岐阜の山奥で電気契約すら持たず暮らす78歳のアナログ人間、田村公平は、2025年の夏、東京に住む大学生の孫・タケルに半ば強引に誘われ上京する。彼の哲学は「便利なものに飼いならされてたまるか」。東京の喧騒、スマホに夢中な人々、自動改札、セルフ
レジ、タッチパネル式の受付など、デジタル尽くしの都会に公平は困惑し、悪戦苦闘の毎日を送る。
しかし、タケルが持たせてくれた「お出かけスマホ」が、初めての電話や緊急地震速報で鳴り響き、彼の命を救う。迷子になった際には、温かい心を持つ都会の人に助けられ、昔ながらの喫茶店ではマスターとのアナログな交流に安堵する。
そして夏休み終盤、タケルがタブレットで故郷の友人とテレビ電話をつないだ時、公平はデジタルの持つ「人と人との絆を繋ぐ力」に触れ、亡き妻へ思いを馳せる。東京タワーを背景にタケルと撮った写真が、彼の中に温かい思い出として残る。
岐阜に戻った公平は、やはりアナログな日常が一番だと再確認するものの、東京での経験を通して、デジタルへの複雑な感謝と、孫との確かな絆を胸に、静かで豊かな生活を続けていくのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 15:52:56
471文字
会話率:0%
〝男子校の姫〟……それは、男だらけのむさ苦しい学園生活に咲いた一輪の花として、周りに彩りと癒しを与えるアイドルのような存在。
オレ、日向 陽(ヒナタ ハル)がこの春入学した全寮制私立男子校は、その〝男子校の姫〟が役職として制度化されて
いるらしい。
けどまぁ、大衆に埋もれる平凡モブ(自認)のオレには、そんな姫制度なんて一切関係ない……と思っていたのに、あれよあれよという間に女装させられて、気が付いたら姫選抜会のステージに立たされて……まさかの、オレが姫に!?
周りの期待を裏切れず(あと、諸々の特権に多少揺らいで)仕方なく姫職を請け負うことにはしたものの、オレに付けられた護衛人が、何というか過保護過ぎて……。
オレを深窓の令嬢か何かと勘違いしているのか、荷物は持たせてくれないし、授業中も背後に立ってるし、あまつさえ皆がオレを(性的な意味で)狙っているなどと思い込んでいる始末。
警戒のし過ぎで周囲を威圧、排除してしまい……ああもうっ! これじゃあ、友達も出来やしない!
~無自覚可愛い系姫♂と執着美人護衛による、年の差学園主従BL!~
━━━━━━━━━━━━━━━
初日のみ3話更新。以後、ストックが尽きるまでは毎日1話更新(18:10頃)予定です。
没作『ハルくんは姫をやめたい。』のリメイク版です。
相手役の設定等、諸々変更して最初から全部書き直しました。前のよりは格段に良くなった……はず!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-19 18:10:00
167423文字
会話率:49%
創造の女神こと私、サクメは、宇宙世界の死んだ日本人を現界にチートスキルを持たせて、転生させ魔王を討伐させる仕事をしている傍ら、日本人の持っていたスマホで暇を潰していたが、ある時本場の異世界小説をスマホで見たことをきっかけに、仕事(魔王討伐)
ついでに現界…いや、異世界を満喫しようと異世界転生したところ、始まりの町に魔王の刺客がいて?
恋愛あり!バトルあり!ギャン泣きあり!もう!本当に何でもありの異世界転生もの!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-06 23:45:59
19871文字
会話率:36%
「たからばこ」と読みます。
何でも適当に書けるコーナーとして、鷹羽の宝物を入れておく箱、という意味を持たせています。
鷹羽が小説を書く上でネタにしたもの、好きな歌、印象的なセリフなどを気まぐれに取り上げていきたいと思います。
月イ
チとか言い出すと自分の首が絞まるので、2か月放置はしないという程度で更新していきたいなと。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-04 18:50:00
312005文字
会話率:3%
駅弁大学生、諸星望(もろぼしのぞむ)は学校付近で落雷に合い肉体が
とんでもないことになってしまう。
楽しみにしていたアーバンライフは?オシャレな女性との恋愛は?
