昔むかし、ある国に、戦闘能力は高いが、1人孤独に悲しむオトコがおりました。
男は、いくら自国のために戦っても、人々から気味悪がられ、孤立しておりました。
それは、彼が狼男であったためでありました。
耳は顔の横ではなく、上について
いたり、歯は他の人よりも鋭く━━━━何よりも、目が国の狼と同じ赤色であったこと。
このことを人々は恐れていたのです。
自分が恐れられている、きっと誰も自分のことなど愛してくれないだろう、だが、それでも誰かに愛されたい。男はずっと思っておりました。
そんなある日、男の所に1人の少女がやって来ました。
そして少女はこういったのです。
「私と婚約していただけませんか」
男は、最初、少女は誰かに嫌がらせとして送られたのでは…などと考えておりました。
しかし、共に暮らしてゆくうちに彼女の優しさ、そして本当に男のことを好いてくれている事に気づきます。
しかし、彼女の優しさには、深い訳があって━━━━━━━━━━━━━━━?
これは、1人の狼男と優しい少女が、愛を知り、求める物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-30 15:31:37
3064文字
会話率:20%
ある日、『彼』は自分がやっていたゲームキャラ『ヴィヴィアン』になって異世界の森の中にいた。ゲーム内でできたことはだいたいできるこの世界で、高い身体能力に強力な魔法、加えて便利なアイテムの数々により困ることは何もない、と思われた。ただ一つ、そ
の体が『女性』でとてつもない美人だということを除けば。誰であろうと魅了するその美貌、あからさまな厄介ごとホイホイをどうにかするために『彼』改め『彼女』は持っていた装備の一つを使いその美貌を隠すことにする。結果として、どこからどうみても怪しい人になってしまっても。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-09-30 23:05:52
161691文字
会話率:29%