もうすぐ四十路が見え始めた冴木和馬は実業家として成功し、妻と子達とも円満な家庭を持ち、後は会社を少しづつ今以上に発展させていく事が楽しみだった。
しかしある日、高校時代の同級生から持ち掛けられた相談事が自分の人生を大きく方向転換させてい
く事となる。サッカーチームを運営して社会人リーグ加入からプロリーグ1部入りを目指して奮闘していく。
※様々な知識を後付けで勉強しながら書いてますので、色々と足りない所あると思いますが温かい目でご覧ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-03 00:00:00
346227文字
会話率:47%
異世界恋愛ジャンルの『青とポニーテール』から続いている四作すべてに登場しているリナの学園卒業後の話。人生の中で何かの切欠で歩む方向転換をすることがありますが、そのいくらでもあるパターンの一つとしてのリナを主人公にしたエピソードとなっています
。魔法要素は極薄で、今の流行りからは逸脱した毛色の違うショートストーリーですが読んでいただけたら幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-01 11:11:11
4426文字
会話率:10%
ファンタジー小説を読みすぎたせいか、何故か乙女ゲーム“魔法学園て恋と魔法とエトセトラ”の世界に転生してしまった白井優里です!というかこのゲーム、私ほとんどやったことがないんですけど!なのに、転生先がここってちょっとおかしくありませんかね?し
かも悪役令嬢って……前世の私とは真逆キャラ。えっ?今世の私、ユーフィリナにとっても真逆キャラなの?それって明らかにキャスティングミスじゃない!もう、それだけでも頭が痛いっていうのに、前世の属性、喪女の私の周りは超絶シスコンのイケメンお兄様やら、親馬鹿ならぬ馬鹿親な両親、そしてこれまた超イケメン揃いなのに何やら問題を抱えていそうなゲームの攻略対象者たちの包囲網が敷かれちゃっているんですが!これまたどういうことでしょう?そんな彼らに振り回されつつも、どうにか断罪を避けるべく、悪役令嬢を改め引き立て役令嬢になる決心をした私。人生、方向転換は大事です!なのに、その引き立てるべきヒロインが、一向に見当たりません。ほんと誰か教えてくれませんかね?ヒロインは一体どこのどなたなんでしょうか?普通ヒロインって隠しきれないオーラとか出ているもんじゃ………って、すみません、ファンタジー小説の読みすぎでした。あぁ、この世界にこの無理ゲーの攻略本とかないですよね……はい、わかっています。あるわけがないですよね。はい、諦めます。もうすっぱりきっぱり潔く諦めますから、断罪でも騒動でも溺愛でもなく、私に平穏な毎日を下さい!!言っときますけど、断じて私は“神の娘”の生まれ変わりなんかではありませんから!
この作品はカクヨムにも掲載しています☆折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-27 23:44:44
1129082文字
会話率:23%
世界遺産になった韮山反射炉やお台場築造、農兵論やロシア軍艦ディアナ号の代わりとなる洋式軍艦ヘダ号を造るなど、幕末に大活躍した36代江川太郎左衛門・英龍の偉業があまり知られていないのはなぜか。
英龍亡き後の幕府は混乱を極め、やがて英龍達が進
めたオランダ式の西洋軍事化をフランス式に方向転換する際に意図的に江川氏の影響力を排除しようとした。
さらに明治時代になると、中央集権国家を目指す政府は領民から圧倒的支持を得る江川氏を疎(うと)んじ、その影響力を削ぐ政策を執る。
数え年わずか10歳(実年齢9歳)で韮山代官となった英龍の5男・英武と英龍の右腕・柏木総蔵の目線で英龍の偉業を見つめ直す物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-13 15:26:36
12364文字
会話率:13%
1960年代初頭、ケネディ大統領が暗殺されてまもなくの頃、一人の女子大生が南米のとある国へやってくる。祖父の病院を訪ねるためだ。そして様々なゆくたての後、彼女は祖父が指名した男と二人きりで、病院までの旅に出る破目になる。ところがその男とい
