俺は、人の国の王、リチャード。
希少な光属性魔法を使いこなし、魔族相手に前線で活躍し、国内ではそれなりの善政をしいてきた。長い間、国王として敬われ称えられてきた。
だが、ある侯爵が裏切りその領地を失ってから、深刻な食糧不足に悩まさ
れている。人々の不満は、募る一方だ。
俺は今、ある決断を迫られていた。
肥沃な大地を手に入れるためには、優秀な魔法師を育て戦いで優位に立つしかない。そのためにできることが一つある。だがその非情な方法を試すべきか否か。俺は決断ができずにいる。
迷える王の苦難と、弱くて愚かな少女の涙のお話です。
『魔の国人の国』の他の話とリンクしていますが、読まなくても理解できるように書くつもりです。
※バッドエンドではありませんが、単純なハッピーエンドでもありません。
キーワードの「ハッピーエンド」を削除しました。ハッピーエンドにひかれて読んでくださっていた方々、ごめんなさい。
※戦争の描写あり。
※近親婚、重婚の描写あり。
※差別的発言あり。
※中世ヨーロッパ風の時代背景ですので、それに準じた考え方生き方などが出てきます。ご理解の上、お進みください。
よろしくお願いします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-23 01:00:00
3127文字
会話率:0%
唐突に異なる世界に現れた御薬袋(みない)義一。
学校には毎日通うが成績は中くらい。
そんな彼が異世界(?)に。
精霊、鬼、アトゥム教団。
この世界は彼に何を与えるのだろうか。彼はこの世界に何を与えるのか。
鬼が世界を喰らう前に。
※戦争の
描写あり(の予定)。人種差別の描写あり(の予定)。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-09 06:39:22
6272文字
会話率:53%
大昔。
神さまは生物が住める環境を作った。
大昔。
神さまは植物を作った。
大昔。
神さまは動物を作った。
大昔。
神さまは人間を作った。
大昔。
神さまは生物に感情を吹き込んだ。
大昔。
神さまは人間の感情の一つに呪いをかけた。
大昔。
神さまは呪いに様々な形をあたえた。
大昔。
神さまは魔物を作った。
大昔。
魔物は人間を襲うようにさせた。
大昔。
呪いを受け入れた人間は魔物を倒せるようにした。
二十一年前。
神さまは一人の男を殺した。
二十年前。
神さまは一人の女に呪いをかけた。
十九年前。
神さまは泣いた。
産まれてきた新たな生に
呪いをかけてしまったことに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-02-19 22:29:28
6299文字
会話率:42%