六月半ば。梅雨入りしてかなりの日が経つ笠元市。
雨は降らない。毎日、青く澄んだ空が拡がっている。
そんな町の図書室で出逢う、二人の物語。
最終更新:2017-10-21 10:34:57
24052文字
会話率:44%
窓の向こうに広がる雨模様。それを見ながら「私」は思う。期待と落胆を繰り返しながら刻む日々――心に浮かぶのは一つ、「あの人」のことだけだった。
これは、雨の中の飲食店と「あの人」と「私」の物語。
最終更新:2016-06-30 09:16:10
2800文字
会話率:46%
幼なじみで売れっ子俳優である男曰く、あたしは『アグレッシブな引き籠り』または『働くニート』らしい。――――――――――「めんどくさい」というそれだけの理由で外の世界を厭い引き籠りになった女。外の世界で華々しく生きながらも何故か引き籠りの女の
もとへ通う男。そんな二人を中心に女の家の中という極めて小さな世界で繰り広げられる、ほんのり恋愛風味(?)の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-04-21 16:30:28
14964文字
会話率:41%