電気を失しない、政治や生活が崩れてしまった現代社会を、摩導具を用いて復興していく物語です。
異常な太陽活動の影響を受け、地球から電気という現象が消えてしまった事により、それまでの豊かな生活基盤を人類は失ってしまった。
多くの機械には
電気が必要なコントローラが組み込まれている為、機能を失った機械も車も通信も動かない。
電気をロストした世界で、人々はいかに食べて生き永らえ、そして失われた文明に代わる、新たな文明を育てていくか の物語です。
この小説はパラセルシリーズの『ルネサンスの女神様』第2シーズンになります。
この話の前となる『Season1 ねえ、電気つけてよ!』[https://ncode.syosetu.com/n1240hf/] では、電気を失う大失電と言う災害発生に対し、如何に人類が生き延びるかという話でした。
ここからの『Season2 明るい未来を目指して!』では、カノ国の不思議道具である摩導具を使い、新たな文明社会を作るという復興中期・後期の話となります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-05 08:00:00
246711文字
会話率:28%
もしあなたの身の回りから、ある日突然 電気というものが消えてしまったら、貴方はどうしますか?
電気を使って動いている物、それらすべてが使えなくなってしまう。
この物語は、そんな非常事態に遭遇した人類の、生き残りをかけて奮闘する話です。
物語はいくつかの場所、様々な人の中で進んでいきます。
太陽活動の異常フレアから生まれた巨大なプロミネンスは、太陽の惑星軌道を超えて宇宙に飛び去った。
プロミネンスの残した金色の尾の中を地球が通り抜けた時、いくつかの金属が黒く変色してしまった。
金属の輝きを失くした鉄や銅は、その後電気を流すことが出来なくなり、地球規模の大停電が発生する。
それは一時的な停電ではなく、やがて静かなる大失電[Silent Catastrophe]と呼ばれることになる。
インターネットや電話をかけようにも、電源すら入らない。
電気を使った事で成り立っていた社会インフラは失われ、水道は出ないし、電車も動かない。
そして、ガソリンエンジンで動く自動車すら動かない。
また、電気を使っている工場はすべて操業を停止し、新たな製品を作ることが出来ない。
電気を失った事で、これまで人類が築き上げた電気文明の崩壊。
世界の崩壊が静かに始まったが、日本人は果たして生き残ることが出来るのであろうか?
電気とともに失われた多くの文明は、復活し復興する事ができるのだろうか?
R15:この小説には、災害を取り扱う描写が一部含まれていますのでご注意ください。
この物語は、亜之丸の前作「パラセル - 俺が異次元娘の身元引受人になった件」から4世代ほど時間が経過した、現代に良く似た次元の地球を舞台となっています。
パラセルからは時代が経過していますので、当時の人物は登場しませんが、カノ国の摩導具はこの世界でも活躍しています。
※物語に登場する摩導具とは、前作パラセルで登場する摩導理論で作られた道具であり、魔道具の誤りではありません。
SF好きな大人の方も楽しめるように、自分なりですが理屈を組み立てました。
そして今の自分ができる発想を残したく、オリジナル小説として書きました。
この物語はフィクションです。 登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
©Anomaru. 2021 著者:亜之丸折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-25 08:00:45
305510文字
会話率:19%
パラセルは異次元間ショッピングシステムの名称である。
この物語は、この地球の現代世界にて作られる摩導具の技術革新を記録したものである。
魔法使いのマリアとスレイトマスターの慎二によりマナクリスタルがこの地球でも生み出された。
エターナルが薄い地球では手に入らなかったマナクリスタルにより、イザベラが持つ摩導具の技術が発揮されることになる。
イザベラ摩導工房では、今日もまた、新しい摩導具が作られていた。
この物語は、カノ島が誕生するまでに開発された多くの摩導具についてのお話です。
主にイザベラが作る摩導具に関した技術的なお話を集めたものです。
ちょっと短めの話が多いです。
本小説は、「パラセル - 俺が異次元娘の身元引受人になった件」のサイドストーリーです。
摩導具の開発のステップや本編では語られない、その摩導具が生まれる話や、原理や動作などテクニカルマニュアル的な記録小説です。
本編の文章をお読みになりたい場合は下記をご覧ください。
パラセル - 俺が異次元娘の身元引受人になった件
https://ncode.syosetu.com/n5859gc/
本編と並行して執筆していますので、本編との矛盾やネタバレはご容赦ください。
この物語はフィクションです。 登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
©Anomaru. 2020 著者:亜之丸
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-27 06:00:00
10639文字
会話率:18%