魔法や魔物が存在する世界へ行け?そんな聞き飽きた話を・・・。
え、食べ物のせい
で女が多い・・・ちょっと詳しく。
その上、外観の良い貴族令息に転生させてやるし、チートも持たせてやる?
やります、やらせて下さい。定型仕事大歓迎、苦労せず楽しく
一生を・・・。
そう上手くいくかどうかは誰も知らなかった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-28 00:01:40
111923文字
会話率:28%
忘れられないということに意味を持たせている作品です。
最終更新:2025-05-20 17:31:43
1715文字
会話率:0%
簡単なあらすじ:
ラスボス系能力に目覚めた頭のおかしな普通のおじさんが愉快な人外の仲間たちと現代ダンジョンを探索するお話です。
普通のあらすじ:
君も最高の探索者を目指さないか?
世界各地にダンジョンがあるのが当たり前になってし
まった現代で無職になったおじさんがそんなキャッチフレーズのポスターを見て、気まぐれに探索者を目指すお話。
目指すはトップオブシーカー。最高の探索者。けれどもおじさんが手に入れた収納スキルを含めたすべての能力が最低のランクF。水筒ひとつ持った一般人と変わりませんが、おじさんはめげずに最高の探索者を目指します。
けれども問題がひとつだけありました。
非常に温和で品行方正で一見して虫をも殺せぬようなこのおじさん。ですが社会の檻から解き放たれた彼は無邪気な無敵の人、その性根は『狂犬』で、力を持たせてはいけない『怪物』だったのです。
※次回予告は基本戯言です。
次話の内容が全部書いてあったり、20章先ぐらいに明かされる世界設定なんかが時々適当にぶっ込まれてますがおじさんには興味のないことですので、フレーバー的に楽しんでいただければ幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-16 09:00:00
303029文字
会話率:45%
『彼女』は恋をした。
VRMMORPG【クライシス・ブレイク・オンライン】、通称CBOのエンドコンテンツにおける、最強のボスとして作られて既に半年。
実装当初はクリア不可の敵として恨まれ、最近になってようやく攻略法が確立されてからは、
ドロップアイテムと言う欲望の的へと成り果てた。
『彼女』にとって不幸だったのは、高度過ぎるAIが何を間違ったのか、感情を持たせてしまったこと。
毎日数え切れないプレイヤーの相手をさせられるのは、苦痛以外の何ものでもない。
そんな『彼女』にも、唯一の楽しみがある。
それは、とある少年との死闘。
攻略法が確立されたと言っても、それはバフやデバフを駆使して、フルレイドで挑む前提での話。
少数でのクリアは、未だに無理だと言われていた。
しかし、その少年だけは別。
『彼女』の元を訪れては、たった1人で挑み、真っ向から勝利する。
いつしか『彼女』は少年に惹かれ、遂に行動(暴走?)に出るのだった。
「ダミーのAIは用意しましたし、外見は……問題ありませんね。 あとは彼を探すだけです」
朧気にしか覚えていない少年を求めて、プレイヤーに扮する『彼女』。
こうして戦闘AIは閉じ込められた空間から脱出し、自身の恋路を歩み始めた。
しかし時を同じくして、異常事態が勃発する。
『諸君には最長で1年間、VRMMORPG生存戦争に参加してもらう』
謎の団体GENESISによって、あらゆるVRMMORPGの世界が繋がった。
混乱に陥るプレイヤーたちをよそにGENESISは計画を進め、各ゲームが様々な形で競い始める。
