神は一度も助けてくれなかった。
だから僕は、僕自身を信じることにした。
甘い言葉にすがるな。
弱さに溺れるな。
―幻想を捨て、自分を推せ。
救われたいなら、立て。
世界が変わらなくても、自分は変えられる
宗教、努力、現実逃避――。
本当に
人生を変えるのは、神でも他人でもない。
夜のトイレが怖いのも、来世に期待してしまうのも、すべては心の弱さから生まれる幻想だった。
苦しみの中でもがく一人の青年が、他力本願ではなく**「魂の筋トレ」**を始める物語。
偽りの光ではなく、地を這う現実の中に本物の強さを見出す。
すべての「努力を裏切られた人たち」へ贈る、祈りなき自助の書。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-17 01:55:27
15920文字
会話率:5%
私はフェブリール男爵家の次女として生まれた。
名は──もうなんだったか、忘れてしまったけれど。
皆、私を“出涸らし”と呼ぶ──。
姉のローゼリアが聖女として認定されてから、いつしか名前すら呼ばれることなく、家事を一手に引き受けてきた彼
女は、お風呂場の掃除中に滑って頭を打ち、前世を思い出した。
「生まれてきて……ごめんなさい……」
涙を流し今世に絶望する彼女は、昔姉に聞いた森に住む怖い魔法使いの話を思い出す。
そして思い至った。
そうだ、来世に期待しよう。──と。
嫌というほど叩かれた。鞭でぶたれた。もう痛いのは嫌だ。
できるだけ痛み無く、楽に、綺麗に来世に行きたい。
彼女は森へと旅立った。噂の悪い魔法使いに、【痛み無く、楽に、綺麗に】来世へ送ってもらうために。
悪い魔法使いと言われる若き公爵オズ・ジュローデルと出会い、彼に【セシリア】という名前をもらい、居場所をもらった彼女は、そこでオズやケットシーの【まる子】、グリフォンの【カンタロウ】と共に、魔法薬茶の薬草を育てながら人々と触れ合い生きていく。
やがて彼女の本当の力が目覚めて──?
出涸らしと呼ばれた死にたがり令嬢と、クールで実はうぶな悪い魔法使いの、ハートフル恋愛ファンタジー。
セシリアの明るい来世は──!?
カクヨムでも連載中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-16 22:55:12
144183文字
会話率:40%
「ふん……陰気だな。まだ自分は偽者ではないと言いたいのか」
それはもうこれまで、何度も主張してきた事だ。何を言っても誰も話を聞かず、既に処刑執行が決まったという状況で、今更何を言えと。
「今度はだんまりか……相変わらず我々をイ
ライラさせるのが上手いことだ」
「では、一日でも早く処刑なさることですね」
「言われずともするさ、予定通りにな。また会おう、死刑囚アネモネ」
そう吐き捨てた殿下は、来た時と同じく整然とした歩調で、地下牢から去っていった。
「…………疲れた」
砕かれ、曲げられてまともに動かせなくなった手足。足りない食事。そして両親と妹、婚約者だった殿下から浴びせられる罵詈雑言と、有象無象から浴びせられる絶えない嘲笑。
もう、疲れた。何もかもどうでもいい。
「来世では、もっと平凡で、暖かな人生を送りたいな……贅沢は、言わない、から……」
最後の祈りは、自分の為だけに捧げると、心に誓っていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-28 07:00:00
10847文字
会話率:43%
「渡れない?」「さようでして」
朝葉は死後、三途の川原の渡し舟で乗船拒否の憂き目にあう。きけば、『ハジメテのお相手に背負われて渡る』なんていう俗説に相当しているという。
しかも相手が生者で人間じゃないとかで、まったくもってややこしい事態。
この先何年、何百年になるかもわからない時間、三途の川原に留め置かれる羽目になる。こうなっちまったからにはしょうがねえ。
しかし、自分が体を許したあの人は本当に人外だったのだろうか?少しずつ記憶を紐解いていく。
楽観的で流されやすい女とそんな彼女がしらないうちに唾つけた人ならざるモノの、手遅れ感満載、来世に期待茶話。
※前提がR18 ですが、描写としては朝チュン程度なので、いちおうR15を付けます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-20 06:00:00
36036文字
会話率:61%
ある日、人類の前に強大な存在が現れた。
「皆様に来世で幸せになる方法を伝えます!」
そんな宣言と共に人類はどのように過ごせば来世で幸せになれるかを教わった。
その方法は不自然ではあったけれど、誰もが疑ったりはしなかった。
最終更新:2025-03-19 07:18:57
634文字
会話率:24%
魔王を討伐するまでは卒業しないと固い決意のもと旅を続ける勇者ツヴァル。
例え好きなタイプの女性に言い寄られてたとしても血涙を流して断り続けてきた。
やっとの思いで魔王を討伐し、いざ意気込み帰路に就こうとするが帰り道が消失していた。
