主人公の陽炎は望まれない子供としてこの世に生を受けた。
産まれたときに親に捨てられ、人買いに拾われた。
奴隷としての生活は過酷なものだった。
主人の寵愛を得て、自分だけが境遇から抜けださんとする奴隷同士の裏切り、嫉妬、欺瞞。
陽炎は親のこ
とを恨んではいない。
――ただ、諦めていた。
あるとき、陽炎は奉公先の客人に見初められる。
客人が大枚を払うというと、元の主人は快く陽炎を譲り渡した。
客人の肉奴隷になる直前の日に、不思議な妖術の道具を拾う。
道具は、自分の受けた怪我の体験によって星座の名を持つ人間を生み出す不思議な道具で、陽炎の傷から最初に産まれたのは鴉座の男だった。
星座には、愛属性と忠実属性があり――鴉座は愛属性だった。
星座だけは裏切らない、星座だけは無条件に愛してくれる。
陽炎は、人間を信じる気などなかったが、柘榴という少年が現れ――……。
これは、夜空を愛する孤独な青年が、仲間が出来ていくまでの不器用な話。
大長編の第一部。
※某所にも「ベルベットプラネタリウム(略称)」というタイトルで載せてあります。一部残酷・暴力表現が出てきます。基本的に総受け設定です。
女性キャラも出てくる回がありますので苦手な方はお気をつけください。
※流行病っぽい描写が第二部にて出ますが、これは現実と一切関係ないストーリー上だとキャラの戦略の手法のうち後にどうしてそうなったかも判明するものです。現実の例の病とは一切関係ないことを明記しておきます。不安を煽りたいわけではなく、数年前の作品にそういう表現が偶々あっただけです。この作品は数年前の物です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-27 22:10:00
791085文字
会話率:42%
自分の鈍くささで転生してしまった私は自由気ままに生きるために、脱走して世界中を旅しています。明日はどこに行こうかな?
自由気ままに生きていきたい私と、出会った人達の物語。
*1・2章が本編・番外編共に完結しました。3章を更新中です。
最終更新:2020-03-07 22:40:13
153199文字
会話率:61%
作者の皆様方。
婚約破棄や悪役令嬢ものが流行っていますが、あなたの描く令嬢や令息、姫や王子様方は『方言』や『若者言葉』を使っていたりはしませんか?
丁寧に話している会話や文章に、『方言』や『若者言葉』などの『ら抜き言葉』が交ざっていると
、なんだかちょっと残念に思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-31 06:17:40
2557文字
会話率:12%
私の姉は、聖女だったらしい。
亡くなった姉を探してやってきたのは金髪碧眼の麗しい王子様。『世界の平和を救う為』なんて日曜朝7時30分な理由で姉を迎えに来たというが、姉はすでに骨壷に収まっている。このままでは帰れないと嘆く王子に私は聞いた。
「あんた何ができんのよ?」
「棒、槍、剣、双剣、斧、弓は一通り習得しておりますので―――」
「ばかっ!そんな仕事、現代日本にあるわけないでしょ!」
聖女の妹だという女王様な私と、その配下に下った王子様とのへんてこ同居ライフが今始まる。
【聖女シリーズ第二弾 ※単発でも読めます】
※アリアンローズ様より2016年12月刊行折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-07 19:00:00
173360文字
会話率:48%
「私は王子の従者です! 何なりとお申しつけ下さい!」――容姿端麗、文武両道な高宮恭一は全校女子の憧れの的。しかし誰にも心を開かないクールな態度から「氷の王子様」と呼ばれていた。そんな恭一の前にある日突然、謎のメガネ女子が現れた。「王子が王子
である限り、私は王子の従者ですよ」メガネ女子は嬉しそうに笑う。彼女は一体何者なんだ。彼女の目的は何なのか。コーヒー買ってこいって言ったのになんでお汁粉買ってくるんだ。従者のくせにちっとも言うこと聞かない。だけどなんだかこれも悪くない。――主従萌えメガネオタク女と、氷の王子様と呼ばれる学園アイドル男子高生のラブコメディ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-10 21:22:14
122610文字
会話率:51%