壊れかけた鳥籠、その中に閉じ込められた魂。
その魂の願いは、ただ一つだけだった___………。
資産家・国会議員の一人娘として何不自由なく育つ美岬。
ある傷痕を抱え、母と二人慎ましやかに暮らす和歌。
和歌の従兄であり、ある消えない過去を
抱える廉。
それぞれが抱える闇から生まれた
複雑な思いが織り成す、複雑で滑稽な物語。
破滅へと向かう歯車は、静かに軋み始めて―――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-19 08:59:15
400825文字
会話率:11%
あの子の家族を奪ったのは、私の義理の兄。
そして、私は誘拐犯になった………。
12年前に起こった、遊園地内での無差別通り魔事件
加害者の妹・岡野璃奈は、その家族を奪われ天涯孤独
となった菜帆という少女を誘拐してしまう。
琴音、と名付け
られた少女は娘に。
兄が起こした罪への贖罪から、母親となった女。
琴音、と名付けられた少女は娘に。 そして女は母親に___。
そして、
瑠奈の音信不通の幼馴染み・橋本唯織が海外から帰国。
幼馴染みから聞いた、従妹を捜している、と告げられた
言葉。
そして、写真の中には、写真の中には琴音がいた………。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-14 00:17:23
53003文字
会話率:11%
____私の人生を壊したのは、私を愛した人でした。
降り積もる天秤はどちらに傾き、砂時計は、どの時を刻むのか。
複雑化な翳りを影を落としながらも兄夫妻に元で健気に育つ香菜。
そんな中で、彼女が目にしたのは、兄夫婦の殺害現場だった。
悲
しみに暮れる中で兄の遺言の手紙によって自身の出生の秘密と真犯人を知る。
それは酷な現実だった。
そんな香菜の元に後見人として現れたのは
大財閥の娘・守山綾。彼女の身代わりとして囚われの身となり人生を奪われた____。
10年後。
小説の点訳ボランティアとして地道に生きる中で
香菜の前に現れた茜は、失踪した自身の子を捜す為の秘書としてスカウトされる。
香菜が知った兄夫婦を殺した犯人と、自身の出生の秘密とは。
身代わりとなり、人生を奪われた女の復讐劇を描いたミステリアスサスペンス。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-19 09:00:11
218420文字
会話率:17%
ホラー要素希薄です。恐ろしいのは人間、というホラーのはずなんですが、サスペンスというか、推理ジャンルに近いというか、恐くなければヒューマンドラマ。恐いというより気が滅入るかと思いますが、ゾクッと寒気を感じる部分があったら幸いです。
主人公大
和田隼斗(おおわだはやと)は首都圏にある社内恋愛オーケーの会社で営業を務める27歳、5年め。
8歳も年上の英語の堪能な成瀬心夏(なるせこなつ)に恋をしている。彼女は自分に仕事を教えてくれた成瀬智也(なるせともや)課長の未亡人。
社内に飛び交う噂に心を乱される大和田は、ついに心夏に思いを告げようと決心するが……本人にはハピエン、恐らくメリバ、ホラー終わり、を目指しました。
残酷な描写は、刺殺事件の流血が少々、残酷とまではいかないと思うのですが、人が死ぬので、タグをつけておきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-23 22:40:00
13312文字
会話率:36%
誰もが知っている三年前のベイリアル家当主一家の惨殺事件。
その事件の生き残りである令嬢と使用人のもとに、現ベイリアル家当主の息子が惨殺されたという知らせが届く。
三年前の事件を思わせる、現ベイリアル家当主一家に忍び寄る残虐な魔の手。
その手口には、『怪物』と思わしき痕跡が残されていた。
※本作は「カクヨム」にも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-05 22:09:24
41218文字
会話率:60%
「神田さんを好きになった。だから俺との交際は解消してくれ」
生徒会長の渋谷が、副会長の目黒さんにそう言った。
そこから始まるありふれた復讐劇。
のはずが。
生徒会長への歪んだ愛憎劇がここから始まった。
これは生徒会長に恋を
した山崎浩二の物語。
ボーイズラブではありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-12 00:02:53
267952文字
会話率:28%
セイレーンのごとき魔性の歌声と人間離れした美貌を保つため、去勢された元少年の魔女ロビン。
彼を巡って男達の間で引き起こされる愛憎劇は、やがて国を傾かせていく――
※ダークファンタジー長編「半陰陽の魔女」(完結済)の外伝に当たりますが、未
読でも全く問題ありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-12 22:27:53
63923文字
会話率:35%
“花も私もあげる。でも、私はおまじないなんて信じないわ。貴方の願いは私が叶えてみせる”
不治の病の少女・レイナは愛する人を皇帝にするために身も心も捧げ、無理を重ねたせいで呆気なくこの世を去る。姉の境遇に胸を痛めていた弟は帝国からの離脱を計
画し、炎の精霊王はレイナを愛するが故に皇帝に仕え続けると決めた。残酷に、無自覚にレイナを追いつめた皇帝は、死の間際になってようやく後悔したが、手遅れで……。
────正妃レイナの死は、長きに渡る愛憎劇の始まりだった。
※リッカ~瑠璃色の復讐劇~と同じ世界観の遥か過去、先祖世代の話です。リッカの設定バレは含まれますが、この作品単体で読めるようになっています。
※視点変更していきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-27 12:19:38
70233文字
会話率:40%