アインホルン侯爵家の末娘であるオティリエは他人の心を読みとる天性の能力の持ち主である。彼女は魅了持ちの姉イアマの能力により、父親や使用人たちから蔑み虐げられ、満足に食事も取れない日々を送っていた。
そんななか、オティリエはイアマとともに
王宮で開かれる夜会に参加することに。そこで彼女は見目麗しく才気煥発な王太子ヴァーリックと出会う。
ヴァーリックはイアマに魅了されないどころか、オティリエに対して優しい言葉をかけてくれた。
そんな夢のような夜を終えた翌日、これまで以上に激しくイアマから虐げられていた彼女のもとをヴァーリックが訪れる。
「この家を出て、僕のために力を貸してほしい」
イアマの支配から逃れ自由になったオティリエ。他人の悪意にさらされず過ごせる日々に底しれぬ喜びを感じる。
なんとかしてヴァーリックの役に立ちたいと張り切るオティリエだったが、任されるのは心が読めなくてもできる普通の事務仕事ばかり。けれど、ヴァーリックは『それでいいのだ』と彼女を諭し、優しく導き続る。そのくせヴァーリックは思わせぶりな行動ばかりとり、オティリエを大いに振り回すのだ。
そんななか、ヴァーリックの妃の座を狙うイアマが動き始め――?
※のんびり不定期連載を予定しています。完結時の文字数の目安もあえて設定しておりません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-04 12:10:00
169741文字
会話率:43%
バイルシュミット王国、第三王子フリッツと婚約をした伯爵令嬢エルナ・クリューガーは大きな悩みを抱えている。
『ご配慮王子』と呼ばれてしまっているフリッツは、同じ歳で腹違いの双子の兄たちへの配慮から、容姿も家柄も格下の自分との婚約を希望したので
はないか。
本当に望んでいるのは、兄たちの婚約者と同じ爵位を持つ令嬢なのではないか。
殿下の本当のお心を知りたい、そうすればこの婚約を白紙にすることができるかもしれない。
そう思ったエルナは、『心読みの薬』を手に入れた──。
**荒唐無稽の世界観で書いた話ですので、そのようにお読みいただければと思います。
*誤字報告はありがたく受け付けておりますが、直さないこともありますことをご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-24 04:53:13
23980文字
会話率:23%
『人生の最期を彼と一緒に生きたい。そう願っていたのに彼は私を諦めなかった──』
伯爵家では時折心を読むことができる子供が生まれていた。イリーナはその力を使って家族の役に立ってきたが、愛人の娘だったために冷遇され、家族は自分を道具としか見ず
に愛してくれない。
イリーナは異能の代償で目が見えなくなり、徐々に体も動かなくなっていく。余命は一年だと医者から宣告されてしまう。
そんな時、血も涙もないと評判の冷酷な皇帝ヴィルヘルムと知り合う。兄弟を殺して皇帝になったという経緯と見た目の恐ろしさ(=銀仮面)から周囲に距離を取られていた彼は、目が見えないゆえに偏見なく接してくるイリーナに好感と興味を持つ。
イリーナはそ異能で皇帝の暗殺未遂事件を未然に防ぎ、実家で虐待されていたところを皇帝に助け出されて求婚される。しかし余命のことがあるために一年間という条件で契約結婚をすることになって……。
これは不遇な少女が本当の愛を知り、能力の代償による死の呪いを乗り越えて、幸せになるまでの物語。
※最初は不遇描写がありますが、ハッピーエンドのシンデレラストーリーです。
※更新はゆっくりです。4月半ばくらいに完結目標折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-15 11:30:00
105362文字
会話率:34%
果たしてこの魔法、救いか。
魔法大陸:アストラ
とある村生まれのトウマは幼少期の祭事、女神から授かった魔法は「人の心を読む魔法」だった!?
