誰もが一度は夢に見る【転生】。
しかしそれを果たしたメア・は異世界の憂鬱に飽いていた。
皇族という血筋も、莫大な保持魔力も、最上位精霊も、ただ持っているだけでまるで無理に押し付けられたオモチャみたいだ。
メアは鬱々とした異世界を『平
凡』に生きていく。
その過程で一族を滅ぼそうが、国を壊そうが、自身に飛び火がつかないのなら構わない。
一見常識ある人間に見えるが、まごうことなき立派なサディストである。
そんなメアが異世界の平穏を掴み取ることができるのか…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-18 15:07:50
6139文字
会話率:27%
精霊を使役し戦う「精霊術師」のアリーフェは、低位精霊しか喚べない無能だと蔑まれて勇者パーティを追放される。
更に国から金を貰うために利用されたアリーフェは、装備を根こそぎ奪われ、立ち入った者は必ず死ぬといわれる『死の地』へ飛ばされてしま
った。
『死の森』で凶暴化した最強モンスター・「古龍」と遭遇、死を覚悟したアリーフェだったが、突如聞こえた声に応えると、いつの間にか彼の身体には『愚者』と呼ばれる最上位精霊が宿っていた。これにより、アリーフェは嘗て一人しか例を見ない『精霊憑き』の能力者であったことが発覚する。
心を強い意思に燃やし、力を手にしたアリーフェは『死の地』の脱出を目指す。
次第に、世間に彼の力が認められていく中、彼を追放した勇者パーティはどんどん地に堕ちて行くのだった……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-22 17:30:38
21103文字
会話率:26%
斎藤 元彌、日本人。
二十九歳、独身で、元の世界では三流大学出のしがないサラリーマン。
好きなものはゲームとアニメ、いわゆる世間様に “オタク” と呼ばれる人種である。
しかしそんな俺が、うっかり落ちた異世界でついたあだ名は、“精
霊王”。
どういうわけか、四大最上位精霊を従えてしまい、自分と同じ世界からの訪問者を探す旅の途中で、時に魔物を倒し、時に勝負を挑んでくる奴等を蹴散らしているうちに、いつの間にか最強の冒険者と言われるようになってしまった。
これはついうっかり異世界に迷い込み、何故か “精霊王” とまで称される事になってしまった、一人のごく普通のオタクの話である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-21 10:13:19
59309文字
会話率:40%
シル=サイヤードは最上位精霊のサラマンダーを使役していることから王立の学園に入学することになる。
シル=サイヤードは学園に入ってからも初日からトラブル起こしてしまい、序列最下位の問題児クラスに入ることになってしまう。
そのクラスは才能ある問
題児達を力でねじ伏せ更生させる実力行使が行われている。
そんなクラスにいってもトラブルを起こしてしまう。
本人曰く、昔から周りに集まってくる奴らが個性強すぎて俺の周りでトラブルが発生してしまうなどとほざいているが、周りも確かにやばいが「類は友を呼ぶ」シル=サイヤードもまた馬鹿なのである。
でもそんなお馬鹿なシル=サイヤードも闇を抱えているかも、ね。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-07 05:45:50
1510文字
会話率:37%