初めての作品です。よろしくお願いします。
これは、過去に戻った中年男性が、改めて夢を追いかける青春の物語である。
……多分(*´ー`*)
幼少期より、周囲から薦められたレールのうえを進む日々を過ごし、四十代半ばまで平々凡々な人生を送ってい
た主人公。
ある朝、目が覚めると何の前触れもなく四十年前にタイムリープする。
改めて幼少期を過ごす毎日だが、当時はスマホやゲームといった娯楽も無く、唯一の楽しみは夕食時に観る野球中継だった。
現代でこそ、毎年のようにAクラスに入り、優勝争いをしていた関西ジャガーズだが、当時は暗黒期と呼ばれる絶不調の時代であった。
二度目の人生については、周囲の声に惑わされず、自分自身が本当にやりたいことをとことん突き詰める意思を固める。
未来の知識を持った主人公は、40年後のバッティング理論やトレーニング方法等を駆使して、2回目の人生でプロ野球選手になることを目指す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-18 22:36:26
129352文字
会話率:16%
大森林と呼ばれる広大な森で、青年タイカは《物語り》として村々を巡っていた。生きる知恵を伝える役割を担う彼には秘密があった——全ての精霊と意思を交わすことができる、異能の力を。
精霊と意思を交わせる《祝り》と呼ばれる者たち。しかし彼らとて、
想いを共有するのは番いとなった精霊のみ。しかし、タイカの力はその常識を覆すものだった。
この力の正体は何なのか?
なぜ自分だけが?
答えの見えない日々が続く中、タイカは精霊の力を借りながら村々の事件を解決していく。
旅の途中、森の奥でタイカは血まみれの少女と出会う。奴隷の身でありながら火の精霊の《祝り》となった彼女は、ある陰謀に巻き込まれ命を狙われていた。タイカは少女を救い、明けの明星の名「シュト」を与える。
旅を続けるふたりの前に立ちはだかるのは、殺人事件の嫌疑、自然災害、そして過去の亡霊たち。特に、シュトの過去に関わる謎の男の出現は、ふたりの運命を大きく変えることになる。
ふたりが辿り着く旅の終着点に待つものは——?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-18 21:50:00
71479文字
会話率:36%
あたし宮嶋悠姫(みやじまはるき)は、甥を乗せて自動車を運転中、対向車線をはみ出してきた車と正面衝突した。
体感次の瞬間、遥か上空から落下する自分に気がつく。なすすべもなく落下、何かに衝突、転がり水没。
水底でいろいろ考え観察し、自分の
意識が甥の抱えていた超合金装甲車の模型に入っていることを知る。できることはキャタピラで走行することと、ほとんど役に立たない模型の装備を出し入れすること。
岸に上がって休んでいると、いかにも異世界の人間らしい外見の男たちに拾われる。会話の機能がなく、ただされるがまま運ばれるしかない。
その後何とか意思の疎通を図り、伯爵家三男だというエトヴィンに、落下時に魔獣を撲殺した恩人と感謝された。
いろいろ尋ねて、自分も他の人と同程度に些細な魔法を使えることを知る。また、王都に甥の生まれ変わりではないかと思われる少年がいて、生命の危機に瀕しているらしい。
深い森の中で、少年を救う薬草の採取に協力することにしたが。
エトヴィンたちとはぐれ、あたしは一人で遠い王都を目指すことになった。
人との意思疎通が困難な超合金模型の身で、一人長い旅路を走破する、前代未聞の冒険が始まる。
他のサイトにも、同時投稿しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-18 20:00:00
108818文字
会話率:28%
―青春×呪い×学園モノ― 私の未来のため、気になるあいつを絶対落とす!
晴れ鏡というおまじないに巻き込まれた、完璧ヒロイン宿木琴乃。うっかり“雨の日”に試してしまったせいで、鏡に映ったのはヒキニート化した自分と、救済の鍵――地味系モブ男子
・武藤清彦だった。
告白は撃沈。好意ゼロ。反応ゼロ。なのに、未来の幸せはこの男にかかってる!?
努力で人生を磨いてきた琴乃は決意する――「ならば、好きにさせるまで!」
執念とプライドを爆走させて仕掛ける、ギャップだらけのラブコメが今始まる!
