近世ヨーロッパ、魔女狩りが盛んな一国でのこと。大衆の集まる広場では今日も火炙りが行われようとしていた。
ところが、この日犠牲になるはずだった少女は処刑から逃がれ「本物の魔女なら逃げおおせるだろうとは思わなかったのですか?」と人々に問い
かける。
「そもそも魔女などいなかったのですから——わたくし以外には」
これは謀略と悪意にまみれた世界で、唯一本物の魔女であるラヴィーシアが理不尽な魔女狩りに立ち向かい、運命を変える物語。
全9話、完結まで執筆済みです。偶数日更新予定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-06 16:17:39
30424文字
会話率:40%
大学時代に書いたレポートです。「三つの指輪(=三つの宗教)」の物語とは、キリスト教が絶対視された当時のヨーロッパで展開された小話で、時代と共に興味深い変遷を遂げていきます。十字軍や宗教改革といった歴史的大事件を経て、人々の心はどう動き行くの
か……。
作者が連載中の戦記小説『狂え虹色☆舞踏会』でも、こうした宗教的対立に燃え、そして揺れ動く西洋世界をモデルにした話を扱っていくつもりです!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-12 12:41:25
2438文字
会話率:0%
大国の騎士とその従者は、極秘任務としてある小国の王子誘拐事件の犯人とされる魔女を追っていた。
一方、教会に身柄を拘束され、死刑を待つ身であった殺し屋の男は、刑を取り消された代わりに令嬢の護衛を無理矢理させられることになる。
そして、魔
女に誘拐された王子は彼女を警戒しながらも、その狂気に惹かれていく。
大陸最強の騎士である少年、アルハ・クローバー。
物語の英雄に憧れる少女、ムース・フリージア。
巨大な力を持て余す殺し屋、灰髪の男。
教会権力者のわがまま孫娘、フランベル・ロータス。
自らと世界に無関心な小国の王子、ハインス・デルフィード・ムリア。
自らの歪んだ欲望を愛する狂人、黄昏の魔女。
彼ら六人三組の男女が織りなすファンタジー群像劇。
※第23回電撃大賞2次選考通過(3次選考落選)の作品を改筆したものです。
感想・評価等、作品へのコメントを頂けると大変嬉しいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-20 23:03:14
104601文字
会話率:39%