異能の血筋と言われる花月院侯爵家に生まれた私は、異能を発現せず家族から無視され屋敷の一角で幽閉されていた。
いつか自由になる日を夢見て暮らす私に、ある日のこと、無情にも父は豪商当主の後妻になれと命じる。
帝の皇子に見初められた妹が後宮で寵妃
になるための援助を受ける代わりに、無能な娘を厄介払いするつもりらしい。
見知らぬ年寄りと結婚か、それとも家を出られないまま自害するか。
二択を迫られた私は、腹違いの妹の幸せのため結婚することを選択した。
しかし輿入れ当日のこと、屋敷を覆う黒い雲とともに大きな獣が現れる。
「その娘、我が生贄、我が花嫁とする」
そう告げた獣によって攫われた私は、宙に飛ばされ意識を失う。
目が覚めた私を待っていたのは、忠犬のような神様によるとろけるような溺愛だった――。
不遇な侯爵令嬢と愛情深いわんこ系忠犬メシウマ神様による異種恋愛婚姻譚。
思いあう二人は無事に都を狙う悪を倒し、平穏を手に入れることができるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-05 18:10:00
55121文字
会話率:36%
赤の国と青の国の王子と王女が織りなす恋愛模様。青の王子が欲しいのは赤の王子に赤の王女。それでも思いあう二人のために邪魔者を蹴散らしてから一度離れた青の王子だったが……―――作者『りすこ』さま、原作『婚約者を殺された赤毛の姫は、白髪の魔女に
なり復讐する』の二次創作です。作者さまの許可は得ております。―――前書きの注意書きをよくお読みになり、自己責任で閲覧してください。
この作品は「N2552GH」の二次創作です。作者より許可を頂いています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-22 10:14:03
5658文字
会話率:53%
とある王都に、美しく聡明な王女がおりました。
王女は汚職にまみれた王宮の上層部の総入れ替え、異論を唱える者を次々に切り捨てる……そんな強引な方法は人々の反感を買い、気がつけば[嫌われ王女]と呼ばれるようになりました。
そんな王女の元へ異世
界から、聖女が召喚されました。
これは嫌われ王女が思い悩みながらも、婚約破棄をするお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-03 21:00:00
5704文字
会話率:20%