外見は一般人だった。特段奇抜な格好をしている訳では無いし、化粧も薄い。
けれども空気が、気配が、隠しきれない程に『ド赤』だった。
『え〜!! 麗衣ちゃまに似て、めっちゃ綺麗なつ……顔してんじゃ〜ん!!』
俺を疲れさせた唯一の人間である。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
鏡花の母の話。強烈です。
『真っ赤』ではなく『ド赤』という言葉が似合うぐらいには。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-09 16:51:21
1050文字
会話率:32%
狂気とは何だろうか。それは度が過ぎた感情である。ただ、“普通”というものよりも少し、いやとても抱く感情の振れ幅が大きいだけで、狂気なんてものは誰もが持つ感情と変わりはないのである。感情だからこそ、自分で制御できないのだが。
世界は混沌
に包まれていた。“普通”という秩序で守られた世界は、とうの昔に跡形もなく消え去った。狂気が人々に理性という名のブレーキを緩ませて、その人々が欲求を押し通そうとした、その結果である。
それでも世界は回っている。そう、回ってしまうのだ。世界が狂気という混沌に満たされても、そんなことは関係ないとばかりに、変わりようがなく在り続けた。
というのも、狂気というのは、一般に悪い方に捉われることがほとんどであるが、正義となりたい、自分を削ってでも他者を救いたい。そんな、善方面とでも言うようなものであっても、過ぎれば狂気でしかない。
悪を遂行する側と悪を駆逐する側、そのどちらもが狂気に存在するなら、ある程度どちらもが、抑圧されるというものだ。それもすべての人間は生まれながらにして、狂器という異能を持ち、狂気を胸に抱いているからだろう。簡単に欲求を叶えてしまえる武器があるのなら、人は躊躇いもなく振りかざすだろう。
そんな世界は混沌とした世界と表現するにふさわしいだろう。しかし、そんな世界であっても、法則というものはあり、均衡というのは自然と保たれるものだ。
その結果、混沌とした秩序が形成されるに至ったのだ。
そんな世界で、一人の青年が“普通”を探す物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-15 11:00:45
29884文字
会話率:69%
X(旧Twitter)で呟いていた創作に対する熱い思いをまとめてみました。
精神の振れ幅が大きいので、
過激なのから、優しいものまでまちまちです。
創作を行うすべての人を応援しています。
最終更新:2024-06-06 23:39:23
1864文字
会話率:7%
ある少年は夢を見る。
「ごく普通に過ごすことを」
その少年の妹は誓う。
「過去の自分と決別することを」
ある少女は嫌う。
「弱虫な自分のことを」
ーーーーーーーーーー
2037年、日本三大都市の一つである大阪に教科書に載るような出来
事が起きた。
その名はヨンナナ旅客機ハイジャック事件。
ハイジャックされた旅客機はそのまま大阪の西の方角に落下。辺り一面が焼け野原になった。
後にその地区は日本の平和の象徴するために桜が植えられ、桜ヶ丘区と名づけられた。
しかし、その事件とほぼ同じ時期に突然、感情が能力化するという謎の症状が発生。
後に負症候群(マイナスシンドローム)と呼ばれる。
時間の経過で大人は沈静化したものの、感情の振れ幅が大きい思春期の学生達だけはその症状が抑えられなかった。
ーーーーーーーーー
その悪夢の事故から約10年後。
特に目立った特徴もなく、平凡な少年。
秋野 椛(あきの もみじ)は今年で高校2年生になる。
両親は幼い頃に事故で亡くし、妹である秋野 楓(あきの かえで)と2人で暮らしている。
そして、高校2年生の始業式の日、椛は不思議な夢をみる……。
「お前はもう1人のーー」
この不思議な夢から始まった秋野椛達の少し変わった物語。
ここに今始まる。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2022-11-15 12:00:00
36041文字
会話率:41%
ある日「勇者」として異世界に招かれた香之宮翔は、7年の月日をかけ、己の使命である「魔王」討伐をついに果たした。
そしてそれから更に3年の月日が流れて。今日、「勇者」カケルは新たな人生を歩み始める。
そう!異世界を旅行するのです!
こ
れは仕事を終えた「勇者」の優雅?なセカンドライフ物語。
―――――
初小説初連載。書けるとこまで。暫くは一日一話更新。
一話の文字数はかなり少ない&振れ幅が大きい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-18 00:00:00
34141文字
会話率:13%
※※※※※この作品はさまざまな作品の影響を受けています。ご注意下さい※※※※※
【あらすじ】突然裏庭にできた洞窟に困惑するも、好奇心に負けて突入。爺ちゃんの様な強さに心惹かれて専用のダンジョンでより強くなっていく。
そんな日々の中、決
して主人公の所為ではないが関係無いとも言い切れない状況で世界中にダンジョンが出現された。一般人に比べて比べるのも烏滸がましいレベルで強くなった主人公は、波乱に満ち溢れる秩序ある世界を生きていく物語。
※1再度の注意ですが、この作品はさまざまな作品の影響を受けています。ご注意下さい。
※2大体6,000〜10,000字程度で収めています。振れ幅が大きいですがご容赦ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-30 21:00:00
310125文字
会話率:49%