大半は4大タイトルと呼ばれる人気ゲームによって淘汰され、強制的にサービス終了に追い込まれていた。
そして遂に、その矛先がCBOに向けられる。
圧倒的に数で劣るCBOに勝ち目はないと思われていたが――少年と仲間たちが、その力を見せ付ける。
これは、感情の芽生えた戦闘AIと、孤独な戦闘狂の少年が紡ぐ、恋と生き残りの物語――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-15 18:11:08
156485文字
会話率:39%
アルト・アストレアは落ちこぼれの剣士だった。
ロングソードも、クレイモアも、レイピアも、何を持たせてもダメな出来損ない。付けられたあだ名は「出来損ないのアルト」
身内から蔑まれつつも細々と人目を憚って生きていたアルトは、ある日の武闘会で最
強の魔術師——黒の魔術師に完膚なきまでに叩きのめされ、絶望のあまり家を逃げ出した。
やがて六年の時を経て、森に引き篭もる生活を送っていたアルトに一通の手紙が家族から送られてくる。
『——つきましては、ルドリンク魔剣士学院へと入学し、一年以内に成果を出さなければ一族から破門とすることが決まりましたので、ここに報告させていただきます』
選択を迫られるアルトはやがて、剣を取ることを決意する。
向かう先で待ち受けるのはいかなる剣士か、魔術師か、あるいは恐怖の象徴——黒の魔女か。
今、一人の剣士を巡って、運命が動き始めた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-04 23:37:40
113040文字
会話率:31%
フランクフルト王国の辺境伯令嬢アーデルは王家からほぼ選択肢のない一方的な命令でクズな王太子デルフリと婚約を結ばされた。
アーデル自身は様々な政治的背景を理解した上で政略結婚を受け入れるも、クズは可愛げのないアーデルではなく天真爛漫な義
妹のクラーラを溺愛する。
貴族令嬢達も田舎娘が無理やり王太子妃の座を奪い取ったと勘違いし、事あるごとにアーデルを侮辱。いつしか社交界でアーデルは『悪役令嬢』と称され、義姉から虐げられるクラーラこそが王太子妃に相応しいっとささやかれ始める。
そんな四面楚歌な中でアーデルはパーティー会場内でクズから冤罪の後に婚約破棄宣言。義妹に全てを奪われるという、味方が誰一人居ない幸薄い悪役令嬢系ヒロインの悲劇っと思いきや……
蓋を開ければ、超人のようなつよつよヒロインがお義姉ちゃん大好きっ子な義妹を筆頭とした愉快な仲間達と共にクズ達をぺんぺん草一本生えないぐらい徹底的に叩き潰す蹂躙劇だった。
もっとも、現実は小説より奇とはよく言ったもの。
「アーデル!!貴様、クラーラをどこにやった!!」
「…………はぁ?」
断罪劇直前にアーデル陣営であったはずのクラーラが突如行方をくらますという、実態はヒロインの予想外な展開ばかりが続くドタバタ活劇であった。
果たして、義妹はどこに消えたのか……?
ヒロインは無事にクズ王太子達をざまぁできるのか……?
義妹の隠された真実を知ったクズが取った選択肢は……?
そして、不穏なタグだらけなざまぁの正体とは……?
そんなお話となる予定です。
残虐描写もそれなりにある上、クズの末路は『ざまぁ』なんて言葉では済まない『ざまぁを超えるざまぁ』というか……
これ以上のひどい目ってないのではと思うぐらいの『限界突破に挑戦したざまぁ』という『稀にみる酷いざまぁ』な展開となっているので、そういうのが苦手な方はご注意ください。
逆に三度の飯よりざまぁ劇が大好きなドS読者様なら……
多分、期待に添えれる……かも?
