あの夜はとても疲れていて、精神的におかしくなっていた。
そんなに時こそ、想像力というのは飛躍するものである。
これは彼奴の誕生秘話。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
多分、疲れて
いたんですよ。
いや、平常だったのかも知れない。
何せ何時もおかしいから。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-10 18:05:10
780文字
会話率:53%
リーングラッシュ第八王子殿下はその見た目から人間不信になるという、美形にありがちな設定を美のついでに盛られて生まれてきたとしか思えない程に、他人に心を開かない。特に女子には。
そんな彼に近寄れる女の子は、婚約者と噂されるユリアンナ嬢──では
なく、幼馴染みのロウルースだけである。
……というか、ロウルースが近寄らなくてもリーングラッシュが寄ってくるのだ。
だが、リーングラッシュのロウルースへの扱いは酷い。今日もポーターのような扱いで、鞄をもたされている。
ふたりの距離感は近く、愛称で呼び合う仲ではあるが、それも強制されたもの。
「まああの子、またリーングラッシュ殿下のお傍にいるわよ!」──などの陰口はあるものの、その一方で彼の複雑な身上と麗し過ぎる見目、そして上記のようなロウルースへの態度の酷さから『アレは殿下の犬なんだ』と処理されており、あまり問題視されていない。
元々マイペースでストレス皆無なツッコミ気質のロウルースと、プライドが無駄に高くツンデレを拗らせてしまいモラハラ気味になってしまうリーングラッシュ。
はたしてふたりの関係は?
※昔の少女漫画風味ドタバタ学園ラブコメです。
※異世界恋愛は要素であり、設定は激ユル。ご注意ください。あくまでもドタバタ学園ラブコメです!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-15 17:00:35
28261文字
会話率:29%
メイドと駆け落ちした男が、満身創痍になって婚約者のもとに戻ってきた。
愛が枯れ果てても、現実を受け入れるしかできない婚約者の独白。
最終更新:2021-04-13 13:10:43
5918文字
会話率:12%
祖母が語る話を姉達がキャッキャとハシャいで聞いてる脇で、努はこれ幸いと月見団子を食べている←
姉達に脅かされて小さくなって生きている幼い孫息子の頭をわしゃわしゃやって、「旨いか」と問いながら祖父は琥珀色のグラスを傾ける。
祖父からほ
んのちょっとだけ語られる「SUKIYAKI~堀田の祖父母の話~http://nk.syosetu.com/n3507bu/(祖母の一人語り、シリアス、昔の少女漫画的超展開)」の祖父視点……じーちゃん、や、これってただの惚気じゃね?
惚気で話を逸らす祖父。だからじーちゃん、月の話は……そして何者なんだってばよ……タイトル見て解る通り、今回も昔の少女漫画成分を含んでいます。そして前作の蛇足でしかない。
しかし、祖父と孫で恋愛偏差値に開きがあり過ぎる。出逢った其の場でさらりと口説くとか、じーちゃん情熱家だよな。努は……。うん、頑張れ…強く生きろ……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-09-19 09:11:39
200文字
会話率:60%
落としましたよ、と目の前に手巾を差し出されたの。
誰も居なかった筈なのに。おしろいも紅もはげて、みじめで堪らなかったから、下を向いたまま慌てて其れを受け取って、背を向けて顔を隠したわ。
ひらひらと降る猩々緋。深緋。紅。山吹。鬱金。
茶、赤、黄……流れと漣に揺られ、世界にたった一つの錦の絨毯が織られて行く。
私の屈託も流されて行く様な気がしてそれをぼんやり眺めていると、不意に、月が綺麗ですね、と言われたの。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-09-19 00:42:46
200文字
会話率:0%