うのが、がさつで野蛮を絵に描いたような男で、礼儀を毛ほども解さないという北京原人にも等しい不届き千万な輩だったのだ。そんな男に、彼女は強い反抗心を抱くが、一緒に旅を続けるうちにその男の行動の背後にある優しさや思いやりに気づくようになっていく。そんな男と彼等の仲間達は、主として彼女の祖父の病院とその周囲の医療施設、さらにはその周辺のそれに付属する広大なエリアの守備・防衛を担当していた。そのエリアは軍事拠点としては絶好の地形で、常に反乱組織などの脅威にさらされ続けてきたからだ。特に、この国の軍部はアメリカの豊富な資金援助を背景に軍事施設建設をかなり強引に推し進めていたのだ。ところが、ケネディ大統領の代になるとその計画に待ったがかかり、突然軍事施設建設から医療施設建設へと方向転換することになる。その医療施設建設の途上でケネディは暗殺されてしまうが、その理念はケネディ直属の特殊部隊員だった男とその仲間達に引き継がれていったのだ。彼等は権力の一切を排除し、一般の国民達のためだけの医療施設を作り上げる。そのため、その医療施設は「ケネディの遺産」と呼ばれ、国民の圧倒的な支持を集めることになった。彼女の祖父は、そんな彼等が作り上げた医療施設の院長に迎えられていたのだ。一方、軍部の者達は、「ケネディの遺産」のある広大な地域への軍事施設建設にたっぷり未練を残していた。そのため、何度もちょっかいをかけては、ケネディの残党共に手痛いしっぺ返しを食うという事を繰り返し続けてきた。そんな彼等にとって俄に現れた彼女の存在は格好のウイークポイントに等しかった。彼等は彼女をターゲットとして執拗に攻撃をかけ続けた。その挙げ句、男は彼女を守るため瀕死の重傷を負う破目になる。彼女の必死の治療によって男はかろうじて一命を取り止めるが、それも所詮一時のことに過ぎなかった。祖父の病院へ運ばれた後も、病状は徐々に悪化していく。そして10日ほどたったある日、男のいた病室は空になっており、病室の窓の外の陽だまりの中で、彼女は仲間とともに男の追憶に浸るのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-30 15:17:13
138671文字
会話率:42%
金融業界の復讐劇と金儲けをした後の半生を弱者救済に翻弄した男の物語。
世話に成った金融業者が金融関係の詐欺集団に騙されて、会社は倒産、一人娘は精神異常をきたして病院生活、、そして、金融の手ほどきを受けた恩人は自殺したいた。その復讐を計画して
、自分の全財産を掛けて、騙した相手に罠を仕掛けて復讐を成し遂げる、「義」を貫いた男のサスペンス。
やくざ相手でもどんな悪業でも金を貸して儲ける男の半生、しかし、命にかかわる事件に合い、身を隠した。
暫くして、男は方向転換をして、今までに悪銭をもうけたその分を弱者救済に走った男の償い半生の物語です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-25 03:31:16
41073文字
会話率:11%
美しい画廊の中に、立ち込める珈琲と甘い匂い。
そんな中で、ノートにペンを走らせている。
書いているのは、今までとは違うジャンルの話。
『そろそろ戻らなくては』
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
ジャンルどうしましょうね。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-06 18:09:11
831文字
会話率:48%
大阪幕府老中・齋藤瑞樹は、就任から半年程が過ぎ、政務にも慣れてきていた。
そんな矢先、自身に対する虚偽の混じったスキャンダルが、週刊誌によって世に出回り、世論の批判が強くなった結果、老中としての立場が危うくなる。
将軍・豊臣彩美や、町奉行・
初鹿野まおの助けも借りながら、発行元に対して裁判を起こし、有利な状況に持っていった結果、発行元である新聞社は、急遽和解の申し立てをしてくる。
新聞社の突然の方向転換は、四国で勃発している、統治戦争のスクープにリソースを割くためであった。
四国戦争を傍観できない幕府は、齋藤瑞樹を四国平定部隊副将として、現地に派遣することを決定する。
これは、形だけの権力となった大阪幕府が、再び絶対的な統治機構になるまでを描いた、愛と平和と希望の物語。
※前作「ぐうカワばくふっ! ~豊臣彩美のほんとの気持ち~」を読んでいなくてもお楽しみいただけますが、より深くストーリーを読み込むためには、前作も合わせて楽しんでいただくことをお薦めいたします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-03 20:00:00
108968文字
会話率:53%
乙女ゲームお花畑ヒロインざまぁ系物語での『お花畑ヒロイン』として生を受けた見習い薬師のエクレア。彼女は8歳の頃、死に瀕した際に“深淵”を覗いた込んだ事で前世の記憶を思い出す。
エクレアは今いる世界が乙女ゲームの世界だとわからずとも、直
観的に自分が『お花畑ヒロイン』だと認識。
