大吾は、六十五歳で死んだ。
目覚めると そこは、少年時代を過ごした母の実家だった。
夢かと思ったが、どうやら中学生に逆戻りしたらしい。
頭の中は元のまま、身体は五十年前の初々しい少年であった。
彼は六十五歳までの記憶と知識を元に 再び人生
を歩き始めた。
高校生活での恋人との別離。
四十数年前、想いを馳せた人との再会。
そして悲しい彼女の死。
そして戻ってきた恋人との幸せなエンディング。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-28 00:04:22
178422文字
会話率:26%
私はあの日から、この暗い森に生きている事を確認しに来ている。
毎日訪れる森に一人の老人が現れ、話しかけてきた。
老人は私が憎むべき相手だった。
私は、私自身を受け入れる事ができるのだろうか?
心の叫びが暗い森に反響する……。
最終更新:2015-01-02 15:00:00
3282文字
会話率:18%