ノースランビア大陸の大国・神聖ミリトス王国に勇者として召喚された県立川良高校の生徒たち。彼らは大陸中を跋扈する魔物を駆逐し、魔物を統べる魔王を打ち倒して世界に平和をもたらすことを期待されていた。
しかし生徒達に突きつけられたのは残念な現実だ
った。
異世界に召喚されただけで桁外れの力を付与され、勇者の名にふさわしい偉業を成し遂げる、などという話は一切無かった。
彼らは元々持っている平々凡々な身体能力に申し訳程度の魔法の力を付与されただけの、勇者と呼ぶのもおこがましい被召喚者に過ぎなかった。
働きながら高校生をやっていた美島鋼生も召喚された1人だった。
彼は召還時に攻撃系の魔法を付与されず、治癒系の魔法を付与された。
そしてそれを喜ぶべきか失望すべきか分からないうちに、異世界の大人の事情によって能力を削がれたうえ、生存は不要とされてしまった。
命を狙われる美島。
身を隠さねばならない。
だがそれだけでは駄目だ。
メシを食わねばならない。
雨風をしのぐ住処も必要だ。
つまり異世界でカネを稼がねばならない。
そして美島は異世界の懐の深いオッチャンや情の厚い姐さんに見守られ、生きる術を身に付けていく。また意外な仲間に助けられ、元の世界の経験をほんの少し活用し、徐々に異世界に馴染んでいく。
これはいきなり異世界に放り込まれた現代人が、チートな能力で非常識な武勲を打ち立てる物語ではない。
普通の人が異世界で足掻く物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 20:44:13
822700文字
会話率:31%
(毎日19時投稿中)まだ『ブルー』という組織が存在しない頃。碧は学校で無敗を誇る水面を校舎裏へと呼び出した。
※この話単体で読めます。
※この作品は『カクヨム』様にも投稿中です。
※この物語はフィクションであり、実在する人物・団体・国
とは一切関係ありません。
※この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 19:00:12
13711文字
会話率:53%
銀狐玉藻は親が敷いたレールの上でしか生活出来なかった。
とある日の夜中、両親が話している内容を聞いてしまう。
その内容は、玉藻に町のゴロツキ共を甚振らせて、ギリギリの所を自分達が助け、マスメディアに良い風に見せると言うとんでもない作戦だった
。
このままでは駄目だと思い、思い切って家を出る。
しかし、行く宛もなくただ藻掻くように逃げる日々はとても辛く悲しいものだった。
流れ着いた先はこぢんまりとした稲荷神社。
そこで玉藻は一匹の化狐と出会う。
それを皮切りに玉藻の人生はどんどん変わって行った。
_これはそんな玉藻を綴った物語である折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 16:30:00
9186文字
会話率:32%
目覚めた世界は――とある乙女ゲームの舞台――明治21年。絢爛豪華な豪邸の中で少女は気づく。
「わたしって悪役令嬢?」
用意された宿命は悲惨なれども、この島国の行く末はそれ以上の真っ暗闇。
日清戦争。日露戦争。そして世界大戦へ――その末
の破滅へとこの国は突き進む。
「救済ルートにしたって華族が解体されちゃ没落じゃない」
敗戦、それはゲームでは描かれないアフターストリー。つまり破滅か没落しか道がない。となれば歴史を改変するしかなくて――。
「ストーリー? 攻略対象? 知りませんよ!」
ゲームの舞台・華族学修館から逃げて陸軍士官学校へ。死に物狂いで運命に足掻く悪役令嬢は、現代知識を手に、小銃を肩に、航空部隊を背に、機甲師団を擁し、重武装お嬢様となって最前線へと飛び立つ。
滅亡必至の帝国を舞台に、破綻必至の悪役令嬢が織り成す壮烈無比なる破滅のマーチが、いま始まる。
【前作のリメイクです】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 08:20:00
410881文字
会話率:54%
ゲームの中で所有する浮遊大陸と共に別世界へと渡ったユーキの戦い。
元の世界へと戻りたい、そんな思いも虚しく、自分の周りにいる仲間(NPC)達が建国を促してくる。
「マスターと共に居れるのならどんな世界でも」
「なんで?!」
何故か一
