美しいものを見たいと願った十九歳の春も過ぎ、二十二歳で就職しないで進学した。
昨今人文学系にはしょっぱい世の中。理系の建物は新しく、文系予算は今いずこ。入ったからと言って就職に有利になるわけでもなく。理系院生と比べれば奥地の山岳民族がご
とき希少性。モラトリアムじゃないと信じたい。
神坂紫(かみさかゆかり)、二十二歳。専攻は日本文学。現実とはかくにむなしき。ビッチな妹は家に帰ってこないし、やたら出会う「鳥足くん」に後輩のスイーツ男子、思わせぶりな元同級生(女)とは何かと縁ができている。
枯れかけた今になって微妙に日常が変わりつつある文学女子の明日はどこだ。
――昨今の文学女子はたくましいのです。
タイトル読みは「むらさきろまんす」。
「わたしの愉快な旦那さん」と同一の世界観ですが、恋愛要素薄め。前作を読まなくとも問題なし。
不定期更新。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-15 20:00:00
52149文字
会話率:39%
「好き」と言える。 ――小説の中でなら。
おしゃべりな潮野(しおの)くんには気になる子がいる。それは無口な図書委員の貝守(かいもり)さん。彼女の気持ちを知りたくていろいろ話かけてみるものの、返事はぼそぼそ、言葉少なでよく分からない。
口
下手さんの心情を理解しようと潮野くんは、同じタイプの女の子が登場するネット小説を読みはじめるのだが――。
――なんか俺たちの関係に似てる気がする……。
実はその小説の作者は貝守さんだった。しかし彼はそんなこと知るよしもなく……。
おしゃべりだけど本音が言えない男子と、小説の中でだけ冗舌な口下手文学女子のラブコメディ。
※この作品は『カクヨム』でも投稿しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-18 23:08:35
45694文字
会話率:49%
漫才・コントの台本です。AがBに自分の彼女のことで相談している様子を描いています。
最終更新:2021-02-28 01:22:57
2405文字
会話率:100%
ある日の早朝、1人の牛乳配達員に恋をした。
日陰者の自分が、勇気を振り絞って声をかける物語。
※「なろうラジオ大賞2」応募作品になります。
最終更新:2020-12-05 21:40:56
896文字
会話率:9%
「私、そろそろ働かないとなぁ……」
あれから一年と少し。文女の4人が帰ってきた!!!
『ようこそ!歴史的文学女子会へ』シリーズ第三弾!
ついに就職して一人暮らしを始めた紫式部。それぞれの生活も安定して、久々に女子会(+オカマ)をす
ることに! 開催場所は紫式部の部屋。でもそこは想像を絶するボロ屋敷で……!?
現代に適合した、平安時代の女流作家4人(オカマ1名)によるショートストーリー!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-18 17:22:21
1614文字
会話率:38%
現代に適合した、平安時代の女流作家4人(オカマ1名)によるショートストーリーの第二弾!
バレンタインを忘れてしまった歴史的文学女子会のメンバー。某高級チョコレート店に行くも…‥?
フィクションですのでキャラ設定はお気になさらず。本当
の彼女らはこんな性格ではない……ハズです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-01 22:35:05
1951文字
会話率:56%
*メリークリスマス!*
現代に適合した、平安時代の女流作家4人(オカマ1名)によるショートストーリー!
同人作家、紫式部はクリスマスなのに冬コミの新作のネタを考えることで頭がいっぱい。清少納言に趣味を否定されるわ、菅原孝標女は「新作楽し
みです!」なんて言ってくるし。もうこうなったら、オカマの買ってきた高級ワインで忘れましょ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-25 00:38:00
1905文字
会話率:49%
真面目な雰囲気の文学女子・落合由奈とボーイッシュな風貌のサブカル女子・馬場愛梨は同じサークルの同期。見た目も性格も対照的なふたりはサークルでほとんど話さないが、実は密かに付き合っていた。
一人暮らしの家が近いこともあり、自然と互いの家にお
泊まりするようになるふたり。一緒に深夜にペヤングを食べたり、ベランダで缶チューハイ片手にお喋りしたり、「朝までに乾くかな」「乾くでしょ」と話しながら洗濯物を一緒に干したり……体を重ね、何気ない会話を重ね、心を通わせていく。
どこにでもあるのになぜか尊い--これはエモくて甘い、そしてちょっぴりエッチなカップルのピロートークラブコメ。
※ピロートークを描いた作品なので性描写はありません。悪しからず。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-09 18:15:52
23409文字
会話率:68%
ぼっち文学女子高生の金森飛鳥は図書室で神城拓也と出会う。飛鳥は拓也に1冊の白い本を手渡される。拓也から手渡された白い本により飛鳥は本の世界へに転移してしまう。これは飛鳥と本の世界の恋愛物語。
最終更新:2020-03-30 16:00:00
12409文字
会話率:46%
彼女は勇ましい人だ。伝えたい言葉を、俺に与えてくれる。図書室の出会いをきっかけの、本好きの男女の恋のお話。
最終更新:2016-09-05 18:59:34
6024文字
会話率:46%
私はただのんびりと中庭で過ごしていただけなのに。いきなり目の前でカップルの別れ話。まじか、もっと人目に付かないとこでやればいいのに。て、…んん?どっちもオトコって。そんな奇妙な縁ではじまったお友達。こんなのんびりな関係もまぁいいか。地味系文
学大学生女子と美少年わんこ系腹黒ゲイ(?)の物語。 ※ストーリーの都合上、同性愛者が登場します。が、メインではありません。苦手な方はご遠慮ください。※また、少々下品な発言があるのでR15とさせていただきます。性描写はありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-10-08 19:51:37
4950文字
会話率:61%