恐ろしいほど強い魔王を十数年もかけて滅ぼした俺達は、滅びたはずの魔王の魂核から衝撃の事実を知らされる事となる。なんと、それは魔王ではなくこの世界の根幹そのものだというのだ。俺達は正義の為に戦っていたはずが、なんと世界を滅ぼすために戦ってい
たのだ。
驚愕の事実を聞き、俺はその魂核に滅ぼさずに済む方法を聞いた。たった一つこの世界を滅びから救う方法とは、なんと俺自身を犠牲にする事…。だが俺は愛する仲間と世界を救うために決心する。
世界を救うために魂を捧げたと思った瞬間、俺は見知らぬ土地に立ち尽くしていた。さっきまで居たエリスやレインやエルヴィンの姿はどこにもない。そこは俺達がいた世界ではなく地獄でもなかった。どうやら、そこは日本と呼ばれる異世界だったのだ。この世界には魔獣もおらず、魔法の類も一切存在していなかった。ただ一つだけ前世で見た事のある存在であふれかえっていたのだ。
その存在とはゾンビ。前世の小さいダンジョンの一階層にいるような屑モンスターだ。事もあろうにこの世界は、その屑モンスターのゾンビに滅ぼされかけていたのである。
俺は決める。俺はこの日本と言う世界で、魔王討伐に使った失った青春を取り戻すと。
レベル1000超えの最強勇者は、終焉の世界で青春を取り戻す事が出来るのか?異色のゾンビストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-23 21:21:55
1618070文字
会話率:66%
とある日、霊に憑かれた「栗栖千尋」とアラサーの巫女「綾瀬陽菜」が周りにいる霊の困りごとを解決しつつ、解呪する方法を模索する……
作者のX↓(旧ツイッター)
@takumi_syosetu
感想・レビュー・誤字報告をくれたらどこかにいる匠
が喜びます、よろしくお願いします。
(厳しい言葉OK)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-23 21:04:17
33009文字
会話率:71%
耳が聴こえない男の子と目が見えない女の子はどうやって思いを伝えあうか
桜並木を音無く歩く。
耳が聴こえない主人公の水瀬歩は夕陽が照らすひとつの高級車に目が留まった。
スモークガラスで中が見えない中、突然、ドアが開く。
不思議な少女を前
にする。
希望や絶望、喜怒哀楽を感じられない瞳に歩は惹かれた。
その虚無に恋をした。
コミュニケーションを取ろうとするが、一向に伝わらない。
彼女は盲目だった。
手話やボディランゲージでしかコミュニケーションを取ることしかできない歩は思いを伝えられず、そのまま少女は去って行ってしまった。
新学期が始まると、転校生としてその少女がやってきた。
再びコミュニケーションを取ろうとするが、かえって警戒され拒絶されてしまう。
絶望の最中ーー少女とコミュニケーションを取る方法を見つける。
コミュニケーションを通してお互いのことを理解し、共感し、ともに挑戦し体験する。
お互いの気持ちが強まる一方で、ある事件が起こる。
聴こえない、見えない。
それでも気持ちを伝えるにはどうすればいいか。
歩は模索し、少女に想いを伝える。
耳が聴こえない主人公と目が見えないヒロインとの人間ドラマを書かせていただきました。
扱う題材が非常にセンシティブで人によっては敬遠するような内容、及び、私に対して不信感を得る方もいらっしゃると思います。
事実、私は耳が聴こえて、目も見えます。実際の方々の気持ちは共感することはできません。
しかし、私も抱えているものがあり、だからこそ、他人に理解してほしい、共感してほしいという気持ちが理解できます。
理解できないこと、共感できないことがあるのは事実です。しかし、重要なのは理解しようとする気持ちだと思っております。
その理解したいという「思い」を伝えるため、「思いを伝える」というテーマで書かせていただきました。