国の王をさせられながらも、何とか元の世界へと戻ろうと足掻く男性のお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 01:00:00
1288090文字
会話率:20%
とある日、高校生ノア=フォーレリアが駅に訪れると、そこに人類の最悪の敵である「アビス」が現れる。数多のアビスの襲撃に、一瞬にしてその場は阿鼻叫喚の地獄の沙汰へと変化し、そんな中をノアも生き延びるために必死に足掻く。
しかし、それでも逃げ切れ
なかったノアを助けてくれたのは、幼馴染のライカ=オルガノスであった。幼馴染が必死に戦ってる中、自分だけが逃げることの惨めさと情けなさにノアが自己嫌悪を通り越して怒りを抱えると、脳裏に響くのは一つの声。
その声の主は、人類の敵たるアビスの中でもとりわけ次元を超えた強さを持つ七体の王の一体――「傲慢」のアビス王シェナルーク=スペルビアであった。シェナルークによって唆されたノアは、その身にアビスに対抗するための魔力を宿すと、高潔なる意思を持ってボス級アビスを撃破する。
その後、精神世界でシェナルークと対面したノアは、アビス王にあろうことか一つの提案をする。それ即ち――「自分を信用させて、シェナルークに自殺してもらう」こと。
そのあまりに暴挙な発言に対し、「傲慢」のアビス王はあまりの愚かさに笑い、そしてノアにチャンスを与えた。それにより、ノアはシェナルークから魔力を借りるという契約の元、シェナルークの信用を得るための戦いが始まる。
しかし、その願いも全ては、子供の頃のライカとの約束――全てのアビスを倒すという約束を果たすため。
これはノアがシェナルークの信用を得て自殺してもらうまでの、全てのアビス王との戦いを綴る英雄譚である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 22:34:50
127061文字
会話率:23%
星たちがうっすらと散りばめられた夜明けを、一隻の飛行船が翔けていく。針路の先、遥か彼方には逆さになった城が浮かび、まるで絨毯を敷くように無数の飛行岩が流れている。
舞台は、飛行石の恩恵を受けた、魔術と古代遺物の世界『レストリア』。
安住の地
を求めて追手から逃げ続ける少女イユは、異形の翼と耳を持った『龍族』の少年リュイスに助けられる形で、飛行船『セーレ』に同乗することになる。
『異能者』であることでセーレの船員たちから厭われつつも、少しずつ打ち解けていくイユ。しかし彼女は、リュイスたちには知られてはいけないある秘密を抱えていたのだった。
これは、思いのままに生きようと足掻く少女の、生き様を綴った冒険譚である。
※更新:火、木、土(火、木は19時or20時台、土は不定)
※感想、評価、ブクマ、誠にありがとうございます。非常に励みになります。頑張ります! 誤字報告もとても助かります。
※クリスマスショートストーリーは、一番下のリンクよりお読みいただけます。(2018.12.25/2019.12.24/2020.12.24)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 19:18:28
3110595文字
会話率:41%
剣と魔法の世界、イクスで異世界から勇者を召喚する儀式を行った国があった。
しかし、本来一人の勇者を召喚する筈が勇者は二人もおり、ついでに8人もの異世界人を巻き込んでいた。
そして、その内の一人である主人公ユウは勇者と対をなす存在、『闇魔法の
使い手』だった。
更に、即座に下された処刑宣告から何とか命を繋げることが出来た彼は他に召喚された者達と比べ、チート能力を所持しておらず、魔法の才能も皆無なことが判明する。
そんなどうしようもない理由から信頼は0。戦闘向きの能力は有していたものの、勇者と比べれば凡人の域を出ないという絶望的な状況からありとあらゆる努力を重ね、強くなっていく彼がどう生き足掻くのか……
これは時には気合いで、時には騙して、時には罠に嵌めて、時には正面から相手に打ち勝つ彼の物語。
※テンプレと作者が好きな作品のネタが大量に投入されています。苦手な方はご注意を。
※タグに俺tueeeとありますが勝てないと判断すれば即座に逃げ出しますし、基本的に手段を選ばないのでそういうのが苦手な方もご注意ください。
