【「おかえり、シャーロット」アフターストーリー】
シャーロットとの出会いにより、愛されるということを知ったアーダコダ辺境伯バジル。彼らの幸福な結婚から数か月、不穏な暗雲が立ち込める。
「シャーロット、あなたが悪魔なら、私はその呪縛からあな
たを解き放ってやらねばならない…」
※いわゆるざまあではありませんので、ご期待に沿えない場合があります折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-25 13:23:57
10290文字
会話率:0%
人知を越え、世の理を歪める崇敬と畏怖の念を向けられる存在、即ち神と称される天上の者は、生と死の概念がない。
その命の灯は尽きず、永劫の時を生きる事が可能だ。
しかし、同時に退屈をしていた。
人とは違う世界に生きながらも、神にも感情といったも
のがあった。
それゆえ、嫌気を覚える。
不老、或いは不死は呪縛だ、と。
死を望むわけではない。
つまるところ、時間を潰せる遊びに興じたいわけだ。
実際にやってみれば、至って普通の他愛もないこと。
しかしながら、元来の性質なのだろう。
その神、いや女神は生まれて初めての高揚を感じた。
遊ぶのが楽しい。
心が満たされる。
そんな純粋な幸福を抱いた女神は、しかし何年もの歳月を重ねると共に、歯止めが効かず、暴走するようになってしまった。
どれだけ遊ぼうと、一向に胸に空いた穴を埋められない。
渇望が満たされない。
否、もしかしたら、それが女神の本来の姿だったのかもしれない。
人間が十人十色なように女神もまた、様々だ。
ただ、その女神は少しばかり、自身が持つ欲求を希求する意思が強かった。
女神が求めたのは、心の底から満足出来る遊戯、それから渇望を満たす存在だ。
同種族、神では意味がない。
女神が目を向けたのは、多種多様な種族が住まう下界、そこにいる一柱の悪魔だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-04 18:07:20
73492文字
会話率:14%
時間と空間の呪縛から解き放たれたカトリーヌ・ド・猪熊こと女流マンガ家・猪熊和楽は、この宇宙の過去と現在、だけではなく、自らがつくり出した創作の世界をも往き来する、奇妙な時空間旅行者となっていた。
いたずら好きの双子とダンスを踊り、行
方不明の女性飛行士と空を飛ぶ。美貌の悪魔や“ときを見た少年”と言葉を交わし、日々の締め切りに追われる猪熊。
そんな彼女はあるとき、初恋の男性と再会するのだが……、時間と空間の迷路のさきに、彼女が見つけた希望とは?
売れない貧乏小説家・樫山泰子が、人気マンガ家・猪熊和楽の正体に迫る、ウソッぱちノンフィクション・ノベル (仮)、先ずは一場の、はじまり、はじまり。
※この小説の内容は、予告なく変更される可能性があります。
〇全十三話(全二十六回)を予定。
第一話「ときを見た少年」
第二話「丸いおでこ、ひかるあの子」
第三話「僕らとフリオと公園で」
第四話「天使たちの時間」
第五話「肉体と悪魔」
第六話「練馬のシルバーバック」
以下、鋭意製作中……
※『ノベルアップ+』様との重複投稿作品です。
※更新は、毎週水曜日と土曜日の19:00を予定しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-29 19:10:00
235332文字
会話率:40%
自室で本を読んでいた【月瀬 かなで】は、瞬き一つした時には、何故か鬱蒼とした森の中、“異世界”に放り出されていた。
そんな中、森の中で出会った、辛い過去を持ちながらも、剣聖を志し、世界の変革を目標とする少女【イル・エヴァレット】と
共に、カナデは生まれながらに保有する、己の〔 異能力 〕を駆使し、異世界を奔走する事となる。
これは、ある理由により、異能力を扱う事ができる主人公が、異世界転移の理由を探る為、陰謀に巻き込まれた仲間を救う為、世界の安寧秩序の為。そして、過去の贖罪の為に。
彼の異能は未来を視る
過去と現在と未来が交差する異世界物語
【 呪縛の楔は運命を嘲笑う 】
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-25 23:56:07
82489文字
会話率:35%
真城 純は過去の男であった。若い内から武術に秀でており、いつしか武術における大会では彼の右に出るものがいなくなった。そして、彼は武術大会において相手を殺してしまう。そして、その相手の子に言われた言葉が呪縛のように彼の人生を蝕んだ。彼は後悔し
ていた。文字通り一生後悔し、最期に生まれ変わりたいと願った。神か悪魔か、彼のその願いは無慈悲にも叶えられるのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-02 13:28:30
35694文字
会話率:23%
【人類は皆どこか安心しきっていた。あと七日でこの命が終わる代わり、あと七日で我々はラプラスの呪縛から完全に解かれるのだ。】
ラプラス、という名の、この世の全てを完璧に予測できるシステムが誕生した世界で、人類が終わりを受け入れるまでの漠然と
した変化についての掌編小説です。
(この作品はnote、カクヨム、エブリスタにも掲載しています)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-11 18:49:06