テーマ自体はとてもシンプルなものです。シンプルだからこそ見落としがちなものです。
この作品を通して、私の伝えたい思い、そして甘い青春模様をお楽しみください。
よろしくお願いいたします。
雨月黛狼折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-23 21:00:00
70368文字
会話率:42%
主人公 天童進(てんどうすすむ)は、オカルト好きの幼馴染 真島未央(ましまみお)に教えられた、都市伝説でよく聞くエレベータに乗って異世界へ行く方法を試した。それによって異世界《ヌバモンド》へと転移させられてしまった。しかし、進はこの時まだ
知らなかった。自分がヌバモンドへ来たことが偶然ではなく、必然の出来事であることに。
進は、天才と呼ばれあらゆることを完璧にこなし、数々の闘いに勝利し負けたことがない。さらに彼は困っている人を見捨てることなく、悪人に対しては決して許すことはない正義を持っている。
先にヌバモンドへと来ていた未央は、大勢の魔物を従える魔王となっていた。
進は幼馴染との再会と元の世界へと戻る方法を探すため旅を始める。様々な人と出会い、未央の配下の魔王軍や神殿騎士たちと闘うことになるが、そうした出会いや闘いを重ねていく中、自身の持つ正義が本当に正しいモノなのか疑問に思い始める。次第に周りの仲間すら進の持つ正義が歪んでいるモノなのではないのか、その正義に支配されているのではないかと感じ始める。世界を支配しようとする魔王軍、それに対抗する進達一行、その裏で暗躍する神殿騎士達―――進はこの戦いの中で本当の正義を見つけることができるのだろうか...。
※第5章執筆スタートしました。
※第4章からは主人公の親友 唯我新(ゆいがあらた)もヌバモンドへとやって来て進と共に戦います。
※全編を通じて「生と死」、「幸福と不幸」、「勝利と敗北」といったことを主人公や仲間たち、敵対する勢力さえも真剣に考え、生きていくことをテーマにして書いていきます。
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話の本筋を変更することはありませんが、タイトルや表現は変更することがありますので、そこはご了承ください。
ブックマークや評価、感想お待ちしております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-23 20:37:38
1847520文字
会話率:44%
生まれつきの病により18歳で命を落とした神凪命(かんなぎみこと)は、気が付くと『神の宝物庫』と呼ばれる場所に居た。
神の宝物庫は未練を抱えて死んだ魂たちが集まる場所。
そこでは魔法の道具を1つ選び、そのままの姿で異世界に行く『転移』と、
高い能力や身分を持った現地人として生まれ変わる『転生』が選べる。
「でも君には『全知の鏡』である俺を持っての転移を選んで欲しいんだ」
全てを見通す鏡の賢者に自分を人間に戻して欲しいと頼まれたミコトは、彼とともに異世界へ旅立つ。
彼を人間に戻す方法を探すとともに、今度は自分が誰かの力になりたいという、彼女自身の願いを叶えるために。
素直で健気な旅人ヒロインが魔法の道具たちを駆使して、たくさんの人を幸せにする愛と魔法の異世界ファンタジー(このお話はアルファポリスにも投稿しています)。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-23 20:24:23
311618文字
会話率:45%
勇者候補パーティー所属の熟練闇魔術士、《バクタ・ナガラ》。
頼れる仲間たちと共に竜王を討伐し、勝利を掴んだ──はずだった。
だが、竜王の転生能力に巻き込まれ、
気づけば魔術の才能S級の少年《アカツキ》の身体に転生していた。
しかも俺だけじ
ゃない。
討伐したはずの竜王まで、一緒に転生憑依してる……!?