※処女作ということもあり、誤字脱字、矛盾が生じる可能性がありますが温かい目で見守るか、そっと、優しく指摘してくれると有難いです。
※ストックが半分を切り次第、定期更新となります。(現在、毎週土曜の19時~21時に更新予定となっております)
※12月7日 あらすじを大幅に変更しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 09:00:00
2420226文字
会話率:37%
世界はもう長い間、聖剣やら、聖なる武器や武具と言うものを持つことがステータスとなっていた。
本物の聖剣がどこかにきっとあると、一匹のぬいぐるみのネコとペンダントのカエルが流浪の旅に出かけて50年余り。
謎の第二ステージに上がった途端に巻き込
まれ体質に磨きをかけて、白い世界の変なヤツがいた絡みしてくるし、神殺しなるものに祟られ、とんでもない事態に巻き込まれていく。
同じくプリティーな魔女は破天荒な人生に引き込まれて、神殺しに巻き込まれていきます。
果たして、神殺しはすべて探し出せるのか?
神殺しとは何かも分からず運命に逆らい、呪いから解放されて行こうと足掻く物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 22:02:42
374098文字
会話率:27%
あるとき突然起こった霊素災害によって、俺達の生活は一変した。
すべての人々は享受していた安全を奪われ、安心を失った。
あらゆる場所から凶暴な生き物—霊獣—が湧き出すようになり、まさしく一時も気を抜くことができなくなった。
そんな事件
から11年、人間たちは大きく数を減らしながらも霊獣が無尽蔵に湧き出す方法を突き止め、なんとかある程度安全性が担保された、それなりの大きさの居住空間をいくつか作り出し、生きながらえていた。
ただ、それもこのままでは長くは続かないだろうということは、人間たちも分かっていた。
年々霊獣の危険度は上昇し、ジリジリと人口は減少している。
そんな絶望的な状況の中で、生き足掻く人間達のお話。
※地球に似た世界という世界の設定ですが、地球ではありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 21:05:05
9243文字
会話率:8%
都内私立高校の三年二組全員が、授業中に突然異世界に召喚された。生徒会長である神ノ木伊波はクラスメートをまとめあげ、更には自分達を召喚した王国との協議を行い、王国側からも一目おかれるほどとなる。
神ノ木の容姿は、異世界の者からみても美しく
、誰もが彼女に魅入られるといって過言ではなかった。同じく転移していた副会長もまた完璧な美丈夫であり、二人はまさに理想の組み合わせと言って良かった。しかし、彼女には誰にも知られていない秘密があった。
彼女は……弱いのに、決して諦めず努力しながらも、そこから這い上がると決めた燃える瞳のままで、結果に打ちのめされながら絶望に染まっても、泣きながら立ち上がる表情に滾るという性癖の持ち主であった。そしてそんな彼女の性癖ドストライクな男が、同じクラスに存在したのである。
そして、彼女が神に愛された者であったとしたら、彼は神に嫌われた男と言ってよいほどに、報われない青年であった。
この物語は、神の悪戯の為に〝絶対に努力が報われることのない男〟が異世界に転移したことにより、〝努力した分だけ強くなる男〟となり世界最強となり無双する筈だった男子校高校生が、歪んだ性癖をもつ変態女子高校生にデバフをかけ続けられ、必死に足掻く姿を陰で滾られているという、一風変わった異世界冒険譚である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 10:16:31
17007文字
会話率:32%
"喋る空き缶(コーヒー)"としてこの世界に召喚されてしまった『カン』は、自分自身の夢である"最強最恐最高の魔王"を目指して『潰れる』『凹む』『歪む』『踏まれる』などの様々な試練を乗り越えたり、乗り
越えられなかったりしながら強くなろうと足掻く。
そして様々な異世界へと転移や召喚されてしまったり、完全に潰れると新しい空き缶に転生したりして強くなったりならなかったりしていくのだった。
果たしてただの"喋る空き缶(コーヒー)"が本当に魔王と呼ばれる存在までのし上がる事が出来るのか!
