祖父はシベリア帰還兵で、私にとっては優しい人だった。
令和になり、兵隊さんだった人を家族として、共に暮らしたことのある人も少なくなったと思う。遠くなった過去を終戦記念日を前に届ける。
最終更新:2023-08-10 16:05:06
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会話率:0%
俺の推理が想像の域を出ることはない。
毎度の如く、親友である持込が暇つぶしに謎部の部室を訪れたかと思うと、どうやら彼はちゃんとした謎を持ってきたらしい。その謎というのは「席替え三連続で最前列ってこれはもうおかしいでしょ」というしょうもない内
容だった。愚痴を聞かされ続けた俺は渋々推理を始める。しかしあくまで想像の中で。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-08 18:33:52
7985文字
会話率:45%
この世には、誰もが予想もできない、摩訶不思議なできごとが突然巻き起こる。
さらに、現代の技術をもってしても、解明には至っていない事象さえあるのだーー。
突然死、変死、人身消滅、人間発火、また、街中に起こる地割れ、この世に蠢(ウゴメ)く
存在しえない生物と、全く我々の想像の域を超える事象が起こりうる。
そして、そこには必ずしも、ある一定の条件がある……らしい!
それはーー。
生まれつき備わっていたり、または、発育段階で芽生え始めたり、或いは生まれつきでも、発育途上でもなく、全く気付かぬ内に、自身の中で眠ったままの状態である神秘の異物ーー
つまり、超次元能力によるものなのだ!
でも、実際、我々人間に、その様な能力を持っている人を1人も知らないな?って思ったあなたは適格な思考回路の持ち主です。
それもそのはずーー!
何故って?
それは、ごく稀に起こる、偶然の自然作用の副産物なのだから!
でも、これから読み進めるシナリオは、私たちが住んでいる地球とは別の、もう1つの世界で起きている、異次元的な平行世界〈パラレルワールド〉の世界のできごと。
そして、ここにもまた1人ーー
不思議な世界へさまよえる来訪者が!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-12 23:05:49
3348文字
会話率:30%