「最悪な未来に勝つために、あんたに堕ちてもらうから!」
「晴れ鏡じゃなくても、輝くのは私の意思!」
一軍女子による本気告白が、今始まる!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-18 19:56:25
16196文字
会話率:45%
羽田梓の意思を受け継ぐ貞子ではあるが、その結果、自身の負の感情(脱け殻)が独り歩きする。
それにいち早く気づく舞子だが、貞子は、自身の脱け殻と向き合う事が出来るのだろうか?
キーワード:
最終更新:2025-07-18 19:55:51
19697文字
会話率:51%
じゃがいも畑が広がる辺境の小村ミオラ。11歳のクチルは、唯一の楽しみである祖母の『レフカの創国記』と、小さなレフカ像を胸に秘めながら、貧しい日々を送っていた。そんなある日、村で行われた選定式で、クチルの右目に「闇の剣」の紋章が輝き、神話の
英雄・レフカの意思を継ぎ人々を守る<継ぎ手(つぎて)>の予備生の1人に選ばれる。
予備生として選ばれたクチルを迎えたのは、副指揮官パトリック・ランヤード。愛妻家で継ぎ手たちの指導を務める彼のもと、同時期に選ばれた「光の盾」イヴァン・レテノアスとともに、継ぎ手としての訓練を始める。このときの継ぎ手のメンバーは、クチルの先輩にあたる「闇の剣」ヤナ、「結びのハンマー」レオシュ・ウィンヤード、「穿ちの弓」シェナ・アルベルト、「喪失の槍」フベルト――五人の少年少女と絆を深めながら、厳しい訓練に励みながら、襲い来る逆徒(ぎゃくと)から人々を守る日々を送っていた。
しかしある日の出来事を境に、クチルは継ぎ手の使命の裏で、国家が密かに進める“ある計画”の存在に気づいてしまう。守るべきは“誰”の正義か。正義と欺瞞が交錯する世界で、クチルたちは己の剣を掲げて運命を翻そうと奔走する──。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-18 19:50:33
68797文字
会話率:56%
わたしのギフトは「絵に描いた小動物を呼び出す」だけ。
戦えないし地味だし、ギルドでも落ちこぼれ扱い。
でもある日、アニマ(絵から出た動物たち)が妙に意思を持ち始めた。
まるで、本当に“生きている”かのように。
そして、辺境の村に忍び寄る謎
の異変。
これは世界の封印に触れる、小さな絵描きの冒険のはじまり。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-18 19:32:52
36633文字
会話率:35%
彼らは“英雄”ではない。ただ、誰より早く絶望を直視し、誰より冷静に“生き様”を選んだだけだった。
■AI参謀 × 自衛隊幕僚長■
終末の兆しに、ただ二人だけが気づいた。
「死者が動いている」
通報はなかった。感染の噂も、騒動もない。
それでも、軍用AI「ゼノン」は、戦略演算の片隅で“異常な群集”の出現を捉えていた。
既存のあらゆる事象に該当しない、想定外の現象。
だが、彼の確率演算は確かに“人類の滅亡”があり得ることを示していた。
些細だが異様なデータを見逃さなかったのは、軍用AI。
その演算に“人としての意味”を与えたのは、自衛隊・師団幕僚長「黒瀬慎也」だった。
“国土の赤化”が始まる。
だが、上層部は気づかない。
指揮系統が沈黙する中、命令なきままに、
独自判断で“最初の作戦”を立案していく。
――リアル×軍事×パンデミック×AI――
ご都合主義を排し、科学と戦術で描く“本当にありえる崩壊”
軍人とAI――対等な“二人”が辿り着くのは、救済か、選別か。
彼らは何を見て、誰を救うのか。
これは、「人類の意思」を問う、終末の軍事作戦。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-18 19:21:18
97200文字
会話率:26%
実の両親を幼くして死別し、新たに領主となった叔父一家に虐げられて小屋暮らしをしていたアグリア辺境伯令嬢のリーナ。彼女はある日、国王の命令によってアグリア邸を訪ねた第二王子フィリウスと「白い結婚」をすることになる。
フィリウスと共に日々