喉の病気で魔術の詠唱すらできない天才少年、アカツキ。
生きるために俺は《触手魔術》を使い、アカツキの喉を治療した。
だが、その瞬間、俺は気づいてしまう。
──アカツキの魂はまだ、この身体の中に残っていたのだ。
こうして俺(憑依中)、教え子(本来の持ち主)、
そして討伐したはずの竜王(なぜか憑依中)。
「3つの魂が1つの身体を共有する」、この奇妙なトリオの状況で、
俺はアカツキの「家庭教師」として、彼に魔術を教えることになった。
「僕、また空を飛んでみたいです!触手で!」
「そっかー空かー……え?触手で?」
……何故か気に入られてしまった、俺の触手魔術を。
元のパーティーに戻る方法を探しつつ、
教え子(と竜王)を鍛え上げる俺の奮闘記が、始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-23 20:10:00
215280文字
会話率:35%
<2021/1/17 歴史[文芸]ジャンルランキング 日間1位、週間1位、月間1位!ありがとうございます!>
明治34年、五摂家の1つである鷹司家の末娘、耀子は、わずか4歳にして薬液から白い糸を合成する方法を発明する。この糸は史実では「6
6ナイロン」と呼ばれ、アメリカで発見されるはずの物質でできていた。それもそのはず、鷹司耀子は120年以上も未来の令和の時代を生きた高分子化学者が、記憶をそのままに転生した娘だったのである。
これは、高分子のこの字もない時代に転生した高分子屋が、日本の歴史を変えるために奮闘する物語。
※時代柄、戦争を扱うので念のため「残酷な描写あり」としています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-23 18:09:10
599671文字
会話率:60%
『こんにちは! 妙高型重巡洋艦の一番艦、妙高です! 妙高は今、コスタリカにあるプエルト・リモン鎮守府、長門様が率いる第五艦隊に所属しています。親友の高雄やちょっと変わった信濃、駆逐艦の峯風ちゃん、涼月ちゃん。頼れる仲間と一緒に、人々を守るた
め、人類の敵アイギスと日夜戦いを繰り広げています! 今日はちょっと変わった任務で――高雄、危ない!! え……? 長門様、どうして……?』
『我々人類は本当の意味で機械を操れてはいないのです。我々は常に計器で機械の状態を把握し、ボタンやレバーで間接的に制御している。だから私は、機械と人間とを直接に繋ぎ合わせ、五感のように機械を把握し、手足を動かすようにそれを動かせる、そんな方法を研究しているのです。東條参謀長殿、いかがですか?』
『マイン・フューラー(我が総統)、命令を。スターリンもチャーチルも、我が艦載機で雑作もなく殺してやりましょう。――え? どっちも殺さないで欲しい?』
『タヴァーリシ(同志)スターリン、御命令を。我らが祖国を侵す敵は全て、この私が殲滅いたします。――決して沈んではならない、ですか。無論、政治的に私が沈むわけにいかないことは――そういうことではない?』
『――船魄(せんぱく)。それは軍艦を自らの手足のように操る少女達。艦が肉体であるのなら、私達はその魂。艦そのものである私達が操る軍艦に、人間が対抗することは不可能に近いわ。人類が最初に手にした船魄は、日本がフィリピン沖海戦で投入した瑞鶴、つまり私ってわけ。私は日本を守るためアメリカと戦い、奴らから全てを奪ってやった。その代わりに何もかも失ったけど。この話、聞きたい?』
本作のメインテーマは、あくまで史実の地球を舞台とし、そこに船魄(せんぱく)という異物を投入したらどうなるのか、です。いわゆる艦船擬人化ものですが、特に軍艦や歴史の知識がなくとも楽しめるようにしてあります。もちろん知識があった方が楽しめることは違いないですが。
なお軍人がたくさん出て来ますが、船魄同士の関係に踏み込むことはありません。つまり船魄達の人間関係としては百合しかありませんので、ご安心もしくはご承知おきを。
新感覚、リアル志向の艦船擬人化小説を是非お楽しみください。またブックマークや感想などよろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-23 18:02:25
899807文字
会話率:70%
【意識転送】技術が応用された、体感ゲーム<Primordial Continent>は、プレイヤーがゲーム中に突然消失するという都市伝説が広まっていた。大規模ゲームギルド<遠航の信標>の現会長——ユリオン(祁璘)は、仲間たちとのオンラインミ
ーティング中に、突然ギルド全体と共に未知の世界へと転送されてしまう。