3156文字
会話率:15%
ある日突然ネット上に『Lの悪魔』と名乗る謎の超常的存在が現れ、元々『小説的世界の住人』となることを望んでいた夢見がちな少年少女たちに異能を授けていったのであるが、かく言う僕古都旧都府在住の高校生である御神楽響も、重病で死にかけていた妹の御
神楽歌音の命を繋ぎ止めるという願いを叶えてもらったのであった。
しかし結果的に異能者となってしまった少年少女たちは『悪魔憑き』と呼ばれるようになり、秘密裏に設けられた僕の父親である国立旧都大学量子物理学部教授の御神楽道玄を学長に戴く、旧大付属『L学園』へと全員強制的に入学させられることになる。
実はこの学園は『SF小説的世界』における福音である多世界解釈量子論を実際に導入し検証するための実験場だったのであり、学園内においては生徒たちは思う存分異能を発揮することができ、まさしくSF小説やライトノベルそのままの世界を実現していたのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-16 20:00:00
90450文字
会話率:54%
舞う風に乗り、雲を突き抜けた先に存在する天界。
そこは白き翼を有する天族と、黒き翼を有する魔族が互いの勢力を競い、終わりなく戦いを繰り広げている世界。
そんな憎しみの連鎖を産み続ける二つの世界を繋ぐ別れ谷。
そこは一週間に一度の月が満ち
る夜に開かれる忌まわしき扉と呼ばれ、禁断区に指定されている。
そんな場所で愛を育む、天使と悪魔が一人。
決して愛し合ってはいけない二人が出会い、互いに求め合う。
禁忌と称される二人の愛は、純愛なのか?
忌愛なのか……。
求め合ってはいけない二人に訪れる運命とは……?!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-23 00:31:47
7404文字
会話率:26%
時代の陰には怪奇がある。
悪魔、堕天使、そして妖怪。
それに対をなすように聖剣や魔剣などの伝説の武器に選定された者たちもいる。
時は現代。
喝采を浴びるため。
血の呪縛を解くため。
魔剣から解放されるため。
そして、復讐を果たすため。
それ
ぞれの思惑を胸に、選ばれた者たちは剣を持つ。
己のために振るう剣は醜くとも華麗に舞う。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-30 12:00:00
5577文字
会話率:54%
それは一人の悪魔を取り巻く、1000年の呪縛と約束の物語。
時は平安から。陰陽師の御笠千晴は淡海の地で一匹の悪魔に封印の術をかけた。悪魔は1000年間、淡海の地に囚われることとなる。穢れた悪魔を封印するためにその場所には学舎が建てられた。そ
して1000年を迎えようとしたとき、悪魔は最後の思い出を作ろうと決めるのだった。
※ラストはマルチエンディング風です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-09-17 22:40:39
33759文字
会話率:44%
目の色がどんな人間かを表していて、確かにそれは正しくてゆるがない定義
数ある色の中で最も恐れられる色 黒色
殺しを得意とする呪われた一族、その呪縛の象徴こそが黒色の目だと
それはいわば常識、全員が知っている承知の事実
だけど、殺す気
があるとは限らないですよね?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-09-28 09:17:21
505文字
会話率:22%
天体物理学者の僕、徳大寺涼のところに、悪魔メフィスト・フェレスが現れる。その用件は、未来予知のできる聖者、ラームチャンドラ殺害事件の捜査だった。ラームチャンドラは、前夜二時から四時の間に、撲殺されたのだ。第一発見者は、弟子の叡愼だった。
未来予知のできる聖者殺害犯として、悪魔一族が疑いをかけられる。そこで、真犯人を捜すことに協力してくれというのだった。
ラームチャンドラの呪縛で、この事件に関しては神でさえも偽証はできない。
涼は、聖者バイラヴァの下に赴き、その神通力で、太陽系の最果てまで飛ばされ、さらには太陽の中心まで連れて行かれる。
天上の喫茶店で、涼は、亡くなった妻朱鷺子そっくりの女性グレートヒェンと出会う。
次ぎに聖ジェズアルドのところに赴くが、体がどんどん縮小し、ミジンコの証言で、聖者が月に説法していたことが分かる。
涼の気持ちは、グレートヒェンとベビーシッターを頼んでいたエミリーの間で揺れ動く。エミリーも、強烈に涼に迫ってくる。
さらにチベット仏教の狂仏、パンチェン・フトクト師の元を訪れ、白亜紀までタイムスリップさせられる。アリバイは成立する。
その後、アル・ビスターミー師を訪れるが、一緒にいたホームレスが証言する。
最後に、龍門海上人を湯殿山に訪ねるが、殺害時刻には、修行のために死んでいたと言われ、アリバイは成立してしまう。
飼い猫のスピノザの首を持ってこい。パンチェン・フトクト師に言われたこの言葉に引っかかりを感じた涼は、書斎で考え込む。
さて、僕は、この不可能犯罪の謎を解くことができるのか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-12-04 11:02:35
112548文字
会話率:42%