を過ごしていく中で「もうあの生活に戻りたくない」「ずっと一緒にいたい」と思うようになったリーナ。
けれど国王の名の下に結ばれたその「白い結婚」はどちらか一方の意思で関係を解消できることになっていて……。
──これは二人の出会いから始まる、小屋暮らしに戻りたくなくて「白い結婚」を続けないといけないと思い込んでいる令嬢のリーナと、彼女と普通の夫婦になりたくて「白い結婚」を普通の結婚にしたいけれど嫌われたくないせいでなかなか話を切り出せない青年フィリウスの、勘違いだらけの両片思いの物語。
残酷描写は念のため。
第一章は全37話を予定しております。章完結まで毎日夜19~21時頃(基本的には19時過ぎ)更新予定。第二章更新予定は未定(できれば今年中に更新再開したいです)。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-18 19:10:00
288079文字
会話率:42%
魔法という奇跡があった。
魔法は人智を超越した現象を起こし、栄えた。しかしそれは、人々の技術の発達により神秘性を失っていき、影を潜めるものとなっていた。
時は流れ鉄と電気の時代。
一人の少女がいた。
名前はエメ。意思の希薄な兵士だった。敵国
の王を殺したという不可解な罪で左遷されることとなった彼女は、騎士という称号を得て辺境の村を守護する命を受ける。
彼女はそこで様々な想いと、そして自分の愚かさについて知っていく。自分の無知さと後悔、そして贖罪を。
※髪色に対して差別表現がありますが、決してそれらを助長するものではありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-18 19:00:00
136928文字
会話率:34%
東京の大学生である主人公『坂谷篤紀』は、自身のものではない記憶や意思を内に感じるようになり、ある日京都へと旅行に出かける。夜の京都で見た女性に明日またここに来るよう告げられる。和×能力のローファンタジー
最終更新:2025-07-18 18:16:08
3005文字
会話率:36%
フェデォンヴァトーラ大陸南部の巨大商業都市ゾシュキーヌレフにて、底辺冒険者としてパーティを組み活動している少年ロワは、ある日夢で女神エベクレナより託宣を受ける。
女神の加護を受け、世界を導く英雄となる意思あるやなしやと問う女神に、ロワは怖気
ながらもなぜ自分を選んだのかと問い返す。女神エベクレナはしばし固まったのち、その問いに「顔です」と答えた――
転生腐女子女神と歩く、ぐだぐだしゃべくりファンタジー冒険譚。
※この作品はカクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-18 18:00:00
2008780文字
会話率:72%
ミスティアはある時ここが乙女ゲームの世界に酷似した世界であること、自分が婚約者に近づいた女に嫉妬し投獄、死刑になる悪役キャラだと思い出す。彼女は破滅回避に尽力し、ゲーム関係者に近づかないよう努めた結果、攻略対象たちはゲームに無かった病みや狂
気を現し、投獄死罪を回避するための学園生活は一歩間違えれば監禁バッドエンドの学園生活に変化していていた。
周囲の狂気を知らないミスティアは、使用人や家族を自分のデッドエンドに巻き込まないよう尽力するが、ゲームでは死者であり、ミスティアが救った人々の善意によって彼女の退路は絶たれていく。
全てが異常だらけの中、ミスティアは無事、ゲームシナリオ終了の一年間を終えることが出来るのか。
「選びなよ。選択権は君にある。君の意思でどちらを捨てるか選んで。ミスティア」
「ふふ……仕方ないなあ。いいよ。だってミスティアが俺にとって一番大事だもの」
「それじゃあお前はあいつのことが好きだと思われるだろ」
「違うんだ、これでいい。これでいいんだ。君を守ることで……俺は……」
「ひひ、お前にも見せてやるよ。人間が本当の地獄を見る瞬間をなあ!」
「ミスティアさんは、ずっと笑っていられる世界にいてくださいね」
「……お前は変わらないな、ミスティア……。今もなお、俺を助けたときと変わらない」
--悪役令嬢に ハッピーエンドはありますか?