一方、彼らが設計したカスタムNPCも次々と自我に目覚め、制作者であるユリオンに「絶対的忠誠」を捧げる。混乱の中、ユリオンはギルドメンバーの安全を確保しつつ、地球への戻る方法を模索していた。独り身だった=年齢のユリオンは、この出来事をきっかけに突然美少女ハーレムを手に入れ、楽しい異世界の旅が始まる——折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-23 17:10:24
613152文字
会話率:44%
近未来、時代は産業用ロボットを人が扱う時代から、産業用ロボットをオペレーションAIが操作し、ロボットをロボット自身が作る時代となり、これを人類はUnmanned System(無人システム)と呼び、時代もUS世紀と名付け人類の新しい未来が始
まった。
US世紀が始まり50年後の未来、無人システムたちは人類が構築してきたあらゆる分野に導入され、もはや人々は働くこともなく、平穏に暮らしていた。
しかし人類の中には、いかなる不自由のない生活にも不自由や差別を主張する輩がいる。
そうして、そういう輩のためにAIは人間への対処方法を改めるのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-23 17:07:10
140022文字
会話率:24%
中学に進学した凛花はある日突然見慣れない保健室で目を覚ます。
元の世界と違う世界で、変えるための方法を探そうとする凛花だが……
最終更新:2025-02-23 16:00:00
571687文字
会話率:28%
私はアーリィ。本名じゃないけど、ここではそう名乗ることにしているのだ。
うら若き18歳の女の子だけど、はやりの転移をしてゲーム世界とおぼしきこの世界で生活することになったの。
この世界は人類滅亡が緩やかに進んでいるらしい。こんな世界からは
とっととおサラバした方が良いんだけど、地球に戻る方法がさっぱり判らない。
街から外の世界は殆どが森になっている。その森の中には人類見つけたら殺すマンの魔獣が大量に居て、森に入るのは危険が危ないのだ。魔獣が出ない僅かな道も、盗賊と魔物がうようよしているので、簡単には行かない。私には移動の方法があるので何とかなるんだけどね。
私の目標は二つ。
まず、この世界で安心して生活できる環境を手に入れる事。もう一つはなんとかして地球に戻る事だ。
住む家は、親切な女の子が家をくれたのでOK。
生活費を稼ぐのはどうしようかと思ったけど、ここは定番のギルドの門を叩いてみよう。運動は得意じゃないけど、なんとかなるっしょ。
緩い週末……じゃなかった、終末漂う世界で、地球に戻る方法を探しながら、私は毎日を生きています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-23 13:05:30
228681文字
会話率:42%
――深い森のなかで〈古の神々〉を崇拝しながら生活する人々は、部族間の紛争を繰り返しながら、〈混沌〉からやってくる怪物に対抗し、人類の生活圏を守るため〈境界の守人〉を組織する。
過酷な生活を強いられ、部族の戦士として辺境の森で戦い続ける青年
は、神々の悪意に支配された原生林から脱出する方法を模索していたが、犯罪者や戦闘奴隷、そして没落した名家の集まりで構成される〈境界の守人〉のなかには、彼の存在を疎ましく思うものたちがいた……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-23 12:00:00
1264770文字
会話率:26%
高嶺の花先輩に憧れた宮地翔が、接点欲しさに剣道部に入部するが、素人との翔は彼女の目にも止まらない。彼女の視界に入る為になんとか強くなる方法を模索する翔は、ネットである人のコメントを見つける。VRでの仮想体験が現実で活きたという話に希望をかけ
お年玉とお小遣い全ツッパした男宮地翔。彼の現実の努力とVRの冒険を描いた物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-23 12:00:00
42749文字
会話率:53%
パンデミック禍の日本。飲食店の雇われ店長である俺は無能なオーナーにクビを宣告される。
ブラック労働から開放された俺の自宅にダンジョンが現れて……?
失う物のない俺はダンジョンへ足を踏み入れる。
ハードな仕事に比べればダンジョンなんて余裕だ
。
ステイホーム期間はダンジョンにこもって好きに過ごします!
待ち受ける困難にはブラック労働で鍛えた忍耐力で立ち向かう!
ダンジョンでの職業はロマンあふれるニンジャを選択!
