田舎育ちのクララベル・リンドバーグには婚約者がいる。
細身でハンサムな婚約者アランはちょっと年上の素敵な人だ。
彼に会いたくて王都の貴族学園に飛び級で進学したのに、婚約者はクララベルのことが嫌いらしい。
「田舎の婚約者?君と比べるのも失礼だ
よ!マリアンヌ。」
婚約者の浮気現場を目の当たりにして泣いていたら学園の第三王子の婚約者が慰める。
「私がお相手の婚約者に一泡吐かせてあげるわ」
田舎から出て来た純朴な令嬢が未来の王子妃と口の悪い侯爵令息から不思議な猛特訓。
果たして彼女は華麗なる変身を遂げられるのか?!
貧乏貴族なのでお洒落とかしたことありません!
親は4番目の子にはお金は使わないんです!
化粧品?持ってないんです。
家族に手のかからない子として育てられた令嬢は予想以上に手が掛かる。
元気はあるけど鈍臭いクララベルが幸せを掴むまでのストーリー。
設定ゆるゆるですがご容赦ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-27 22:39:31
69144文字
会話率:18%
娼館薔薇園《ばらえん》の娼婦を母に持つ娘、ロゼ。いわゆる花街産まれと言われるロゼは他の花街産まれの子供たちに比べて、落ち着きのある手のかからない子供であった。
ゆくゆくは自分も母のように娼婦になるのだということになんの疑問も持っていなかった
ロゼだったが、ある日自分の父だと名乗る貴族の男が母とロゼの前にあらわれる。ロゼとロゼの母は貴族の屋敷に愛人と愛人の娘として身請けされることに。
そこからロゼが生前の記憶がなんとなーく蘇りはじめたり貴族社会でドタバタしたり娼館が懐かしくなったりするお話。
※主人公の貞操観念低めです。不愉快な思いをする可能性がありますのでご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-19 22:43:41
172722文字
会話率:33%
自殺を希望した少女達が殺された事件にゾッとした。
だって私も中高生の頃に「死にたい」と願って居たから。
今思えば、「死にたい」じゃなくて「一番愛して」「心配して」「苦しいよ」「助けて」って言葉の要約のようなものだった。
「死にたい」と願って
自殺方法を考えては、痛いのは嫌とか、迷惑をかけたくないとか、葬式代が…とか沢山の理由をつけては行動に移す勇気のなかった自分の臆病さを私は今称賛している。
そして、本来的、彼女達もそうなるんじゃなかったのだろうかと思っている。
今は闇の中でも、10年後には「死にたい」って思ってしまう自分ごと愛せるようになっていたのでは…と。
もし私があと10年遅く、都心で生まれていたら、あの中に私の名前が刻まれていたかもしれないと思うと他人事に思えなくて心が張り裂けそうになる。
彼女達の事は知らないが、彼女達の中にはきちんと愛されている子達が居ると思う。
優しすぎて、身近な人に「助けて」って言えない弱さにつけこんだ最悪の事件だ。
そんな優しい我が子を愛情が伝わりづらい時期に上手く伝えられなかったために奪われるなんて、こんなのありかよって思わずにはいられない。
今は闇の中でも10年後、20年後に待っていただろう彼女達の輝かしい未来と愛情を上手く伝えられなかった遺族のやるせなさを思うと泣きそうになる。
本編と個人的には関係があるけど、無関係にしか見えないかもしれません。
それでも言いたかった。
不適切だと思われた場合、あらすじは削除します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-05 12:02:42
2205文字
会話率:1%