※ このお話は『いつか桜の木の下で』の約120年後の隣国が舞台です。向こうを読んでればにやりと察せられる程度の繋がりしか持たせてないので、これ単体でも十分楽しめる内容にしてます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-08 20:03:37
487812文字
会話率:32%
突如、なんの予兆も予告も無く異世界に転移してしまった東条隆也。
そこは悪い意味で停滞してしまった世界で、その停滞を打破する事を自称”神様”に依頼、否、強制されてしまう。
しかし取り立てて長所のない隆也にそんな事は到底不可能。
だからこそ”神
様”は隆也にスマホもどきを持たせていた。
そのスマホもどきは隆也が世界に与えた影響をポイント化して、通販が行える機能を備えていた。
隆也は自らの強制された使命の為、生き抜く為、その中で出来た自らの柵の為、懸命に動くのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-25 20:00:00
77040文字
会話率:32%
「おぉ…。あれだけ痛かった腰の痛みがすっかり良くなりましたじゃ…。ありがたやありがたや…。そうだねぇ、頑張ってるお嬢さんにこの飴っこをやろうねぇ。」
ばぁさんに飴を貰いペコリとお辞儀をし、もらった飴を頬張りながら神殿で人を癒す仕事を
こなす聖女サマ。
そしてその補佐、もとい世話係のオレ。
この聖女サマの世話係になって数ヶ月。分かったことがある。
まずこの聖女サマに生活能力は皆無だということ。
これは仕方ねェ。あんなとこじゃ誰も教えちゃくれねェだろうしな。
朝に聖女サマより早く起きて、飯作って、風呂入れて。服着せて、弁当持たせて神殿に一緒についていく。
これはそんな聖女サマの世話係のオレと、聖女サマが出会い変わっていく物語だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-17 15:03:13
18218文字
会話率:31%
「君は純文学って知ってる?」
「文字列だけなら。意味は、そうですね、純粋な文学とかじゃないですか?」
「文学に純粋と不純の区別はないよ。官能小説だって美学になる。純文学とは、芸術性を持った文学ジャンルのこと」
「じゃあ、自分らの会話は
純文学ではないですね。芸術性とか、信念とか、欠片もないですから。行き当たりばったりで、その時々で主義主張も違う。まして、言葉の意味すら分からないまま使うこともあるんですから」
「そもそもの話、会話は文学ではないしねぇ。適当も適当。……ところで、こういう風に会話だけで進む小説をなんて言うか知ってる?」
「対話体小説ですよね。国語の教科書のコラムに書いてありました」
「なんだ、純文学を知らずに対話体小説を知ってることがあるのかぁ」
「他人の人生は不思議なものですよ。てか、さっきから純文学だの対話体小説だの、分類ばっかして、差別ですか?」
「“区別だよ”。
そういう風に言葉を変えて納得感を持たせてるのさ。区別も差別も分類もジャンル分けも言語化も、等しく同じことだよ」
「思想つえぇ……」
「分ける必要なんかなく、あやふやでいたほうが平和的で本質的だというのは、世の真理の一つなんだワン」
「なぜとつぜん犬に?」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-03 18:28:33
9177文字
会話率:97%
期待の大型クレーマーが現れた話。
この人にスマホを持たせて大丈夫なんですかね?
っていうか、クレームを言うところが全然違うんですが。
私がハッキリ分かる事は、”まったく分からない!”ただ、それだけです!
最終更新:2024-11-18 06:00:00
1521文字
会話率:44%
7歳くらいの少年が、人身売買市場の地下室に繋がれていた。
暴食〈ギータ〉と呼ばれる少年は、なんでも食べることができた。何を食べても死ななかった。市場はその「とっておき」の化け物を、高値で売れる好機を探していた。
ある日その市場に1人の貴族が
現れた。広大な土地を有するその伯爵は、今まで来た客の中で一番の金持ちだった。商人は彼に、暴食を売りつけることに成功した。
伯爵は暴食を連れて市場を出ると、人通りのない道に出た。徐に拘束具を解き、旅費を持たせて背中を押した。暴食は伯爵の本意を飲み込めないまま、ただ真っ直ぐに走った。
9年後、伯爵領に1人の青年がやってきた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-27 21:10:00
24099文字
会話率:38%
かつて世界を救った魔女を先祖に持つアンジェラは日々思い悩んでいた。
自分には魔法の才能がなく、魔力自体も弱々しい。なのに、偉大な先祖のおかげで楽な仕事を与えられ、ぼんやりと過ごすだけの毎日を送っている。
一念発起したアンジェラは自分探しの
旅に出た。
しかし、すぐに財布は空になり、やむなくとある領主の館でメイドとして路銀を稼ぐことに。