様々な異世界へと旅立ちながら、ただの喋る空き缶が成り上がる、異世界人外転生物語ここに開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-07 00:04:02
230686文字
会話率:63%
神に与えられた天職は、最も嫌悪すべき『奴隷商』だった。
本を愛し、知識の探求を夢見ていた心優しい少年、リアン・アシュフォード。彼が神託で授かったのは、人の自由を奪い、魂を踏みにじる非道な職業だった。
絶望の淵で、彼は一人の銀髪の少女「ルナ」
と出会う。初めて担当する事になった奴隷である彼女の世話をする中で奴隷商の仕事に苦しみながらも向き合おうとしていた。しかしルナとのある出来事をきっかけに己の心を凍りつかせてしまうのだった。
十年後――。
彼は冷徹な『氷の仮面』を被り、王都で最も恐れられる奴隷商として君臨していた。だが、その館は奴隷を搾取する砦ではなく、彼が過去の罪を償うための、孤独な『贖罪』の祭壇だった。
これは、最も残酷な運命を背負わされた男が、絶望の中にいる者たちに「選択」と「未来」を与えようと足掻く、魂の救済の物語。果たして彼の行いは偽善か、それとも本物の救いか。氷の仮面の下に隠された、あまりにも不器用な優しさが、やがて凍てついた世界を少しずつ溶かしていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-19 19:43:58
73707文字
会話率:31%
僕は父さんみたいなヒーローになりたかった。
大好きな母さんを、皆を、誰かを救える強い人になりたかった。
でも『英雄』の背中を追えば追うほど、その過去を知れば知るほど、悲しい事実を知ることになる。
父さんが残した『秘密』と『罪』
……それを全て知った時、僕が選ぶ未来は――
『これはイシュカの貧民街に暮らすニアと言う1人の少年が、帝国機動隊員として魔物と戦いながら、自身の父親が引き起こした悲劇へと立ち向かっていく物語である』折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-19 00:21:17
100268文字
会話率:41%
「もし人間に生まれていたらワシの生涯は違かったのか?」
人族優越主義が蔓延る世界で人族以外の亜人族、魔族は激しい迫害と偏見を受ける時代。
子宝に恵まれず、最愛の妻を早期に亡くした魔族のカエルは孤独の中、自分の生涯を悔やんでいた。
そん
な時、とある夢を見た。それは自分が魔族ではなく人間になって幸せな生活を送っているもの。
泥を啜り、生きる為にどんな手段でも使って足掻くそんな生活とは無縁のものだった。
———あぁ……自分もこうなりたかった。
夢を持っても人族に潰されるこの世界で彼は静かに息を引き取った。
「こんな世界に神など存在しない!」
人族のみが高度な教育を受ける権利があり、人族以外の者は奴隷にされる世界。
だが、常に環境を言い訳にしていた。
全ての分野で努力を怠ったワシは自身の生涯を振り返る日々を過ごしていた。
歳を重ねた彼の生涯が静かに終わりを迎えたはずが……
何故か次目を覚ますと人間になっていたのだ。
人族として生まれ変わったワシの新たな人生が始まってゆく……
これは、人族以外が迫害を受ける世に人として生まれ変わった一匹の魔族の話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-18 16:00:00
2333文字
会話率:31%
「もし人間に生まれていたらワシの生涯は違かったのか?」
人族優越主義が蔓延る世界で人族以外の亜人族、魔族は激しい迫害と偏見を受ける時代。
子宝に恵まれず、最愛の妻を早期に亡くした魔族のカエルは孤独の中、自分の生涯を悔やんでいた。
そん
な時、とある夢を見た。それは自分が魔族ではなく人間になって幸せな生活を送っているもの。
泥を啜り、生きる為にどんな手段でも使って足掻くそんな生活とは無縁のものだった。