聖剣の
加護により死ぬこともできず帰ることもできなくなったツヴァルはひとまず魔王城に居座ることにした。
どれほどの月日が経過しても解決策を見出すことができないツヴァルはいつしか来世に期待するようになる。
それから毎日ツヴァルは死ぬための努力をはじめる。
そして気づけばあれから三百年が経過していた。
その頃になるとツヴァル自身もあやふやな状態になり、一日一死という訳の分からない日課に変化していた。
死にたい勇者と死なせない聖剣による終わりなき同居生活。
※一部鬱展開などがありますので、その点だけご留意いただけますと幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-01 15:01:31
9919文字
会話率:25%
就活中の元OL, 影丸純恋(かげまる・すみれ)(29)は目が覚めると人外のような美貌を持つルードクロヴェリア公爵の一人娘、マルルーシェに生まれ変わっていた。公爵令嬢だなんて当たりくじを引いたと喜んだのも束の間、公爵の様子が大分おかしい。彼は
幼女に「お前は私の観察対象だ」と言い、自身を魔王の息子だと明かす。女神信仰が篤い国で悪魔の娘だとバレたら、良くて国外追放、悪くて魔女狩り。平穏な人生を生きるためにLove&Peaceの精神を培ってもらい、娘をただの人間だと認定してもらいたい! モンペならぬモンスターファーザーに翻弄されつつ、人間は尊い&娘は可愛いをインプットさせていると、ようやく公爵はマルルーシェをただの人間だと認めてくれたのだが……。「隔世遺伝が気になるな。一年以内に婿を取れ」って、なんでそうなるの!◆不憫な悪魔の公爵令嬢が平和に生きるために奔走しつつ婚活に励む話。◆タグにご注意ください。R15は保険です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-27 17:59:48
45352文字
会話率:32%
継木綸音(つぐきりんね)は家が神社の高校二年生。縁結びを得意とする綸音にある日、神社の境内で妙齢の女性に自分の世界で縁結びを行なって欲しいとの依頼を受ける。怪しいと思いつつも、依頼して来た女性の世界は綸音にとって理想の世界。喜び勇んで行った
先でご縁を結ぶ。※主人公が腐女子です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-05 16:48:00
158758文字
会話率:47%
俺はどこにでもいるような、至って平凡で一般的な大学生。特にこれといった特技はないし、毎日同じような生活をしていた。
強いておかしなことを言うならば、昔から不思議な夢を見るくらい。今日もいつもの夢を見て、いつも通りの一日を過ごすはずだった
。
……そう、はずだったのだ!
だと言うのに、気づけば森のド真ん中!? 誘拐、それとも夢遊病!?
死んだ覚えも自称神様に出会った覚えもないと言うのに、いつの間にか異世界転生!? ……いや、死んでねーから異世界転移かこれ。
いやそこじゃねーよ。
チートらしきチートもないし、一体どうやって俺に生きろと!?
…………え、このシスターめちゃくちゃ強くね?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-27 18:55:47
32314文字
会話率:42%
赤ちゃんプレイ✕調教プレイ✕女体化
(妄想。R15にとどまる範囲内)
最終更新:2023-05-31 06:45:22
4668文字
会話率:56%
来世に期待し平凡な人生を送ろうと思っていた男子高校生・真野が、高校野球のウグイス嬢を目指すお話です。
※この作品は個人ブログ(https://fuku29.blog/)、カクヨム様にも掲載しています。
最終更新:2022-10-14 18:00:00
112685文字
会話率:61%
大神那央は、自他共に認めるBL大好き女子――いわゆる腐女子である。
しかし十九歳になってすぐに事故死。生まれ変わった先は何と、嫌々プレイした乙女ゲームの世界だった。
おまけにポジションはヒロインをいじめ倒すライバルの悪役令嬢。ちなみにこ
の悪役令嬢のクラティラス・レヴァンタ、どのルートを辿っても必ず死ぬという運命にある。
だがそこは『次に生まれ変わったら今度こそBLワールドかもしれないから』と来世に期待。クラティラスとして生きることになった那央は悲惨な未来を受け入れ、それまでの期間を伸び伸びと過ごすと決めた。
そして可憐なるヒロイン・リゲルをいじめ……たりせず、彼女を始めとする女子達にBLの素晴らしさを布教し、同志の輪を広げていく。
――が、とんでもない邪魔者が登場。
それは、アステリア王国第三王子のイリオス。
クラティラスの婚約者となり、後にリゲルに心奪われて婚約破棄を申し出てくる予定の彼が、大いなる敵として那央の夢見るBL開拓ロードの前に立ちはだかる……!
困ったら腐妄想で現実逃避してゲット・ザ・事なき!
限りなく腐リーダムに生きる悪役令嬢は、今日も我が道を突き進む!!