人の心読み放題!ラッキーと思ったのもつかの間、魔法が制御できないことが判明、、。
青年となったトウマ
は魔法の制御法を探すためアストラ魔法学園に入学する。
果たしてどうなる、この学園生活!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-09 12:00:00
851文字
会話率:32%
世界一広い国土と強大な軍隊を誇るヨーゼンシア連合帝国が、悲願であった大陸制覇を果たし、覇権国家と呼ばれるようになってから20年。
ヨーゼンシアは世界に残る数々の謎を解き明かすべく、高額の賞金を設定した大規模調査を長い間実施している。未知
のロマンと一攫千金を夢見た多くの冒険者が、今日も世界中で旅を続ける。
こうした冒険者達の中でも最高の腕を持つ1人が、フィオン・レイネ。だがとある理由から、その素性は全くの謎であった。
◇
物語の主人公リュセイ・ケイルズは、ヨーゼンシアにある小さな村、ハクランの辺境に暮らす。彼は伝説の冒険者フィオン・レイネを義姉に持つ少年であり、彼女の素性を知る数少ない人物の1人でもあった。
リュセイは幼い頃、フィオンと共に過ごす中で、彼女の優しさと強さに段々と惹かれ、彼女のような冒険者になることを強く志すようになった。
彼は、村では珍しい英才教育を施されつつ、森の過酷な自然の中で狼と戯れて暮らすことにより、天性の運動センスと知勇を兼ね備えた優秀な狼使いに成長。その卓越した身体能力は村中で賞賛を巻き起こし、特に際立って優れた脚力は《驚脚》と称され話題を呼んだ。さらに、リュセイが義姉譲りの優しい性格の持ち主であることも奏功して、老若男女を問わず多くの村民が彼を慕うようになった。
若くして村有数の有力者となったリュセイのことを、誰もが心の中で応援し、彼ならすぐに優れた冒険者になれると信じている。
しかし、齢15になるまでは、村の掟により村の外へ出ることが認められない。
リュセイはまだ14歳。冒険に行きたくても行けない、悶々とした日々を送っていた。
そんなリュセイはある日、悪漢に追われていた麗しい少女ミラーナを保護。彼女とはすぐに打ち解けあい、暫く自宅で匿うことに。
その日の晩、リュセイは奇妙な夢を見る。目覚めると、限られた人だけが保有できる《固有魔法》を発現していることに気づく。
そして何の因果か、ミラーナもまた、リュセイとは別の種類の《固有魔法》の持ち主であった。彼女は自分の能力と、誰にも話していない《出自の秘密》を打ち明ける。
ふたりはこの日の出来事をきっかけに村を出る権利を勝ち取り、リュセイ長年の悲願であった冒険の旅をスタートさせるのだが――。
※作品名の最初は『きょうきゃく』と読みます。
©︎2022 藍弓野折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-30 13:05:41
31573文字
会話率:20%
毎日19時頃、更新予定です。
※カクヨムにも同名の小説を投稿しております。
⇨https://kakuyomu.jp/works/16816700428616642977
高校に入学した佐伯直哉は、同じ図書委員の進藤美結と親しくなる。
彼
女はクラスでのコミュニケーション力が高く、まだ入学して1ヶ月なのに誰とでも親しくしていた。
そんな彼女に尊敬を抱きながら、彼もまた仲良くしていく。彼女にはそれを可能にする力、”心読み”があった。
ある日、美結の”心読み”が使えなくなってしまう。
直哉だけを除いて――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-01 19:00:00
127354文字
会話率:51%
かつてテストプレイ中にログアウト不可となった、世界で初めてのVRゲーム。その中で敵幹部の女の子になってしまっていた僕は、何とか無事(?)生還する。
……それからしばらく経ち、刷新された運営側の一員として、そのゲームに関わって日々を暮ら
していたものの……気がついたら僕は死んでしまっていたみたいで、しかもなぜかそのゲームの世界に見知らぬ女の子の姿で転生したようだった。かつての自キャラの、読心など精神魔法特化の能力を持ちこしたままで。
そしてある日、ゲームの魔物を召喚できるアイテムを見つけた時から、世界は少しずつ動き出す……。――いつかは家に帰りたいと願うTS(男→女)転生者と、どこかゲームで見たことがあるような、異世界の人々のお話。 『ゲームの中で魔王から世界を救おうと思ったらジョブが魔王軍のスパイだった』の続編になりますが、単体でも読めなくはない……はず? 令和2年5月24日完結しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-24 22:33:33
540765文字
会話率:60%
前世・キャリアウーマン。
今世・心読みの神子。
そんな経歴を持つアメリアは政治的な理由から、公爵令息ユリエルと結婚することになった。しかし結婚準備期間初日、ユリエルの「助けて」という心の声を聞いてしまう。
聞いてしまったからには仕方ない。全
力で助けさせていただきます!
これはお節介な主人公が、旦那様と仲良くなれるように頑張るお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-31 22:00:00
41359文字
会話率:38%
「彼女を守りたかった。命に代えても」
特別な能力をもつ子供たちが集められた学校、星の宮学園。
学園では生徒が消える神隠しを"おおかみかくし"として恐れていた。
そんななか、学園組織ガーディアンは、"狼&qu
ot;から生徒を守るために正義の味方として活躍している。
ガーディアンの一員である真代 侑己(ましろ ゆうき)は、6年前妹を狼に攫われ天涯孤独の身。
若葉の季節に少女・雨宮 小春(あめみや こはる)が転入してきてから、 学園は少しずつ平和を失っていく…。
これは、妹を守れなかった少年、大切な人を守りたい少女の思いの物語。
*シリアス学園もの、日常系進行で進んでいきます。ファンタジーです。
*1/23 新しいサブタイトル表記を追加しました
*1/23 章表記を変更しました折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-04-01 17:04:42
45055文字
会話率:27%
これといってパッとしない伯爵令嬢カトリ―ナと見合いすることになったヴィジャネスト。どうせ結婚にはつながらないと思っていたヴィジャネストだったが、彼女の心を読んでいると、彼の考えも変わってきて・・・・・・
※この作品は「貴方の心を見透かして・
・・・・・!」の侯爵様視点になっております。そちらをお読みになってからの方が分かりやすいと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-30 15:44:34
10930文字
会話率:15%