将来的には王太子を誑し込んで婚約者である悪役令嬢を断罪するつもりが逆に断罪される側。ざまぁされる立場になるのではっと危惧し、『お花畑ヒロイン』ではなく薬学知識を生かしての『薬草畑ヒロイン』へと方向転換させて『ざまぁ』の未来を回避させようと企むも……
“深淵”を覗いたせいで“混沌”と“狂気”を宿したエクレアは知らず知らず『毒花畑ヒロイン』という『お花畑ヒロイン』とは違う方向性で『ざまぁ』される立場へ全力疾走。
そんな彼女の元に舞い込んでくる数々の試練やトラブル。
借金地獄に叩き落される?わ、あれな薬?を飲んで死にかけるわ、エロ同人みたいに乱暴?されるわっと散々な目にあわされるもそこは“狂気”に堕ちた『お花畑ヒロイン』。
超絶ボシティブ思考で笑いながら障害や絶望を踏み砕くエクレアは……
時にはトラブルをミラクルアイディア(と書いて『狂人の発想』と読む)でステキに解決(はしても別の問題が発生しますた)。
時には(張り切りすぎたせいで)騒ぎを何倍にも大きくする(本人曰く『ん!?まちがったかな…てへぺろ』)。
時には善意という名前を借りた(明様に確信犯な)悪意を振りまく。
時には因果応報という名前の『ざまぁ』を(へこたれないせいで複数回)食らわされる。
時には(本人も自覚ある歪んだ)恋する乙女心でもって想い人とキャッキャウフフする。
そうした『お花畑?ヒロイン』に(ある意味)ふさわしいドタバタを終始繰り広げていきながらも、最後には………
悪役令嬢視線で語るならハッピーエンドであってもヒロイン視線で語るならば………
大体そんなお話になる予定。
狂気の沙汰、支離滅裂、奇想天外、荒唐無稽、胡蝶の夢、SAN値直葬
どの言葉が適切かわからないほどの無茶苦茶な物語なので、純粋な恋愛話を期待するならプラウザを『そっ閉じ』でおかえりください。
逆に腹筋と精神の崩壊がお望みであるならば、ぜひとも期待にそえてみせましょう。
しばらくは毎日更新予定折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-14 19:38:15
325028文字
会話率:27%
互いに速度の異なる人間同士が互いにどのようにみえるか考えました。
最終更新:2023-04-03 11:00:00
729文字
会話率:0%
一度決めたことも根拠があるなら180度変更してもよい。生き抜くには頭の柔軟さも大事。
最終更新:2023-02-21 19:45:05
721文字
会話率:14%
「君との婚約を解消したい」
伯爵令嬢のカロリーネは、婚約者に捨てられた。彼の新しい恋人は自分の妹だった。カロリーネは妹に押し付けられた婚姻を代わりに受け、冷酷無慈悲と噂の公爵家に嫁ぐことになり――
☆ ☆ ☆
「だー!? 設定を間違えて
、ジャンル『異世界恋愛』じゃなくて、『ハイファンタジー』にしちゃった! どうしよう! そうだ、このまま、お嬢様が私TUEEE!する話に変えちゃおう!」
カロリーネは伯爵令嬢でありながら、冒険者で、実は秘めたる力が眠っているのだった――!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-10 22:32:11
5680文字
会話率:30%
「北の列島」は美しい自然に恵まれた豊かな島々で、かつて一億人以上の人々が住み、
高度な文化を持つ世界有数の経済大国「日本国」だった。
その「日本国」の状況は十年程前に一変した。領海に侵入してきたP国漁船との小さな
争いが、あっという間
に全面戦争へと拡大し、P国の核ミサイルが、自衛隊基地と太平洋
沿岸の都市部に向けて発射された。自衛隊は壊滅し、都市部は数千万人の死傷者を出す惨
憺たる状況となった。在日米軍基地に被害はなく、米国はP国との核戦争を回避する選択
をした。さらに、P国軍は日本海沿岸に侵攻し、日本住民を一方的に殺戮し始めた。国連
安保理が一致した対応を取れない中、「日本国」の地獄の様な惨状が続いた。
そして二か月が過ぎようとした時、東アジアの大国であるC国が大規模な停戦監視団と
軍隊を日本に送り込み、本州地域の日本住民を保護するという名目で、事実上の占領統治
を開始した。そして一年後、C国は、米国との合意のもと、新たな自治政府「東海人民共
和国」を発足させ、本州・四国を実効支配する事となった。
あれから九年の時が過ぎたが、沖縄は今も本土から来た多くの日本人難民で溢れている。
そんな中、沖縄の青年ワタルは、テレビで「離島への冒険参加者募集」の書き込みを見つ
けて応募する。そして三か月の訓練の後、十一名の「レキオス部隊」の一員として参加し、
「北の列島」へ向かう事になる。
レキオス部隊を乗せたレキオス号は、五月に沖縄中部の辺野古港を出発し、黒潮に乗っ
て北上し、まず四国沖でC国軍のドローンと接触し、方向転換して次に本州和歌山へ上陸
した。その地で、ある隊員の裏切りにより、三人の隊員を失ったレキオス部隊は、伊豆諸
