「わるいとは思うよ、俺たちの都合に巻き込んで。きみには罪も理由もない。だから、ここで降りてもらってもまったくかまわない。俺も、梏杜も、止めはしない。きみに止める権利も、ない。わかるね?」
闇のなかに巣食う光花が、いまだに俺を縛るから。
最
悪な選択だと知りながら、抗うことを許さない。
「ねぇ、ミサトちゃん」
生き残るつもりなどなかったのに。
「首を落としてくれないかな」
『きみがため、』シリーズ外伝②折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-10-12 18:23:55
9901文字
会話率:32%
魂に楔づけられる「主」と「従」。ときに伴侶よりも強固に結ばれるという、一対の絆。
国の宝剣と名高い第七師団に籍を置く珠光(ジュコウ)の主は、傍若無人な師団長、梏杜(コクト)である。
――それは、忌まわしくも偉大なケモノに支配された土地に生き
た、一組の主従の物語。
(連作短編シリーズ -2- 起)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-09-28 13:43:07
9228文字
会話率:32%
魂に楔づけられる「主」と「従」。ときに伴侶よりも強固に結ばれるという、一対の絆。
国の宝剣と名高い第七師団に籍を置く珠光(ジュコウ)の主は、傍若無人な師団長、梏杜(コクト)である。
――それは、忌まわしくも偉大なケモノに支配された土地に生き
た、一組の主従の物語。
(連作短編シリーズ -1- 序)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-09-24 06:00:00
6206文字
会話率:24%