顔が朱に染まる。
愛してしまった相手が悪かった。一生報われるはずの無い相手。それでも愛し方はあるはずだと探す男の物語です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-03 11:50:44
34233文字
会話率:1%
「悪く思うなよ。俺だってこんな事、したくないんだ」
そう言って自分の娘を山に捨てるくそ親父。
したくないんならするなよ! 心を入れ替えて、しっかり子供を守れよ!
その叫びむなしく、くそ親父は子供を残して去っていく。
少女の心が絶望に染まる。
私はいらない子。その思いが自身の心を殺す。
深い深い深遠へと沈む。
瞬間、スウィッチする意識。
「ふっざけんな! この期に及んで、責任転嫁かよ! 口減らしの為に、こんな山奥にこの子を置き去りにするなら、ちゃんとその罪を自覚しやがれってんだ! 阿保が! あ? ああ?!」
叫んだのはティティルナの前世である男のジオル。
なぜだがわからないが、ジオルの意識が現世に復活。
現世のメイン意識であるティティルナに呼びかけても答えはなし。
こうなったら、ティティルナが生きる意欲を取り戻すまで、自分が頑張るしかないか。
と、思った矢先、隣にちんまい黒いものが。
おわ! おまえ誰だよ! は? 魔王?
魔王がどうしてここにいるんだよ?!
こうしてジオルの第二の人生が始まりを告げた。
ゆるゆる設定ですので、するどい突っ込みはなしでお願いします<m(__)m>折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-02 11:20:00
505306文字
会話率:38%
この作品はpixivにも掲載しています。
人類が生まれる遥か昔、華という名の神が終わらない夜という名の世界を呑み込み、無に変える闇と戦った。
華はその力で終わらない夜を打ち砕くも、力を使い切って消滅してしまった。
華が消滅したことにより神
と妖の楽園は崩れ、神刀華ノ夢によって二つに分断され、何とか完全消滅だけは避けた。
伝説の戦いから数百億年の間、華の力は華の子孫たちに宿ってきたが、途轍もなく長い時と共に変化した伝承によって華の力は恐怖と絶望をもたらす力として忌み嫌われるようになった。
そんな状態が続いていた七万一千年前のとある日にアヴァンヘスクという島で終わらない夜が蘇った。
だが、終わらない夜は忌み嫌われ、始祖神グローニアの末裔と言われる一族から追放された立華 香澄という華の力を覚醒させた者によって復活後すぐに打ち砕かれ、再度消え去った。
終わらない夜を打ち砕いた立華 香澄は伝説の剣士と呼ばれ、一族への帰還が許されるも、一族に戻らず、黄金の月煌月との戦いで共闘した者に感謝を伝えるため、南の海を越えた先にある大陸へ渡った。
伝説の剣士立華 香澄は黄金の月煌月との戦いで共闘した者に感謝を伝えると、その者から忠告や約束と共に土地を譲り受け、大陸に王国を築いた。
その忠告とは、この土地にはとある呪いがあり、一つ約束を守らなければいけないというもの。
その約束とは、この地で生まれた白髪の子を七歳まで覚醒した華の力を持つ者に預けなければいけないというもの。
預けることを怠れば、全て闇に消える。という忠告だった。
その約束が守られ続けたアーヴァン王国は、七万年という長い間、神に服従する人々が人を敵視する妖から守られ、共存を望む人と妖が膨大な富を得て幸せに暮らす妖と人の楽園として繁栄し続けた。
しかし、その楽園は一人の人間が約束を破ったことで、昼空に広がった夜空の中で消え去った。
「・・・」
白い剣を支えにする大人っぽい白髪ツインテール少女と黒鞘に納まった刀を持つ大人っぽい黒髪ツインテール少女は錆びた金属柱の頂上から灰色に染まる地平線を見ていた。
これは華という名の神の力を受け継いだ少女とグローニアという名の神の力を受け継いだ少女の話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-01 23:00:54
155776文字
会話率:44%
普通の人には見えないモノ、妖怪や幽霊の類が見える少女、仁南《にな》はその能力ゆえ、妖怪に狙われて困っていた。見かねた祖母は、その分野の専門家である僧侶、重賢《じゅうけん》の元へ、高校の三年間、預けることにした。
しかし、京都に到着したと
たん、迎えに来た遥とともに、妖怪に誘拐されてしまう。その先にいたのは、鬼と吸血鬼、さっそくトラブルに遭遇して前途多難の予感。
平安時代から妖怪退治を生業としている綾小路家の人たちや、縁のある妖怪たち、鬼の珠蓮《じゅれん》と出会う。強い霊力を持つが故に、妖怪がらみの事件に巻き込まれていくが、その過程で、自分の出生の秘密や、右目に宿る悪魔の正体を知っていくことになる。
この物語は、前作『金色の絨毯敷き詰められる頃』で書き切れなかった鬼の珠蓮のエピソードを完結するための物語です。
前作を読んでなくても楽しんでいただけますが、興味を持っていただいたなら、是非、読んでみてください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-01 15:21:00
58796文字
会話率:48%
禁忌呪術を使い、全てを失った来。絶望し、命を断とうとしたが何者かに助けられ、目を覚ます。
生きる意味など見出せないと、不満を募らせる来に、来を助けた男、成介は優しい言葉など掛けはしなかった。
望むものなど何もないが、不満ばかりが募る中、任
務と称し、闇夜に溶け込みながら任務を遂行していく来。
『この世には、身を隠してでも生きなくてはならない理由を持つ者がいます。僕もその一人です』
同じような境遇の者がいる事を察したが、興味はない。