※異録は他者視点です。
※正規の結末の他、攻略対象の個別エンド予定(ハッピーエンド、ifバッドエンド)
書籍化+コミカライズ中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-18 18:00:00
1245640文字
会話率:29%
侯爵令嬢であるソニアは人生に絶望していた。
過去の失敗から家での立場が無く、異母妹のメリアに奴隷のように扱われる。割れたカップを素手で掃除させられ、魔力も奪われる日々。
そんなとき、公爵家当主であるクラレンスより縁談が届く。冷酷で知られる彼
からの縁談にソニアは震えあがるが、拒否できずに嫁がされた。
そして、初めて顔を合わせたクラレンスからの言葉は、「1年後に離縁する」という拒絶の意思。
さらに、他家に嫁いでもメリアはソニアの魔力を奪いにくる。
絶望するソニアだが、公爵家の使用人は彼女に精一杯尽くしてくれ、少しずつ彼女の顔に笑顔が戻ってきた。
しかしその裏で、王都では不審死が相次ぐ。そしてソニアは、知らず知らずのうちに陰謀に巻き込まれていった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-18 18:00:00
66600文字
会話率:29%
転生令嬢リリスは、数年前に亡くなった歴代最強最悪の皇帝の生まれ変わり。
亡くなる寸前に城の誰からも見捨てられたこと、亡くなったことを国中で喜ばれたこと、そして転生した先で惜しみない愛を受けたことで、皇帝であった自分を反省。
国を、民を守るべ
き貴族の務めを果たそうとする。
8歳の時、辺境伯家の令嬢であったリリスのもとに隣国の侵略の報が入る。
その辺境伯家は特殊な血筋で、異常な筋力を有する血筋。その例にもれず、いや過去最高とすら思われるほどに優れた筋力を有するリリスは、その血筋を存分に生かし、侵略軍を撃退する。その姿を、敵国の王子が見ているとは知らず…
それから15になるまで、3度の侵略があったがいずれもリリスが先陣を切って出撃・撃退。
いつしか「血死武姫」などと不名誉な仇名まで敵国で広まり、それが自国まで伝わり、辺境伯家の令嬢なのに縁談の話は一つも無かった。
そんな中、何度も侵略を続けてきた隣国から、和睦の話が持ち上がる。そしてその条件として、リリスを王妃として迎えるというもの。辺境伯家として父もリリスも悩むも、元皇帝リリスの息子である現王は、父を忌み嫌い暴力を忌み嫌い、全てに弱腰。結果、その和睦を受け入れ、リリスが隣国に嫁ぐことになった。
嫁いだ相手は王になったばかりの男。かつて戦場でリリスを見た王子だった。戦場で暴れまわる姿に惚れた王子は、侵略の意思を消さない父を退位させ、自ら王になり、そしてあこがれの花嫁を手に入れたのだった。
しかしリリスは、自分という最高戦力を引き抜き、再び侵略の意思があるのではないかとその警戒を崩さない。挙句、もし侵略の意思を見せれば首を文字通り引きちぎると王を脅す。
リリスに愛を伝えたい王と、あくまでも自国を想い警戒を緩めないリリス。
そんな二人の行き違いストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-01 19:43:09
114702文字
会話率:35%
伝奇ホラー✕建築✕空白の古代史
裏稼業すれすれのモグリ建築設計士・喪栗純。
依頼を受けた先で出会ったのは、長い眠りから目覚めた、額に第三の目を持つ少女の姿をした謎の存在・メミコだった。
殆どの記憶を失っていた彼女は、半ば気まぐれで純と共
に人里へおり、現代を彷徨う。
クセ強な悪友・塚荒明。霊能国家権力クニツカミの一員である少女・千絵らも巻き込み、
純はある土地に巣食う霊障と、古代から続く因縁に……最終的には自らの意思で飛び込んでいく。
時に怪異と渡り合い、時に歴史の裏側を垣間見ながら、築かれていくのは、世界を変えるほどの大事ではない。
ただ――たった一人の少女と、たった一人の男の、
誰にも踏み込めない「決意」だった。
すれ違いと戦いの果て、歴史はわずかに歪み、
忘れ去られたはずの「一族」は、
名誉と誇りを取り戻す。
そして、誰の記録にも残らない、
たった一つの「本当」だけが、
二人の間に、そっと囁かれる。
これは、裏稼業設計士と古代の姫巫女が紡いだ、
神話の続きを創る物語。
異色の組み合わせが叩き出すアクの強い作品をお届けします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-18 18:00:00
184344文字
会話率:51%
光の柱が天から差し込んだのは、戦の終結を告げる凱旋の夜だった。
民は喝采を上げ、彼──カインは英雄として迎えられた。
その隣にいたのは、村でただ一人、彼の帰りを信じて祈り続けた少女──セリス。
だが、神の光は彼女を選び、「聖女」として王の
前に引き出す。
王の言葉は、冷たく、絶対だった。
