王国の歴史上、ただ一人、自由を勝ち取った悪役令嬢は、その命の最期に微笑んでいたという。
最終更新:2024-10-06 02:54:22
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会話率:51%
「お母さんね、悪役令嬢だったのよ?」。冤罪を被せられ、婚約破棄されて国外追放された悪役令嬢。それが俺の母親だった。おまけに母親は追放される前に元・婚約者である王太子から暴行を受けており、その時に孕んでしまった子供が俺で……!? いったい、母
はどうして憎い男の子供である俺を産んで育てたのだろう。優しかった母親の心にあったのは悪意か、それとも愛情なのか。
成長した俺は一流の冒険者になったけど、別に母親の復讐とかはするつもりはない。放っておいても勝手に破滅しそうだから。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-22 18:35:57
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会話率:42%