自分は一度死んだ……その思いは、向上心にはならず、感情が欠落したかのような来に成介は、クセのありそうな麻緋と共に任務を遂行させる。
それぞれに闇を抱え、闇に染まる事で、失った全ての意味を掴もうとする『闇犬』の、任務という闘いが始まる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-01 10:04:34
39654文字
会話率:37%
中学2年生、白鳥雪姫(しらとり・ゆき)。
将棋連盟100年余りの歴史の中で僅か数名しか存在しない中学生プロ棋士にして、女性初のプロ棋士。
幼馴染にして同じく中学生プロ棋士として同時期にデビューする黒羽歩(くろば・あゆむ)、奨励会で切磋琢磨し
てきた塩見楽(しおみ・らく)などと共に、彼女は圧倒的な男社会である将棋界のトップを目指して突き進んでいく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-30 22:00:00
20365文字
会話率:43%
トラックの運転手である『俺』は、いつもの通りに仕事をしていた最中に突然、ブレーキが利かなくなり、トラックで中年男性に突っ込んでしまう。白く染まる視界。途切れる意識。無機質な白い部屋……そして次に目覚めた時、そこには異世界の風景が広がっていた
――これは、異世界に転移したトラックの運転手が、なんやかんやあって幸せになるまでの物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-29 17:24:22
1264734文字
会話率:45%
銀世界で紅色に染まるのは、目を見張るほどの美しい白銀の狼。彼は日本最後のニホンオオカミで、それも人間によって殺され、絶滅してしまった…と思ったら、なんと神である月読に生前の善行の見返りとして異世界に転生した!?これは、とある狼が異世界に転生
し、最強の魔物“フェンリル“として新たな狼生を満喫する物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-29 08:17:44
13226文字
会話率:48%
今、流行りの「人が消える怪奇スポット」。
八俣智彦は恋人や友人とそこを訪れ、闇夜に染まる廃村へと紛れ込んでしまった。しかも裏切りにあい、1人廃村へと取り残される。智彦は生き延びる為に、生きて帰る為に、理不尽へと抗い始める。だがそこはまるでホ
ラーゲームの世界の様で・・・智彦は知らぬ内に、異能ともいえる力を身に付けて行った。斯くして彼は、己の夢の為に、力を振るい始める。寝取られ描写があります/ざまぁ展開もありますが中盤以降となります/どこかで見たようなホラーゲームの要素をエッセンスに書きました/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-27 01:06:27
537401文字
会話率:28%
伯爵家の庶子であるリーリアは、学園で第二王子リカルドに見初められ、卒業の日に将来と誓い合う。
――君と共に生きたい。一緒に国を出よう。
その言葉を信じたリーリアに突きつけられたのは、リカルドの裏切り。
――堕女(オトメ)ゲーム
だったんだ!
それは初心な女子を誑かし、どこまで入れ込ませられるかを競う、高位貴族に流行している悪趣味な遊戯。
――おまえみたいな庶子に、王族の僕が本気になるわけがないだろう?
嘲笑と共に告げられた事実に、立ち尽くすリーリア。
そして、王子を誑かした罪を着せられ、リーリアは国を追われる事になった。
追放先の魔境の森まで移送されたリーリアは、同行したリカルド王子の側近に襲われる。
絶望に染まる心に、それでも諦めたくないと抗おうとした、その時。
夜空を駆ける流れ星が見えた。
――あなたは私を必要としてくれますか?
不意に心に響くその問いかけに、リーリアは助けを求めて。
――私は大銀河帝国製惑星開拓機属。
そう告げる少女との出会いが、絶望と失意にまみれたリーリアの人生を大逆転させる事になる。
――これは捨てられた少女達の逆襲の物語。
――そして、虐げられた者達の逆転の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-26 17:00:00
212839文字
会話率:32%
あらすじ
高校一年生の夏野は、怪奇探偵と自称してインターネットで活動する少女、雫と出会った。夕闇町には様々な怪談がささやかれる。二人はそれを調査しいくうち、様々な人物と縁を結ぶことになる。居場所をみつけられぬ大学生、将来から目を背けてばかり
の青年、あるいは非現実に存在するものたち。だが怪奇に触れるということは、怪奇に染まることを意味する。二人の日常は闇に飲まれていく、もしかしたら初めから薄闇に中にあった日常は、一層その黒さを深めていき──。 / これは歪な人間が織りなす、ラブ・ストーリーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-22 21:30:00
5959文字
会話率:26%
数学が大の苦手な藤原真帆、高校1年生。昔から数学が出来ない真帆は、初めてのテストで赤点を取ってしまう。しかも、この学校では数学だけ補習を行うらしい。
真帆が入学式で一目惚れをした「接点のない数学教師の伊東先生」と、七三分けで真面目そうな「真
帆の担当数学教師の早川先生」。2人の先生と不本意な数学の補習から始まる、不思議なラブストーリー…。
【海月いおりによる、完全オリジナルストーリー】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-19 16:00:43
162220文字
会話率:47%
兄が死んだ。
欲望渦巻く王国政治の中で翻弄される私の気持ち.....