島の八丈島へと撤退した。
隊員達は衝撃を受けたが、「C国に囚われている女性芸能人を救出する」という計画の
もとに再結集し、八丈島の八重根港を出港し、再び本州の米軍横須賀基地方面に上陸する。
本作品は「カクヨム」にも掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-06 12:19:03
100681文字
会話率:29%
人類が人間の生活に180度の方向転換をもたらした恐ろしい災害に襲われた世界で。
私たちの主人公サトシは社会から排除された少年であり、彼の友人のカリムは人類に何が起こったのか、そしてそれを以前の状態に戻す方法を見つけるために冒険にボートに乗り
ます折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-16 09:33:58
2847文字
会話率:0%
これは、きっぱりすっきり捨てるはずだった浮気者の婚約者が、君を殺して俺も死ぬ、と言い出す前に方向転換して、幸せになろうと考えた私の花咲く恋物語
最終更新:2021-06-07 20:24:41
5355文字
会話率:30%
一歩外に出たら頼んでもいないのにファッションチェックにさらされる。
コレってもうダンジョンに踏み込んだ冒険者ですよね?低階層のモンスターのヤツラは「ダッサ!」だの「どこであんな服買ってくるのかしら?」とか地味にコッチのメンタルを削って来ます
。
それってあなたの装備に問題があるんですよね?いえいえ間違った攻撃力がモンスターを刺激してるんですよ!攻撃力より防御力を見つめ直してください。『装備の防御力』はモンスターを刺激しませんし攻撃してくる相手に対してはキチンと仕事してくれます!階層主の『アパレル店員さん』とも闘う必要もありません。防御力はスルースキルも高める効果もあるんです!
新年度を迎えメディアにつられて◯◯デビューとか考えてる方がいましたら直ぐに方向転換してください!
イキナリオシャレになんてなれませんから!冒険者ギルドで鑑定水晶壊してとか無いですから!
もう一度言います。『攻撃力より防御力です‼︎』折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-06 17:17:12
15388文字
会話率:8%
「パンツくーださい。」
高校デビューで“ぼっち”の俺は、出来心からとんでもないことを口走ってしまった。
言った相手は、全校生徒の憧れの的。アイドル的存在の美少女 姫川だった。
失言をきっかけに、彼女の存在が俺の中で方向転換して行く。
中学時代に苦い経験を持つ主人公が、校内の美少女たちと触れ合いながら、キャッキャウフフ……もとい、段々と成長して行く青春グラフィティ……に、なるかもしれない物語である。
※コメディ強め、時々シリアス、たまにバトルもあるよ! ……と謳いつつ、最近格闘パートが若干強めな今日この頃です(;'∀')
なぜだか現在→コメディ:バトル:シリアス → 7:2:1 ほどで展開しちゃってます。
現代スクールラブコメ???になるように……尽力中です。
※作中に出てくるエピソード、表現や言葉など、不快に思われる方もいると思われますので、R15にさせていただきました。
※人生で初めて書く小説になります。暖かい目で読んでいただければ幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-03 18:11:34
147472文字
会話率:28%
【あらすじ】主人公の暁雄(あきお)は、これまで本気を出さずに生きてきた高校生。ある日、異世界からやってきた少女と出会い、暁雄たちの暮らす世界が、異世界人たちの興じる「ゲーム」の盤上に利用されていることを知る。「こちらの世界の有能な人間をスカ
ウトし、ゲームに協力してもらう」と聞いた暁雄は、興味半分に自分を売り込んでみるが……。
【チラ裏】こんなタイトルですが、主人公は劇中最弱で、わりと心身ともにボコボコな目にあいます。なので「強い主人公」を期待される方には合わないかも。作品の方向性としては、「『スパ○ボ』みたいな世界観で、『ポケ○ン』みたいなことやりたいなぁ」という発想から生まれました。当初はギャグ色強めでいくつもりだったのですが、なぜか主人公が思い悩む展開が続いていて、早めに方向転換できればと思ってます。
【残酷描写】過剰な描写は読むのも書くのも苦手なのですが、流血や負傷するシーンがありますので「有り」としております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-17 01:00:00
245084文字
会話率:47%
本能寺の新説!?