「その身は、もはや村娘ではない。神の意思により、我が王家に捧げられる聖女だ」
そしてカインの人気に嫉妬した王は彼を罪人にしたて国から追放する。
これは恋人と栄誉すべてを奪われた男の復讐劇折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-18 17:12:54
60319文字
会話率:30%
『伝子干渉型超現実症候群』通称サリエルシンドローム。ごく普通の高校に通うごく普通の男子高校生 瑞波千空(みずなみ ちそら) は、4万人に1人とされるこの奇病に罹ってしまった。意思の力が超能力として発現してしまうこのサリエルシンドローム。政府
の組織に入ることになってしまった千空を待ち受けていたのは、能力者としての新たな人生とその仲間たちだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-18 17:10:00
818590文字
会話率:38%
神になりたい。
それが、この世界の"正しい夢"だった。
神性ーー 世界に理を刻み、自らの存在すら書き換える絶対の力。
人々はそれを求め、神を殺して奪う術を学ぶ。
そのための学園《ケイオス・レイズ》。
そこに、最底辺の少
年・ナオ・ミカドが入学する。
神性適応値はゼロ。
理すら受け入れない、存在定義の外れ者。
嘲笑され、見放され、命の危機にさらされたその瞬間ーー
彼の中に、"何か"が目覚めた。
それは世界を拒む力。理を壊す意思。
かつて失われた"神殺し"の原型(オリジン)だった。
世界は知らない。
この落第生の1歩が、神の定義そのものを変える旅路になることを。
少年は、神になりたいわけじゃなかった。
少年は、"神をやめたかった"だけだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-18 17:00:00
60403文字
会話率:16%
ざまあ有、ラブコメ有の学校生活×ダンジョンファンタジー!
ある日、世界のあちこちに門が現れた。
門は開くことはなかったが、こう書かれていた。
『ダンジョン入場者へ。これより、地球は体調が戻りかけてきた為、常在菌の選別を行う。長らく、大
きな氷のせいで風邪をひいていたが、体温がやっと活動できる程に戻ってきた。そして、これから体調を戻して行く中で、体に棲みついてしまっている常在菌の選別を行おうと思う。当時の常在菌が死滅してしまった為、新しく環境を整えなければいけないのだ。ダンジョンには常在菌の内、善玉菌に欠かせない栄養と悪玉菌を殺す免疫を用意した。私の体調を理解して、善玉菌となるか、悪玉菌として死滅するか、頑張るといい。ある程度|ダンジョン《シャーレ》での培養に成功したら、本格的に体調を戻していこうと思う。それまでに、立派な善玉菌になってくれるように願っている』
この記述を見て、学者達は地球の意思を理解する。
地球温暖化とは、氷河期という風邪を引いた地球が体調を戻す為に発熱していただけなのだと。
門に備え付けられた時計とカウントダウンの予想は三ヶ月。
それまでに各国は地球と共に生きる善玉菌になるか、あくまで人を中心として生きる悪玉菌になるか選択を迫られる。
そんな中、なぜか既にダンジョンに入り込んでしまった少年の成長物語
※カクヨムにも連載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-18 16:04:30
97454文字
会話率:32%
『力をお望みですか? 貴方が願うのでしたら、わたくしがお貸ししますわ』
「僕が……こんなに大きな剣を?」
封印されていた大剣を少年が手に取ると、刀身から黒いオーラが立ち昇って人の形になり、薄絹を纏い黒と桃色が混じった長髪の美女が現れた。
アルトイリス侯爵家は、魔族との大戦で奮戦した代償に、若き女当主にして聖剣アレグリアの使い手マリアを失ってしまう。
一家で唯一残っていたのは、まだ10代前半の幼い少年リクレール……彼には戦いの経験がなく、おまけに一族の至宝たる聖剣アレグリアに使い手として拒絶されてしまう。
聖剣アレグリアは新たに使い手に選ばれた親友の少女の手に渡り、家臣の大半もリクレールが当主になることを反対する始末。
このままでは名門アルトイリス侯爵家は遠からず滅亡する――少年が己の未熟さを嘆いていると、不意にどこからか女性の声が響いてきた。
不思議な声に従い、リクレールが台座に隠された引き出しを開くと、中には一振りの大剣が収められていた。
その剣の名は『魔剣エスペランサ』――不思議なことに、魔剣は明確に意思を持っており、リクレールに力を貸す代わりに「暴君」を目指すよう囁いてくる。
リクレールは、姉の仇を討つために、魔剣の力を借りることを決意する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-18 12:00:00
77082文字
会話率:53%