「──ティカリア。君との婚約を破棄し、聖女の座を剥奪する」
赤髪に金の瞳を持つティカリアは、『希代の聖女』として、神殿に育てられた。
しかし、神殿側が用意した新たな聖女の出現により、婚約破棄され、追放されてしまう。
そんな彼女はひょんな
ことから、魔王が代々もつという魔剣を抜いてしまい魔剣の主──魔王に選ばれた。
そうして魔王に選ばれてしまった、ティカリアの前に現れたのは、九人の王配候補たち。
果たしてティカリアは、九人の中から王配を選べるのだろうか。
これは、ティカリアが「救国の聖女」あるいは、「稀代の魔王」と呼ばれるまで。
※アルファポリス様でも連載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-22 07:00:00
5618文字
会話率:42%