そして、恋。
キーワード:
最終更新:2024-06-19 06:00:00
58294文字
会話率:48%
気の強い女子を手なずけようとする青年の苦労の日々。
毎日、午前6:00に投稿します。
サークル活動もしています。
https://www.dlsite.com/girls/circle/profile/=/maker_id/RG010169
52.html
もしお好みに合えば、ご購入よろしくお願いいたします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-18 06:00:00
17177文字
会話率:47%
世界が茜色に染まる頃。オレは想いを寄せる女の子に告白をした。
気が付けば夜。そこに彼女はいない。
触れたら消えてしまいそうな無色透明な彼女に色を付けたのはオレだ。
生きる希望を持って欲しかったから。
世界の素晴らしさを知って欲しかったから
。
17歳で全てを諦めるには早過ぎると思ったから。
ただ君に生きていて欲しかった。
笑っていて欲しかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-17 11:55:19
7480文字
会話率:28%
沢山の色を見るのはわくわくして楽しい
でも、ずっと見ていると慣れてくるよね
キーワード:
最終更新:2024-06-16 20:57:16
489文字
会話率:0%
純愛? 不埒?
2人の関係を表す言葉は存在しない。
キーワード:
最終更新:2024-06-05 22:58:58
4993文字
会話率:60%
「月が青く染まる頃に。」
その言葉を合図に集まる、殺しは絶対にしない謎の殺し屋集団、ブルームーン。
でもその正体は、霊術、と呼ばれる不思議な力を少し使えるだけの、ただの高校生達で。
そんな彼らが、人々の想像で生まれてしまった霊を払いながら、
裏の世界に足を踏み入れてしまう、なんだか不思議なお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-05 01:30:00
18988文字
会話率:45%
性格は最弱だけれど回復魔法は最強!
主人公ユウトは学校になじめず部屋に引きこもりオンラインRPG漬けの毎日を送っていたが、ある日、長年好きだった幼馴染のリナが自分の高校の先輩と付き合っていることを知ってしまう。
絶望のあまり自殺を図るユ
ウト――
だがその寸前、謎の美少女である同級生セリカに呼び止められ、不思議な提案をされるのだった。
「ゲームの世界似た異世界に転移して、人生をやり直してみない?」と。
そしてユウトはゲームと同等のチート級の白魔法の力を身に付け、剣と魔法が支配する異世界へ転移する。
しかしそこで彼を待ち受けていたのは、幼馴染に名前も顔もそっくりな貴族の娘リナと、血に染まる異世界の戦場だった。
※話が進むにつれR15相当のエロ、グロが増えていきます。苦手な方はご注意下さい。
※再投稿にあたって改題しています。
※スラスラ読め、ドキドキできる面白いお話を目指しています。
※話数は多いですが、一話あたりの文字数は少なめで読みやすくなっています。
※タイトル通り主人公は基本へたれで、ストレス展開もありますが、どんどん成長していきます。
※幼馴染との話が中心ですが単純な幼馴染ざまぁな話ではありません。
※カクヨム、アルファポリスにも掲載しています。
※誤字脱字報告ありがとうございます。
以上、長くなりましたが、どうぞよろしくお願いします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-02 01:47:44
465473文字
会話率:36%
神社通いが趣味で暇さえあれば訪れていたが、今は大分落ち着いてしまった。
全てを落とし過ぎたのかも知れない。
だから、今日は精進落としをする事にした。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項
2
ずっと離さないで欲しいと思うのは、私の我儘だと思うんですよ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-01 11:50:35
809文字
会話率:16%
平日を過ごして休日を迎える。その繰り返し。
余りにも機械的な毎日に、最終的に何も決められ無くなった。
この世界に染まったのだと知った。
何しましょうね。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注
意事項2
何しましょうかね。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-29 19:03:06
772文字
会話率:45%
発展を繰り返し続けるには、良いも悪いも受け入れなくてはならないんだよ。
これ、全ての根幹に繋がる事だから、覚えて置くと良いよ。
流行りだからって、流行りしか出来ない奴にはなりたくない。つまらないからね。
注意事項1
起承転結はありませ
ん。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
同調圧力に平気で屈してしまうので、一人で居るのが好きなんです。
周りが流行りだからってんで、自分まで流行りに染まるのは面白くないじゃないですか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-25 20:53:19
880文字
会話率:27%