剣聖の娘であるライラは、聖女の娘であるリア、大賢者の娘であるマリーと共に、ストケシア王国の王に養女として引き取られ、王女となっていた。
三人の王女の中はそれ程良くはなかったが、三人とも王の実子であるカンナ王子がお気に入り。
カンナ王子は
優しいが子供っぽく臆病で中性的な顔立ちのせいで、幼児や少女に見られがちという風体。
その為可愛いもの好きであるライラもかなり好いていた。
そんなカンナ王子が成人になった時、王から爆弾発言が下される。
「カンナ王子の初めてを交わした者に、カンナ王子の妃の座と国を治める権利を与える」
この発言により国を狙う者達から狙われることになるカンナ王子。
そしてこの争奪戦には王女達も参加することになり、王女間でも争いが……。
更にそんな中、三人の王女と王子で他国を巡る旅に出る事になる。
大波乱の予感の中、ライラは国を……いや、王子(の初めて)を守ることが出来るのか?
そして国を巡る旅の行方は?
>>11/10 タイトル少し修正しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-19 16:36:23
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会話率:37%