2037年のパラレルワールドの日本から2024年(10月)の日本にやって来た「私」は新潟県新潟市のご当地アイドル「The RYUTist」の熱狂的なファン(ドルヲタ)となり、奇しくも2024年12月にメンバー全員卒業無期活動休止となったグル
ープのラストライブを見届けるべく、いささか空回りしながら奔走する。
中年世代のとば口に立った「私」という男のどこか素っ頓狂な語り口は、時にユーモラスに、時に哀愁を帯びて、喪われて行く者達への賛辞を綴って行く。
それはまた、「私」自身が喪ったもの、これからも喪われていくだろうものどもへの手向けでもある。
そんな、オッサンの独り言。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-02 07:48:05
14168文字
会話率:4%
平成最後のにいつレールフェスタ。
『彼』は『彼女』と信越線の列車に揺られて新潟市秋葉区の新津駅まで来た。
1番線では『ばんえつ物語』号の客車を開放して休憩所に充て、ビールやサブレ、駅弁、駄菓子の詰め合わせ、新潟市とJR、新潟県の酒蔵の3者が
タイアップした『新潟しゅぽっぽ』の飲み比べまで販売されている。
そんな10月6日の恋愛小説。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-08 11:38:36
1000文字
会話率:10%
拝啓 秋涼のみぎり、警察の皆様におかれましては、日々犯罪捜査、治安維持へのご尽力、心よりねぎらい申し上げます。
五十谷(いそや)にて伊藤が、炉端町(ろばたちょう)にて六田(ろくだ)が。
かしこ
吉月吉日
いろは
「いろは」を名乗
る人物から警察に送られてきた犯行声明文には、いろは歌の順に名字と地名を合わせた連続殺人を行うとの宣言が書かれていた。
かつてイギリス全土を恐怖と混乱に陥れた『ABC殺人事件』を想起させる連続殺人が、現代の日本に蘇る。
『いろは殺人』は、快楽連続殺人だけを目的とする〈シリアルキラー〉の仕業なのか? それとも周到な計画犯罪か?
「殺人鬼いろは」の謎に、素人探偵安堂理真(あんどうりま)が挑むが、探偵の、警察の捜査を嘲笑うかのように犯行は重ねられて……。
登場人物
事件関係者
六田龍好(ろくだたつよし)
新潟県新潟市内在住の土木作業員。
伊藤孝子(いとうたかこ)
新潟県村上市在住の主婦。
芳賀久則(はがひさのり)
東京都在住の派遣社員。
仁藤大作(にとうだいさく)
富山県富山市在住の男性。
瀬峰礼子(せみねれいこ)
富山県富山市在住の臨床心理士。
保永昌二(ほながしょうじ)
瀬峰の助手。
長谷川清高(はせがわきよたか)
瀬峰の恋人 鉄鋼メーカー勤務。
警察、一般関係者
城島淳一(じょうしまじゅんいち)
新潟県警捜査一課警部。
丸柴栞(まるしばしおり)
新潟県警捜査一課刑事。
中野勇蔵(なかのゆうぞう)
新潟県警捜査一課刑事。
美島絵留(みしまえる)
科学捜査研究所研究員。
守田(もりた)刑事
富山県警捜査一課刑事。
能登亜麗砂(のとあれさ)
お弁当屋の主人。
安堂理真(あんどうりま)
恋愛作家で素人探偵。
江嶋由宇(えじまゆう)
理真のワトソン。
「カクヨム」にも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-13 21:00:00
141435文字
会話率:57%
新潟県新潟市に住む、小学生が、論理的思考による分析と類い稀なる推理力で事件解決を目指す物語です。
豊富な知識に裏打ちされた明晰な頭脳を持つが、人付き合いが苦手な小学4年生の伊織川天音。
行き過ぎたお節介焼きの学級委員の佐藤麻里佳。
悪
戯好きでトラブルメーカーの加原大樹。
文武両道でイケメンの塩谷孝文。
以上の四人が肝試しで発見してしまった死体を巡るお話です。
お話は伊織川天音が中心になって進みます。
犯人当てよりも、トリックよりも、純粋に物語を楽しんで頂けるようになっています。(のつもりです)
推理小説が苦手な方や初めて読まれる方が気軽に読めるような小説を目指しております。
後に本格的な話も書いていく予定です。
まずは入門編としてお試しください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-08-13 14:14:20
56375文字
会話率:43%