そこで偶然一緒にお茶を飲んだ渋いおじさんはなんと領主のロードリックだった。二人でのお茶会を続けるうちに、アンジェラはロードリックに父の姿を重ねるようになる。
そんなある日、ロードリックが現在の王国から独立して新たな国を作ると言い出した。彼は、自らの権威を高めるためだけに財を浪費する国王に失望していた。
やがて領地に国王軍が迫ってきたその時、アンジェラはロードリックと共に戦う決意をする。
一族の秘宝と母が持たせてくれた魔法兵器の銃を手に走り出した。
これは魔女としては落ちこぼれのアンジェラが全力で七光る物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-25 01:19:40
21445文字
会話率:39%
年に一度の天体ショー開催中に突然起こった異変。人も動植物も海も石になっていく。原因は何者かが造ったウイルス。研究の結果ワクチンができたが、石化したものを元に戻すことができない。その時、父親専属の予言者から古い口伝(くでん)を聞かされた。『我
が力を受け継ぐ者よ……』口伝に出てくる人物が助けてくれるかもしれないと言われ、真意を確かめるために予言者のお師匠様に話を聞きにいくと、その人物に助けてもらったことがあるという。一縷の望みをかけて会いにいくと告げると、意思を持つという金青の剣を渡された。「この剣は、不思議な力で持つ者を守るんですよ」お師匠様の予言に従い、口伝に出てくる人物に会いに宇宙へ出る主人公。その途中で巻き込まれた独立戦争。負傷して意識不明の仲間の前で、突然、頭の中に声が響く。『彼に剣を持たせて』「君は誰なんだ?」そして、口伝の人物がいると思われた場所にあったのは、次の口伝だった。『我が宮殿への第一の門へ入りし尋ね人よ……』困惑する主人公。「裏で何かが動いてる」はたして、目的の人物に会えるのだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-12 22:00:00
118812文字
会話率:80%
「スパイスの本質は刺激にあらず。体をじんわりと労わることなんです‼」
王国の男爵令嬢フィーナは、薬師業の傍ら、大好きなスパイス料理の研究をしているスパイスオタク。
ところが、戦地に遠征中の婚約者の帰りをひたすら待つ彼女を家族は疎み、勝手に
縁談を結ぼうとしていた。
そのことを知ったフィーナは家出を計画し、トドメに「婚約者は死んだのよ!」という暴言を吐く義妹をビンタ!!
そして実家を飛び出し、婚約者がいるらしい帝国を目指すが、道中の森で迷ってしまう。
そこで出会ったのは、行き倒れの魔術師の青年だった。
青年を救うため、偶然見つけた民家に彼を運び込み、フィーナは自慢のスパイス料理を振る舞う。
料理を食べた青年魔術師は元気を取り戻し、フィーナにある提案をする。
「君にスパイス料理の店を持たせてあげようってコトさ。光栄だろ?」
アッシュと名乗る彼は、店を構えれば結婚資金を稼ぎながら、行方知れずの婚約者の情報を集めることができるはずだと言う。
甘い言葉に釣られたフィーナは、魔術師アッシュと共に深夜限定営業の【スパイス食堂】をオープンさせることに。
じんわりと奥深いスパイス料理、婚約者の行方、そして不遜で傲慢で嫌味でイケメンなアッシュの秘密とは――?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-31 18:26:00
127349文字
会話率:35%
すき間ない時間の詰め方にも、ときにはゆとりを持たせてあげたって、いいかもしれません。
最終更新:2024-05-08 18:00:00
2114文字
会話率:0%
お父さんが一人暮らしを始めた、学生時代のこと。
おばあちゃんは、お父さんのためにたくさんの服を持たせてくれたけど、お父さん自身が着たきり雀。
一年を通じて、ほぼ同じ服装だったとか。
そんなある時。たまたま別のセーターを身に着けたお父さんは
……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-09 23:08:01
3230文字
会話率:0%
兄は絵を描くのが好き。高校も美術を学べる学校を選び、一人暮らしを始めた。
その芸術家気質を理解しながらも、のめり込み過ぎて、大往生しないか心配な両親。
妹にご飯を持たせて、兄のもとへと向かわせることが多かった。
そのうち妹も、兄から絵の手
ほどきをうけるように。
しかし、それは不思議な事件の幕開けでもあった……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-12 20:04:26
3982文字
会話率:6%
浦島太郎に玉手箱を持たせて地上に送り返した乙姫の胸の内は。
カクヨムからの転載。「KAC2024 ~カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ 2024~」第三弾のお題、「箱」に合わせて執筆したものです。
最終更新:2024-03-12 12:00:00
3797文字
会話率:43%