※カクヨムにも掲載しております。
※第一回ファミ通文庫大賞にて、ゲームノベル特別賞を受賞いたしました。
※2020/2/29にカドカワ様より書籍版発売。
※2021/2/22よりFLOS COMIC様にてコミカライズ連載開始しました。
コミックウォーカー様とニコニコ静画様にて公開中です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-17 13:08:29
1005044文字
会話率:33%
多くの失敗を積み重ね、たくさんの挫折を味わい、もはや挽回が利かないまでに人生が詰んでしまったとしたら……それはもう、来世に期待するしかないのかもしれない。
現状に不満があればあるほど、そうした「ここではないどこか」への憧れは強くなり、だ
からこそ“それ”は福音足り得る。
だが誰しもが己の人生に絶望しているわけではない。
今に一生懸命であればあるほど、充実していればしているほど、“それ”は極刑にも等しくなる。そしてマナトにとって“それ”は、ただの拉致でしかなかった。
彼の全ては格闘ゲームで出来ていた。そしてその全てを、冒涜的に奪われた。
これは救われない転生/転移によって絶望から始まる、夢と現の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-24 19:00:00
117574文字
会話率:46%
自らの死期を悟った里見愛は、有名ピアニストが自らの人間関係を参考に乙女ゲームを作成してもらったと聞き、「生きた証が欲しい」と、入院仲間の鈴木勇と共にゲーム会社に直筆の手紙に認めた。二つ返事で乙女ゲームの作成して貰えることになった愛は、攻略対
象となる気心の知れた友人たちに声を掛けてゲームへの出演交渉に奮闘する。
ゲームの作成が順調に進む中、愛の病状は悪化していく。かつて愛と同じ病気を抱えていた瀬尾輝跡は、「愛が死んだら生きている意味はない。攻略対象として選ばれた人間を全員殺してやる」と息巻いた。「溺愛ネクストデイズ」として商品化された乙女ゲームが流通し、実際にプレイした愛は最後にある人物への思いを吐露して病に倒れる。輝跡は宣言通り、願いを叶えるために攻略対象としてゲームに登場する男性達に襲いかかるのだがーー
(A軸・逆ハー・死ネタ・バッドエンド・キーワード必読)
※2000文字程度で視点変化
※終盤dieジェスト殺人要素有
※アルファポリスに掲載中「溺愛ネクストオールディーズ」と同一作品。蛇足となる部分を一部削除・タイトル変更折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-15 20:00:00
18799文字
会話率:67%
時々、仕事が辛く感じたり、疲れている時に動物園の動物達が羨ましく思える。
転生したら『勇者』や『魔王』や『スライム』ではなく、『動物園の動物』になりたいものだ。
最終更新:2022-02-20 14:25:44
541文字
会話率:0%
あっ、これ異世界転生ってやつか!? と気付いたのは戦闘中でした。
気付くならもっと優しいタイミングで気付きたかった! いやそもそも前世は平凡な一般市民、特筆すべき事は普通の人よりも運が悪かったとかそれくらいの奴が異世界で生まれ変わったか
らってどうにもなる気がまるでしませんが!?
種族はエルフ。年齢はぼちぼち300歳。……いやもっと早く前世の記憶思い出せ!?
前世の俺ってば来世はもっとこう、人並みの運を持った感じで生まれたいとか願ってた気がするけれど大概だわ。LUC値これ絶対今世も低いだろ前世に比べればマシかもしれないけど。じゃなきゃ戦闘中にいきなり前世の記憶がログインなどするものか!
第二の人生ヤッフー! なんてはっちゃけようにも今までの人生……エルフ生? まぁ語呂悪いから人生でいいか。ちょっと色んなしがらみあるからそれもままならないし……何だこの途中からニューゲームモード。
これはそんな一人の自称平凡な転生者がなんとなく流されていく話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-30 06:00:00
712861文字
会話率:22%
少年シンは、
何を選びとり何を失うのか。
奇想天外延々忌憚、開始!
最終更新:2021-11-13 21:58:07
5007文字
会話率:31%
乙女ゲームの悪役令嬢になってしまった私。
ゲーム通りなら今夜のパーティーで婚約破棄。一ヶ月後には処刑されるはずなので、もう無理ゲーですよね。
この世界には転生システムがあるみたいなので、今世は諦めて来世に期待します。
……と思ったら、
可愛い聖女が告白してきたのでやっぱり駆け落ちします!
後半聖女視点です。可愛い女の子が好きな女の子二人が駆け落ちする話。ハッピーエンドです(本人たちにとっては)。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-15 20:26:39
8653文字
会話率:22%
逃げたい。この世界から消えたい。
死ねば楽になる。
来世に期待。
しかし、来世では今より良くなるという保障などないのだ。
最終更新:2020-12-06 07:40:28
556文字
会話率:0%
何処にでもいる中年社会人のアキラ。
ある日、眼が覚めると白い部屋の中で座っていた。自分が亡くなったことを知る。
落ち込みはしたが、気持ちを切り替え、来世に期待して旅立った。
最終更新:2020-07-25 03:55:26
3263文字
会話率:8%