———あぁ……自分もこうなりたかった。
夢を持っても人族に潰されるこの世界で彼は静かに息を引き取った。
「こんな世界に神など存在しない!」
人族のみが高度な教育を受ける権利があり、人族以外の者は奴隷にされる世界。
だが、常に環境を言い訳にしていた。
全ての分野で努力を怠ったワシは自身の生涯を振り返る日々を過ごしていた。
歳を重ねた彼の生涯が静かに終わりを迎えたはずが……
何故か次目を覚ますと人間になっていたのだ。
人族として生まれ変わったワシの新たな人生が始まってゆく……
これは、人族以外が迫害を受ける世に人として生まれ変わった一匹の魔族の話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 17:00:00
2333文字
会話率:31%
「もし人間に生まれていたらワシの生涯は違かったのか?」
人族優越主義が蔓延る世界で人族以外の亜人族、魔族は激しい迫害と偏見を受ける時代。
子宝に恵まれず、最愛の妻を早期に亡くした魔族のカエルは孤独の中、自分の生涯を悔やんでいた。
そん
な時、とある夢を見た。それは自分が魔族ではなく人間になって幸せな生活を送っているもの。
泥を啜り、生きる為にどんな手段でも使って足掻くそんな生活とは無縁のものだった。
———あぁ……自分もこうなりたかった。
夢を持っても人族に潰されるこの世界で彼は静かに息を引き取った。
「こんな世界に神など存在しない!」
人族のみが高度な教育を受ける権利があり、人族以外の者は奴隷にされる世界。
だが、常に環境を言い訳にしていた。
全ての分野で努力を怠ったワシは自身の生涯を振り返る日々を過ごしていた。
歳を重ねた彼の生涯が静かに終わりを迎えたはずが……
何故か次目を覚ますと人間になっていたのだ。
人族として生まれ変わったワシの新たな人生が始まってゆく……
これは、人族以外が迫害を受ける世に人として生まれ変わった一匹の魔族の話。
※カクヨムでも小説投稿してます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-15 15:06:19
2180文字
会話率:33%
前科持ち、無職、低学歴…誰からも忌み嫌われた少年”霧島龍人”は、謎の女性に導かれ未知の世界へと招かれる。現世と黄泉の狭間にある魑魅魍魎が住まう土地…”仁豪町”。そこは妖怪、幽霊、そして未知の怪物「暗逢者」が蠢き、悪意を企てる混沌の街だった。
己の生きる意味は何か、答えを見つけようと足掻く一匹の龍の伝説が始まる。
※カクヨム及びアルファポリスでも連載中の作品です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-18 11:01:58
273181文字
会話率:59%
16歳になったその日、俺は徴兵された。
魔法も才能もない。ただ生きてるだけの“その他大勢”。
それでも、国家は俺を兵士として戦場に送り込む。
異世界レオメルト。そこに“転生者の英雄譚”なんてもう存在しない。
あるのは命令と、死体だけ。
逃
げられないなら、生き残るしかない――
名もなき少年兵たちが、死と隣り合わせの戦場で足掻く。
チートも勇者もいない、リアル寄り異世界戦争譚、開戦。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-18 03:54:33
3720文字
会話率:12%
アイという人間が、愛情を求めて足掻く悲喜劇。
「うまれてきて、ごめんなさい。」
さっきうまれて、はじめてのことばだった。まだまどろんでいるらしい。
こんな夢をみた。
わたくしのお父様とお母様が話している、病室のベットの上で。
「この子は将来、貴方のようにとても大きな事を成すでしょうね。」
「いやいや、君のように人を助けるようなことをするさ。」
「なんにせよ、なんでもできるさ、だって君の子供だからね。」