【プロローグ 斎藤利三】
明智光秀の家臣である斎藤利三は、一つの目的をもって羽柴秀吉に近付く。
利三により語られる本能寺の真相とは?
【第1章 山崎決戦前夜】
利三は、山崎の戦いの前夜を思い出していた。この戦いで光秀はあ
る作戦を練る。そして光秀の涙を見た。煕子が生きていれば、と。
【第2章 本能寺】
あの日、本能寺。悲劇へと繋がった背景とは?
信長は義昭を将軍としたが、幕府は過ちを繰り返し自滅した。信長は副将軍職を辞退し不干渉の方針も最後は方向転換を余儀なくされる。
そして、見落としていた事実に気付いた光秀は強い衝撃を受け、ある決断をするのであった。
【第3章 山崎決戦】
光秀の罠に嵌まる秀吉軍。だが、秀吉が抜擢した一人の若き将により光秀の作戦に齟齬が生じる。そして決戦は最後の山場へ。
【第4章 山崎決戦終戦】
想定外の光秀の奇襲に対し、秀吉の対応は常識はずれであった。二人の天才の戦いは遂に決着する。負けたとき、失敗したときこそ人の器量は試される。
【エピローグ 人の過ち】
致命的な過ちが明らかとなり、本能寺の謎は解けた。過ちを繰り返さぬために、そして悲劇の連鎖を絶つために光秀が残したものとは?
「五十五の夢」は、光秀の辞世句の一部である。
明智光秀が織田信長と共に戦い、共に散った13年半を、新たな視点から掘り下げた。
一般的に織田信長は変革者、破壊者とのイメージがあるが、事実を客観的、俯瞰的に見ればそのイメージは大きく異なることが分かる。
この時代、イスラム勢力が地中海貿易を独占し、その利権にからむことのできないスペインとポルトガルは起死回生を狙い大西洋航路を開拓、アフリカ大陸とアメリカ大陸で略奪の限りを尽くし、その矛先を日本を含むアジアへと向けている。
日本は、戦国時代という激しい競争社会にあった。これは著しい経済成長をもたらす。競争は一部の勝者と富む者を生んだが、その裏側は戦いが生む多くの犠牲者と異常な格差であった。
信長と光秀が解決しなければならない課題はとてつもなく多く、否応なしにその渦に飲み込まれやがて悲劇へと繋がる。歴史の事実が映し出しすものは、彼らが目指す道に悩み、迷い、もがき苦しむ、人間そのものの姿である。
これはコロナ渦に生きる私達に、きっと何かを教えてくれると思っている。
(カクヨムでも一部掲載しています。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-05 15:06:26
46212文字
会話率:22%
「あなたとの婚約は破棄させていただく!」
クレアは唐突に突き付けられた婚約破棄に、人目もはばからずその場に崩れ落ちてしまった。
クレアは武門の家の生まれであり、小さい頃は騎士を目指していた。
しかし8歳の時。突然決まった婚約により、クレ
アの人生は180度の方向転換を余儀なくされたのだ。
それまでダンスも踊ったことのなかったクレアは、令嬢としての振る舞いを一生懸命に練習した。
そして十五歳。どこに出しても恥ずかしくない、人一倍凛とした令嬢の姿がそこにはあった。
それなのに、唐突の婚約破棄……ふざけんな!!!!
武門の女をナメんじゃねぇよ、温室育ちの坊っちゃんが!
落とし前つけてやっから首洗って待ってやがれ!!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-09 17:26:09
136069文字
会話率:48%