攻略方法を考え、モンスターを駆逐し、検証して改善する。
スキルを選んで、試して、攻略を最適化していく。
やることは仕事と同じだ。だけど、なんて楽しいんだ!
ダンジョンの中でも外でも、結局は働いてしまう性なのか!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-23 11:35:02
2438982文字
会話率:27%
「ハァーイ!偉大なるファッキン皇帝と我らが宇宙帝国の愚民ども!あんたらに栄光と繁栄をもたらしてやったアリス・クレジー様だ!!」
「今から貴様ら帝国民にとても重大なことを発信する!」
「聞いて驚け、私はついに異世界へと至る方法を実現可能段階ま
でこじつけることに成功した」
「異世界に至るには!なんと!我らが宇宙帝国の宙域の約三分の二をエネルギー変える必要だと分かった!!」
「ということで愚民の皆々には、宙域ごと犠牲になってもらう」
「我らが帝国に栄光あれ!!」
******
という感じで転生しちゃったわけですが、何故かいろいろと事件に巻き込まれますが、まあとりあえず戦争と実験ができてればいいや。
戦争と実験になるとテンションが壊れるマッドな主人公とその他おかしいやつらとのSF×異世界ファンタジー開幕!!
更新は基本毎日投稿です。変更する場合はお知らせに書きます。
作者は細かい動きの描写が苦手で読みにくい場合があります。申し訳ございません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-23 10:45:36
68169文字
会話率:40%
「ただ戦って相手を倒す事は正しいのだろうか?」
戦いは多くの物事に決着をつけてきた。勇者ロアもそうだった。
だが、それは本当に正しい事なのだろうか?
ただ倒すだけでは相手がやろうとしていた事と変わりが無い。
ただ倒しただけでは問題
が解決したとは言えないのではではないか?
勇者は“勝利”以外の解決方法を思索し始めた。
「やっぱり和解が最善の解決手段だろ。」
勇者は更なる苦難の道を歩み始めた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-23 10:10:00
356012文字
会話率:68%
血と汗が染み込んだ街。
工場のあちこちから、男たちの荒い掛け声が響き、時折誰かの叫び声が交じる。
少年は肩に三本の足場用支柱を担ぎ、雪でぬかるむ道を慎重に進んでいく。手袋越しでも指先がかじかむ寒さの中、支柱を他所の建物にぶつけてしまっ
た恐怖を奮い起こし、意識を研ぎ澄ます。
夜になると、その頂上は灯台のようにぼんやりと光を放ち、街全体を微かに照らす。
あそこには全く別の街があると誰かが言っていた。
百メートルを超える高層の建物がいくつも並び、その屋上にはプールがあり、宝石のように光る景色を見下ろすことができる。
この街の人々はそこで暮らす方法を知らない。
唯一の頼りは——金さえあれば、その世界への扉が開かれるというものだった。
成年は憧れを持っている。
父と離れ離れになっても、友人に見捨てられても、恋人に恨まれても、この先自分が死ぬことになったとしても……彼が止まれる理由より、その思いは強かった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-23 07:00:00
44287文字
会話率:52%
理想とする国を目指した騎士アンナと、三人の大切な仲間たち。
平和な国にしたいという志は同じなのに、それぞれ時代の渦に巻き込まれていき──
多くの愛する人との別れや悲しみ、それを乗り越えて再び出会う愛の形。
人の想いは、人の正義は、星の数
ほどある。
ストレイア王国に生きる、高潔な騎士たちの生き様。
それぞれの想いを胸に、彼らは動乱の時代を駆け抜けていく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-23 06:32:04
380052文字
会話率:48%
アイドルとして活動する石崎美禰子はライブ中にファンタジーな歌でパフォーマンスしている最中に白い光に包まれ意識を無くす。
気がつくと、知らない世界に飛ばされ、聖女として崇めらるが、水晶に手をかざすと、聖女じゃない!?
捨てられた同然に手
切れ金とともに追い出されて、さぁどうしよう。。。
とりあえず、どうにかして生きて、元の世界に帰る方法を探さないと。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-23 04:00:00
467349文字
会話率:31%