「そうだね、誰より思いやりのある貴方の子だものね。」
「学校でも沢山友達を作って」
「貴方のようなかっこいい子に」
「貴女のようにきれいな子に」
「この愛らしさできっと家族のアイドルになって、みんなの絆をもっと強くしてくれるよ。」
「この小さなかわいらしい手で」
「この人懐っこい笑顔で」
「「だって、この子には無限の可能性があるんだから、何にだってなれるよ!!」」
――ところがどうだ、今の俺は、大好きなおとうさん、おかあさんが望んだのは、かぞくをなかせるようなこどもじゃない。
リテラチュアと呼ばれる現世には、広大な大地と大海が広がっている。その西の果て、極西は、早々に|地獄《パンドラ》資源の活用に乗り出し、長い歴史を誇るファンタジア王国が支配していた。そのさらに西にあるパンドラ公国、ファンタジア王国の現王の子が君臨する公国ではあるが、統治する実権はミルヒシュトラーセ辺境伯爵家が握っている。この国は西の蛮族に対抗する為の緩衝国家として、ファンタジア王国の国王が自らの第二子を王に据え、ミルヒシュトラーセ辺境伯爵家をその武力として与え、作った国である。当然その権威と権力は辺境伯爵よりも公国の王が優越する――はずだった。辺境伯が|地獄《パンドラ》から賢者の贈り物を見つけるまでは。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 18:00:00
384819文字
会話率:49%
剣と魔法の世界に生まれた、夢も希望も自信もない1人の青年が、迫り来る最悪の未来を回避するために足掻く物語。
青年の人生は1人の男との出会いによって大きく動き出す。
果たして青年は最悪の未来を回避し、輝かしい未来を掴み取ることができるのか?
最終更新:2025-07-15 21:25:39
39461文字
会話率:55%
会社からの帰り道。
一条明はミノタウロスに出会い、殺された。
そして、明は過去へと戻り――――また再び、非日常へと変化したこの世界を繰り返す。
世界はまだ知らない。この世界に、モンスターがあふれたことに。
人々はまだ知らない。その日常が、
もうすでに壊されていることに。
この世界がいずれ滅びることを、彼だけが知っている。
レベルやステータス、スキルを引き継いだ、強くてニューゲーム。
これは、モンスターが現れた世界で彼が必死に生き足掻く、そんな物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-13 15:33:45
1116558文字
会話率:32%
いつものように深夜の自室で、一心不乱に自ら設計、出力したプラモデルの改造パーツのバリ取りに勤しむ機械オタクの高校二年生――蓮見識(はすみ しき)は、突然白い光に包まれ、見知らぬ森へと転移した。目の前には、常識を超えた禍々しい魔物が迫り、現代
の知識も、日々の「ものづくり」で培った技術も、ここでは何の役にも立たないことを痛感する。絶体絶命の危機に瀕した識を救ったのは、浅黒い肌に白銀の髪を持つダークエルフの少女、リリアだった。
彼女に連れられ、ダークエルフの村へとやってきた識は、村長から仲間に迎え入れることへのメリットの提示を求められる。この異世界で、自分に一体何ができるのか? 食料もなく、戦闘もできない無力な存在である識に残されていたのは、前世で培った「科学技術」だけだった。
「これだ……この知識こそが、この世界で俺が生きていくための唯一の武器だ!」
識は、村の抱える問題を解決するため、知識と技術を活かすことを決意する。風車の効率化、井戸掘り、そして強固な石壁の建設。識はものづくりに没頭する中で、自分に世界の核心に触れる異能【次元魔法】が宿っていることに気づく。
これは、底辺機械オタクに過ぎない俺が、世界に翻弄されながらも必死に生き足掻く復讐の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-10 22:13:08
84057文字
会話率:36%