公爵家の婚約者には「運命の恋をした」と言われて、あっさり婚約破棄。
さらに家からも追放され、伯爵令嬢リーナは故郷と未来を同時に失った。
けれど、不思議と涙は出なかった。
心の奥に、もうひとつの記憶があったから。
それは前世、日本の惣菜店
で働いていた頃の記憶。
小料理屋を開く夢。
今世のわたしには、素材の本質を見抜く『鑑定』がある。
料理人としての情熱と、その魔法を手に、もう一度人生をあたためなおしていこう。
まずいと避けられていた魔物肉も、唐揚げにすれば驚きの美味しさに。
騎士団も、街の人々も、その味に笑顔を見せてくれる。
今日もアードベルの食卓に、笑顔をお届けします♪折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-27 07:30:00
261951文字
会話率:52%
仕事が終わった帰り道。お腹が空き過ぎたオリ―は、勤め先である惣菜店で貰って来た売れ残りのイモフライを齧りながら帰ることにした。冷めていて古くなった油でべとべとのそれは当然のことながらオイシイ訳もなく。「まずいまずい」と変なテンションで笑いな
がら食べていると、そこに誰かから声を掛けられた。
「こんな夜中にどうしたの?」
戦争中に両親を亡くし、継ぐべき家を失った元子爵令嬢が怪しげななおじいさんに拾われて、幸せになるまでの話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-27 18:27:58
89313文字
会話率:28%
【最強の姉の影武者として生きていた、気弱で存在を消されていた妹が、前を向いて歩きはじめる話】
高二の寺田冬真の家は貧乏で、家事とバイトだけの青春とは程遠い地味な日々を過ごしていた。
ある日バイト先のお惣菜店で、少女にぶつかってしまう。
それ
は同じクラスでアイドルをしている如月初芽……と思ったが様子がおかしい。
やがて如月初芽は実は一卵性双生児で【ふたりでひとりのアイドル=如月初芽】をしていた真実を知る。
アイドル活躍している初芽と、小学校の時から学校に行けてないが天才的な演技力を持つ和歌乃。
それに気が付いたのは冬真だけだった。
強い存在だと思われていた初芽は、実は和歌乃の引き立て役で、誰より和歌乃を恨んでいた。
弱い存在と思い込んでいる和歌乃は、冬真と共に進むことで前に進んでいく。
女の子ふたりがそれぞれ成長していく青春と、恋物語。
カクヨムにも別タイトルで連載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-11 22:13:32
110744文字
会話率:32%
仕事が休みの「僕」は何となく知らない町に行ってみたくなった。
いつもとは違う電車に乗って、気になったおかしな名前の駅で下車して…。
そこから始まるお話です。
最終更新:2018-05-24 10:48:42
10604文字
会話率:39%