そこは方位磁針と時計の針が行き先を見失う磁場の狂った道だという。将来の妻、まだ産まれぬ娘、はたまた亡くなった母に会った者がいるという。
もしも未来、或いは過去に邂逅を望むのであれば、一人きり誰にも行き先を伝えず、その山道を歩くといい。
運が良ければ……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-05 12:26:23
6501文字
会話率:34%
彼が日常で見つける物とは
平凡とした日々に金槌を
最終更新:2023-02-23 14:00:00
7092文字
会話率:0%
私が小学生の時、方位磁針を手にする機会があった。
学校の先生曰く、地球のS極、N極は少しずつ動いていて、何万年かすると正反対になることもある、とのこと。
私はその動きを方位磁針を通して見られないか、と思った。それが指しているのは、本当は地
球の極ではなく、近くの磁界の向きだということもつゆ知らず。
しかし観測を続けた私は、家にいた祖母と一緒に不思議な体験をすることに……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-11 20:01:01
3958文字
会話率:10%
ここは、人の住んでいない最大の大陸。名を「ロート・ランディード」という。
その地は、はるか昔に人々が開拓しようとして、とても強力な魔物や龍に襲撃されて、行ってはいけない地とされて以来神話等でしか存在しなくなった地である。
その大陸に行くには
、強力な海の魔物のいる海域を迂回し、方位磁針の狂ってしまう海域を抜け、濃い霧で覆われている海域を抜けて上空に龍が飛び交っている海域を抜けようやく行くことの出来る場所であった。
そしてその地に新種のスライムが誕生した。
そのスライムは、高い知性を持っていた。
そんなスライムの日記である。
初めて書いたので至らない点がいくつもあると思いますが、気にせずにお読みいただければ幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-02 08:28:25
743文字
会話率:0%
自称ジャーナリストの息吹は一人+αで荒野をさまよっていた。
かれこれ三日は同じ光景を網膜に焼き付ける作業。なけなしの食料もわずかで、いよいよもって死神が迎えに来る時が近づいていた。方位磁針など役に立たず。太陽が東から昇っているのかも確
かではないこの世界での遭難は絶望的だった。
しかし、天は息吹を見放していなかった。丘を越えたその先に人工物であろう民家が見えた。廃墟でありませんようにと祈りながらそこへ向かう。祈りが通じたのか、そこには人が生活する村があった。喜びとともに安堵の息を漏らす息吹。しかし緊張が解けたせいか、ふらっと意識を失ってしまう。
◇
久しぶりの投稿になります。反響があれば長編版も書こうとは思っています。皆様からの熱い応援をお待ちしております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-14 12:02:46
16285文字
会話率:44%
ずっと続くその道を僕は歩きます。
最終更新:2015-02-03 23:58:45
314文字
会話率:6%